ANAの新型ビジネスクラス「THE ROOM」に搭乗。ロンドン路線のB777-300ERに搭載された世界最高峰のシートとは。THE ROOMまさに部屋を体感。完全レビュー&搭乗記。
ついに?さっそく?搭乗してきました。
ANA最新ビジネスクラス「THE ROOM」
です。ANAが2019/7に突如新型のビジネスクラス&ファーストクラスを順次B777-300ER採用路線に導入することを発表し、第1弾としては2019/8/2からロンドン路線に導入されることが決まりました。そして、たまたま家族で9月にヨーロッパ旅行に行く予定があり、しかも復路は仕事の都合で自分だけ先に帰るというタイミング。これは神様が「ANAのTHE ROOMに搭乗して来いよ」と言っている気がして、特典航空券のキャンセル待ちを入れたところ、幸運にも落ちてきたんです。そして、急遽予約済みだった別航空会社の便をキャンセルし、ANAに変更。
そして、搭乗してきました。THE ROOMに。
このANAの新型ビジネスクラス「THE ROOM」はまず間違いなく、現時点での世界最高のビジネスクラスと言ってもいいでしょう。他社のファーストクラスよりレベルも高いと言っても過言ではないと思います。シートレビューを中心に、ANA新型ビジネスクラス「THE ROOM」を徹底レビューしておきたいと思います。
読んだら搭乗したくなるので、要注意です。
ANA新型ビジネスクラス「THE ROOM」の就航路線・機材
ANAの新型ビジネスクラス&ファーストクラスが導入されているのは、2019/9時点では、羽田=ロンドン路線のB777-300ERのみとなっています。
- NH211便:羽田11:35発 ロンドン16:10着
- NH212便:ロンドン発19:00 羽田翌14:35着
こちらが新型B777-300ERのスケジュールです。
B777-300ERは、他の路線(パリ・シカゴ・ヒューストン・ワシントン・ホノルル・香港・北京・シンガポール)などにも利用されている機材ですが、これらの路線では新型を導入する予定は現時点ではありません。
ANA新型ビジネスクラス「THE ROOM」のシートマップ
では、新型B777-300ERのシートマップです。
全212席で、
- ファーストクラス:1-2-1の全8席
- ビジネスクラス:1-2-1-の全48席
- プレミアムエコノミー:2-4-2の全24席
- エコノミークラス:3-4-3の全132席
というのが新型B777-300ERの座席配置です。全座席の半分以上の面積をビジネスクラスが占めるという強烈な機材です。このB777-300ERという機材は、ANAの国内線では500座席以上ある機材で、国際線の新型シートが導入されている機材に関しては212席しかない、つまり1つ1つの座席がかなり広いという設定になっています。中でも、最大の注目が今回搭乗してきてレビューする新型ビジネスクラス「THE ROOM」です。
さて、新型ビジネスクラス「THE ROOM」ですが、旧型と何が違うのかというと、まず座席の幅です。
上記は旧型のB777-300ERのビジネスクラスに搭載されているスタッガードシートです。横に1-2-1の4列であることに変わりはないのですが、席の隣にはテーブルがあり、このテーブルの下に後ろの人の足が入り込み形でフルフラットになるシートで、シートの横幅だけで考えると、2-4-2の横8席分になっていることがわかると思います。
さて、新型はどうなっているのかというと、
なんと完全に横に座席が4席になっているんです。旧型ビジネスクラスに比べると座席の横幅がほぼ2倍確保されており、ファーストクラスと同じ横幅が確保されているということになります。
これを実現するために、ANAは座席を1列毎に前後反対向きにするというスタイルを導入しております。
上記のようなイメージの座席になっているということです。座っているときは、横幅が2席分あるが、ベッドにしたときには足元は片方だけが先端まで伸びているスタイルを採用することにより、今までの2倍の横幅があるシートを導入することができたわけです。同じスタイルのシートは、カタール航空のビジネスクラス「Q SUITE」にも導入されています。
さて、後ろ向きのシートって違和感ないの???というような疑問もあると思うので、今回は後ろ向きに搭乗してきました。詳しくは、記事に後半でレビューします。
ANA新型ビジネスクラス「THE ROOM」の価格
さて、新型ビジネスクラス「THE ROOM」ですが、新型だから高いということはなく、他の路線の機材と大きな値段差はありません。とはいうものの、ロンドンを含む長距離路線のビジネスクラスは超高額です。
一番安いタイプの航空券でも、往復で84万円という超高額な航空券になります。日系の航空会社の欧州行きビジネスクラスはこんな値段なのですが、これでもほぼ全便が満席になるんです。大半の人は、ビジネスマンで、上場企業の管理職クラスだったりします。あとは、リタイヤ後の楽しみで悠々自適と旅行を楽しんでいる夫婦なんかも見かけたりします。
ANA新型ビジネスクラス「THE ROOM」の特典航空券必要マイル数
自分は有償航空券ではなく、ANAマイルを利用した特典航空券での搭乗をしてきました。特典航空券でなら、搭乗できますが、有償の航空券は高すぎて無理です笑。84万円ですからね・・・。自分と同じように感じる陸マイラーの皆さんも非常に多いでしょう。
ロンドンまでの往復特典航空券の必要マイル数(ANAマイルでの国際線特典航空券は往復で発券が必要)ですが、
ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン | |
エコノミー | 45,000 | 55,000 | 60,000 |
プレミアムエコノミー | 67,000 | 77,000 | 82,000 |
ビジネス | 80,000 | 90,000 | 95,000 |
ファースト | 165,000 | 165,000 | 180,000 |
となっています。
片道ビジネスクラスで、片道エコノミークラスなんて発券も可能で、その場合はそれぞれの必要マイル数を足して2で割ればOKです。また、国内区間を追加しても必要マイル数は変わりません。羽田発でも、那覇発でも同マイルです。9万マイルで、84万円の航空券になるので、価値としては1マイル=9円程度になるので、やはりマイルの使い方としては理想的だと思います。マイルの使い方は、人それぞれだと思いますが、自分の場合は積極的にビジネスクラス・ファーストクラスの特典航空券を狙うようにしております。
これくらいのマイル数なら、だれでも簡単に貯まるので、是非ともANAマイルを貯めて新型ビジネスクラス「THE ROOM」の搭乗を狙ってみてください。
ANAマイルは最も貯まりやすいマイルとして、陸マイラーにも非常に人気です。陸マイラーってどうやって飛行機に搭乗せずに陸でマイルを貯めているのか、興味ある人は下記を読んで陸マイラー始めましょう!
最も簡単にTHE ROOMの搭乗に必要なANAマイルを貯める方法は、83,000マイルが獲得できる入会キャンペーンを開催中のANAアメックスゴールドを発行することだと思います。ロンドンまでは、ハイシーズンでも片道ビジネスクラス、片道エコノミークラスの特典航空券は77,500マイルで、ローシーズンなら往復ビジネスクラスでも80,000マイルです。マジで激熱のキャンペーンです。下記の記事で内容確認して申込しましょう。
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【世界最強?!】ANA新型ビジネスクラス「THE ROOM」搭乗記
では、搭乗記です。旅行に行くときから、毎日帰国するのが楽しみという不思議な旅行でした笑。それも、THE ROOMの予約があったからです。
19:00ロンドン発の羽田行きNH212便。
ビジネスクラスには優先搭乗があるので、1番に並んで写真を撮りたいところですが、ファーストクラス搭乗客とANAのダイヤモンドメンバーの方がさらに優先されるので、残念ながら1番は無理なんです。が、ビジネスクラスの1番に並んでおきました笑。では、搭乗します。
こちらが今回搭乗するANAのB777-300ERです。
搭乗時には液晶モニターで、「Welcome」の文字が出迎えてくれます。最新の機材という感じがしますね。
ANA新型ビジネスクラス「THE ROOM」のシートレビュー
では、シートを見ていきましょう。この瞬間が本当に楽しみでした。
これファーストクラスではないですよ。これがANAの新型ビジネスクラス「THE ROOM」です。
「How many first class seats!!!!」という声が聞こえてきました。「No No this is business.」「Really? Not first?」なんて欧米人の家族が会話をしながら通過していくのが聞こえてきました。
ANAがTHE ROOMという名称をつけたのも決して大げさではなく、かなりいいネーミングでセンスがあると覆います。これはまさに部屋そのものです。
窓側のソロシートです。めちゃくちゃカッコいい・・・。何これ・・・。飛行機の中とは信じれないレベルのシートです。
この2枚の写真は、前向き席です。窓際の前向き席は、体の位置は通路側に来ます。なので、離着陸時にシートベルトをしていると、外の景色はちょっと見えにくい感じはします。また、フルフラットにしたときには頭が通路側に来るので、ちょっと人が横を通るときには気になる人がいるかもしれませんが、実はまったく気にならないようになっているんです。そのあたりは後ほど。
この3枚が自分の着席した後ろ向きの座席です。写真だけでは後ろ向きと前向きの判断はできないと思います。この後ろ向きのシートの場合には、着席してシートベルトをしているときには、体が窓側に来ます。なので、景色は非常に見やすいです。
さて、フライト中の後ろ向きであることの違和感ですが、まったく違和感はありません。目をつぶって搭乗して外を見ないと、まず気づかないと思います。自分は以前にも何度か後ろ向きシートが採用された航空会社に搭乗したことがありますが、フライト中の違和感がないことは実体験済みだったので、このシートを選ぶことに抵抗感はありませんでしたが、未体験の方も全然選んでいいと思います。以前の後ろ向きフライトの便は、ユナイテッド航空だったのですが、そちらは席が個室になっていないので、けっこう反対向きの人と目があったりすることもあるのですが、これはTHE ROOM=部屋なので、フライト中に顔を合わせることも本当にありません。
離着陸時のみ、いつも逆の方向に力がかかります。離陸時に体が席から離れる感じで、着陸時に席にぎゅっと押される感じがするので、その時はいつもと逆だとわかるかもしれません。
シートの上には何やらグッズがたくさん用意されています。枕らしきものが複数個用意されているように見えますよね。これがこのシートの広さを物語っています。枕を複数置くことができる横幅があるんです。
まずは、足元を見ておきましょう。オットマンに足を伸ばすと、ちょうど足が届きます。たまに、えらい先の方にオットマンがあり、届かないような航空会社もありますが、快適に利用できます。そして、足が4本くらいは入るスペースがあるので、寝ているときにも寝返りも可能なレベルの広さです。
モニター、テーブル周りもめちゃくちゃカッコいい。さすが世界最新のビジネスクラスです。じっくり見ていきましょう。
まずはテーブル。折り畳み式で、モニターの下から引き出せます。
しかも、テーブルの位置は前後で3段階で動かして固定することができるようになっており、食事中、パソコンを利用するときなど自分の用途に合わせて位置は固定できます。
ヘッドホンはもちろんノイズキャンセリングのものが用意されています。
モニターの隣のボックスを開けると、本が何冊も入っています。機内販売免税品の案内や、映画の内容、WIFIの利用方法、シートの詳細などが書かれたものが入っています。
一番読みたいのはこれ。「THE ROOM」の解説書です。
見開き3ページにわたり、詳しくシート周りのスペックが書かれています。離陸までにじっくりと読み、とにかく色々と触ってみました。
ますは、シートの通路側にヘッドホンの差込口と、なんかボタン。ボタンはあとで触ってみます。
反対の窓側にもヘッドホンの差込口とUSBコンセント。ヘッドホンは左右どちらでも使えますし、2人で隣かけで同じ映画を楽しむことも可能です。
そして、座席から窓までの間に隙間があるのが気になりました。この隙間、絶対にスマホ落として取れない人が続出だろうな~と思って覗いてみると、しっかりネットが張られており対策されています。GOOD。
モニターは23インチの4Kです。機内モニターで4Kを採用するのは世界初とのことです。めちゃくちゃキレイな画像で映画を満喫できます。最新の映画も用意されており、キングダムも入っていました。
なお、このモニターはタッチパネルになっています。タッチパネルはかなり感度がよく、スムーズに動いてくれます。
モニターの下には小型の収納。眼鏡やスマホのケーブルを置くのに最適です。
収納を開けると、鏡とネット付きの小物入れが2か所。あとは、先ほどの冊子が5冊。まだスペースはあるので、財布・パスポートを入れておいてもいいでしょう。ヘッドホンも収納可能でした。
また、下部にはUSBコンセント・ユニバーサルコンセント・HDMI端子があります。扉全体を開かなくても、実は扉の下のこの部分だけを上に開くこともできる構造になっています。
せっかくなので、全部差し込んでみました。
HDMI端子も実は持ち込んできました。この機材は、HDMIに対応していることを事前に知っていたので、試してみたかったんですよね。
ということで、パソコンをHTMI端子で繋いで、機内モニターに画面を表示してみました。機内にデカデカと自分のサイト「すけすけのマイル乞食」が笑。仕事をするには非常にいいですね。
モニターはタッチパネルですが、液晶型リモコンもあります。ここにはモニターとは別画面の表示も可能で、モニターで映画、液晶型リモコンでフライトマップというような使い方も可能です。
シートを動かすボタンと、ライトのスイッチです。
実はライトが5つもあります。まずは定番の上からの読書灯。それから座席の後方には、左右どちらにもライトがついています。仕事をする際に右利きでも、左利きでも影にならないようにしているとか・・・。そして、モニターのところには食事をする際のライトもあります。
あと1つのライトがこちら。モニターと収納ケースの下も光ります。いるかいらないかわかりませんが、カッコいいのは間違いなし。
では、シートを見ていきましょう。
幅は、今までのビジネスクラスのほぼ倍です。ビジネスクラスの倍ですからね。見てくださいよ画像を。シートベルトが真ん中から出ています笑。普通の大人なら、座席の半分に収まってしまうシートサイズということです。めちゃくちゃ広いんですよ。
そして、シートベルトは肩からももう1つ出てきて3点固定式です。ホールド感抜群です。
シートをリクライニングしてみましょう。ダメ人間になりそうな姿勢で、映画を思いっきり楽しめます。座席の横幅が大きすぎて、正方形に見えてしまい、今までの飛行機のシートとは明らかに雰囲気が異なりますね。
そして、フルフラットにします。しっかりマットまで用意してくれているんです。マットには2か所穴が開いていて、シートベルトを通すことができます。特殊な形のマットなので、このシートのための完全な特注であることがよくわかります。
そして、枕を2つも置けるという横幅。ホテルのベッドのようですね。
そして、布団をかけてフルフラットベッドの完成です。頭の方は幅が倍ありますが、足元は狭くなっているので、大人2人で寝ることは無理ですが、幼児1人なら隣で寝ることも十分に可能でしょう。1人でも、寝返りも可能ですし、横を向いてくの字で寝ることも可能です。
またベッドの長さですが、170センチの自分にはちょうどでしたが、180センチの人だと少し長さが足りないかもしれませんが、頭をやや通路側に向けて斜めに寝ることが可能な広さがあるので、斜めにすれば問題ないでしょう。画像で言うと頭を、青い方の枕にするイメージです。
もう完全な部屋=THE ROOMですね。世界最高峰のビジネスクラスと言ってもいいでしょう。
また、この機材には、THE ROOMの一つ上の、THE SUITEというファーストクラスもあります。新型ファーストクラスには搭乗したことはまだないですが、着陸後に少し見学させてもらいました。ファーストクラスでは足元が狭くならないので、足元も2倍の広さがあるのですが、THE ROOMがあれば、ファーストクラスは必要ないのでは???という疑問が残るくらい、このビジネスクラスはハイレベルです。
あとは、THE ROOMをさらに部屋にしましょう。収納の隣にはボタンがあるんです。
ボタンを押すと、なんと扉が閉まります。ANAの新型ビジネスクラスTHE ROOMはなんと全席が扉つきなんです。これはやばい。
シート側にもボタンがあります。ヘッドホンの差込口の上です。ここを押すと、シート側も扉が出てきます。
完全な個室=THE ROOMの完成です。ANAがこのネーミングをつけた意味がよくわかります。本当に部屋になるんですよ。最新のビジネスクラスは。
なので、今までのスタッガードタイプの席だと、席が通路側から離れている方を選ぶ人が圧倒的に多かったと思います。人が通路を歩くと気になるので。が、このANAの新型THE ROOMでは、扉を閉めてしまうので、そちらの席でもまったく問題ありません。後ろ向き座席、前向き座席、どちらも快適ということです。
なお、この扉は開くときは手動です。
こちらは隣の人が扉を閉めている状態です。まったく見えません。プライベート感抜群、プライバシー保護抜群です。
1センチほど隙間があるのですが、完全な密室にならないように敢えて隙間を残しているのかもしれないなーと思ったのですが、真偽はわかりません。
こちらがフライト中に通路にでた状態です。THE ROOMというものの存在を知らずにこの写真を見た人は、これが飛行機の中だとはまったく想像もできないような気がします。扉が閉まっている景色は圧巻です。このANA新型ビジネスクラスTHE ROOMは、機内の景色まで楽しむことが可能です。
本当に素晴らしいです。最高のビジネスクラスです。ANAのTHE ROOM。
さて、中央の2席はどうなのか見ておきましょう。シートのスペックはまったく同じです。
これだけを見ると、知らない人と隣りあわせだと気まずいですよね。。。。
が、真ん中には仕切りがあるので、実は隣りあわせに人がいることすらわからないようになっています。座席指定の際に、窓際席がなくなっていても、全然問題ないと思います。
また、この仕切りは離着陸時も下ろす必要なく、このままでOKです。
隣が家族・友人・カップルならボタン1つで下げておくことも可能です。会話も楽しめる、まさにパーフェクトな機材と言えるでしょう。
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ANA新型ビジネスクラス「THE ROOM」の機内WIFIレビュー
この機材には、有料ですが、機内WIFIも用意されています。
- フルフライトプラン:21.95ドル
- 3時間プラン:16.95ドル
- 30分プラン:6.95ドル
です。自分は当然のようにフルフライトプランにしました。支払い方法は、クレジットカードになります。
通信速度ですが、やはり地上に比べると遅いです。LINEのメッセージは問題ないですが、画像を送るのはややストレスです。メールの送受信も可能ですが、ちょっと時間がかかります。You Tubeは厳しい。そんなスピード感です。
ANA新型ビジネスクラス「THE ROOM」のアメニティーレビュー
次はアメニティーの紹介です。アメニティーは新型ビジネスクラスでも、旧型ビジネスクラスでも長距離路線なら同じです。が、最近アメニティーが一新されています。
まずはスリッパ。持ち帰りもOKです。
こちらがアメニティーポーチ。「GLOBE TROTTER」のものが採用されています。もちろん持ち帰るもOKなので、なかなかいいお土産になりますね。
中には歯ブラシなんもありますが、「KOSE」の「雪肌精」という洗顔なんかも入っています。いい感じのアメニティーボックスです。
歯ブラシはアメニティーポーチの中にもありますが、トイレにも置いてあります。マウスウォッシュもあります。
またトイレを出たバーカウンターには、アロマやポケットティッシュなんかも用意してくれています。このあたりのサービスは従来と大きく変わりません。
ANA新型ビジネスクラス「THE ROOM」の機内食レビュー
せっかくなので、ANAビジネスクラスの機内食も紹介しておきます。機内食も従来の機材のものと変わりません。
まずは搭乗後にメニューが配られます。このメニューはそんなにカッコよくないです・・。ここは是非、もう一歩オシャレにして欲しいな~という印象を受けます。
こちらはすべてアルコールです。シャンパン~赤・白ワイン~ビール~日本酒~焼酎~ウイスキー~ブランデー~カクテルまで、全35種類のアルコールが用意されています。
ソフトドリンクも、24種類のラインナップでした。ANAオリジナルドリンク「香るかぼす」もあります。
こちらが機内食メニュー。和食1種類と洋食2種類です。和食が人気のようで、売り切れになって選べないこともあるようですが、ANAのビジネスクラス搭乗客なら全員が、機内食をインターネットから事前予約できます。
自分も事前予約をしておきました。
白いテーブルクラスがひかれて食事が始まります。
まずは和洋共通のアミューズです。このアミューズがいつも美味。
自分の事前予約は和食です。日系に搭乗する時は9割は和食をオーダーしている自分です。向付、煮物、先付の3品です。どれも海外からの帰国時に食べると旨い。
そして、主菜と御飯。味噌汁と漬物が最高にいいですね。
そして、カートでデザートが運ばれてきます。選びたい放題です。好きなだけ食べてOKです。自分はフルーツだけいただきました。
そして食後には緑茶。至福ですね。チョコレートも配っていました。
実はメニュー表には続きがあります。次のページをめくると、左半分には常時オーダーができるアラカルトメニューもあるんですよね。17種類のメニューがあります。おつまみ系のミックスあられはめちゃくちゃ好きな一品です。
睡眠を3時間ほど取って、目が覚めたので、麺類をオーダーしました。うどんと迷いましたが、一風堂のラーメン味噌「大地」です。麺類に外れなし。ラーメンに外れなしです。
そして、メニューの最後のページは2回目の機内食です。到着の90分ほど前に全員に用意されます。こちらも洋食と和食を選べるのですが、ヨーロッパ帰りで、洋食は飽き飽きしていたので、再び和食にしました。
ANA新型ビジネスクラス「THE ROOM」レビューまとめ
以上、ANA新型ビジネスクラス「THE ROOM」の搭乗記です。自分のレビューで、どれだけの方に魅力が伝わっているのかわかりませんが、まず現時点で世界最強のビジネスクラスはANAのTHE ROOMであると言っても全然過言ではないと思います。
実は、このTHE ROOMに搭乗する数日前に、カタール航空のQ SUITEというスカイトラック社のビジネスクラスランキングで、1位を獲得している機材にも搭乗しています(Qsuiteの搭乗記はこちら)。が、THE ROOMはQ SUITEと比べても、全然負けていないというか、勝っているという感じがします。もちろん、Q SUITEも最高水準のビジネスクラスだと実感しましたし、超ハイレベルな戦いになっています。
が、
ANA新型B777-300ERビジネスクラス「THE ROOM」に文句なんて一切ありません。
これが世界のビジネスクラスの最高峰の戦いなのではないでしょうか。まだ自分の搭乗したことのあるビジネスクラスは航空会社の数で20社弱です。もっと素晴らしいものもあるかもしれませんが、THE ROOMが世界のトップレベルであることは揺るぎない事実だと思います。
また新型ファーストクラス「THE SUITE」に搭乗していないので、ファーストクラスとの比較は簡単にはできませんが、THE ROOMでもファーストクラス級の満足度は自分は実感できると思っています。ファーストクラスにはファーストクラスという台詞そのものに価値があるとは思いますが、実用面で考えると、マイルを節約してTHE ROOMに搭乗でいいのではないでしょうか。
幸運にも、日本人である自分たちはこの機材に乗るチャンスに非常に恵まれています。日本の航空会社のものですからね。今後北米や欧州に行く際には、このANAのTHE ROOMでロンドン・フランクフルト・ニューヨークに行き、そこから乗り換えをして目的地に向かうというのが一番快適な移動になるのかなと個人的には思います。自分はいろいろな航空会社に搭乗するのが好きで、趣味のようなものなので、次回は別の航空会社にすると思いますが、「THE ROOMにしておけばよかったな~」と思う可能性が高そうなくらいレベルが高かったです。
まさにTHE ROOM=部屋の世界がANAの新型B777-300ERには広がっておりました。みなさんもぜひ、搭乗を狙ってみてください。陸マイラーなら狙えますから。今やTHE ROOMは世界中で注目の的ですからね。
ANAマイルは最も貯まりやすいマイルとして、陸マイラーにも非常に人気です。陸マイラーってどうやって飛行機に搭乗せずに陸でマイルを貯めているのか、興味ある人は下記を読んで陸マイラー始めましょう!
最も簡単にTHE ROOMの搭乗に必要なANAマイルを貯める方法は、83,000マイルが獲得できる入会キャンペーンを開催中のANAアメックスゴールドを発行することだと思います。ロンドンまでは、ハイシーズンでも片道ビジネスクラス、片道エコノミークラスの特典航空券は77,500マイルで、ローシーズンなら往復ビジネスクラスでも80,000マイルです。マジで激熱のキャンペーンです。下記の記事で内容確認して申込しましょう。
その後、ニューヨーク路線にも導入され、2020/2/1からはフランクフルト路線にも「THE ROOM」が導入されます!!!