エールフランスのA350-900ビジネスクラスに特典航空券で搭乗。関空にも導入されているドア付きの完全個室型ビジネスクラス。JALマイルでも特典航空券を発券可能で、必要マイル数は片道80,000マイル、往復110,000マイル。特典枠が豊富なのはかなりいい。
エールフランスのA350-900ビジネスクラスのレビュ―です。このビジネスクラスにマイルで搭乗することもできるのか、コツも紹介しておきますね!
この記事ではパリから日本までの復路に搭乗したエールフランスのA350-900最新型ドア付きフルフラットビジネスクラスのレビューをしておきます(搭乗は数カ月前です笑)。エールフランスは当ブログでも何度か紹介しているのですが、スカイチーム所属なのに、JALと提携しているおかげもありJALマイルで特典航空券を発券することが可能で、個人的にはこれがかなりオススメです。
というのも、
- エールフランスのビジネスクラス特典航空券はJALマイルでかなりお得に発券可能
- エールフランスのビジネスクラス特典航空券はJALマイルで空席もけっこう多い
という状況なので、ヨーロッパ旅行を検討しているJALマイラーには注目してほしい航空会社です。
まずは、エールフランスの特典航空券をJALマイルで取ることについても解説し、後半でエールフランスのドア付き最新型ビジネスクラスの搭乗レビュ―です。
エールフランスとは。スカイチーム所属の航空会社。
エールフランスはスカイチームに所属する航空会社です。ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドなので、それとは別のアライアンスに所属しています。
スカイチームは、ANAもJALも所属していないので、日本人には少し縁が少ないかもしれませんが、下記の航空会社が所属しています。
デルタ航空 | ベトナム航空 | エア・ヨーロッパ | ケニア航空 |
大韓航空 | ガルーダインドネシア航空 | ITAエアウェイズ航空(離脱決定) | アルゼンチン航空 |
中国東方航空 | エールフランス | タムロ航空 | サウジアラビア航空 |
厦門航空 | KLMオランダ航空 | ヴァージンアトランティック航空 | ミドルイースト航空 |
チャイナエアライン | チェコ航空 | アエロメキシコ | スカンジナビア航空(2024年中に加盟) |
これらの航空会社の多くが日本発着の便を持っているので、これらの航空会社に搭乗する場合には、すべてマイルをエールフランスに集約することも可能です。エールフランスに搭乗してエールフランスの「フライングブルー」にマイルを、デルタ航空に搭乗してフライングブルーにマイルを、大韓航空に搭乗してフライングブルーにマイルを、ガルーダインドネシア航空に搭乗してフライングブルーにマイルを、という感じで貯めることも可能です。また、スカイチームのどのマイレージを貯めていても、スカイチームの各航空会社の特典航空券を取ることも可能です。デルタマイルを貯めてエールフランスの特典航空券を発券したり、大韓航空のマイルを貯めてエールフランスの特典航空券を発券することも可能です。これがアライアンスというものですね。
ただし、マイレージで取ることができる特典航空券の枠数に関しては、自社マイルが優遇される傾向が強いです。エールフランスの特典航空券はデルタマイルを利用するよりも、フライングブルーのマイルを貯めておく方が圧倒的に枠数は多いです。最近の傾向としては、こういったマイレージが非常に多くなっています。ただし、エールフランスのフライングブルーは必要マイル数がそれなりに多いんです。
日本からパリまでの往復必要マイル数は、フライングブルーを利用したエールフランス便は、
- エコノミークラス特典航空券:50,000マイル~
- ビジネスクラス特典航空券:200,000マイル~
くらいとなっています(片道なら半分)。
「~」「くらい」と書いたのは、フライングブルーはマイルの変動制を導入しており、繁忙期には必要マイル数がアップします。ビジネスクラス特典航空券は片道で数十万マイル必要なことが大半です。基本マイル数がいくらという設定がないマイレージです。ちょっと使いにくいので、日本在住であまりオススメできるマイレージとは言い難いです。
エールフランスの特典航空券はJALマイルでも発券可能。
実は、エールフランスの特典航空券を発券するオススメの方法はJALマイルの利用です。
え?JALってワンワールドで、エールフランスのスカイチームの特典航空券は取れないなんじゃないの?と思うかもしれませんが、実はエールフランスとJALは独自提携をしており、
- エールフランスに搭乗してJALマイルに加算する
- JALマイルでエールフランスの特典航空券を発券する
ということが可能になっています。JALはエールフランス以外にもハワイアン航空やエミレーツ航空などとも独自提携しており、これらの独自提携の航空会社でJALマイルを利用するのは非常にお得なんです。
さらに必要マイル数が、エールフランスのフライングブルーのマイルを利用するよりもかなり少ないという大きなメリットがあります。JALマイルを利用した日本=パリの往復特典航空券の必要マイル数は、
- エコノミークラス:55,000マイル(片道なら45,000マイル)
- ビジネスクラス:110,000マイル(片道なら80,000マイル)
となっています。フライングブルーを利用するよりも、JALマイルを利用した方が圧倒的にお得だったりします。
JALマイルを利用した特典航空券はJALを含むワンワールドの便以外でも、
- エールフランス
- エミレーツ航空
- ハワイアン航空
などで発券が可能で、これらはすべて各航空会社のマイレージプログラムにマイルを貯めるよりも、JALマイルを貯めて発券する方がお得であるということが非常に有名です。エミレーツ航空やハワイアン航空の情報でJALマイルを利用した記事も参考にしてみて下さい。
さらに、エールフランスのビジネスクラス特典航空券は、枠も非常に多いんです。
1便目は9席以上、2便目は4席のビジネスクラス特典枠があるんですよ。これ強烈じゃないですか?家族4名でも簡単に発券可能なんですよ。エールフランスのビジネスクラス特典航空券が。なかなか家族全員分の特典航空券が発券できる航空会社は少ないので、価値が非常に高いと思います。そして、こうやって家族全員分のエールフランスの特典航空券を発券するコツの1つとなるのが、エールフランスは予約開始時点では特典枠を基本的に開放せずに、数カ月後に突如開放を始めたりします(有償航空券の販売状況などにより特典枠が広がっているのだと推測されます)。なので、JALマイルの予約開始となる360日前の0時で見つからないのは当然で、数ヶ月後にポロっと出てきます。いつ開放になるのかわからないのでやきもきするかもしれませんが、定期的に調べておくとめちゃくちゃいいことがあるのがエールフランスの特典航空券です。
家族4人分ともなると、必要マイル数も多いですが、1人分や2人分のエールフランスのビジネスクラス特典航空券ならJALマイルで発券を狙うことも十分にできるので、是非JALマイルを貯めてみて下さい。
もう少し細かい情報を知りたい人は、下記もよんでみてくださいね!エールフランスの特典航空券情報を詳しく解説しております!
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エールフランスA350-900最新ドア付き個室型ビジネスクラス搭乗レビュ―。
では、パリから関西空港までエールフランスのビジネスクラスに搭乗です。
エールフランスの日本行きは、B777-300ER、B777-200ER、A350-900、B787-9など色々な機材が導入されているのですが、羽田行きのB777-300ERは新型のドア付きビジネスクラス機内と、旧型のドアなしビジネスクラスどちらも利用されていたりします。ドアなしの方はファーストクラスつき機材になっており、ファーストクラスニーズもある羽田路線には2タイプの機材が導入されているという感じです。
関西空港行きのエールフランスはA350-900が導入されており、こちらは最新型のドア付きビジネスクラスが導入されているので、オススメでもあります。羽田に比べると、JALマイルでの特典航空券も空席が多い傾向にあるので、関空=パリで検索してみるのもオススメです。
では、エールフランスのA350-900への搭乗です。パリのシャルル・ド・ゴール空港から関西まで13時間のフライトです!!
エールフランスA350-900のビジネスクラスシートレビュ―
こちらがエールフランスのA350-900のビジネスクラス。かなり豪華な機材になっています。関西空港=パリにはこのA350-900が利用されることが非常に多くなっています。
座席配置は1-2-1の全席ダイレクト通路アクセスで、斜め向きのヘリンボーンシートになっています。ぱっと見た目は、B777-300ERのビジネスクラスと区別はつかず同じものになっています。
エールフランスは、基本的に座席指定が有料になっており(エールフランスのサイトで有料で座席指定が可能)、2万円以上の料金が発生するというのが・・・なんか制度としてどうなんだ?という気もするところですが(LCCみたいな料金設定の仕方ですね・・・)、こういった制度を導入するフルキャリアの航空会社が増えているのが現状ではありますね・・・。
モニターは稼働式。大型モニターなので、長距離路線で時間潰したいときにはかなり活躍してくれてありがたいですね。
ドア付きの収納があるのは本当にありがたい。メガネの収納にマジで使うんですよ。
テーブルはスライド式。
搭乗時には席にハンガーまで用意されているのがエールフランスのビジネスクラスの特色の1つですね。
そして、そして、このエールフランスA350-900のビジネスクラスも当然のように席はフルフラットのベッドになるので、10時間以上のフライトでも疲れは最小限で済みますね。長距離のビジネスクラスは本当にありがたいです。ちなみに、あなたは昼便と夜便がある状況なら、どちらでビジネスクラスを利用したいですか?寝るだけならエコノミークラスでOKなので、昼便で起きたままビジネスクラスを満喫したいですか?それとも、夜便のビジネスクラスこそ十分な睡眠のために意味があると感じますか?どちら派ですかね?
そして、写真ではわかりにくいところかもしれませんが、このエールフランスのA350-900ビジネスクラスは、ドア付きになっており、ドアを閉めて個室のような空間で時間を過ごすことが可能なんですよ。これが素晴らしいです。特に関空発着便でドア付きのビジネスクラスが導入されているような航空会社は激レアなので、相当価値があるところですね。
ちなみにドアを閉じている写真がないのは、なんとドアを開けたまま熟睡してしまい、閉める時間がなかったという笑。ドアを閉めなくても、超快適だったということですね笑。
エールフランスの機内WIFI
機内ではWIFIも利用できるので、メールやSNSも楽しめます。
ただし、料金はそこそこ高くてフルフライトだと38ユーロします。6,000円以上するので、ぼちぼちなお値段ですね。ビジネスクラスは本当に機内WIFIを無料にしておくれ・・・・。
エールフランスのビジネスクラスアメニティレビュ―
こんな感じのシンプルなアメニティーセットです。
エールフランスのビジネスクラス機内食レビュ―
こちら1度目の食事。日本路線に和食も用意してくれ!!と言いたいところではあるのですが、海外発だとやはり難しいところですね。
こちらは着陸前に提供される2度目の食事です。サーモンのベーグルなのですが、とにかくサイズがデカい笑。欧米らしい食事という印象です。
あと、今回はほとんどの時間寝ていたのでいただいていませんが、フライト中はギャレーに行くと、フルーツやスナック、カップラーメンまで用意されているので、小腹が空いたら遊びにいってみてください。機内で食べるフルーツとカップ麺って、謎に旨くないですか????
以上、エールフランスのA350-900ビジネスクラスの紹介でした。ANAやJALにも導入されているドア付きのビジネスクラスですが、世界の航空会社で次々と採用されており、今やドア付きのビジネスクラスじゃないと世界で勝負はできない!!そんな方向に進んでいるようで、エールフランスもドア付きのビジネスクラスを展開しています。ただ、関西空港は北米・欧州といった長距離便が少なく、アジア方面がメインとなっていることもあり、関西空港ではドア付きのビジネスクラスはまだまだ少ないです。エールフランスA350-900は関西空港から搭乗できる数少ないドア付きビジネスクラスなんです(他にはカタール航空のQsuiteくらいですかね)。こんな豪華なエールフランスのビジネスクラスですが、エールフランスはJALとマイレージ提携しているということもあり、なんとJALマイルで特典航空券を取ることができ、しかも特典航空券の枠もけっこう見つかりやすくなっています。JALマイルなら、国内で生活しながら、ポイントサイトやクレジットカードを活用して貯めることが可能なので、いつかエールフランスのビジネスクラスに搭乗することを目的にしながらJALマイルを貯めてみるのもありです。まずは10万マイルを目指してみてくださいね!!!
来月関空から乗りますが、往復ともスリッパはないのですか?
周回遅れさん
スリッパも用意されておりました。わかりにくいかもしれませんが、シートのところに写真にも写っておりました。