完全招待制のANA JCB CARD PreciousはANA JCBワイドゴールドで年間300万円のカード利用者のみにインビテーションが来る。年会費39,600円、マイル還元率1.2%、プライオリティパス付帯。
ANAカードに新カードが2種類追加になることがANA&JCBから発表になりました(公式詳細はこちら)!!
- 29歳以下限定のANA JCB CARD FIRST(2025/1頃申込開始)
- 完全招待制のANA JCB CARD Precious(2025年春頃より招待状発送)
という2種類で、どちらもJCBブランドなので、「ANA JCB CARD FIRSTは29歳以下限定で年会費無料なのにマイル還元率1%。 | すけすけのマイル乞食」でANA JCB CARD FIRSTのことは詳しく紹介しました。この記事では、もう1つの新ANAカードにて、完全招待制を導入したANA JCB CARD Preciousのついて詳しく紹介します。
では、ANA JCB CARD Preciousとはどんなカードなのか紹介しておきましょう。
ANA JCB CARD Preciousの年会費・マイル還元率まとめ。
では、ANA JCB CARD Preciousの詳細をみておきましょう。
カード名 | ANA JCB CARD Precious |
---|---|
発行会社 | JCB |
国際ブランド | JCB |
発行対象者 | ANA JCBワイドゴールドカードで年間利用額300万円に到達した方 |
年会費(税込) | 39,600円 |
家族カード年会費(税込) | 4,400円 |
マイル還元率 | 1%のANAマイル |
利用ボーナスマイル | 年間のカードご利用金額合計が300万円(税込)以上の場合、利用金額1,000円(税込)に対し2マイル付与 |
入会ボーナスマイル | 5,000マイル |
継続ボーナスマイル | 5,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | フライトマイル+25% |
国内・海外航空機遅延保険(自動付帯) | 乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)2万円限度 出航遅延費用等保険金(食事代)2万円限度 寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)2万円限度 寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)4万円限度 |
国内・海外旅行傷害保険(自動付帯) | 最大1億円 |
プライオリティパス | 付帯 |
プラチナコンシェルジュデスク | 利用可 |
まず、ANA JCBカードには、
- ANA JCB一般カード:年会費2,200円
- ANA JCBワイドカード:年会費7,975円
- ANA JCBワイドゴールドカード:年会費15,400円
- ANA JCBカードプレミアム:年会費77,000円
というランクが用意されているのですが、ANA JCBワイドゴールドカードとANA JCBカードプレミアムの年会費の差が非常に大きいんですよ。そこで今回登場するカード「ANA JCB CARD Precious(年会費39,600円)」はその間を埋めるという役割を果たします。
が、このANA JCB CARD Preciousの面白いところは、完全招待制いわゆるインビテーション制を採用しており、JCBから招待された人しか申込ができないカードとなっています。招待される条件ですが、JCBのサイト上では、
- 2024年11月末時点でANA JCB ワイドゴールドカードをお持ちの本会員さま※1
- ショッピングご利用合計金額※2 ※3(集計期間:2023年12月16日(土)~2024年12月15日(日))が300万円(税込)以上の方。
という記載が出ており、上記を達成した方にDMが送られてくることになります。とりあえず公表されている条件は上記になっておりますが、来年も同条件のかどうかは正確には書かれていないようです。
(注)ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)およびANA JCB スーパーフライヤーズ ゴールドカードは招待対象ではない
そして、ANA JCB CARD Preciousのショッピング利用時のマイルですが、1,000円=10マイル付与されるというマイル還元率1%という点はANA JCBワイドゴールドカードと同様なのですが、ここにボーナスマイルが加算されます。ボーナスマイルの加算条件は年間300万円のカード利用となっており、300万円以上利用すると、後日利用総額の0.2%相当のボーナスマイルが加算される特典があります。つまり、マイル還元率は1.2%にまでUPするということです。
また、それだけではなく、
- 入会ボーナスマイル:5,000マイル
- 継続ボーナスマイル:5,000マイル
がもらえます。ANA JCBワイドゴールドカードは、入会ボーナスが2,000マイルです。そして、毎年もらえる継続ボーナスマイルが2,000マイルです。なので、毎年3,000マイル多くもらえるということですね。
ここまでで簡単にANA JCBワイドゴールドカードとANA JCB CARD Preciousのお得度の差を計算すると、年間300万円利用した場合にはショッピング利用のボーナスマイルが+6,000マイル相当、継続ボーナスが+3,000マイルなので、9,000マイルほど多くもらえる計算になります。年会費の差額が24,200円なので、9,000マイルもらうことができれば、1マイル=3円で利用できる人なら悪くないというところでしょうか。年間の利用額がもっと多い人なら、ボーナスマイルはさらに多くもらますしね。
ただ、ANA JCB CARD Preciousの大きなメリットになってくるのが、プライオリティパスがついているという点です(家族カードにはつきません)。
プライオリティパスは世界中の空港でラウンジ利用ができる旅行好きにはめちゃくちゃ人気のカードで、ANA JCBワイドゴールドカードにはついていないプライオリティパスが、ANA JCB CARD Preciousには付帯しています。また、ANA JCB CARD Preciousのプライオリティパスは同伴者の方も2,200円でラウンジが利用でき、同伴者料金がめちゃくちゃ安いです。他のクレジットカードだと、同伴者料金は35ドル程度のことが多いので、半額程度になっています。
(注)JCB発行のプライオリティパスはラウンジのみ利用可で、レストランやエステは利用不可
ということで、ANA JCB CARD Preciousは、ANA JCBワイドゴールドカードと比べると年会費は24,200円アップしますが、ボーナスマイルが9,000マイル多くもらえるのと(年間300万円利用の場合)、プライオリティパスがついてことを考えると興味が出てくる人もいるのではないしょうか。
なお、JCBは旅行保険にはめちゃくちゃ強くて、その点はANA JCB CARD Preciousも相当強いです(ANA JCBワイドゴールドカードも同等に強いです)。国内・海外航空機遅延保険(自動付帯)も国内・海外傷害保険も自動付帯で、特に航空機遅延保険が自動付帯でついているようなクレジットカードはかなり少なくて、乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)2万円限度、出航遅延費用等保険金(食事代)2万円限度、寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)2万円限度、寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)4万円限度が保証されています。
さきほど、少し書きましたが、ANA JCB CARD Preciousが欲しい人は、
- ソラチカゴールドではインビテーションが来ない
- ANA JCBスーパーフライヤーズゴールドカードではインビテーションが来ない
点には注意しましょう。特に、SFC関連は要注意です。ANA JCBのSFCを保有している人で、ANA JCB CARD Preciousが欲しい人は、SFCをVISAやアメックスに変更して、一旦通常のANA JCBワイドゴールドカードを所有してインビテーションが来るまで待つことになります。また、言い方を変えると、ANA JCB CARD PreciousにはSFCがないということなので、今後SFCを狙う人は、ANA JCB CARD Preciousを狙うのはやめておきましょう。
ANA JCB CARD Preciousの入会キャンペーン・ポイントサイト情報まとめ。
ANA JCB CARD Precious欲しい!!!って人は、
- 入会キャンペーンもあるの?
- ポイントサイト経由で申込できるの?
ってことも気になるかもしれませんが、先ほども触れました通り、このカードは完全招待制なので入会キャンペーンやポイントサイト経由で申込をするのことはできません。が、このカードの元となるANA JCBワイドゴールドカードは、けっこうお得な入会キャンペーンが常時開催されています。ANA JCB CARD Preciousを目指したい人は、まずは下記の記事を参考にしながらANA JCBワイドゴールドカードをお得に発行してくださいね!
では、ANAマイルがんがん貯めましょう!!!
新ANAカード「ANA JCB CARD Precious」について紹介します!