ANA国内線には本来存在しないビジネスクラス。が、運が良ければ国際線仕様機材に搭乗できる。普通席で予約したのに、ビジネスクラスに搭乗できた経験談。
ついに乗りました。
ANAの国内線ビジネスクラスに。
何を言ってるんだ???
国際線ならファーストクラス・ビジネスクラス・プレミアムエコノミー・エコノミーの4ランク設定。
国内線ならプレミアムクラス・普通席の2ランク設定(JALはファーストクラス、クラスJ、普通席の3ランク)。
国内線にビジネスクラスなんか存在しないよ。
いやいや。
国内線でも、運がよければ、たまたま国際線仕様機材が運用されるケースもあるんですよ。
その場合は、普通席の運賃でビジネスクラスの座席に搭乗できるんですよ。知ってましたか???お得感満点です。
実際に搭乗したので紹介します。
国内線ビジネスクラスです。
国際線仕様機材が国内線に利用されるのはどんなとき???
本体、航空会社は同じ機材でも国内線と国際線で内部席の配置が異なります。
国内線は、全席普通席のに。
国際線は、前方の一部にビジネスクラスを用意する。
こんな感じで、同じ機材でも座席の配置が異なるんです。
例えば、ANAのB767-300という機材の国内線仕様と国際線仕様の違いを見てみます。
国内線仕様は前方の2列がプレミアムクラスの全270席です。
が、国際線仕様は前方の14列がビジネスクラスで全214席です。
違いますよね。
実は、B767-300の国際線仕様には202席というパターンもあります。
ANAもJALも、国内線と国際線では乗客のニーズも異なるので同じ機材でも、中身が異なるというケースが大半です。
実は、まれにですが国際線仕様の機材が、国内線に利用されることがあります。
どんな場合に利用されるのかというと、
1.故障等の緊急時利用
2.間合い運用として定期便に利用
があります。
1の故障はわかりやすいですね。機材が故障して修理するときに、別の機材で緊急運用します。そのときに、たまたま空いている機材が国際線仕様しかなかった。そんな場合です。これは、自分では予測もできないので、たまたま遭遇したらラッキーですね。
2の「間合い運用」
これが何かと言うと、下記のイメージです。
わかりますかね。
本来国際線に利用していた便が、翌日の出発までの間に16時間の空ができてしまうことなんかがあるわけです。
その短時間でも、国内線ならどこか往復できますよね。
こんなことをして、航空会社は効率よく飛行機を利用しているわけです。
これが「間合い運用」です。
これは、元々スケジュールが決まっているので狙って搭乗することが可能です。
国際線使用機材に当たったら、普通運賃でビジネスクラスの座席。早いもの勝ちなので、すぐに座席指定すべき。
今回、自分が搭乗したのはANAの関空ー羽田便です。
こちらはANAの関空発羽田行きの時刻表・運賃表の一部です。
上の2つはSFJ運航と書かれています。ANAと共同運航している黒い飛行機スターフライヤーの便ですね。関空ー羽田間はスターフライヤー便が多数飛んでおり、座席も通常のANAの普通席より広くオススメです。
さて、下の二つはANAの運航です。
21:05発の便(B763)はプレミアムクラスがありません。
21:30発の便(B73P)はプレミアムクラスがあります。
ぱっと見だと、プレミアムクラスのある21:30発の便の方が最近の機材で、お得なのか?って思いそうですが、要注意です。
21:05のB763の「763」ってところをクリックすると機材の詳細が出てきます。
それが下記。
ん???
プレミアムクラスがないはずの機材なのに、11列目までは2-1-2の配置。
12列目以降は、2-3-2の配置。
これって、座席の横幅が全然違うのではないですか???
よーく見ると、【国際線仕様機】の文字が!!!
これですよ。これ。
普通運賃で、ビジネスクラスに乗れてしまうやつ。
ただし、座席には限りがあります。
はい、早いもの勝ちです。
こんな感じで、前方の2-1-2のビジネスクラスシートも選べますし、後方の2-3-2のエコノミークラスシートも選べます。
絶対にビジネスクラスシート選びましょうね!!!この便は、なぜか15列目の真ん中三つは×になっており選べませんが、おそらくANA側が障害者向け等でブロックしている席だと思います。この三席を先に座席を指定することは普通しないですよね、、、。前にもっと広い先があるので、、、。
料金は追加が一切ない非常にお得な座席です。
ちなみにですが、自分の場合はもともとマイルを利用した特典航空券での予約だったので、完全に0円で国内線ビジネスクラスに搭乗できました。
ありがたい話ですね。
ちなみに、実際の座席の写真はこんな感じ。
広いですよ。前の座席に足が届かないような状況ですから。
これで、普通席と同じ値段です。ただ、座席を早く選んだ人だけが追加料金なしで席が広くなる。知っていたら、絶対に選びますよね。
ANA国際線機用機材運航の国内線一覧表
現在ANA国内線で、国際線機材で運行している便は下記の6便のようです。
路線 | 便名 | 時刻 | 機材 |
---|---|---|---|
伊丹成田 | ANA2176 | 7:50-9:05 | B767-300 |
成田伊丹 | ANA2179 | 18:15-19:40 | B767-300 |
名古屋成田 | ANA338 | 7:40-8:50 | B767-300 |
成田名古屋 | ANA339 | 18:25-19:45 | B767-300 |
関空羽田 | ANA098 | 21:05-22:15 | B767-300 |
羽田関空 | ANA093 | 7:20-8:40 | B767-300 |
(注)日によって機材が異なるケースもあります。
もし、これらの便に搭乗する予定のある人がいたら、座席は早急に抑えましょう。値段が全く同じなのに、ビジネスクラスのシートに座るチャンスです。
また、海外にビジネスクラスで行く機会なんてないけど、一度広い座席に乗りたいなんて人も狙って搭乗するのも面白いと思います。
現在利用されている国際線機材は、すべてB767- 300という少し古いタイプの機材です。緊急時の運航では、フルフラットになるような最新の国際線機材に国内線で搭乗できることもあるかもしれません。
飛行機の世界も奥が深いですね。
id:kittyflt91さん
ソラチカカードをまず作って下さい。
月に2万ポイントずつしかマイルに移行もできませんし、時間もかかるので早急にソラチカを作って、どんどんマイルに交換してください。
マイルの使い方は、非常に奥が深いのですが、例えば東京から上海に行く際に、直行便を選ぶことも可能ですが、東京→大阪→上海→大阪→東京というルートをANAのホームページから予約することも可能です。これなら大阪にも滞在できたりします。どちらも必要マイルは同じです。
ルールが非常に複雑で、発券可能なルート、不可能なルートいろいろあるので、一度ANAのホームページで検索されてみることをオススメします。
答えになっていなかったらすみません。
こんにちは。ANAマイルまったくの初心者の私です。どうぞよろしくお願いいたします。今、ちょびりっちというサイトで、90000ポイントがたまりました。半年かかりました。そして、次はソラチカカードを作るのですね。どっとマネーとか、いろいろあって、こんがらがってしまっています。夢はエバーのキティジェットのビジネスクラスで台湾です。五万マイル必要と聞いてます。どういう風に、運営していけば良いのかわかりません。昨年アメックスANAカードで必死に1万マイルためました。もう解約しました。年会費とマイル以降手数料が高かったので。ご質問ですが、単純に東京ー台北のマイレージ利用で、国内線24時間未満で、四本乗れるって言うのをどこかで読みました。これについて如何したら良いのか、検索してますが、わかりません。どうかなんでもいいので、手始めに、如何したら良いのか、教えていただけるとうれしいです。どうぞよろしくおねがいいたします。かしこ。
ベルさん
自分の場合は関西空港を利用する機会が割と多いので、スターフライヤーや今回紹介した便は非常に利便性が高いので助かっております。
長距離路線でこれに当たると非常に効果大ですよね。
国内線のビジネスクラス初耳でした。面白いですね。
京都在住の我が家では東京に行くのに新幹線の方が圧倒的に便利なので飛行機は利用しませんが、昨年ドイツに行くための乗り継ぎで初めて伊丹羽田間ANAに乗りましたがコーヒー一杯を飲んでいるあっという間に到着した、という印象です。
せめて伊丹沖縄や伊丹札幌ぐらいの距離で利用できれば
嬉しいんですけどね。