1,200円で北海道に行くことができると話題沸騰中のAIR DO(エアドゥ)。マイル・マイレージの「AIRDOポイント」での特典航空券に関する情報まとめ。空席多数あり、2親等以内でない友人にも発券可能。キャンセル料も安く、変更手数料も無料で当日の空港での全便への変更も可能。
当サイトの読者の皆さんなら、北海道に1,200円で行けるというAIR DO(エアドゥ)の特典航空券が激熱なことは知っているかもしれませんが、この記事ではAIR DOのマイル&特典航空券に関する情報を総整理します!!
今、AIR DOが非常に話題ですよね。ただ、AIR DOのマイル(AIR DOのサイトでは、AIRDOポイントもしくはDOマイルと呼ばれています)なんてこれまで利用したことがなかったので、
- マイルの有効期限は何年なのか
- 特典航空券の利用者は2親等以内なのか
- 特典航空券は取りやすいのか
- 特典航空券のキャンセル手数料や変更手数料はいくらなのか
といった基本情報を全く知らない人が大半だと思います。そこで、この記事ではこれらの情報を1つ1つ解説していこうと思います。知ってみると、なかなか魅力的なマイレージだとわかると思いますよ。
では、AIR DOのマイレージ情報を総整理します!!
AIRDOポイント(DOマイル)の有効期限は?キャンペーンでの獲得マイルは??
まず、AIRDOポイントのマイル有効期限ですが、マイルの有効期限には3パターンあり、
- 期限なし(ユナイテッド航空やデルタ航空)
- 期限あり(ANAやJAL)
- マイルの増減があれば延長(キャセイパシフィック航空)
の3つのパターンが多いです。
AIRDOポイントは3つめのパターンで、マイルの有効期限は2年なのですが、フライトマイル(AIR DOでは距離制では運賃制の加算で航空券100円毎に1マイル相当が加算)が加算されると延長になり、最終の搭乗から2年となっており、AIR DOのサイトで航空券を定期的に購入して、AIR DOポイントを貯めている人なら無期限に貯めることも可能です。ただし、マイルを特典航空券に利用して、減算があっても、それにより有効期限は延長にはなりません。
また、各種キャンペーンで獲得したAIR DOポイントは、有効期限が個別に定められます。ソラシドエア&AIR DOのマイル相互交換キャンペーンで獲得したようなAIR DOポイントは、有効期限は積算された1年後の同月末となっています。注意しましょう。
そして、ANAマイルやJALマイルと違う点として、知っておきたいのが、
予約操作日ではなく、搭乗日において有効なポイントを使用します。
という点です。意味がわかりますかね?ANAマイルの場合は、2021/12まで有効のANAマイルがあれば有効期限内に発券さえすれば、搭乗日は2021/12以降でもOKです。が、AIR DOポイントは有効期限内に搭乗する必要があるということですね。2021/12まで有効のAIR DOポイントなら、発券する日が基準ではなく、搭乗日が2021/12までである必要があるようです。
AIRDOポイント(DOマイル)を利用した特典航空券必要マイル数一覧
まず、AIRDOポイントを利用して特典航空券を発券する際に必要なマイル数(AIRDOポイント数)を一覧にしておきます。片道あたりです。
路線 | 期間 | ||
---|---|---|---|
H | R | L | |
東京-札幌 | 1,800 | 1,600 | 1,400 |
東京-函館 | |||
札幌-名古屋 | |||
札幌-神戸 | |||
東京-旭川 | 2,000 | 1,800 | 1,600 |
東京-女満別 | |||
東京-釧路 | |||
東京-帯広 | |||
札幌-仙台 | 1,600 | 1,400 | 1,200 |
名古屋-函館 |
シーズンにより必要マイル数は変動しますが、1,200マイル~2,000マイルで、北海道の各地と東京・名古屋・神戸・仙台を結ぶ便の片道特典航空券が発券できます。
この1,200~2,000マイルというのは、ANAマイルやJALマイルで特典航空券を発券する場合なら5,000マイル以上は必要なので、必要マイル数自体はかなり少ないですが、異なるマイレージプログラムだと、マイルの貯まりやすさも異なることが多いので、本来は単純な比較はできません。1円と1ドルと1元では購入できるものが違うのと同じです(そこまでひどい差はないケースが多いですが)。
AIRDOポイントは、本来貯めることがちょっと難しいので、その分だけ特典航空券の必要マイル数は少なくなっているという理解でいいと思います。
が、ソラシドエアとAIR DOのマイル相互交換キャンペーンのおかげで期間限定でAIRDOポイントがチートしているかのように貯まりやすくなっており1,200円で北海道に行けるという夢のような状況なんですよね!!!
AIRDOポイント(DOマイル)を利用した特典航空券の予約開始日はいつ?
AIRDOポイントを利用した特典航空券の予約開始日は、
- 1月下旬に夏期間の3月下旬~10月下旬分の予約開始
- 8月下旬に冬期間の10月下旬~3月下旬分の予約開始
となっています。具体的な日程は、毎年変わるのでホームページ上で確認する必要があります。
AIRDOポイント(DOマイル)を利用した特典航空券の空席状況は、ANAマイルから予約するよりも取りやすい?
さて、特典航空券を発券するにあたり気になるのが取りやすいや取りにくいのかという点になってくると思いますが、AIRDOポイントでの特典航空券は、ANAマイルやJALマイルを利用した国際線特典航空券なんかに比べるとかなり取りやすいという印象です。
AIRDOポイントを利用した特典航空券の空席状況を調べてみると(アカウントさえ作成すれば検索可能です)、
上記は8/19(水)~8/23(月)の5日間の羽田→新千歳の特典航空券空席状況を調べたものです(日程を入れると、前後2日を含めた5日分の空席状況が自動的に表示されます)。全60便のうち、空席なしは6便のみで、54便に関しては特典航空券の空席ありです。さすがに土曜日の朝発の便は人気のようで、3便目まで空席なしですが、4便目以降は空席があります。
AIR DOの特典航空券は空席はそれなりに豊富と言ってもいいでしょう。
ところで、AIR DOはANAと提携しており、ANAマイルを利用して特典航空券を検索してもAIR DOの特典航空券を発券することができるのですが、その状況をANAのサイトで検索してみると、ANAサイトでは満席になっているのに、AIR DOで空席だったり、その逆でAIR DOのサイトで満席なのに、ANAのサイトで空席があったりもします。おそらく、AIR DOの便に関してはANAとAIR DOがそれぞれ特典航空券の枠を持っているような印象です。
AIRDOポイント(DOマイル)を利用した特典航空券は誰に発券できる?2親等以内のみ?友人・他人へは?
AIRDOポイントで特典航空券を発券する際の隠れた魅力は、
ご本人はもちろん、ご家族・ご友人にプレゼントすることもできます。予約の際、搭乗する方の名前を入力してください。
という点で、なんと誰にでも特典航空券を発券することができるんです。ANAマイル・JALマイルを貯めている人は、特典航空券は2親等以内しか利用できないという制限があることは知っていると思うのですが、AIRDOポイントなら友人や恋人との旅行にも特典航空券を発券してあげることができるのは大きな魅力の一つになるでしょうね!
AIRDOポイント(DOマイル)を利用した特典航空券のキャンセル・払い戻し手数料は?
AIRDOポイントを利用した特典航空券は、出発の前日までならWEBサイト上でキャンセルも可能(当日はコールセンター)ですが、特典航空券のキャンセル・払い戻しには手数料が発生します。
- 特典航空券の払い戻し手数料:200ポイント
となっており、残りのポイントが返却されます。
キャンセル料としては200ポイントはめちゃくちゃ安いと思います。ANAマイルを利用した特典航空券のキャンセル料は3,000マイルですし、外資系マイルだと100ドル以上や10,000マイル以上のキャンセル料が必要になるケースもあります。
ただし、注意点としては、キャンセル料が現金ではなくポイントでの支払いになるので、次の特典航空券を発券する際に必要なポイントに足らなくなる可能性があることだけは十分に注意が必要です。
AIRDOポイント(DOマイル)を利用した特典航空券の変更手数料は?
キャンセル・払い戻しには200ポイントが必要になるので、日程の都合が悪く特典航空券が利用できない最善の方法としてはキャンセルではなく、日時変更になります。というのも、
- 特典航空券の日時変更手数料:無料(ただし搭乗前日まで)
となっているからです。変更ができるのは日時のみで、発着空港や搭乗者の変更はできません。また、日時変更した際に必要マイル数が変更になる日程の場合には、追加でAIRDOポイントが必要になったり、または余るAIRDOポイントが返却されることがあります。
最後の最後にはキャンセルしないと仕方ないとしても、一旦は手数料無料の変更をしておくのがいい案になると思います。
AIRDOポイント(DOマイル)を利用した特典航空券は空港での前便への振替も可能?
実はありがたいのが、AIRDOポイントを利用した特典航空券は、
搭乗当日、空港にてご予約便より前の同一区間の便に空席がある場合、ご搭乗いただけます。
となっています。ちょっと空港に早く着いたような場合には前の便に空席があれば変更ができるんです。これはめちゃくちゃありがたい制度です。ANAマイルを利用したANA国内線特典航空券は当日の変更は不可ですからね(JALマイルの国内線特典航空券は可能です)!!!
AIR DOは、東京=札幌なら、
ほぼ1時間に1便飛んでいるので、空港にちょっと早く到着した時なんかに、1つ前の便に搭乗できるというサービスはありがたみしかないですよね。
以上、AIR DOのマイル(AIRDOポイント、DOマイル)を利用した特典航空券に関して、
- 必要マイル数
- 発券できる人
- キャンセル手数料
- 変更手数料
に関する情報を中心にまとめでした。内容的には、非常にユーザーには有利な点が多いマイレージプログラムなので、北海道在住の方や、北海道に行きたい方には非常におススメのマイレージだと感じます。
個人的には、はやくANAマイルやJALマイルで国際線に搭乗したい気持ちはありますが、現状の国内旅行をメインにする間だけでもAIR DOのマイルは活用できる価値を感じています。
いつも拝見しています。知りたい事がまとまっていて流石!と感心しております。
さて、ソラシド→AIR DOへの移行ですが、3月までにしておき、来年の夏の北海道旅行に使うことも可能と考えているのですが、理解あってますでしょうか。(1年間ということは最長で再来年の3月まで)
また、ソラシドエアカードのポイントサイト案件を待つか迷っているのですが、改悪なんてことになると元も子もないな…と。
どうでしょうね?
もちべさん
はい、有効期限は交換後1年なので、急ぎすぎると使う期間に要注意になってきますね。
ソラシドカードはポイントサイトに出にくい上に、ポイントはそこまで多くないので、あまり気にせずに今のキャンペーンを確実に利用できる環境を整えておいたほうが無難かなという感じはします。