【大改悪】ANA VISAカードのマイ・ペイすリボのボーナスポイントが廃止へ。そして、WEB明細による年会費割引も廃止、海外旅行傷害保険も自動付帯から利用付帯へ。
突然の大改悪、大悲報が飛び込んできました。人気ナンバーワンANAカードである、あのカードの還元率が下がります。。。。
ANAカードを持っていますかね?最近では、アメックスの入会キャンペーンが超強烈で数万マイル獲得できるので、アメックスを保有している人も多いでしょう。
が、やはり年会費が安いのに還元率が高いという点において、VISA/Master(ともに三井住友が発行)を保有している人が一番多いと思います。ANAカードにおける人気・定番度ではナンバーワンでしょう。
が、そのANA VISA/Masterカードに大改悪と言ってもいい悲報が飛び込んできました。
三井住友からのANA VISA/Masterカードの改定に関する公式リリースはこちら。
【悲報①】ANA VISAカードのマイ・ペイすリボによるボーナスポイント付与が2022/8/10の請求分にて終了
ANA VISA/Masterカード(三井住友発行)には、マイ・ペイすリボ(いわゆるリボ払い)を利用して、金利が1円でも発生すると、
- 通常ポイント:200円=1ポイント=ANAマイルには2マイルで交換可能
- ボーナスポイント:200円=1ポイント=ANAマイルには0.6マイルで交換可能
となるボーナスポイントの付与特典があったのですが、このマイ・ペイすリボ利用時ボーナスポイント付与が2022/8/10請求分で終了となります(ANA VISA/Masterカードで廃止になりますが、通常の三井住友VISAカードでは継続のよう)。
従来、「リボ手数料」が含まれる月のご請求には、通常ポイントに加え、ご利用金額200円(税込)あたり0.5%のポイントを還元しておりましたが、2022年8月10日(水)のご請求を以て終了し、新サービスに改定いたします。
このボーナスポイントのおかげで、ANA VISA/Masterカードのマイル還元率は、1.3%と超高還元でした。年会費もそれほど高くない上に、還元率も高く、ANAマイラーの中では長年にわたり人気ナンバーを誇っていたクレジットカードですが、今後は還元率が1%(ボーナスポイント:200円=1ポイント=ANAマイルには0.6マイルで交換可能分の0.3%相当がなくなる)ので、他のANAカードと比較した際のVISA・Masterならでは強みが一気に減る事になります。
- ANA VISA プラチナプレミアムカード
- ANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカード
- ANAカード(ワイドゴールドカード)
- ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード
- ANAカード(一般カード)
- ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)
- ANAカード(ワイドカード)
- ANAカード(学生カード)
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimoca カード
まあ、これは一言、、、大改悪が発生したと言ってもいいでしょう。
ただし、VISA・Masterは世界中で利用でき、JCBやアメックスよりも海外旅行時には明らかに使い勝手はいいです。また、アメックスは海外キャッシングの制度がなかったりします。そういう意味では、1枚はVISA・Masterは持っておきたいところですが、、、。
【悲報②】WEB明細利用時の年会費割引の廃止
悲報はまだ続きます。
従来、WEB明細をご利用いただき一定条件を満たした方に、年会費からゴールドカード※1は1,100円(税込)、プラチナカードを除くその他カード※2は550円(税込)を割引しておりましたが、2022年10月10日(月)以降、該当割引を廃止します。
これまで長年に渡り、紙の明細書ではなく、WEB明細を選択していると年会費割引がありました(ANA VISAプラチナカードにはありません)。このWEB明細利用時の年会費割引が廃止となります。
ただし、マイ・ペイすリボによる年会費割引(マイ・ペイすリボに設定のうえ、年1回以上リボ払い手数料の支払いがあれば、年会費が割引になる制度)は継続のようです。なので、年会費mの最安値はマイ・ペイすリボの年会費割引を利用した際の下記になります。
一般カード | 本会員 | 2,200円(税込) → 1,127円(税込) (1,073円(税込)割引) |
家族会員 | 1,100円(税込) → 522円(税込) (578円(税込)割引) | |
ワイドカード | 本会員 | 7,975円(税込) → 6,902円(税込) (1,073円(税込)割引) |
家族会員 | 1,650円(税込) → 1,072円(税込) (578円(税込)割引) | |
ワイドゴールドカード | 本会員 | 15,400円(税込) → 11,550円(税込)(3,850円(税込)割引) |
家族会員 | 4,400円(税込) → 2,750円(税込) (1,650円(税込)割引) | |
学生カード | 本会員 | 在学中年会費無料 |
家族会員 | – | |
ANA VISA Suicaカード | 本会員 | 2,200円(税込) → 826円(税込) (1,374円(税込)割引) |
家族会員 | – | |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード |
本会員 | 2,200円(税込) → 826円(税込) (1,374円(税込)割引) |
家族会員 | 1,100円(税込) → 522円(税込) (578円(税込)割引) | |
ANA VISA nimocaカード | 本会員 | 2,200円(税込) → 826円(税込) (1,374円(税込)割引) |
家族会員 | 1,100円(税込) → 522円(税込) (578円(税込)割引) |
まあ、これも一言、、、小改悪が発生したと言ってもいいレベルでしょうかね。
【悲報③】ANA VISA/Masterワイドゴールドカードの海外旅行傷害保険が、2022/10/1より自動付帯から利用付帯に。
まだまだ悲報はあります。これは最近多くのゴールドカードで起こっている改悪ですが、カード付帯の海外旅行傷害保険の内容が自動付帯から利用付帯に変更になります。
【改定前】2022年9月30日(金)まで
傷害死亡・後遺障害は、事前の旅費などの当該カードでのクレジット決済有無により最高補償額が異なります。
そのほかの担保項目は、当該カードでのクレジット決済有無に関わらず自動的に補償されます。【改定後】2022年10月1日(土)以降出発のご旅行より
すべての担保項目について、事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提となります。
ということで、ただカードを保有しているだけでは海外旅行傷害保険は利用できないということになってしまいました。。。。
- ANAカード(ワイドゴールドカード)
- ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード
まあ、これも一言、、、中改悪が発生したと言ってもいいでしょう、、、。
ということで、ANA VISA/Masterカードに一斉に改悪という悲報がありました・・・。自分も10年以上という長年に渡り利用してきたカードです。元々はANA VISAワイドゴールドカードだったのですが、SFC修行を経て、ANA VISAスーパーフライヤーズ ゴールドカードを保有しています。たしかに、ここ数年は自分の場合にはマリオットアメックスプレミアムをメインカードとして利用することの方が多くなっていましたが、税金の支払いでも還元率が半分になることなく、1.3%還元だったので(以前はもっと高く1.8%ほどあったりもしました)利用する機会もけっこうあったのですが1%にまで落ちてしまうと、積極的に利用することは少なくなってしまうかもしれません。きっと、自分と同じように考えている人もいるでしょう。また、とは言うものの、他に移動してメリットがめちゃくちゃ増えるわけでもないとなると現状ままで保有する人も多いかもしれません。
しかし、どうするか悩ましい・・・。ワイドゴールドカードからワイドカードにランクダウンしておくか、またまたANA JCBワイドゴールドカードに移動するか(海外旅行傷害保険は非常にいいが、海外旅行時にVISAより弱い)、またまた年会費は上がるがお得なオファーが大量に届くANAアメックスゴールドをSFCにしてしまうか(家族カードの年会費が上がるのがネックではあるし、キャッシングは利用できない)、、、、。
しばらく検討の余地がありそうです。しかし、改悪には一部改善のような中身が入ってくることが多いのですが、これは本当にやってくれましたね・・・。
そうそう、ANA VISAカードの解約・ランクダウン・ブランド変更を検討するという方は、
ANA VISA GOLD SFC、一年無料になりました😄家族カード含むは、デカいですね。 pic.twitter.com/FYRPIwwjet
— ぴーじぇい@GoTo全力イクメンポイ活陸マイラー🐼 (@pj_berry1111) November 27, 2020
ぴーじぇいさんがTwitterでANA VISAカードの年会費が翌年度無料になる可能性がある技を紹介してくれているので、上記のツイートを順に読んで、一度チャレンジしてみてください。あと1年無料で保有できる可能性はありますからね!!
過去記事へのコメントですみません。
この悲報が出てからも所持していたのですが、やはり通常カードにダウングレードしようと思っております。(年会費無料の裏ワザも効かずw)その際の注意事項等ありますでしょうか。同じ三井住友のANAカードでもポイントはマイルに移行してしまうべきなのでしょうか。ANAダウングレード等で検索してもイマイチヒットせず、お手数ですがご教示いただけませんでしょうか。
kanaさん
ポイントの引継ぎがるのか、自分ではわからないので三井住友に確認されるのがいいと思います。
初めまして。
とても勉強になります。
すけすけさんがどのような選択をされたのか気になりコメントさせていただきました。
私もANA VISAスーパーフライヤーズ ゴールドカード持っているのですが、年会費を考えると切るべきなのかどうか迷っていまして。。また、メインをマリオットにすることも検討しようかなと思うようになりました。。
よろしくお願い致します。
あきさん
スーパーフライヤーズを所有している限り、自分の場合には継続保有しております。
ただ、以前はメインにしていたANA VISA SFCゴールドですが、今のメインはマリオットアメックスプレミアムにしております。
いつもありがとうございます。
条件を満たした場合に年2回のVポイントが付与されるようなのですが、その条件とは何でしょうか?
りんらんさん
https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo4010525.jsp
こちらにてご確認いただけます。
すけすけ様
いつも有益な情報をありがとうございます。以前別件で質問した際も、ご丁寧に回答頂きありがとうございました。
私もANA/VISAワイドゴールドを6年程保有しておりますが、久し振りにすけすけ様のサイトを閲覧し、この記事を見てショックを受けております…
私も近々ワイドゴールドを解約し、昨年入会したTOKYUマスターカードをメインにしようと考えています。
お伺いしたいのが、まいぺいすリボ登録による年会費割引についてです。年1回以上リボ払い手数料の支払いがあれば、年会費が割引になるとの事ですが、年に1回だけリボ払い手数料を発生させ、残りの年11回の支払いは毎月の臨時増額を全額支払えば良いのでしょうか?今までのように、毎月臨時増額の申請をすることは変わりないのでしょうか?その部分がよく分からなくて困っております…ご回答頂けるとありがたいです。よろしくお願い申し上げます。
mcさん
その理解でいいと思います。1度だけこれまで同様に金利を支払いして、他は全額支払ってしまっていいということになります。
ご回答頂きありがとうございました。
またよろしくお願い致します!!
こんばんは。いつも分かりやすい回答をありがとうございます。質問ですが、年会費割引の為の年一回のマイ・ペイすリボ利用のタイミングは月が決まっているのでしょうか?皆さん入会月が違うので何処から1年間になるのかが違うと思いますが、VISA側での4-3とか、1-12などの設定はあるのでしょうか?宜しくお願い致します。
とみちんさん
基本的にカードの発行月が基準なのではないかなと思います。
すけすけのマイル乞食 様
いつも楽しく拝読させて頂いております。
ご質問なのですが
現在、私はマイ・ペイすリボの支払い設定金額は最低の10,000円にしていますが
今回の改悪により
*下記お支払い日以降、毎月の最低お支払い金額を変更(増額)する。
を
どの様に変更するのかベストでしょうか?
私の月々の支払金額は約20~30万円です。
宜しくお願い致します。
やまさん
リボ払いそのものを終了してもいいと思います。
リボそのものをやめちゃうとリボ手数料支払いによる年会費優遇がなくなりませんか?
たつやさん
はい、そうなっております。なので、みなさんご自身の判断で手間はかかるが、年に1度リボを利用するか、低頻度で利用するとそのままリボを継続してしまう人は割引をあきらめるか、何らかの対処が必要になります。
ありがとうございます。
JALカードと比べるとどうなんでしょうか?
きみさん
JALカードにはリボ払いでボーナスポイントというような制度はないので、還元率1%になります。