香港から関空への帰国前日にキャセイパシフィック航空からメールが。内容は、プレミアムエコノミーからエコノミークラスへのダウングレード。結末はいかに。
週末に家族で沖縄に行く予定だったのですが、台風が直撃し欠航。急遽予定を変更し、香港に行くことにしました。3連休の沖縄は料金も高く、実は香港に行く方が安上がりだったりします。搭乗前日にLCC(香港エクスプレス)の航空券を購入しましたが、片道一人1万円ちょっとで、沖縄の航空券の返金分でも余裕でお釣りがくるレベルです。
復路は、ちょっとお金に余裕もできたので、キャセイパシフィック航空のプレミアムエコノミーに搭乗することにしました(キャセイのアジアマイルを保有していたので、その特典航空券ですが・・)。
が、搭乗前日にキャセイパシフィック航空からメールが来ました。
「あなたの席はエコノミークラスに変更になりました。」
では、どんな結末が待っていたのでしょうか。
搭乗前日に機材変更でエコノミークラスにダウングレード
キャセイパシフィック航空から搭乗前日にメールが来ました。
航空券を確認すると、自分の予約がキャンセルされて、なぜか同じ便が再度予約確定となっています。そして、搭乗クラスが勝手に変更されています。プレミアムエコノミーからエコノミークラスへ・・・。
次のページで詳細を確認すると、
これか・・・機材が「A330-300」になってるぞ・・・。
自分が当初予約していたのは、キャセイパシフィック航空の最新機材A350です。最新機材のプレミアムエコノミーに一度搭乗してみたかったので、マイルでの特典航空券とは言え、ちょっと奮発してプレミアムエコノミーにしていたんです。
が、急遽機材はA350からA330-300に変更です。で、このA330-300はプレミアムエコノミーの設定がない機材なんですよね(プレミアムエコノミーの設定があるA330もあります)。
これが機材変更の恐怖です。多くの機材には、ビジネスクラスとエコノミークラスは用意されていますが、ファーストクラスやプレミアムエコノミーは搭載されていない機材も非常に多いです。なので、当初は搭載されている機材の予定で、ファーストクラスやプレミアムエコノミーの航空券を販売しているものの、当日は違う機材が来て、自分のシートが消失してしまうというケースが実は起こりえます。
また、同じビジネスクラスとは言え、シートタイプがフルフラットシートから、フルフラットではないシートに変更になってしまう可能性なんかも、機材変更では起こりえます。
そして、プレミアムエコノミーが消失した我が家のシートは、
エコノミークラスにダウングレード
されていることがわかりました・・・。しっかりとプレミアムエコノミーの料金(今回はマイルですが)を支払いしているにもかかわらず、勝手にエコノミークラスにダウングレードです。これが恐怖の機材変更ですね。
キャセイパシフィック航空は機材変更はけっこう多いです。日系の航空会社は機材変更は少ないと思いますが、航空会社によっては、頻繁に機材を変更してくるので、要注意ですね。
機材変更に関してキャセイパシフィック航空に怒っても、何の生産性もないので、自分は怒ることもないですが、あとはキャセイパシフィック航空がどんな対応をしてくれるのか個人的には楽しみでした笑。なかなかレアな経験ですしね。
- マイルの返却だけなのか
- お詫びの何かがあるのか(次回利用できるクーポンなど)
空港に行くのがちょっぴり楽しみになってきました笑。何ごとも楽しまないと損という感覚で生きているので、これくらいならウェルカムです。
が、プレミアムエコノミーには搭乗したかったです。再度、搭乗の数時間前に機材と座席の確認です。座席は、46のD/E/F/Gでした。
ん???また席が変更されてる!!!
しかも、21のA/D/G/Kってアルファベット離れてるし・・・・家族バラバラにさせられたの???マジかよ・・・。
あ!!!このA/D/G/Kって配列はもしかしたら・・・・わかりますかね??
これビジネスクラスやんか!!!!知らない間に、今度はアップグレードされてるぞ!!!
再度、航空券を確認しましょう。
あれ???やっぱりエコノミークラスのままだな・・・。どうなっているんだろうか・・・。まあ、あとは空港で確認です。
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チェックインカウンターで、パスポートを提出します。ちょっとどきどきしますね。
「機材が変更になったから、プレミアムエコノミーはなくなってしまったよ。なので、今回はビジネスクラスの席を4席用意したので、それでいいかな???」
「はい、OKです!」
奇跡的に家族4人分のビジネスクラスを確保していただきました。
他のプレミアムエコノミーを予約されていた方々が、どうなったのかは自分にはわかりませんが、同便はビジネスクラスにまだ空席があったので、おそらくエコノミークラスへのダウングレードではなく、ビジネスクラスへのアップグレードになったのではないでしょうかね。幸運ですね。
もし、ビジネスクラスが満席だった場合には
- 数千円程度のお詫び金を渡す
という対応になることが多いようです。ネットで検索していたら、多数の方がキャセイでダウングレードに伴うお詫び金をもらったと報告がありました。金額は3,000円~7,000円程度の少額のものが多かったです。
また、全員は無理でも、一部の人だけはビジネスクラスにアップグレードできるような状況なら、航空会社のステータスを保有している人が優先になるかもしれません。自分はJALのサファイア&JGCステータスを保有しており、JALのサファイア&JGCステータスを保有していると、ワンワールドのサファイアステータスも付与されます。キャセイパシフィック航空もワンワールドなので、実はキャセイに搭乗する際にもステータス会員として扱われるので、その影響で優先的にビジネスクラスにしてもらっているのかもしれません。この便のプレミアムエコノミーからエコノミークラスに実際にダウングレードされた人がいるのかどうかわからないので、永遠の謎ですが、ステータスは価値を発揮していたのでしょうか。
搭乗口に行って、機材を確認。やはりA350ではなく、A330が自分たちを待っていました。キャセイパシフィック航空の最新機材のプレミアムエコノミーには搭乗したことがなかったので、是非とも搭乗したかったのですが、それは自分だけで、無料でビジネスクラスにアップグレードされて妻は大喜びです笑。まあ、今回は結果オーライですね。
ちなみにですが、本来ならキャセイパシフィック航空のビジネスクラスに搭乗する場合には、キャセイパシフィック航空の豪華ビジネスクラスラウンジが利用できます。
が、今回はあくまで、予約そのものはエコノミークラスの扱いだったので、元のプレミアムエコノミーがラウンジアクセスがついていない航空券だったこともあり、キャセイのビジネスクラスラウンジは利用ができないままとのことでした。基本的に、機内のサービスのみがビジネスクラスになるという扱いです(ただし、自分はJGCを保有しているので、エコノミークラス搭乗時でもラウンジは利用できましたが)。
こちらがキャセイパシフィック航空A330-300のヘリンボーン式のビジネスクラスシート。横に1-2-1の配列で、全席が通路にダイレクトアクセス。
そして、シートはフルフラットになるという豪華仕様です。無料でのビジネスクラスへのアップグレードで、しかもシートはフルフラットとくれば、これはかなりいい待遇だったと言えるでしょう。もともとビジネスクラスの料金を支払いして、搭乗している人と同じサービスが提供されるわけですからね。機内食ももちろんビジネスクラスのものが提供されます。
こちらがエコノミークラスのシートです。ダウングレードされる場合には、このシートになっていたわけです。
アップグレードかダウングレードか、ここには大きな差がありそうです。機材変更には、要注意ですが、注意したところで自分にはどうすることもできず、航空会社に言われるがまましかありません。搭乗がだいぶ未来で、日程変更も可能な場合なら、元の搭乗クラスで再予約も可能でしょうが、自分の場合には、そのまま搭乗するしか選択肢はなく、結果がどうなるのか直前までわかりませんでしたが、今回はアップグレードという結果になりました。次回、同じような機会があればダウングレードされることもあるでしょう。そのときは、ぶつぶつ文句を言いながら帰国したいと思います笑。
いま、現時点で私も似たような境遇です。
キャセイで取っていたプレエコが、台風の為に欠航になって、
しかも一時間遅いCXキャセではなく、トイレに機内食を積むサービス最悪のKAキャセイドラゴン航空になっています。
空港に着き、パスポート見せたら、すぐに発券されちゃいました‼️
『えーっ、ドラゴンやだから、何とかしてくれ』って、ゴネました。
その悪あがきか通じて、本日の残りのフライトで、同方向へ行く便のリストを渡され、好きなのを選べと。
台湾⇒香港⇒成田で帰国する予定でしたが、
香港での滞在時間が短くなたただけ(どうせ真夜中着の早朝発)で、
座席のグレードは変わらず、
帰国出来る予定です。
台湾にいる時間が4時間ほど増えたので、ラウンジではしご酒でもします。
空港のカウンターで、それ嫌ですって、きちんと断らないと、とんでもないことになりますよ。
m.mさん
体験談ありがとうございます。
自分が納得できるような状況にしてもらうのは大切ですよね。