アメリカン航空の国内線ファーストクラスに搭乗。B767-300ERのスタッガードのフルフラットシートとは??機内食・モニターまで詳細をレビュー。
ちょっと北米方面に旅に行ってきました。日本から北米までの往路は人生初のJAL国際線ファーストクラスで、復路はJAL国際線ビジネスクラスに搭乗という贅沢な旅をしてきたのですが、北米内での移動も複数あり、北米内では、アメリカン航空をメインとして搭乗してきました。
個人的な事情で、今月から3ヶ月ほど複数回北米方面に行く機会があり、せっかくなので搭乗する航空会社とクラスは毎回別のものにしようと思い、複数のフライト予約が入っている状況です。
まずは、世界最大の航空会社アメリカン航空に搭乗してきました。ちょっと贅沢に国内線ファーストクラスに搭乗です。
では、アメリカン航空の国内線ファーストクラスのレビューです。
アメリカン航空とは
アメリカン航空は、売上高・便数などで世界の航空会社のトップに位置するアメリカの航空会社です。アメリカの航空会社のビッグスリーは、
- アメリカン航空(ワンワールド所属)
- ユナイテッド航空(スターアライアンス所属)
- デルタ航空(スカイチーム所属)
で、アメリカン航空はJALと同じワンワールドに所属しています。ワンワールド所属は下記です。
JAL | アメリカン航空 |
キャセイパシフィック航空 | ブリティッシュエアウェイズ |
マレーシア航空 | フィンエアー |
スリランカ航空 | イベリア航空 |
カンタス航空 | S7 |
カタール航空 | LATAM航空 |
ロイヤルヨルダン航空 |
アメリカン航空は、JALと同じワンワールドに所属しているので、
- アメリカン航空に搭乗してJALマイルを貯める
- JALマイルでアメリカン航空の特典航空券を発券する
ことももちろん可能で、自分も現在JGCを取得するためにJALマイル&JALのステータスポイントFOPを貯めているので、今回のアメリカン航空のフライト分は、すべてJALに付与するようにしました。
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アメリカン航空国内線ファーストクラスとは
アメリカン航空は、アメリカ国内線にもファーストクラスを導入しています。とはいうものの、国内線のファーストクラスは、JALの国際線ファーストクラスやANAの国際線ファーストクラスのように、各航空会社が国際線に導入しているファーストクラスとはやや趣旨が異なります。
国際線のファーストクラスと言えば、シートはベッドになり、食事はコース料理というような極上のサービスが用意されているわけですが、アメリカン航空の国内線ファーストクラスは、席が普通席はよりはちょっと広くて、フルフラットになる機材もあれば、フルフラットにならない機材もあり、食事も国際線でいうと、ビジネスクラスに相当かそれより少し内容的には劣る様な、ANAの国内線プレミアムクラス、JALの国内線ファーストクラスに近いようなものと思っておいた方がいいと思います。
アメリカン航空のホームページから引用すると、
こんな感じなんですよね。ファーストクラスと言えども、国内線ファーストクラスは席は広いけど、フルフラットになるわけでもないという感じですね・・・。他のクラスとの差がわかりにくい・・・。
が、大陸横断路線のファーストクラス(ロサンゼルス=ニューヨーク、サンフランシスコ=ニューヨーク、ロサンゼルス=ボストン、ロサンゼルス=マイアミ)なんかは、「Flagshipファースト」という名称がついており、B777-300ERやA321Tという国際線ファーストクラスに相当するレベルの機材も用意されています。
A321Tだと、上記のようなヘリンボーン式のフルフラットシートが導入されています。
つまり、同じアメリカ国内線でもファーストクラスのシートには大きな差があるということです。なので、航空券を購入する前には、自分の搭乗する機材のファーストクラスのシートがどのようなタイプのものなのかしっかり確認した方がいいと思います。そして、料金を見て、搭乗する価値があるのか判断する必要があるということです。
- 優先チェックイン
- 保安検査場の優先レーン
- 優先搭乗
- 座席の広さ
- 預入手荷物の優遇
さて、アメリカン航空の国内線ファーストクラスの運賃についてです。
自分が、今回搭乗した路線で導入されていた機材は、B767-300ERという機材で、大陸横断に利用されている調最新の機材ではないのですが、国際線にも導入されている機材で、シートはスタッガードタイプのフルフラットシートでした。搭乗時間も3時間以上ですし、料金も普通席13,000円+手荷物預り料金、国内線ファーストクラス38,000円という状況だったので、実質の差額は2万円程度です。追加の2万円を奮発してアメリカン航空国内線ファーストクラスB767-300ERに搭乗してきました。一生搭乗することがないかもしれないですしね。
さて、B767-300ERのファーストクラスなら、国内線ファーストクラスとして搭乗する価値はあったのでしょうか???
アメリカン航空国内線ファーストクラスB767-300搭乗レビュー
では、アメリカン航空のB767-300ERのファーストクラスを紹介します。
アメリカン航空は、ダラス・フォートワース空港、JFK空港、シカゴ・オヘア空港、マイアミ空港を本拠地としており、これらの空港に行くと、アメリカン航空のターミナルには見たこともないような数のアメリカン航空の飛行機が並んでいます。
こちらが機内のファーストクラスの様子です。自分が想像していたよりは一歩上のシートが用意されていました。スタッガードの全席ダイレクト通路アクセスのフルフラットシートです。
アメリカン航空のB767-300ERは、国際線にも導入されており、国際線ではこのシートはビジネスクラスとして販売されています。国際線のビジネスクラスに相当するレベルのシートということなので、アメリカ国内線としてはまずまずの当たり席と言ってもいいのではないでしょうかね。
自分の座席は4A窓際のシートです。通路と席の間には、サイドテーブルがあるので、フラットシートにして寝ているときに、人が通っても距離があるのでそれほど気にならないのがポイントです。
真ん中の2席は家族・カップル・友人との旅行なら最適だと思います。大きなパーティションがあるわけでもないので、プライベート感は少ないですが、その分会話はしやすいでしょうね。
自分の座席を少し後ろから眺めてみました。アメリカン航空のB767-300ERの国内線ファーストクラスの座席は想像以上によくないですか???ウッドをベースとした感じで高級感もありますし。
座って、足も延ばしてみましたが、もちろん前には届きません。十分な広さがあります。
前のテーブルのモニターでもチェックしようと思い、開けてみました。ユニバーサルタイプのコンセントあるけど・・・・モニターは???
はい、このアメリカン航空のB767-300ERの国内線ファーストクラスの最大にしょぼかった点はモニターがない点です。国際線でも使用する機材なのに、モニターなしって・・・。
自分は、たまたま読書&睡眠の予定だったので、モニターなしでも全然OKですが、仮にもファーストクラスという名称ならモニターくらい欲しいところという感想が残ります。せっかくいいシート用意してくれているんだから、もう一歩に期待したいです。
前の席に埋め込まれているモニターは遠く、食事が取りにくいですが、サイドテーブルからもスライド式のテーブルが出てくるので安心してください。
前の席に埋め込まれているテーブルは何に使うの??と周囲の人を見ていると、パソコンを持ち込んでDVDを自分で鑑賞しているような人を数人見かけました。そんな利用方法なんですね。自分で持ち込み・・・。
サイドテーブルの大きさも十分ですし、初めからブランケットは用意してくれています。
シートは完全なフルフラットになります。これは熟睡できますね。なかなかいいシートじゃないですか??
離陸後、少しして食事が始まりました。まずは、ピーナッツとコーラ。このコンビは世界のどこに行ってもハズレがなく安心度は高いです。
メインはパスタかチキンサラダの2種類から選ぶことが可能でした。米系の航空会社の機内食はそれほど期待していないかったのですが、サラダにハズレは少ないかなと思いサラダを選択。しっかりと一品ずつプレートで用意されており、見た目もいい感じですし、味の方もサラダはシーザーサラダっぽい味付けで、チキンもグリルして塩とハーブをかけるシンプルなもので、思っていた以上のものを用意してくれました。
最後にデザート。クッキーを用意してくれました。ホットケーキにシナモンパウダーをかけたような感じで、結構おいしかったです。
空の上から見るアメリカは、どこまでも自然が広がっています。都市部なんて、全体の割合からするとごくごくわずかですね。
以上、アメリカン航空の国内線ファーストクラスの搭乗記でした。
追加料金の支払いまでして、上位クラスに搭乗する場合には、しっかりと座席の種類も含めてサービス内容を確認の上、料金に見合っているのか調査しておく必要があると思います。シートは、機材により大きく異なります。B767-300ERのシートは、アメリカ国内線のファーストクラスとしては、なかなかいいシートだと思います。ただ、シートにモニターがない点はレベルは低いと言えば、低いです。アメリカン航空に限らず、デルタ航空もユナイテッド航空もアメリカ国内線にファーストクラスを導入しています。皆さんが、アメリカ国内線に搭乗する際に、どのクラスに搭乗するのか決める際に、一情報になれば幸いです。