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エティハド航空の最新ビジネスクラスA350-1000をブログレビュ―。

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【ブログ搭乗記】エティハド航空の最新ビジネスクラスA350-1000はドア付き個室型スタッガードシートが導入されており、ビジネスクラス機内食ではアラカルトで寿司が選べたり、充実の時間が過ごせる。搭乗レビュ―。特典航空券はANAマイルでも発券可能だが、お得なマイレージは?

すけすけ
どうも、陸マイラーを始めて約20年、このブログを2016年から運営している「すけすけ」です。マイル・ポイント・クレジットの情報を日々提供しているのが当サイト「すけすけのマイル乞食」です。

エティハド航空の最新機材A350-1000のビジネスクラス搭乗レビュ―です!!!

エティハド航空はご存じですかね?アラブ首長国連邦のアブダビを本拠地とする航空会社で、アラブ首長国連邦のドバイを本拠地とするエミレーツ航空とともにアラブ首長国連邦の2大航空会社です。アブダビに行くときだけではなく、アブダビ経由でヨーロッパやアフリカ方面に行く際には乗継需要もかなりある航空会社です。そんなエティハド航空ですが、エミレーツ航空とカタール航空とともに中東御三家と言われる航空会社で、世界的にかなり評判がいいです。そんなエティハド航空が、最新機材A350-1000を成田路線にも導入して、豪華ドア付きのビジネスクラスに搭乗できるということで、搭乗してきました!!

では、エティハド航空A350-1000のビジネスクラスのブログレビューをお楽しみください!!いつも通り、まず前半ではマイレージ関連情報を整理し、後半に搭乗レビュ―です!!!

 

エティハド航空の特典航空券を取るためにおすすめのマイレージはANAマイル?エティハドゲスト?アメリカン航空のAAdvantage?

まず、エティハド航空の特典航空券を取るためのマイレージの話をしておきましょう。エティハド航空は、3大アライアンスには所属していない航空会社で、独自の提携系航空会社を多数持っています。つまり、エティハド航空の特典航空券を取るには、エティハド航空のエティハドゲストのマイルを貯めるか、もしくは提携航空会社のマイルを貯めてエティハドの特典航空券を取ることが可能になります。提携航空会社の中には、

  • ANA
  • アメリカン航空(AAdvantage)

などが含まれていります。

 

まずは、ANAマイルの話を少ししておきましょう。ご存じの方もいるかもしれませんが、エティハド航空の特典航空券はANAマイルで発券することが可能です。興味ある方は、ぜひ成田=アブダビや、関空=アブダビで特典航空券を検索してみてください。けっこう特典枠が見つかったりすると思います。

ANAマイルでエティハド航空の特典航空券がWEB発券可能、しかも全路線!

2023-05-18

なので、エティハド航空の特典航空券を取るためにANAマイルを貯めておくというのは悪くないところではありますが、ANAマイルでエティハド航空の特典航空券発券はめちゃくちゃおススメかというと、そうとも言えません。というのは、ANAマイルでは、

  • アブダビはアフリカゾーンに分類されており、ヨーロッパよりも必要マイル数が多い
  • アブダビはアフリカゾーンに分類されており、アブダビ経由でヨーロッパ行きの特典航空券は遠回り扱いになるので発券不可になっている
  • サーチャージがけっこう高い
  • ファーストクラス&ビジネスクラスの特典枠は搭乗の約30日前にならないとANAマイルには提供なし

というようなデメリットともいえるような側面があります。

ANAマイルでエティハド航空のファースト&ビジネスクラスを狙う人は、搭乗30日ほど前からの直前開放なら狙うことも可能です。

【徹底解説】陸マイラーのANAマイルの貯め方を大公開!陸マイラーを始めたい人はこれを読め!!

2022-03-29

 

では、エティハドゲストだとどうなのかという話も少ししておきます(エティハドゲストは、アメックスメンバーシップリワードのポイントやマリオットのポイント交換で取得可能)。

このマイレージはおススメはそんなにできません。まず、必要マイル数はかなり多いです。アブダビまで片道のビジネスクラスで10万マイル以上したりするので、ANAマイル以上です。サーチャージも高いです。そして、エティハドゲストはキャンセル料がエグイ。必要マイル数の25%~75%がキャンセル料として没収されるという世界中のマイレージで最もキャンセル料が高いマイレージになっています・・・。マイルの有効期限も最終のフライトマイル加算から18カ月となっており、かなり厳しいです。唯一のいい点があるとしたら、予約開始日である360日前から自社マイルであるエティハドゲストなら、エティハド航空のファーストクラス&ビジネスクラス特典枠がけっこうな数の開放があるという点です。が、本当に使うのが難しいマイレージなので、個人的にはおススメはできないところです。

 

じゃ、何かおススメのマイレージはあるのか?と言われると、エティハド航空の特典航空券を取るにはアメリカン航空のAAdvantageが実はおススメなんです。

AAdvantageでエティハド航空の特典航空券を取る特色としては、

  • 日本からアブダビまでの片道エコノミークラス特典航空券の必要マイル数が22,500マイル
  • 日本からアブダビまでの片道ビジネスクラス特典航空券の必要マイル数が40,000マイル
  • 日本からアブダビ経由でヨーロッパまでの片道ビジネスクラス特典航空券の必要マイル数が70,000マイル
  • サーチャージ無料
  • ファーストクラス&ビジネスクラスの特典枠は搭乗の約30日前にならないとAAdvantageにも提供なし

こんな特色があり、ビジネスクラスはなかなかのスイートスポットになっています(ちなみにアメリカン航空はワンワールド所属なので、AAdvantageではJALやカタール航空の特典航空券を取ることも可能で中東やヨーロッパへの必要マイル数は上記と同じでかなりお得になっています)。え?AAdvantageのマイルってどうやって貯めるのという方。マリオットのポイントから交換できるので(60,000ポイント=20,000マイルです)、マリオットアメックス保有者なら実は手に入りやすいマイルですし、AAdvantageではバイマイルも行われるのでバイマイルも有効です。

上記のようにアメリカン航空AAdvantageでもファースト&ビジネスクラスは直前期になると開放されます(日本路線にはファーストクラスは導入されていません)。片道40,000マイルでサーチャージなし(諸経費のみ29ドル!!!)は、なかなか魅力あるでしょ。ということで、今回のエティハド航空ビジネスクラス特典航空券は、アメリカン航空AAdvantageを利用しています。

アメリカン航空Aadvantage
マイル有効期限 18ヶ月だが、加算減算があると18ヶ月延長
マイル家族合算 家族でなくてもマイル譲渡可能だが、1マイル=1ドルの手数料
特典航空券利用者 誰でもOK
予約開始日 331日前
日時変更手数料 無料
キャンセル料 無料
サーチャージ 無料(ブリティッシュエア、イベリア航空を除く)
バイマイル あり
コールセンター 0343337675

複雑な乗継便がWEBで表示されない場合や、WEBでクレジットカード決済がうまくいかないことなどもありますが。コールセンターが繋がりやすくコールセンターで対応できることがめちゃくちゃ多いので、困ったら電話がオススメです。

 

エティハド航空A350-1000ビジネスクラス搭乗機。豪華機内をブログレビュー。

今回のエティハド航空ビジネスクラス特典航空券の発券区間は、成田=アブダビの片道になります。関空=アブダビにも空席があり、大阪在住の自分には圧倒的に関西空港の方が利便性が高いのですが、今回は成田発を選んでいます。実は関西空港に導入されている機材はB787-9なのですが、成田路線にはA350-1000のドア付き最新型ビジネスクラスが導入されており、どうせ搭乗してレビュ―するなら最新型にしよう!と思い、わざわざ成田まで移動しての出発です。

エティハドA350-1000ビジネスクラス

ちょっとレアな成田空港第1ターミナル北ウイング発です。第1ターミナル南ウイングはANAなどスターアライアンス、第2ターミナルはJALなどワンワールドがメインになっており、第2ターミナル北ウイングはスカイチームやジップエアーなどのLCCが主ですね。

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス

ビジネスクラス搭乗なので、搭乗前にはラウンジの利用が可能ですが、利用できるラウンジは成田空港が運営している「ナリタプレミアラウンジ」で、スカイチームのビジネスクラス搭乗時や、ジップエアーの有料ラウンジサービスもこのラウンジになります。広さは十分で、空いていますし、シャワーもありますし、思ったより快適だったので、また紹介したいと思います。

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス

ということで、エティハド航空の最新機材A350-1000に搭乗です!!!めちゃくちゃカッコいい機体なのですが、駐機スポットが機体全体を眺めることが難しい場所なのが少し残念でした。

なお、今回はアメリカン航空AAdvantageのマイルを利用しているわけですが、先ほども言った通り搭乗の30日ほど前にならないとビジネスクラス特典枠は開放なしです。自分の場合には、この旅程をズラすというようなことは困難だったので、元々は関空発のエコノミークラスをAAdvantageで抑えておきました。エコノミークラスなら、エティハド航空の特典枠は事前に開放されていますし、めちゃくちゃ開放枠数も多いので、しかもサーチャージなしということを考えれば、それはそれでスイートスポットでもありますね。

 

エティハド航空A350-1000ビジネスクラスのドア付き個室型シートレビュ―

では、エティハド航空A350-1000の機内に行きましょう!!

エティハドA350-1000ビジネスクラス エティハドA350-1000ビジネスクラス エティハドA350-1000ビジネスクラス

こちらがエティハド航空A350-1000のビジネスクラスです。ヘリンボーン式の斜めを向いたシートタイプで、1-2-1の座席配置です。さすが最新の機材というだけあり、全席がドア付きの個室型フルフラットシートです。

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス

エティハド航空はエミレーツ航空・カタール航空と共に中東御三家と言われる航空会社で、世界的に非常に評価の高い航空会社ですが、機内のライトの配色も黄金系になっており、さすが中東と思わせる豪華な雰囲気になっているのがいいですね。

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス エティハドA350-1000ビジネスクラス

シートはもちろんフルフラットになるのですが、フルフラットにした状態でこの広さ。中東行きの便はエティハド航空でもカタール航空でもエミレーツ航空でもターキッシュエアラインズでも、日本発は夜になるので、機内食後にはすぐに睡眠を取ることになるので、フルフラットで十分な睡眠を取ることができるという環境は至福です。枕のカラーがエティハド航空独特なので、ぱっと見でエティハド航空だと認識できるアイコン的な役割はいいですね。

 

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス

ちなみにですが、シートには枕とともにシートカバーが用意されており、こんな感じでシートに被せることができ、フルフラットのベッドにした状態ではマットの役割を果たします。長距離フライトでは、シートカバーやマットという存在があると、快適な睡眠を取ることができるので、ありがたいです。

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス エティハドA350-1000ビジネスクラス エティハドA350-1000ビジネスクラス

サイドテーブルがめちゃくちゃ充実しており、小物入れが2か所あり、内部にはコンセントもあります。また、サイドテーブルではワイヤレス式のスマホ充電も可能になっています。ただ、個人的にはサイドテーブルでのスマホ充電は、タービュランスで機体が大きく揺れたときに、スマホが行方不明になるリスクが高い気もするので、毎回コードにつないで充電をしているところではあります。

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス

テーブルは、モニター下から前にスライドで出すタイプです。

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス

通路側のアームレストは上下可能で、また内部はこちらも収納スペースになっており、ペットボトル水が用意されていました。

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス

こちらが隣の方がドアを閉めた状態です。まったく内部を見ることができない状況になっており、かなりのプライベート感あり、プライバシー保護感ありで最新のビジネスクラスという感じに仕上がっていますね。エティハド航空の最新ビジネスクラスは仕上がりヨシです。

ちなみにですが、ビジネスクラスは1席も空席がない状況で、自分のようにマイルで搭乗するわけではないような裕福層が世の中には多いな・・・と実感しますね。めちゃくちゃ需要があるようです。

 

エティハド航空A350-1000ビジネスクラスのアメニティーレビュ―

エティハドA350-1000ビジネスクラス

では、エティハド航空ビジネスクラスのアメニティーも紹介します。搭乗した際から、サイドテーブルにアクセサリーのように飾られているのがいいですね。

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス

黄色のアメニティーポーチには歯ブラシ・アイマスク・耳栓。隣の黒い箱には、ハンドクリームなどが収納されており、充実のアメニティーです。

 

エティハド航空A350-1000ビジネスクラスの機内食レビュ―

エティハドA350-1000ビジネスクラス

では、エティハド航空ビジネスクラスの機内食も紹介しておきましょう。これがかなり満足できる内容なんですよ。

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス エティハドA350-1000ビジネスクラス

こちらがメニューなのですが、ビジネスクラスの長距離路線とは航空会社によってはメインの食事のみが記載されており、小腹が空いたときのアラカルトメニューは記載がない(つまり、充実したものは用意されていない)という航空会社もけっこう多いです。が、エティハド航空ビジネスクラスの機内食メニューには、「1日中いつでも」という欄にいつでもオーダー可能なアラカルトメニューがしっかりと記載されているですよ。日本発だと、寿司までありますからね。これは素晴らしい。

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス

では、ノンアルコールカクテルとナッツから開始です。

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス

そして、白いテーブルクロスとともに、前菜から本格的な機内食が始まります。実はこの前菜も3品から選択できるんですよね。アラビックスタイルの前菜、和の前菜、スープから1つ選べます。なかなか前菜から選択できる航空会社は少ないですよね。自分はここはアラビック前菜にしました。これがまためちゃくちゃ美味。おススメできます。

 

こちらはメイン。ちょっと何かわかりにくいかもしれませんが、牛丼になっています。あとはデザートで、アイスクリームやケーキなどが出てくるのですが、疲れていたこともあり、気づくと自分でシートをフルフラットにして寝ておりました笑。ビジネスクラスのフルフラットは最高ですね。

 

エティハドA350-1000ビジネスクラス

そして、ちょっと目が覚めたタイミングでアラカルトメニューから寿司と、食べ逃したデザートとしてフルーツをオーダーしました。エティハド航空ビジネスクラスの機内食の充実度はなかなかなものです。アラカルトメニューが充実している航空会社は非常に嬉しいです。

 

以上、エティハド航空のA350-1000ビジネスクラスへのレビューでした。

内容は素晴らしいの一言で、ドア付きのフルフラットは世界トップレベルの航空会社であることを証明しています。最近は世界のトップレベルのビジネスクラスは、ドア付きの個室型が標準になってきており、ANAのB777-300ERに導入されている「The Room」や、JALの新機材A350-1000の最新ビジネスクラスは超ハイレベルです。エティハド航空も、A350-1000のビジネスクラスは、それらと世界的にはライバルになるところですね。シート回りの収納の充実度はかなり素晴らしいです。そして、これは最新機材かどうかは無関係ですが、エティハド航空ビジネスクラスの機内食がかなりいいです。中東系の食事はそもそも旨いところではありますが、エティハド航空のビジネスクラス機内食のアラカルトメニューが充実しています。個人的には、アラカルトメニューで選択できるちょっとした食事の方が、メインの機内食よりも楽しみ(自分の好みに細かく設定しやすい)ということもあり、エティハド航空は満足度が高かったですね。また、いつの日か搭乗したいですね。

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3 件のコメント

  • お返事ありがとうございます。
    一旦エコノミーをキャンセルされてからのビジネスクラスなんですね。
    ビジネス空席を探してみようと思います。

  • 貴重な情報をありがとうございます。ビジネスクラスでUAEに行きたいと考えており、ANAの特典席がなかなか見つからずに困っていましたが、30日前から開放されるという情報を知り、とても納得しました。AAマイルも検討しようと思います。

    すけすけさんは、エコノミークラスで特典を予約した後、30日前にマイルを使用してビジネスクラスにアップグレードされたということでしょうか?

    もし差し支えなければ、ご指南いただけると大変ありがたいです。何卒よろしくお願い申し上げます。

    • るりさん
      自分は念の為にエコノミー特典を取っておき、ビジネスに空席が出て取れたタイミングでエコノミーの方は解約したという流れになります。

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