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キャセイパシフィック航空 A350-900&A350-1000 ビジネスクラス搭乗記。

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キャセイパシフィック航空の最新機材のA350-900&A350-1000ビジネスクラス搭乗レビュー。JALマイルでも特典航空券が発券可能!?

10連休のゴールデンウィークの後半を利用してシンガポールに家族で行ってきました。関空からは、シンガポール航空なら直行便で行くこともできるのですが、ワンワールド系に搭乗してJALのステータスポイント(FOP)を貯めているので、キャセイパシフィック航空に搭乗して香港で乗継をしていくことにしました。

キャセイパシフィック航空は、機材変更が頻繁にあるのですが、今回の搭乗では、

  • 関空→香港:A350-900
  • 香港→シンガポール:A330-300(搭乗記はこちら
  • シンガポール→香港:B777-300(搭乗記はこちら
  • 香港→関空:A350-1000

と奇跡的に、4回ともすべて違う機材に搭乗することができました。

この記事では、キャセイパシフィック航空の最新機材であるA350-900&1000のビジネスクラス搭乗記を紹介したいと思います。

キャセイパシフィック航空の搭乗レビュ―はこちら
  • キャセイパシフィック航空のB777-300ERファーストクラス搭乗レビュ―はこちら
  • キャセイパシフィック航空のA350-900プレミアムエコノミー搭乗レビュ―はこちら
  • キャセイパシフィック航空のA350-900エコノミークラス搭乗レビュ―はこちら

 

キャセイパシフィック航空の最新機材A350-900&1000とは

A350-900とA350-1000はエアバス社の航空機で、キャセイパシフィック航空が導入している最新の機材になります。JALも導入している機材ですね。

羽根の先端が、くるっと丸まっているのが特徴の機材で、見た目は非常に美しいです。

 

A350-1000は、全長が73.8メートル、通路が2本のワイドボディー機で、

  • ビジネスクラス46席
  • プレミアムエコノミー32席
  • エコノミークラス256席

の合計334席の機材です。B777-300ERに対抗する大型機材です。

A350-900は、全長が67メートルと少し短く座席数の合計は280席になっています。基本的には、A350-1000と同じ中身の、同じ見た目だと思っていいと思います。A350なら、どちらの機材でもキャセイパシフィック航空の最新のスペックが導入されています

 

キャセイパシフィック航空とは。香港を本拠地とした航空会社で、JALと同じワンワールド所属なので、JALマイルでも特典航空券が取れる。

少しキャセイパシフィック航空について紹介したいと思います。キャセイパシフィック航空は香港を本拠地とした航空会社で、JALと同じワンワールド所属です。個人的には非常に馴染みのある航空会社で、というのはおそらくANAとJALの次に自分が搭乗したことがある航空会社がキャセイパシフィック航空だからです。学生時代から、香港・マカオに遊びに行くのが好きで、まだJALがワンワールドに加盟していない時期からキャセイパシフィック航空は利用していました。

ワンワールドの加盟航空会社一覧は下記で、

航空会社 ハブ空港
JAL 羽田・成田
アメリカン航空 ダラス・マイアミ・ロサンゼルスなど
アラスカ航空 シアトル・ロサンゼルスなど
ブリティッシュエアウェイズ ロンドン
キャセイパシフィック航空 香港
フィンエアー ヘルシンキ
イベリア航空 マドリード
マレーシア航空 クアラルンプール
カタール航空 ドーハ
スリランカ航空 コロンボ
カンタス航空 シドニー
ロイヤルエアモロッコ カサブランカ
ロイヤルヨルダン航空 アンマン

これらの航空会社なら、JALマイルで特典航空券を取ることも可能です。つまり、

  • JALマイルでキャセイパシフィック航空の特典航空券を取る
  • キャセイパシフィック航空に搭乗したフライトマイルをJALマイルに加算する

といったことも可能なので、キャセイパシフィック航空を含むワンワールドに搭乗する機会がある方はJALマイルは貯めておきましょう。

【2024年最新版】陸マイラーが教える!JALマイルの貯め方を完全公開「年間20万JALマイルの貯め方」を徹底解説。

2022-03-18

 

ここで、JALマイルでキャセイパシフィック航空の特典航空券を取る際の注意点というか、重要ポイントに少し触れておきます。それは、キャセイパシフィック航空の特典航空券の枠数の話です。キャセイパシフィック航空は以前は特典航空券の枠がかなり多い航空会社で、コロナ以前はビジネスクラスでも特典航空券の枠が予約開始時(360日前)には4席もあるようなことが普通でしたが、コロナ以降で特典航空券の枠の状況がかなり大きく変わっています。どう変わったのかというと、アジアマイル(キャセイパシフィック航空のマイレージ)とワンワールド他社のマイル(JALマイルなど)ではキャセイパシフィック航空の特典航空券の空席状況が全然違うんですよ。自社マイルを圧倒的に優遇しているのがキャセイパシフィック航空です。

JALマイルで少し検索をしてみると、

上記のように空席なしという状況です。これはビジネスクラスだけではなく、エコノミークラスにも空席がありません。上位クラスで検索をかけると、下位クラスに空席があれば、その枠が表示されるのがJALのサイトです。

 

同じ日程をキャセイパシフィック航空のアジアマイルで検索してみましょう。

ビジネスクラス特典でも、プレミアムエコノミー特典でも(ちなみにキャセイパシフィック航空のプレミアムエコノミーはJALマイルでは発券できません)、エコノミークラス特典でも、どのクラスでも4人で検索しても空席が表示されるんですよ。JALマイルだと全クラス空席なしですが、アジアマイルだと全クラス4席でも空席が出たりするんです。こんな感じの明らかな自社マイル優遇があるのがキャセイパシフィック航空です。JALマイルを含む他社マイルで取るよりはかなり取りやすいのが現状です。

ただ、JALマイルでも空席がないわけではなく、

搭乗直前の時期になると、特典枠が一気にJALマイル(他社マイル)にも開放されたりします。予約開始時の360日前だと、他社マイルへの開放はほぼなしですが、搭乗2ヶ月ほど前から徐々に開放があります。

 

ということで、アジアマイルにはアジアマイルのよさがあったりします。このアジアマイルは、マリオットポイントからのマイル交換も可能ですし、またアメックスリワードポイントからのマイル交換も可能です。アメックスゴールドプリファードやアメックスビジネスゴールドは入会キャンペーンで、とんでもないポイントがもらえるので、アメックスリワードポイントはめちゃくちゃ手に入りやすいので、アジアマイルを検討してみても面白いです。

【2024/11版】アメックスビジネスゴールドの新規入会キャンペーンを紹介。

2024-05-28

【2024/11版】アメックスゴールドプリファードの新規入会キャンペーンが激熱なので徹底紹介!

2024-04-21

ちなみにですが、アジアマイルでの必要マイル数は、日本=香港で、

  • エコノミークラス:片道12,500マイル
  • プレミアムエコノミー:片道23,000マイル
  • ビジネスクラス:片道32,000マイル
  • ファーストクラス:片道50,000マイル

となっています。

 



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キャセイパシフィック航空A350-900&1000ビジネスクラス搭乗記

さて、前置きが長くなりましたが、キャセイパシフィック航空のA350-900とA350-1000に搭乗してきたので、搭乗レビューをしていきます。

とは言うものの、この2つは本当にそっくりで、内部も同じです。なので、2つの機材の写真を混ぜながらの紹介にします。

 

関西空港で自分を待ち受けていた、A350-900です。見た瞬間はテンションあがりましたね。キャセイの最新機材に搭乗です。

実は、当初予約した際には、搭乗予定はA330-300が3回と、B777-300が1回の予定でした。が、キャセイパシフィック航空は頻繁に機材変更があります。今回の搭乗も、10連休が正式に決まり、搭乗客の大幅増加が見込まれたのか、機材の大型化がゴールデンウィークに行われたようで、ゴールデンウィーク中の関空発のキャセイは、A350-900とA350-1000が大量に導入されていました。

自分の搭乗予定の機材も、運よくA350-900とA350-1000に変更になったというわけです。

 

こちらは復路の香港→関空で搭乗したA350-1000です。羽根の先端が丸まっているので、認識しやすいですね。胴長で、非常にカッコイイです。

 

すけすけ

搭乗前には、香港空港では豪華キャセイパシフィック航空のビジネスクラスラウンジを満喫することができます。下記の記事で4か所のラウンジを制覇してきたので、興味ある方は是非読んでみて下さい。ビジネスクラスラウンジとしては、世界最高峰だと思います。

香港国際空港キャセイパシフィック航空の豪華ビジネスクラスラウンジの全貌公開。

2019-01-20

 

では、搭乗しましょう。

まずは、プレミアムエコノミーのシートも紹介しておきます。広いシートで、モニターも大きく、3~4時間程度の搭乗なら、プレミアムエコノミーも十分な贅沢を満喫できる広さがある感じを受けました。一昔前のビジネスクラスみたいなレベルになってきていますね。

 

こちらが、キャセイパシフィック航空のビジネスクラスに導入されているヘリンボーンタイプのビジネスクラスです。もちろんシートは、フルフラットになります。ぱっと見た目では、古い機材のA330-300のビジネスクラスシートとは違いはなさそうな感じなのですが、細かい点が改善されているのが特色です。

キャセイパシフィック航空A330-300、B777-300のビジネスクラス搭乗記はこちら

キャセイパシフィック航空ビジネスクラス搭乗記。フルフラットとシェル型シートを乗り比べ。

2019-01-25

B777-300には、フルフラットではないタイプのビジネスクラスが導入されている機材もあり、そちらの搭乗記もあります。要注意ポイントです。

 

席は1-2-1の配置で、真ん中2席は家族や友人と、窓際席は一人なら半個室に近い状態で利用できる超贅沢な空間です。グリーンを基調としているのがキャセイらしいですね。

 

家族4人での搭乗なので、横に4人や、縦に2人ずつという選択肢がありますが、往路・復路でどちらもチャレンジしてみました。上の子供が4歳なので、一人で座ってテレビを楽しめる年齢になっており、我が家としてどちらでも問題なく過ごすことが可能でした。

 

通路を挟んで、反対側の席は、ちょうど顔の部分が見えないように設計されているので、プライバシーはしっかり守られている感じがあります。そして、この微妙な隙間からちょうど2歳の子供の姿は丸見えなので、通路を挟んだシートでも問題ありませんでした。

 

センター側の2席も、かなり家族で使いやすい設計になっています。

まず、席の真ん中にパーテーションがないので、会話もしやすいようになっています。また、A330-300のビジネスクラスに比べると、フルフラットにした際の真ん中のパーテーションもかなり高さが低くなっており、隣席がかなり近くに感じるのが特徴です。

逆に言うと、知らない人とセンター席で隣だと近すぎる感があるので、1人の場合や、奇数人数の場合は、窓際席の確保をした方がいいと思います。

 

非常の細かな点かもしれませんが、A330-300のビジネスクラスとの違いで感じたのは、足元の荷物入れです。ここ、A330-300だと蓋が閉まらないんです。が、A350では蓋が閉まります。なので、ベッドをフルフラットにしていない状態でもオットマンとして足を置くことが可能になっていますし、フルフラットにした状態だとベッドのスペースが非常に広くなります。

 

また、通路側のアームチェアは上下に動きます。通路を挟んだ反対席と比べるとわかりますかね。

また、サイドにちょこっと伸びる部分があり、シートをフルフラットにした際には、ベッドの一部になるように設計されており、ベッドが非常に大きく感じます。次の写真でよくわかると思います。

 

こちらがシートをフルフラットにした状態です。最近のビジネスクラスは、長距離路線ではフルフラットが標準になってきましたが中距離にもフルフラットを導入する航空会社が増えています。キャセイは、東京=香港、関空=香港路線なんかには、こんな最新機材のビジネスクラスシートを導入してくれているので、狙って搭乗したいところですね。

ベッド左側は荷物入れに蓋をしてベッドの一部に、右側も先ほどのちょこっと伸びた部分がベッドの一部になるので、非常に広いベッドになります。ヘリンボーン式のビジネスクラスは、足元が狭くなることが非常に多いですが、キャセイパシフィック航空のA350は足元まで広いのが特徴です。これはかなりレベルが高いと思います。

 

こちらがシート周り。

リモコンはスマホに近い形式のタッチ式で、最新機材という感じがします、妻が謎に感動してました笑。

小物入れの中には、ヘッドホンがあり、ヘッドホンをどけると充電用コンセントがあります。日本のタイプもそのまま利用できますし、USBタイプもOKです。

 

A350-900ですね。

そして、A350は全機にWifiが搭載されています。ファーストクラスが搭載されているB777-300ERにはWifiがついていない機材も多いので、A350が最新であることがよくわかります。

なお、Wifiは有料で、

  • 6時間以内のフライト:12.95USD
  • 6時間以上のフライト:19.95USD
  • 1時間パック:9.95USD

となっています。スピード感はやはり陸地でのネット環境には劣りますが、Wifiが利用できるのは非常にありがたいです。

 

テレビモニター(18.5インチ)は、斜め向きに収納されています。

 

モニターの下のボタンを押すと、正面向きに設置できます。

また、テーブルは、サイドテーブルの下から横にスライドするタイプです。

 

ひそかにすごいのが、テレビのモニターと、リモコンのモニター(4.3インチ)はデュアルディスプレイになっており、それぞれ表示内容を別のものにすることができるんです。

大型モニターで映画を見ながら、リモコンのモニターでフライトマップを表示させておくなんてことも可能です。

これは非常に贅沢です。

 

こちらは機内食です。機内食は、朝・昼・夜で内容が異なります。

朝食は上記の通り、フレッシュフルーツから始まり、次にシリアル、そしてメインは3種類から選ぶことが可能で、写真の飲茶の他に、洋食スタイルのソーセージや卵のセット、和食っぽい照り焼きチキン??から選ぶことが可能でした。

 

昼のフライト(これはA350ではなく、A330-300です)では、メインはワンタン麺か、肉料理か、アフタヌーンティーを選ぶことができ、自分はワンタン麺を、妻はアフタヌーンティーを楽しみました。

そして、食後にはハーゲンダッツを頂けます。

キッズミールも事前に予約することも可能でしたが、息子たちは大人と同じものを食べたいという歳になったようです。ワンタン麺を食べていました。

 

以上、キャセイパシフィック航空の最新機材A350-900&1000のビジネスクラス搭乗記でした。記事内の写真は、センター席に自分いて写真を撮っているのがA350-900で、窓際席で写真を撮っているのがA350-1000なのですが、違いはまったくないと思います、少なくとも自分にはわかりませんでした。

ゴールデンウィークという期間に、キャセイパシフィックが機材の大型化を決定したため、運よく最新機材のA350-900とA350-1000どちらにも搭乗することができました。普段、飛行機のことを全然わからないし、興味もない妻も、「今回の飛行機はなんか違うね」と言ってました。

  • 足元が非常に広く、ヘリンボーンでも快適なフルフラット
  • デュアルモニター
  • Wifi完備

このあたりが旧機材との違いかなと思います。ちっちゃな違いかもしれませんが、機材毎のちっちゃな違いを探したりすると、飛行機がただの移動手段ではなく、楽しい乗り物になると思うので、是非いろいろ違いを探してみて下さい。

キャセイのA350は非常におススメです。狙って搭乗できるのかわかりませんが、幸運にも乗れたかたは是非満喫してみてください!!!

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