エールフランスでパリから羽田まで家族で最新型ビジネスクラスB777-300ERに搭乗。ドア付きの完全個室型ビジネスクラスが超豪華。JALマイルでも搭乗可能で、家族4人分のビジネスクラス特典航空券も取れたりする。シート・アメニティ・機内食の全貌をレビュ―。
パリまでオリンピックの観戦に行ってきました!帰国便はエールフランスの最新型ビジネスクラスです!どうすれば、このビジネスクラスにマイルで搭乗することもできるのか、コツも紹介しておきますね!
夏休みにパリ五輪観戦に行って来ました。卓球女子団体で日本が決勝に進出を決めた試合を国旗をふりながら応援するのはめちゃくちゃ興奮しましたし、サッカーの決勝というスーパービッグイベントに参加できたというのも非常にいい思い出になりました。
この記事ではパリから日本までの復路に搭乗したエールフランスの最新型ドア付きフルフラットビジネスクラスのレビューをしておきます。まじで快適な旅になるので、おすすめできる機材です。
まずは、エールフランスの特典航空券をJALマイルで取ることについても解説し、後半でエールフランスのドア付き最新型ビジネスクラスの搭乗レビュ―です。
エールフランスとは。スカイチーム所属の航空会社。
エールフランスはスカイチームに所属する航空会社です。ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドなので、それとは別のアライアンスに所属しています。
スカイチームは、ANAもJALも所属していないので、日本人には少し縁が少ないかもしれませんが、下記の航空会社が所属しています。
デルタ航空 | ベトナム航空 | エア・ヨーロッパ | ケニア航空 |
大韓航空 | ガルーダインドネシア航空 | ITAエアウェイズ航空 | アルゼンチン航空 |
中国東方航空 | エールフランス | タムロ航空 | サウジアラビア航空 |
厦門航空 | KLMオランダ航空 | ヴァージンアトランティック航空 | ミドルイースト航空 |
チャイナエアライン | チェコ航空 | アエロメキシコ | スカンジナビア航空(2024年中に加盟) |
これらの航空会社の多くが日本発着の便を持っているので、これらの航空会社に搭乗する場合には、すべてマイルをエールフランスに集約することも可能です。エールフランスに搭乗してエールフランスの「フライングブルー」にマイルを、デルタ航空に搭乗してフライングブルーにマイルを、大韓航空に搭乗してフライングブルーにマイルを、ガルーダインドネシア航空に搭乗してフライングブルーにマイルを、という感じで貯めることも可能です。また、スカイチームのどのマイレージを貯めていても、スカイチームの各航空会社の特典航空券を取ることも可能です。デルタマイルを貯めてエールフランスの特典航空券を発券したり、大韓航空のマイルを貯めてエールフランスの特典航空券を発券することも可能です。これがアライアンスというものですね。
ただし、マイレージで取ることができる特典航空券の枠数に関しては、自社マイルが優遇される傾向が強いです。エールフランスの特典航空券はデルタマイルを利用するよりも、フライングブルーのマイルを貯めておく方が圧倒的に枠数は多いです。最近の傾向としては、こういったマイレージが非常に多くなっています。ただし、エールフランスのフライングブルーは必要マイル数がそれなりに多いんです。
日本からパリまでの往復必要マイル数は、フライングブルーを利用したエールフランス便は、
- エコノミークラス特典航空券:50,000マイル~
- ビジネスクラス特典航空券:200,000マイル~
くらいとなっています(片道なら半分)。
「~」「くらい」と書いたのは、フライングブルーはマイルの変動制を導入しており、繁忙期には必要マイル数がアップします。基本マイル数がいくらという設定がないマイレージです。ちょっと使いにくいので、日本在住であまりオススメできるマイレージとは言い難いです。
エールフランスの特典航空券はJALマイルでも発券可能。
実は、エールフランスの特典航空券を発券するオススメの方法はJALマイルの利用です。
え?JALってワンワールドで、エールフランスのスカイチームの特典航空券は取れないなんじゃないの?と思うかもしれませんが、実はエールフランスとJALは独自提携をしており、
- エールフランスに搭乗してJALマイルに加算する
- JALマイルでエールフランスの特典航空券を発券する
ということが可能になっています。JALはエールフランス以外にもハワイアン航空やエミレーツ航空などとも独自提携しており、これらの独自提携の航空会社でJALマイルを利用するのは非常にお得なんです。
さらに必要マイル数が、エールフランスのフライングブルーのマイルを利用するよりもかなり少ないという大きなメリットがあります。JALマイルを利用した日本=パリの往復特典航空券の必要マイル数は、
- エコノミークラス:55,000マイル(片道なら45,000マイル)
- ビジネスクラス:110,000マイル(片道なら80,000マイル)
となっています。フライングブルーを利用するよりも、JALマイルを利用した方が圧倒的にお得だったりします。
JALマイルを利用した特典航空券はJALを含むワンワールドの便以外でも、
- エールフランス
- エミレーツ航空
- ハワイアン航空
などで発券が可能で、これらはすべて各航空会社のマイレージプログラムにマイルを貯めるよりも、JALマイルを貯めて発券する方がお得であるということが非常に有名です。エミレーツ航空やハワイアン航空の情報でJALマイルを利用した記事も参考にしてみて下さい。
さらに、エールフランスのビジネスクラス特典航空券は、枠も非常に多いんです。
1便目は9席以上、2便目は4席のビジネスクラス特典枠があるんですよ。これ強烈じゃないですか?家族4名でも簡単に発券可能なんですよ。エールフランスのビジネスクラス特典航空券が。なかなか家族全員分の特典航空券が発券できる航空会社は少ないので、貴重価値が非常に高いと思います。そして、こうやって家族全員分のエールフランスの特典航空券を発券するコツの1つとなるのが、エールフランスは予約開始時点では特典枠を基本的に開放せずに、数カ月後に突如開放を始めたりします(有償航空券の販売状況などにより特典枠が広がっているのだと推測されます)。なので、JALマイルの予約開始となる360日前の0時で見つからないのは当然で、数ヶ月後にポロっと出てきます。今回、自分が帰国便を家族全員分取れたのも、搭乗の5ヶ月くらい前です。パリ五輪終了直後の夏休みという状況でも、ビジネスクラス特典枠が4席以上開放されました(それまで別の便を抑えるだけ抑えてしましたが、そちらをキャンセルしました)。いつ開放になるのかわからないのでやきもきするかもしれませんが、定期的に調べておくとめちゃくちゃいいことがあるのがエールフランスの特典航空券です。
家族4人分ともなると、必要マイル数も多いですが、1人分や2人分のエールフランスのビジネスクラス特典航空券ならJALマイルで発券を狙うことも十分にできるので、是非JALマイルを貯めてみて下さい。
もう少し細かい情報を知りたい人は、下記もよんでみてくださいね!エールフランスの特典航空券情報を詳しく解説しております!
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エールフランスB777-300ER最新ドア付き個室型ビジネスクラス搭乗レビュ―。
では、パリから羽田までエールフランスのビジネスクラスに搭乗です。
エールフランスの日本行きは、B777-300ER、B777-200ER、A350-900、B787-9など色々な機材が導入されているのですが、B777-300ERの多くの機材にエールフランスの最新型ビジネスクラスが導入されています。最新型ビジネスクラスってどんなやつって思うかもしれませんが、ANAのB777-300ERのビジネスクラス「THE ROOM」やJALのA350-1000のビジネスクラスのようなドア付き個室型ビジネスクラスなんです。今回は、その最新ドア付きビジネスクラスに搭乗することができました!
さて、エールフランスのドア付きの最新ビジネスクラスを狙いたい人は、機材はB777-300ER(77W)を狙うことをオススメしますが、B777-300ERにはファーストクラス付きの機材と、ファーストクラスなしの機材があります。羽田には、どちらも導入されており、一見するとファーストクラスつきの方がビジネスクラスがドア付きの最新型のように思えるかもしれませんが、実はファーストクラスが導入されているB777-300ERはビジネスクラスは旧タイプになります。羽田発の場合には、AF293/294便には基本ファーストクラスがある方が導入されます。なので、最新型ビジネスクラスを狙いたい人は、AF162/163便狙いになってきます(あとA3500-900にも最新型のドア付きビジネスクラスが導入されていたりします)。まあ、機材は急に変更になることもあるので、予約したあとは搭乗まで祈るしかないところありますが、今回は幸運にも最新型ビジネスクラスに搭乗できました!!
今回搭乗したエールフランスのB777-300ERです。パリのシャルル・ド・ゴール空港から羽田まで13時間のフライトです!!!この時点では、まだ新型の機材なのか、旧型の機材なのかわからないので、ちょっとドキドキです。ちなみに、パリ五輪の閉会式翌日の便ということもあり、かなり多くのマスコミ関係者が搭乗していました。
エールフランスのビジネスクラスシートレビュ―
来ましたね。最新のドア付き個室型ビジネスクラスです。座席配置は1-2-1で全席ダイレクト通路アクセスのシートが斜めになっているヘリンボーン式ですが、1つ1つのシートにドアがついており、ドアを閉めることで完全な個室になるという超豪華仕様のビジネスクラスです。ビジネスクラスのシートは、世界的にどんどん豪華になってきており、ひと昔前のファーストクラスレベルを超えてきていますね、、、。
こちらは窓側にあるソロシート。1人で搭乗するなら、ここに座席指定したいですね。隣に席がないという贅沢な空間が堪らなくいいです。
ちなみにですが、エールフランスでは子連れでビジネスクラスに搭乗する際には、真ん中の2席に搭乗することはできず、通路を挟むように座席指定をするように指示されます。緊急時などは、パーティションがあり移動ができない場所ではなく、移動可能な通路が間にある状況にするように指示されます。
シートは白と黒(紺)に赤の頃が入っており、見ただけでもフランスと感じさせてくれるカラーリングがいいですね。席にはハンガーまで用意してくれているのがさすがビジネスクラス。
実はエールフランスのB777-300ER最新型ビジネスクラスには大当たり?の席があります。1列目と9列目です。何が違うのかというと、足元のオットマンの広さが違うんですよ。上の写真が1Aの写真なのですが、前に座席がない場所なので、横幅がまるまるオットマンになっており、完全にファーストクラスレベルの広さなんです。下の写真が、その他のビジネスクラスの座席のオットマンなのですが、モニターの下に滑り込むようなタイプで先が細くなっており、1列目のシートとは幅が全然違うんです。これでも十分な広さではあるのですが、1列目と9列目はかなりいい席です。
もちろん座席はフルフラットになるので、快適な睡眠を取ったり、寝転びながら映画を楽しむといった自宅に近い空間を満喫できます。
そして、安定飛行に入ったらドアを閉めると完全な個室の完成です。最近のビジネスクラスはANA・JAL・カタール航空などが世界トップレベルのビジネスクラスとしてドア付きビジネスクラスを導入していますが、エールフランスもそれらと匹敵すると言ってもいいような空間を提供してくれますね。
シート回りの小物入れ・コンセントも充実しています。サイドにある小物入れにはカバーもあるので、眼鏡やスマホが落ちて行方不明になる心配もないですね。エールフランスの新型ビジネスクラスは満足度高しです!!!
エールフランスの機内WIFI
機内ではWIFIも利用できるので、メールやSNSも楽しめます。
ただし、料金はそこそこ高くてフルフライトだと38ユーロします。6,000円以上するので、ぼちぼちなお値段ですね。
エールフランスのビジネスクラスアメニティレビュ―
次はアメニティーの紹介です。
こんな感じのシンプルなアメニティーセットです。特別感はなかったですが、まあ、個人的には歯ブラシがあればOK。
エールフランスのビジネスクラス機内食レビュ―
では、あとは機内食の紹介ですね。
ウェルカムドリンクは自分はオレンジジュースです。妻はオリジナルカクテルを頂いて楽しんでおりました。
食事の内容は離陸後の1回目のメインの食事と、そして到着前の2回目の食事になっています。あとは常時軽食などをオーダーすることも可能です。メインの食事に関しては事前予約も可能です。
まずはスナックと前菜です。前菜はフランスらしくチーズとオリーブの和え物ですね。帰国時に口にする日本の味がするアラレは旨すぎます。
そして、食事の開始です。白いプレートに綺麗に盛り付けられたサラダがフランス料理らしい見た目。
メインは4種類から選ぶことができるという充実度で、チキンのグリルと、鱈を家族でそれぞれオーダーです。本当は日本の味が食べたい頃なのですが、パリ発の便だと日本食もないようで、ヨーロッパ旅行の最後の食事も洋食で〆ます。
その後、本来ならデザート・チーズが来るのですが、早朝便でもあり寝てしまっており、デザートはスルーしております。
ただ、途中目覚めたタイミングでフルーツを間食としてフルーツを頼みました。機内では乾燥するので、水分が含まれたフルーツはめちゃくちゃ美味しく感じますね。日系だと、フルーツをオーダーすると、カットフルーツが出てきますが、まるまる出てくるのは文化の違いですね。嫌いではありません。
他にもギャレーにはスナックやカップ麺が用意されていました。カップ麺の匂いは食欲をそそりますね。
そして到着の1時間半ほど前でしょうか、朝食が提供されます。マッシュルームとほうれん草のフラン・フルーツ・ヨーグルト・クロワッサン・紅茶です。洋食好きなら、めちゃくちゃ楽しみではないでしょうかね。
以上、エールフランスの最新型ビジネスクラスの紹介でした。B777-300ERやA350-900に導入されている最新型のビジネスクラスはフルフラットやダイレクト通路アクセスは当然ながら、ドア付きの個室タイプという超豪華仕様になっています。特に1列目はオットマンの広さがファーストクラスレベルになっていることもあり、贅沢度は一層アップするシートにもなっています。こんな豪華なエールフランスのビジネスクラスですが、エールフランスはJALとマイレージ提携しているということもあり、なんとJALマイルで特典航空券を取ることができ、しかも特典航空券の枠もけっこう見つかりやすくなっています。JALマイルなら、国内で生活しながら、ポイントサイトやクレジットカードを活用して貯めることが可能なので、いつかエールフランスのビジネスクラスに搭乗することを目的にしながらJALマイルを貯めてみるのもありです。まずは10万マイルを目指してみてくださいね!!!
私も8月に3名でエールフランス航空のビジネスクラスを利用しました。 記事の通り 何名でも取りやすいこと そして燃油サーチャージが無料なので 諸経費がかなり安くなるのにマイル数は変わらないことが素晴らしいですよね。お盆の時期で しかも3週間前でしたが すんなり取れました。 ただ往路は羽田の夜便 復路は関西便でしたが 旧式でドアがなかったです… まあそれでも快適にすごせました。いつもありがとうございます
ゆうこりんさん
そうなんですよね。羽田の夜便はファーストつきの機材で、ビジネスはドアはないんですよね。それでもけっこう快適なので、またJALマイルで空席があれば、自分も搭乗したいと思います!