EU離脱時のFX
さて、陸マイラーの中にはポイントサイトでFXの口座開設をしてマイルを大量に獲得した人、これからしようとしている人も多いでしょう。
ほとんどの人はポイントを獲得することが目的で、ポイントが確定したら出金して、もうその口座を使うことはないのではないでしょうか?
自分は、その後も投資目的にFXを続けました。そして6/24のEU離脱の国民投票時もポジションを持っていました。
トルコリラ
自分が持っていたポジションはトルコリラの買いです。50Lotの買いポジションを持っていました(この業者は1Lot=1000単位なので、5万トルコリラです。)。買ったのは3/10で、39.301円×5万=196万円分購入しました。
なぜトルコリラなのかというと、非常に金利が高いのです。年利およそ10%つきます。200万円分のトルコリラを持っていると、年に20万円、毎日500円ほどの金利が入ってくるのです。
FXの利益の出し方は基本2通りです。
①売買益(1ドル100円で買って、102円で売れば2円利益が出ますよね)
②金利
です。トルコリラのような高金利通貨は②の金利を目的に外貨を持っている人が多数います。
レバレッジ
さて、まずFXにはレバレッジというものがあります。
196万円をFX会社に入金しなくても、196万円分の外貨を購入できます。このFX会社ではトルコリラに対しては10倍のレバレッジを認めているので、入金額の10倍のトルコリラを購入できます(米ドルやユーロなどのメジャー通貨ならレバレッジは25倍です)。
自分の場合は、FX会社に50万円入金し196万円のトルコリラを購入していました。レバレッジはおよそ4倍ですね。
196万円分のトルコリラに10%の金利がつくので、年に20万円ほどの金利です。2年半で50万円の金利がつきます。元手は50万なので、2年半で倍になることになります。複利で考えると、30年でおよそ1000倍になるのです。5億円になるということです。
ただし、レバレッジには脅威もあります。
39.301円で買ったものが、38.301円に1円下がったときに、自分は5万トルコ単位買っているので、5万円もの損失がでます。逆に1円上がるだけで5万円の利益がでます。万が一、10円下がると50万円の損失です。元の50万円を全額失います。
とにかくハイリスクハイリターンがFXのレバレッジです。
6/24
ものすごく長い青線があるのが6/24のイギリスでEU離脱国民投票のあった日です。
高値37.080円、安値32.365円です。上下差4.715円。
一時間ほどで、この値動きはやばいです。
普段は、こんな値動き全然しません。
5万トルコリラ持っていると、一日で235750円失う計算です。自分は39円台で購入しているので、さらに損失が出ています。
そして強制ロスカット
FXではレバレッジを使うと、50万円の資金で最大10倍の500万円分のトルコリラを買えるので、理論上は50万円以上損を出すことがあり得ます。万が一、そうなると顧客は追加資金の投入をFX会社から指示されます。ただ、FX会社も追加資金を入金してもらえずに、顧客が逃げることもあるので、50万円の損失が出る前に強制ロスカットというものを行ってきます。これ以上価格が下がると、資金が足らなくなる可能性があるので、その前に強制でポジションを決済されてしまうのです。今回、自分はこれをされました。
33.741円で強制売却されました。購入価格は39.301。差額は5.56円。5万トルコリラ買っていたので、5.56×5万=278000円の損失です。金利収入が60950円あったので、217050円の損失でした。
スポンサーリンク
ポイントサイトで、FX取引をする際の注意点
自分の場合、高レバレッジでハイリスクを取りに行ったので、このような結果になることも覚悟していました。30年後に5億円になる宝くじのつもり買っていたので、後悔もないです。
ただ、ポイントサイトでFXの案件をこなす際は、FXでの利益を出すことを目的としているわけではないので、下記記事を徹底的に読んで実行してください。
投資としてはリスクがあるが、マイル稼ぎには最高においしいのがFXです。
コメントを残す