【Game Changer(ゲームチェンジャー)】エミレーツ航空B777-300ERに導入されている世界最高峰ファーストクラスを徹底レビュー。羽田=ドバイで搭乗可能。特典航空券はJALマイルでは発券不可で、基本的にはエミレーツ「スカイワーズ」のマイルを貯めるしかない。
飛行機の機内のサービスでも最上級に位置するファーストクラスですが、ファーストクラスと言えども、航空会社・機材によりけっこうな差があります。最新のファーストクラスは、本当に部屋のような空間に仕上がっている航空会社もあります。どの航空会社のファーストクラスが世界一のファーストクラスなのか、世界中でアンケートをとれば意見は分かれるでしょうが、それでも多数の票を獲得しそうなのが、エミレーツ航空新型B777-300ERに導入されているファーストクラス「ゲームチェンジャー(Game Changer)」です。2019年から導入された、エミレーツ航空の最新型ファーストクラスで、ファーストクラスつきの機材を100機以上保有しているエミレーツ航空の機材の中でも、たったの9機にしか導入されていないのがゲームチェンジャーという最新型ファーストクラスです。それが実は、羽田=ドバイに導入されているんですよね。
そして、なんと今回はエミレーツ航空新型B777-300ERに導入されているファーストクラス「ゲームチェンジャー(Game Changer)」に搭乗してきました。
では、最高峰とも言われるエミレーツ航空B777-300ERのファーストクラス「Game Changer」搭乗レビュ―です。いつも通り、マイルに関する情報を整理してから、豪華な搭乗をレビュ―したいと思います!!
エミレーツ航空の特典航空券はJALマイルで発券できるが、ファーストクラスは対象外
まずエミレーツ航空の特典航空券の情報を整理しておきましょう。まずエミレーツ航空は、3大アライアンスには所属していません。が、独自に提携をしている航空会社が多く、
- JAL
- エアカナダ
- カンタス航空
- 大韓航空など
といった航空会社と提携しており、これらの航空会社のマイレージを利用してエミレーツ航空の特典航空券を発券することが可能です。つまり、JALマイルでエミレーツ航空の特典航空券を発券することも可能なんですよね。
上記のようにJALのWEBサイトでもしっかりと明記されています。が、エミレーツ航空のファーストクラス特典航空券のJALマイルでの発券は、2021/8/31でなんと終了となってしまっており、JALマイルでエミレーツ航空の特典航空券を発券できるのはエコノミークラス&ビジネスクラスのみとなっています。
ということで、エミレーツ航空のファーストクラスにマイル・特典航空券で搭乗するのは、以前に比べるとかなりハードルが高くなっており、JALマイルだけではなく、他の提携航空会社にもエミレーツ航空はファーストクラス特典航空券の枠の提供を廃止にしたので、基本的にはエミレーツ航空のマイレージ「スカイワーズ」のマイルを貯めるしかありません。
ちょっと例外もあって、エアカナダのマイレージ「Aeroplan」で検索をすると、
エミレーツ航空のファーストクラス特典航空券も発券ができます。これはバグかもしれませんので、いつか発券不可になるかもしれません。サーチャージ無料ですが、マイル数は20万マイル必要と非常に多いです。Aeroplanはマリオットポイントから移行することができるマイレージにはなっています。
エミレーツ航空「スカイワーズ」のマイルを貯めることができるクレジットカードは、
となっています。エミレーツ航空のファーストクラスに人生一回は搭乗したい人は、これらのクレジットカードをメインにしながらマイルを貯めることが基本になってきます。そういう意味でも、やはりマリオットアメックスプレミアムは、スカイワーズでもJALマイルでもAeroplanでもマイル移行できますし、30社以上に還元率1.25%でマイルを貯めることができるという強みは、やはり半端ないです。
ちなみにエミレーツ航空「スカイワーズ」を利用した場合の日本=ドバイの片道ファーストクラス特典航空券の必要マイル数は、
片道141,000マイル(+サーチャージも数万円)となっています。往復だと、この2倍の282,000マイルが必要になります。ちなみにですが、2022年の年末頃までは、必要マイル数は117,500マイルだったのですが、サイレント改悪があり、こっそりと必要マイル数がアップしています。日本だと情報が入りにくいマイレージなので、そのあたりも注意が必要にはなります。
ただし、日本からドバイ経由でヨーロッパまで行くようなケースだと、
片道150,000マイルでファーストクラス特典航空券を発券することが可能になっており、マイルを9,000マイル追加するだけで(サーチャージはけっこう増えますが)、ドバイ=ヨーロッパのファーストクラスを追加できることになるので、お得度がけっこうUPします。15万マイル貯めるのは確かに大変ですが、アメックスゴールドプリファードやアメックスビジネスゴールドの入会キャンペーンでもらえるポイントをドカッと利用すれば、体験可能なマイル数になってきます。
ちなみに、エミレーツ航空のファーストクラスでヨーロッパ往復すると、有償航空券での運賃は、
往復160万円!!片道あたり80万円!!!ということで、15万マイルを利用しているとは言え、サーチャージを除いても1マイルは4円台で利用できており、マイルの価値は1マイルが数円にもなるという利用方法になっています。やはり、ファーストクラス特典航空券にマイルを利用するというのは、マイルの価値的にも、そして体験としても有償航空券を実費で購入なんて人生ではありえない自分には非常にメリットが大きいというか、マイルだからこそできる体験ですね。
エミレーツ航空のファーストクラスには3タイプあり。新型ファーストクラス「Game Changer」は一部のB777-300ERのみに設定。
さて、エミレーツ航空のファーストクラスの話を詳しくしていこうと思うのですが、まずエミレーツ航空のファーストクラスには3つのタイプがあります。
- A380のファーストクラス
- 旧型B777-300ERのファーストクラス
- 新型B777-300ERのファーストクラス「Game Changer」
の3つです。日本路線だと、成田と関空にはA380、羽田には新型B777-300ERが基本となっています。一番豪華な最新型は、実はA380ではなく、羽田に導入されている「Game Changer」と呼ばれているもので、
エミレーツ航空の公式YouTubeでも紹介されており、マジで豪華です。豪華すぎます。このGame Changerが導入されているエミレーツ航空のB777-300ERは、たったの9機のみで羽田の他にはブリュッセル・ジュネーブ・チューリッヒ・シカゴなどに導入されています。羽田はA380が利用できない空港になっていることも幸い??して、エミレーツ航空が世界最高のファーストクラス「Game Changer」を導入してくれている貴重な路線になっています。
なお、B777-300ERの旧タイプと新タイプの見分け方は、シートマップまで確認すれば簡単に判別可能で、
旧タイプはファーストクラスが1-2-1の横4席なのに対して、
新型のファーストクラスは1-1-1の横3席になっています。これが新型と旧型の見分け方になります。同じ機材なのに、横に3席しかないファーストクラスということで、それだけで豪華な空間が想像できますね。
なお、エミレーツ航空のA380もそれはそれで豪華で、
- 機内にシャワーがある
- 機内にバーがある
という豪華な空間なので、興味ある方は下記のレビュ―もチェックしてみてください!
今回も、ドバイ=ミュンヘンはこちらのA380に搭乗しています!
では、エミレーツ航空B777-300ERファーストクラス「Game Changer」をじっくりレビュ―しましょう!!!
【世界最高峰】エミレーツ航空新型B777-300ER「Game Changer」ファーストクラス搭乗記。
深夜の羽田空港。この日はここからエミレーツ航空の新型B777-300ERのファーストクラス「Game Changer(ゲームチェンジャー)」についに搭乗するということで、1年ほど前に航空券を発券してから、非常に楽しみしていました。
こちらが今回実際に搭乗したエミレーツ航空のB777-300ERです。羽田では深夜で、写真が撮りにくい搭乗ゲートだったこともあり、ドバイに到着したあとの写真です。搭乗前は、機材変更で旧型B777-300ERになったりしないかドキドキしていました。が、実際に来た機材は、予定通りの新型!!!
では機内に入りましょう!!
こちらがエミレーツ航空新型B777-300ERのファーストクラスの空間です。何これ?プラネタリウムなの?って空間が広がっており、異次元の内装です。
エミレーツ航空新型B777-300ERファーストクラスのシートレビュ―
実際に搭乗するとき、降機するときは機内は明るくて、明るい状況の機内はこちら。めちゃくちゃ高い壁に囲まれている1つ1つの空間が、ファーストクラスのシートなんです。これ飛行機の機内ですよ?見たこともないような空間ですね・・・。
実際に自分が搭乗したのはこちらの2Kの席。というか部屋。自分の身長を超える高さの壁があるとか、完全に部屋。このエミレーツ航空のゲームチェンジャーのシートは、メルセデスベンツとの共同開発になっており、メルセデスのSクラスの社内をイメージして開発されたようですが、Sクラスを遥かに凌駕する空気が漂っています。
こちらが通路を挟んで反対の2Fの席です。このエミレーツ航空の新型B777-300ERのファーストクラスは、先ほども紹介しましたが、1-1-1の横3席です。つまり、真ん中の席には窓はありません。が、この写真は2Fの中央席なんですよね。窓あるじゃんってなりませんか?いや、窓ないんですよ・・・・。何を言っているかわからないかもしれませんが、これ実はバーチャル窓なんです。つまり、窓のようなモニターに外の景色を映し出しているということなんですよ。エミレーツ航空ゲームチチェンジャーは、ゲームチェンジャーですね・・・・。
では、座席周りをじっくりじっくりと拝見させていただきます。
まず、席に座って前を見た時に広がる光景が、絶対に飛行機の機内ではない笑。政治家が使うようなテーブルの中には、どこか異国の王女が利用するかのような鏡が配置されていますが、これは間違いなく機内です。
モニターの左右には、たっぷりをスナック類とドリンクが常設でセットされているという豪華さ。これ必要?という次元ですが、ファーストクラスというものはそういうものであると主張しているようなものですね。お菓子はお土産にもなりますね。
窓際にはタッチパネルの大型リモコンがあるのですが、それ以上にえ?何これ??と思ったのは、なんと双眼鏡が用意されている点です。外の景色を楽しめるように用意しているものだと客室乗務員さんが教えてくれました。ちなみに客室乗務員さんは日本人乗務員さんで、その方がシート周りを詳しく説明してくれて、離陸時まで非常にいいサービス&サポートをしていただき、ソフト面でもファーストクラスを実感できましたね。
テーブルの左下には小型のスーツケースまで収納できるサイズの荷物入れ。
テーブルの右下にはUSB&ユニバーサルコンセント。
シート左には、ハンガー付きのミニクローゼット。コートやスーツもばっちり収納できます。
なんかライトの色を7色に変化させることができるんですよね笑。これいる?と思いますが、ファーストクラスならではです。
シートはもちろんフルフラットのベッドに。
実際に睡眠を取る際には、客室乗務員さんが布団を引いてくれて、このような空間が完成します。もう完全に部屋ですよ。
ドアを閉めると、これが機内であるとは初見では信じることができないような空間です。が、紛れもなくここは機内です。これがエミレーツ航空新型B777-300ERに導入されているファーストクラス「ゲームチェンジャー」です。貴重すぎる体験だ・・・・。
エミレーツ航空新型B777-300ERファーストクラスのアメニティーレビュ―
では、エミレーツ航空のファーストクラスアメニティーも紹介しておきましょう。
アメニティーポーチには歯ブラシや髭剃りなどなどが入っていますが、香水なども入っておりそのブランドはなんとブルガリ。アメニティーポーチもブルガリ。
そして、前方のテーブルの中には化粧落としやハンドクリーム系のグッズや、エミレーツのロゴ入りのペンや手帳まで用意されています。もちろん、持ち帰りOKの品です。
そして、エミレーツ航空のロゴ入りのスリッパ&パジャマまで用意してくれます。パジャマは旅行中に愛用できますし、持ち帰って日本で利用する人も多いアイテムではないでしょうかね。エミレーツ航空のファーストクラスのアメニティーはかなり充実しています。
エミレーツ航空新型B777-300ERファーストクラスの機内食&ドリンクレビュ―
エミレーツ航空ファーストクラスの機内食・ドリンクも紹介しておきましょう。
搭乗すると、手渡しで豪華なメニューを渡されます。
まずは、ナッツとあられとモクテルをいただきます。
その後、食事は1品目としてキャビア!!!なかなかこんな量のキャビアを食べる機会なんてないですよね。
そして、メインの食事ですが、離陸が深夜1時ころで、すでに日本時間深夜2時すぎでもあり、そして搭乗前にはラウンジ(羽田発の場合にはJAL国際線ファーストクラスラウンジが利用できます)でも少々食事を取っていたこともあり、メニューから寿司をチョイスして、これだけいただきました。実はサーモンが、スモークサーモンの寿司というのが外資系らしいです。
あとは、デザートにフルーツを日本茶をいただき、この後はぐっすりと睡眠です。
そして、到着前には日本食の朝食をいただきました。機内でありながら、めちゃくちゃ本格的。
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また、次の便(ドバイ⇒ミュンヘン)では機内食はステーキをいただきました。そちらの機内食の写真もインスタにUPしております!!
ということで、羽田からドバイまで超快適に10時間の深夜便を搭乗しておきました!
そして、ドバイに到着後、今回はいわゆる沖止めだったのでバスでターミナルまで移動するのですが、このバスがまたファーストクラス専用のバスが用意されており、内部がヤバすぎます笑。何これ笑。こんなバス乗る機会ないでしょ?最後までさすがエミレーツ航空のファーストクラスですね!
以上、エミレーツ航空新型B777-300ERのファーストクラス「ゲームチェンジャー」の搭乗レビュ―でした。
座席というか、客室の広さや内装は間違いなくファーストクラスの中でも世界最高レベルであり、エミレーツ航空のゲームチェンジャーこそが世界のトップであるという声が世界中から聞こえてくるのも納得ができます。そんなゲームチェンジャーが、日本路線に導入されているというのは、日本在住者には非常に嬉しいところで、マイルさえ貯めれば世界最高峰に航空機に搭乗することも可能になります。
そんなエミレーツ航空のB777-300ERのゲームチェンジャーに匹敵すると評判なのが、JALのA350-1000に導入されている新型ファーストクラスで、こちらもエミレーツ航空同様に横に1-1-1の3席しかないファーストクラスとなっており、世界最高峰に仕上がっています。JALなので、当然日本路線なわけで、我々日本人は実は世界トップの航空機が揃っているという恵まれた環境にいます。JALの新型ファーストクラスのレビュ―も是非チェックしてくださいね!!!
世界最高のファーストクラスの1つとも言われるエミレーツ航空のB777-300ERのファーストクラスに搭乗してきましたよ!!!