エアバスの本社と言えばフランス・トゥールーズだが、ドイツ・ハンブルグにも巨大工場あり。A380の製造もハンブルグで見られる!予約方法・料金・場所・行き方・英語・ドイツ語・写真撮影の有無などパーフェクトガイド。
飛行機マニア憧れのエアバス社の工場見学に行ってきました。
まじで楽しいですよ。この工場見学。もしヨーロッパに行く機会があれば、エアバスの工場見学のためだけにハンブルグに1泊の旅行に行ってもいいと思いますし、行く価値もあると思います。飛行機好きならなおさらです。
では、皆さんが工場見学に行くことができるように情報を整理しておきます。
エアバス・ハンブルグ工場とは
ボーイング社とともに世界の航空機の製造において2大巨頭のエアバス。エアバスは、フランスのトゥールーズに本社はありますが、ドイツ・スペイン・中国にも工場を保有し、航空機を製造しています。
中でも2大巨大工場が
- 本社フランスのトゥールーズ:従業員約19,000人
- ドイツ・ハンブルグ工場:従業員18,000人
で、ドイツのハンブルグにあるエアバス工場は本社と匹敵する規模の巨大工場となっています。ドイツのハンブルグは、日本からの直行便は飛んでいない都市ではありますが、ヨーロッパの各主要都市からは多数の便が出ており、利便性に優れた都市です。
自分は、エールフランスでパリを経由してハンブルグに来ました。
他、フランクフルト・ミュンヘン・ロンドン・アムステルダムなどなど各地からハンブルグへのフライトがあります。
エアバス・ハンブルグ工場見学の予約方法・言語・年齢制限・必須持ちもの
エアバス・ハンブルグ工場見学の予約は下記の「GLOBETROTTER」という会社で行っています。
「PICK TOUR」というクリックするところから予約に進めます。
ツアー詳細は、
- ツアー時間は、2時間半
- ツアー料金は、23.9ユーロ
- 言語はドイツ語の他に英語もあり
- 年齢は14歳以上で参加可能
- パスポート必須
となっています。英語のツアーは、数がそれほど多くないので、締め切りも早いです。自分は、申込が遅かったので、なんと英語ツアーが終了しており、1ミリも理解できないドイツ語に参加です…。痛恨・・・。
エアバス・ハンブルグ工場の場所・行き方・アクセス
では、エアバス・ハンブルグ工場へのアクセスです。ハンブルグ空港からはやや離れていますし、ハンブルグの中心部からもやや離れた場所にあります。
- 住所:Kreetslag 7, 21129 Hamburg
- タクシー:市内中心部から40分、40ユーロほど
- 電車&バス:Hamburg Altona駅から150番バスで終点AIRBUS下車で目のまえ、45分ほど
市内からの往路は料金はやや高いかもしれませんが、タクシーでも行けます。時間が短いのはタクシーなので、時間を節約したい方にはタクシーがオススメです。が、ド田舎??にあるので、復路はタクシーがつかまりません。Uberでもタクシーを呼ぶことは無理でした。
なので、少なくとも復路は、バス&電車の乗継も利用が必要になります。復路のバスは、エアバス工場の目の前にあるバス停ではなく、道路を渡った反対側にあります。ここで150番のバスに乗ると、市内のHamburg Altona駅まで45分ほどで行くことができます。
エアバス・ハンブルグ工場見学での写真撮影
ここは残念なところですが、工場の制限区域内の撮影は一切禁止です。ツアー開始前に携帯の電源を必ず切るように、口を酸っぱく言われるので、マナーモードではなく、電源を切りましょう。撮影ができるのは、工場外のみで、工場の入口や、ツアーの受付場所、外から見える滑走路などの一部になります。
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エアバス・ハンブルグ工場でのお土産・ショッピング
工場見学が始まる前・終わったあとにちょっとしたエアバスグッズのショッピングを楽しむことも可能です。
ツアー受付所の隣は、コンビニエンスストアがあり、ドリンクやスナックなどが購入可能ですが、その一角が上記のようにエアバスグッズコーナーになっています。キーホルダーや帽子、モデルプレーンなど販売されています。
ツアーの受付所でもグッズは販売されており、バッグやマグカップ、ぬいぐるみなどなどマニアが喜びそうなグッズが多数あります。
もちろん、自分も100ユーロほどエアバスグッズを購入して大満足です。
エアバス・ハンブルグ工場の中身をレビュ―。A380には出会えるのか?
では、工場見学の中身をレビュ―しておきます。とは言うものの、ツアーが始まり次第、写真はありません笑。
憧れのエアバス・ハンブルグ工場についに到着です。見ているだけで、ちょっとした感動ですね。
自分は往路はタクシーで来ました。市内中心部から40分ほどで、料金40ユーロくらいでした。バスの時刻表などがわからず、時間が不安だったので、タクシーを選択。帰りは時間も余裕があるので、バスで帰りました。
AIRBUSの文字だけでテンションが上がります。
こちらの「GLOBETROTTER」がエアバス工場見学ツアーの受付です。
中に入ると、グッズコーナーもあり、そのとなりに「チェックイン」がありますよね。ここで受付をします。受付はツアー開始の30分前からになります。
ここで受付の際に、パスポートが必須になります。パスポートを忘れると工場見学は不可です。必ず持っていくようにしましょう。予約表もコピーして持っていく方が無難でしょう。
受付では、こんなラジオがもらえます。ツアー中は、ツアーガイドが話している内容は、このラジオを通して聞こえてきます。イエローのバンドがついていますが、これがグループです。この日は、イエローバンド15名、ブルーバンド15名くらいの2グループのそれぞれにガイドがついて行動です。
ガイドからいただいたイヤホンをラジオに差し込んで、耳にかけて、いよいよツアーの開始です。まずは、携帯の電源を切るように言われます。
イヤホンをつけてみましたが、ドイツ語しか聞こえてこないので、自分には不要でした笑。自分はガイドの方に途中で二言だけ話しかけられました。「Can you understand me?」「Don’t leave the group.」です笑。
工場内の移動はバスでの移動になります。では、バスに乗り込みツアー開始です。
その前に、外から見えるギリギリの景色の紹介です。ここからは写真は撮れませんからね。まずは職員用の駐車場があるのですが、遥かかなたに3機のA320らしきエアバスの飛行機が見えていませんか??中国国際航空などの出来立てほやほやのA320が見えているのだと思います。
この道路の奥はわかりにくいかもしれませんが、工場内滑走路です。当たり前ですが、ここで完成した飛行機は、ここから飛んでいきます。滑走路が必要なんですよね。工場内に。しかも、A380も飛んでいく滑走路なので、かなり長い超本格的な滑走路があります。奥には、機材が見えています。
自分が工場見学でバスで移動中に、幸運にも一気の飛行機が降り立つところを見ることもできました。
さて、ここからは写真がありません!2時間半、みっちりと英語ではなく、ドイツ語でのツアーです。ドイツは「ダンケ」くらいしかわからないので、もう視界で楽しむしかありませんね!
まずは、ハンブルグ工場の概要、エアバスの機材の概要の説明があります。ハンブルグ工場では、A320・A330・A350・A380のエアバスの主力機材をすべて製造していることなどが説明されます。何を話しているのか全然わからないのですが、英語とドイツ語の2言語のポスターが張られているので、英語の方を読んで満喫できました。
その後は、A320系の工場に向かいました。ここが一番迫力があるかもしれません。巨大な格納庫に案内されると、中ではまさに10台ほどのA320が製造中なんです。距離にして、目の前数メートル先には製造中のA320が並んでいます。まだ、ウイングがついていない航空機から、ウイングをつけている最中の航空機、ウイングがつけ終わり、尾翼の塗装も出来上がっている航空機、順に工程が進んでいく様子がよくわかります。この時点では、すでに航空会社のロゴが尾翼にもついているので、どこの航空会社なのかはっきりとわかるのでテンションもかなりあがります。デルタ航空や、中国系の航空会社がすでに完成間近でした。中国系がかなり多かったですね。勢いを感じます。A320はトゥールーズではなく、ここハンブルグで引き渡しまで行うようです。
次はA330系です。ワイドボディーの中型機ですね。ここはすでに完成して、航空会社への搬入待ちの飛行機がまず外に並んでいる姿が見れます。ハワイアン航空や、ターキッシュエアラインズなど10社ほどの航空機が完成しておりました。
また、A330の工場内では、本当にまだ円柱上で中身が何もない飛行機にさまざまな配線を取り付けている工程を見学できます。相変わらず、何を説明しているのかわからん笑。めちゃくちゃ楽しいですが、英語なら10倍楽しめたと思うと痛恨のミスです!!!
そして、最後はA380です。工場の外にはすでに完成したエミレーツ航空のA380が一台。そして工場の中でも、完成間近でシートの取り付けを行っているA380を間近で見学。格納庫の中には、A380の隣に、A320もありましたが、A380のウイングの下に完全に収まるサイズで、A380がいかに大きいかわかります。こんな光景が見られるのもエアバス工場ならではです。
残念だったのは、タイミング的にANA・JALを1台も見ることができなかった点ですが、A380の工場内には、A380を受領した航空会社一覧が貼ってあり、そこにしっかりANAのA380もありました。ベールガも自分は見ることはできませんでした。
2時間半、言語もわからない自分でも大満足のツアーでした。みなさん、機会があれば是非行ってみて下さい!陸マイラーなら、ヨーロッパに特典航空券で行くのも夢ではないですしね。英語ツアーの予約を壮絶オススメします笑。
工場内の撮影は、脳内撮影のみなので、しっかりと脳内に焼き付けるようにしましょう!!