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マイルビジネスの仕組み

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■ANAマイルは購入できる????

ANAマイルって、AMEXのポイントから交換できたり、楽天ポイントを交換できたり、いろいろな企業で交換対象になっていますよね。そのあたりのシステムがどうなっているのか考察してみました。

下記は以前ANAが公表した記事からの抜粋および、その図表です。

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ANAはAMC会員の皆様から航空運賃収入を頂いてマイ ルを付与する一方、マイルを提携先に販売する事業を行って います。これは提携先企業が販売促進のため、自社の顧客に付与しているポイントをANAのマイルに交換できるようにする 場合、その提携先からマイルフィー(マイル販売収入)を頂くとい うものです。2,300万人ものAMC会員を顧客戦略に生かした いと考える企業は多く、既に約450社と提携しています。  リーマンショック以降、ビジネス需要の急減に見舞われた 教訓から、ビジネス以外でご利用の方々にAMC会員のすそ野 を広げていく方針を打ち出しました。そして、日常生活の中で もマイルが貯めやすくなるように、ドラッグストア、家電量販店 などにも提携先を広げています。

http://www.ana.co.jp/ir/kabu_info/ana_vision/pdf/62tq/07.pdf#search=%27%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB%E4%BA%A4%E6%8F%9B+%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%27

実はANAは、楽天やTポイントなど様々な会社にマイルを売却しているんですね。楽天はANAよりマイルを購入し、そのマイルを顧客がポイント交換を希望した際に使っているのです。これはANAに限った事ではなく、ありとあらゆる企業はポイントを各社に販売しています。これにより、ポイント交換というシステムを各社が持つことができているのです。

ANAマイレージクラブの会員数は2000万人以上おり、各社ともにその2000万人を自社に取り込みを狙っています。ANAマイルを貯めているみなさんも、知らず知らずにANAマイルの貯まるクレジットカードを持ったり、ガソリンスタンドはANAマイルの貯まるENEOSを利用したり、ポイントサイトはANAマイルに交換できるものを貯めたりしていませんか????企業側からすると、ANAマイルに交換できるようなシステムを構築することで、ANAマイルを貯めている客を誘導することができているのです。そのために、ANAからマイルを購入しているのです。

企業になると、マイルを購入することができるのです。

企業はいくらで1マイルいくらでANAから購入しているのか

さて、各企業はいったいいくらでマイルを購入しているのか実例を交えて考察してみます。

ケース①:楽天

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楽天2ポイント=ANA1マイルに交換できます。つまり、楽天はANAから1マイル2円で購入して、顧客に交換をさせている可能性が高いです。おそらく楽天ほどの大企業になると、大量購入しており、1マイル2円で買っているというのはかなり安いのではと思います。

実際は1マイルを1.8円くらいで購入しており、0.2円分の利益を楽天が出している可能性等もあるとは思いますが、まぁ2円前後なんでしょうね。

ケース②:PeX

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ポイントサイトのPeXです。 PeXからANAマイルに直接交換すると、3500p=100マイルになります。PeXは10ポイントが1円のサイトなので。1マイルを3.5円でANAより購入していることが予想されます。

ケース③:m3.com

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ちょっとマニアックなサイトです。医師専用のサイトで、医師はこのサイト上で新薬の情報を製薬会社から手に入れたり、求人情報を手に入れたりしています。一応、東証一部に上場している企業で株価も順調に推移している会社です。

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このサイトで、製薬会社の情報を見たりするとポイントが貯まっていき、楽天ポイントやANAマイルと交換できるのです。

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m3ポイント25pで、楽天100ポイントなので本来m3ポイントは1ポイントあたり4円の価値があるのですが、ANAマイルに交換する比率は

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なので、400円で150マイルになるということです。この企業は、1マイルを2.67円でANAから購入していることが予想されます。

ケース④:ANA関連

ANAが関連してくると、マイルを特別な価格や条件で売買していると思われます。

例えば、ANAVISAワイドゴールドカード。こちらのクレジットカードで貯まるポイントは、1ワールドポイント=5楽天ポイントなので、1ワールドポイントの価値は5円なのですが、1ワールドポイント=10ANAマイルに交換できます。となるとVISAは1マイルを0.5円でANAから購入していることになります。

ソラチカカードもそうです。100メトロポイント=90マイルなので、1マイルを1.1円で購入していることになります。

どうもケース①から③と比べると、ANAはマイルを格安で提供しているようです。

■まとめ

どうも、企業側は1マイルを2円から3.5円あたりでANAから購入しているようです。が、ANA絡みの企業に対しては特別な枠がありそうです。陸マイラーとしては、やはりこの歪みを利用するために、ANA絡みの企業のポイントを貯めておくのがマイル交換には有利でありそうです。

陸マイラーのやることは、基本的に歪みを利用してマイルを貯めて、使うことだと自分は思っています。そのあたりは「1マイルの価値を考える」でも考察しました。

www.sukesuke-mile-kojiki.net

色々、考察してみましたが当たり前の結果になってしまいました。

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