【ブログ搭乗記】キャセイパシフィック航空A350-900プレミアムエコノミー搭乗レビュ―。キャセイパシフィック航空はJALと同じワンワールドなので、JALマイルでも特典航空券が取れるけど、取れない?
香港・マカオへの旅行はもちろんですが、東南アジア各都市やヨーロッパに旅行する際にもキャセイパシフィック航空(JALと同じワンワールド所属)を利用したことがある人は多いでしょうし、今後利用する人もいるでしょう。キャセイパシフィック航空は、各種の航空会社ランキングでも常に10位以内に入ってくるような非常に人気のある航空会社です。自分も香港旅行が学生時代からめちゃくちゃ好きだったので、キャセイパシフィック航空はANA・JALの次に利用した回数の多い航空会社です。香港までの飛行時間は日本からだと4時間くらいなので、エコノミークラスでも映画を見ているだけで一瞬で到着してしまうところですが、ちょっと優雅にプレミアムエコノミーに搭乗してみました。これが、ビジネスクラスに及ばないかもしれませんが、4時間のフライトなら値段的にも快適度的にも最適なのでは?というような非常に満足度の高いフライトでした。
では、記事の前半ではキャセイパシフィック航空の特典航空券情報を紹介し、後半でキャセイパシフィック航空A350-900プレミアムエコノミーの搭乗レビュ―です。香港までの旅がマジで快適でしたよ!
キャセイパシフィック航空とは。香港を本拠地とした航空会社で、JALと同じワンワールド所属なので、JALマイルでも特典航空券が取れる?取れない?
少しキャセイパシフィック航空について紹介したいと思います。キャセイパシフィック航空は香港を本拠地とした航空会社で、JALと同じワンワールド所属です。個人的には非常に馴染みのある航空会社で、というのはおそらくANAとJALの次に自分が搭乗したことがある航空会社がキャセイパシフィック航空だからです。学生時代から、香港・マカオに遊びに行くのが好きで、まだJALがワンワールドに加盟していない時期からキャセイパシフィック航空は利用していました。
ワンワールドの加盟航空会社一覧は下記で、
航空会社 | ハブ空港 |
---|---|
JAL | 羽田・成田 |
アメリカン航空 | ダラス・マイアミ・ロサンゼルスなど |
アラスカ航空 | シアトル・ロサンゼルスなど |
ブリティッシュエアウェイズ | ロンドン |
キャセイパシフィック航空 | 香港 |
フィンエアー | ヘルシンキ |
イベリア航空 | マドリード |
マレーシア航空 | クアラルンプール |
カタール航空 | ドーハ |
スリランカ航空 | コロンボ |
カンタス航空 | シドニー |
ロイヤルエアモロッコ | カサブランカ |
ロイヤルヨルダン航空 | アンマン |
これらの航空会社なら、JALマイルで特典航空券を取ることも可能です。つまり、
- JALマイルでキャセイパシフィック航空の特典航空券を取る
- キャセイパシフィック航空に搭乗したフライトマイルをJALマイルに加算する
といったことも可能なので、キャセイパシフィック航空を含むワンワールドに搭乗する機会がある方はJALマイルは貯めておきましょう。
ここで、2つほどJALマイルでキャセイパシフィック航空の特典航空券を取る際の注意点というか、重要ポイントに触れておきます。まず、1つ目は、現状としては、JALマイルではキャセイパシフィック航空のプレミアムエコノミー特典航空券は発券不可であるという点です。というのは、JALのWEBサイトでキャセイパシフィック航空の特典航空券を検索すると、
実はプレミアムエコノミーは選択できないんですよね・・・・。エコノミークラスやビジネスクラス・ファーストクラスは選択可能なので、特典枠さえあればJALマイルで特典航空券を取ることが可能ですが、プレミアムエコノミーはJALマイルで取ることができません(いずれ取ることができるようになるかもしれません)。
今回、自分はキャセイパシフィック航空のマイレージ「アジアマイル」を利用して特典航空券を発券しています。アジアマイルというキャセイパシフィック航空の自社マイルなら、当然ですが全クラスの特典航空券が発券可能です(ちなみにですが、ブリティッシュエアウェイズのAviosでもキャセイパシフィック航空のプレミアムエコノミーの特典航空券は発券可能です)。
そして、2つ目の重要ポイントですが、キャセイパシフィック航空の特典航空券の枠数の話です。キャセイパシフィック航空は以前は特典航空券の枠がかなり多い航空会社で、コロナ以前はビジネスクラスでも特典航空券の枠が予約開始時(360日前)には4席もあるようなことが普通でしたが、コロナ以降で特典航空券の枠の状況がかなり大きく変わっています。どう変わったのかというと、アジアマイルと他社マイル(JALマイルなど)ではキャセイパシフィック航空の特典航空券が全然違うんです。自社マイルを圧倒的に優遇しています。
JALマイルで少し検索をしてみると、
上記のように空席なしという状況です。これはビジネスクラスだけではなく、エコノミークラスにも空席がありません。上位クラスで検索をかけると、下位クラスに空席があれば、その枠が表示されるのがJALのサイトです。
同じ日程をキャセイパシフィック航空のアジアマイルで検索してみましょう。
ビジネスクラス特典でも、プレミアムエコノミー特典でも、エコノミークラス特典でも、どのクラスでも4人で検索しても空席が表示されるんですよ。JALマイルだと全クラス空席なしですが、アジアマイルだと全クラス4席でも空席が出る。こんな感じの明らかな自社マイル優遇があるのがキャセイパシフィック航空です。アジアマイルなら、キャセイパシフィック航空のどの便のどの日程でも特典航空券が取れるというわけではないのですが(上記の日程も1日でキャセイパシフィック航空の関空便は数便ありますが、特典枠があるのはこの1便のみでした)、JALマイルを含む他社マイルで取るよりはかなり取りやすいのが現状です。
ただ、JALマイルでも空席がないわけではなく、
搭乗直前の時期になると、特典枠が一気にJALマイルにも開放されたりします。予約開始時の360日前だと、他社マイルへの開放はほぼなしですが、搭乗2ヶ月ほど前から徐々に開放があります。
ということで、アジアマイルにはアジアマイルのよさがあったりします。このアジアマイルは、マリオットポイントからのマイル交換も可能ですし、またアメックスリワードポイントからのマイル交換も可能です。アメックスゴールドプリファードやアメックスビジネスゴールドは入会キャンペーンで、とんでもないポイントがもらえるので、アメックスリワードポイントはめちゃくちゃ手に入りやすいので、アジアマイルを検討してみても面白いです。
ちなみにですが、アジアマイルでの必要マイル数は、日本=香港で、
- エコノミークラス:片道12,500マイル
- プレミアムエコノミー:片道23,000マイル
- ビジネスクラス:片道32,000マイル
となっています。
キャセイパシフィック航空A350-900プレミアムエコノミー搭乗記。香港までのフライトが超快適。
では、関西空港から香港までキャセイパシフィック航空のA350-900のプレミアムエコノミーに搭乗してきたので、ブログレビューです。
こちらが今回搭乗したキャセイパシフィック航空のA350-900。ちなみに、キャセイパシフィック航空はA350-1000も保有しておりますが、A350-1000もA350-900と座席数に違いがあるだけで、基本の座席スペックは同等のものになっています。何度も言っていますが、A350マジでカッコいいです。
では、搭乗しましょう!!!キャセイのアイコンがいい。
こちらが今回レビューするキャセイパシフィック航空A350-900のプレミアムエコノミーです。前の座席までの空間が十分に確保されており、シートピッチは101センチあります。ちなみに、帰りはLCCの香港エキスプレスに搭乗だったのですが、シートピッチは76セントで25センチの差があったのですが、25センチは偉大で、足を組んでも前の座席に当たることもないですし、完全にひと昔前のビジネスクラスレベルですね。というか、今でも短・中距離のビジネスクラスはこのレベルのシートの航空会社が多いですからね。
ちなみに、LCCにはLCCのよさがあって、なんと言っても値段ですね。復路は1人2万円でしたからね。マジで安いです。キャセイパシフィック航空だと、エコノミークラスでも5万円以上したりしますからね。
プレミアムエコノミーの座席配置は横に2-4-2の8席です。エコノミークラスが3-3-3なので、その分だけ横幅にも余裕があるのが魅力です。ただ、家族3人で旅行をするケースだと、エコノミークラスの方が利用しやすいかもしれないですね。
さすがプレミアムエコノミーだけあり、座席もリクライニングの角度をかなり取ることが可能になっています。かなり快適です。東南アジアくらいまでの中距離の日中便なら、フルフラットのビジネスクラスをフルフラットしてずっと睡眠を取るというようなこともないので、プレミアムエコノミーはめちゃくちゃおススメできますね!
座席回りにはUSBコンセントも、ユニバーサルコンセントもあるので、スマホもPCも活用できます。ちなみにキャセイパシフィック航空のA350には全機機内WiFiも完備されてています。6時間以内のフライトだと12.95ドルで利用も可能です。
モニターは12インチのタッチパネル式。そして、モニターの下に、少し開くところがあります。これ何だろ?と思っていたのですが、スマホを置くことができるので、自分のスマホで楽しみたい人向けのようですね。
あと、プレミアムエコノミーになるとイヤホンではなく、ヘッドホンになっていました。贅沢ですね。
テーブルはサイドアームの中から取り出すスタイルで折り畳み式です。ちょっとテーブルに傷がつき始めていますが、汚れているわけではありません。
あと、機内食もかなり充実です。朝食として、中華と洋食の2種類から選ぶことができたのですが、中華は飲茶セット+ちまきという機内から香港を満喫できるセットになっており、しかも食器がディスポーザブルなものではないというのが最高ですね。機内という狭い空間ながら、飛行時間が少しでも楽しく過ごすことができるポイントなので、こういうサービスは嬉しいですね。食後には中国茶をいただき、映画を見ながら満喫です。
以上、キャセイパシフィック航空のA350-900プレミアムエコノミーに搭乗してきたレビューです。香港までも4時間弱のフライトだと、本当にこれは理想的な空間になっていますね。帰国時の便がLCCだったこともあり、一層キャセイパシフィック航空のプレミアムエコノミーのよさを実感したので、お金さえ許すなら毎回プレミアムエコノミーで香港に行きたい気分ですね。実際に、毎回プレミアムエコノミーに搭乗できるような予算はないので、LCCもフル活用しますが、贅沢をしたいとき、そしてマイルが貯まったときにはまた搭乗してみたいです!!
A350-900&A350-1000のビジネスクラスも過去に搭乗した際の搭乗レビューがあるので、是非比較してみてくださいね!
キャセイパシフィック航空のA350-900プレミアムエコノミーに搭乗してきたので、レビュ―です!