ANAマイルを貯めてハワイに行くには、ANAとユナイテッド航空どっちがいいのか。ビジネスクラス体験談から比較検討。家族・子連れ・カップルは要注目!
みなさん、ANAマイルは貯まっていますかね?
マイルを貯めた後の最終目的がビジネスクラスでハワイに行きたい!という人も多数おられると思います。
ANAマイルを利用して、特典航空券でハワイに行く便は4つあります。飛行時間は約7時間です。これだけの飛行時間になると、ビジネスクラスが絶大な効果を発揮します。
便名 | 成田発 | 機材 | |
NH184 | 18:40 | B787-8 | 2017/9/1よりB787-9 |
NH182 | 21:35 | B767-300ER | 2017/6/1よりB787-9 |
UA902(NH7024) | 18:55 | B777-200 | ユナイテッド航空運行 |
便名 | 羽田発 | 機材 | |
NH186 | 21:55 | B787-9 |
上記4便です。一便はユナイテッド航空(UA)との共同運行便で、UAの機材・乗務員で運行しています。ちなみに、UA便だから日本語が通じないかもという心配は無用です。機内でも、全て日本語で問題ありませんので。
まず要注意なのが、ホノルル行きのビジネスクラスは機材の格差が非常に大きいです。
B787-9、B777-200はフルフラットシートになります。
B787-8、B767-300ERは古い機材でビジネスクラスとは言え、フルフラットシートではありません。
詳しくは下記の記事を参照してほしいのですが、一言にビジネスクラスと言っても座席が大きく異なります。
便を選ぶ際には、どの機材を選ぶべきなのか十分に注意しましょう。
ただし、ANAのホノルル行きは数か月後には全便フルフラットシートになります。JALやデルタ等の他社便はすでにホノルル行きはフルフラットシート導入しており、ようやくANAも追いついてきた印象です。
今回、自分は往路で羽田-ホノルルをANAのビジネスクラスでB787-9のフルフラットシートの体験をしました。この便がフルフラットシートになったのは、2016の終わりでまだ導入数か月です。復路でホノルル-成田をユナイテッド航空(UA)のビジネスクラスでB777-200のフルフラットシートの体験をして来ました
実際の体験談を元にANA便のビジネスクラスと、UA便のビジネスクラスを比較検討してみたいと思います。皆さんがハワイ行きの飛行機を選ぶ際の参考になれは幸いです。
まず、地上で受けることのできるラウンジ等サービスには差はありません。UA便に搭乗しても成田空港でANA LOUNGEは利用できますし、逆にANA便に搭乗しても成田空港でUAラウンジを利用することも可能です。基本的に異なるのは、機内サービスのみと思って問題ないと思います。この記事では、機内サービスを中心に比較してみます。
ANAとUAビジネスクラスの座席比較
①ANA B787-9 ビジネスクラス
つい先日、ハワイ路線に導入されたばかりのANAのスタッガードシートと呼ばれるものです。ANAのスタッガードに搭乗するのは初めてだったので、非常に楽しみでした。
座席表です。前後のシートが交互になっています。これがスタッガードシートです。
ちなみに自分は2Kでした。
機内の写真です。
前後で座席が交互になっていますよね。自分の座席の前には、テーブルの下に空間が広がっており、座席を倒すとフルフラットのシートにすることが可能です。
そして、隣の人とは十分な距離が保たれておりプライベート感抜群です。
まず、座って足をまっすぐ伸ばしてみます。足はまっすぐに伸ばしても、前に届きません。十分なスペースがあります。
席をフルフラットにしています。フラットになることはもちろん、かなり四角に近い形になるので、横を向いて寝ることも可能です。
さすが、ANAのスタッガードシート。プライベート感抜群で、かなり熟睡することができました。これぞビジネスクラス!という感じですね。
ちなみにビジネスクラスは横に1-2-1の4席配置です。エコノミークラスは3-3-3の横9席。
ビジネスクラスが如何に広くて、贅沢なのか想像できますね。横4席と横9席の差がありますからね。熟睡できたので、ホノルル到着後も疲れはほとんどありませんでした。
実は、今年まだホノルル以外の行き先でB787-9のビジネスクラスに搭乗の予定があります。非常に楽しみです。
②UA B777-200 ビジネスクラス
ユナイテッド航空のビジネスクラスは「United Polaris」と呼ばれます。初めチェックイン時にどこに行けばビジネスカウンターなのかわかりませんでした笑。ビジネスの文字がないんですよ、、、。
こちらは、ANAとは違いスタッガードシートではありません。
ファーストクラスも用意されている便で、ファーストクラスが1-2-1、ビジネスクラスが2-4-2、エコノミークラスが3-3-3です。ANAに比べると、ビジネスの横の座席数8席と多いので、その分だけ狭くなってしまいます。
少し面白いのが、ビジネスクラスは席が前向き、後向きが交互になっているところです。自分の席は10K。人生初の後向きでの搭乗を経験しました。
真ん中の4連続席の写真です。ANAに比べると少し狭いですし、プライベート感もありませんが、4人家族には最高にいいですね。またカップルなら窓際の2席も非常にいいと思います。
自分は窓際の席でした。座って、足をまっすぐ伸ばしてみます。こちらも、前には届きませんが、ANAと比べるとやや足置き場が狭いですかね。
席をフルフラットにしてみます。
ANAに比べると、ややシートが楕円形になっています。これでも十分に熟睡することは可能ですが、ANAの方が広さを感じます。こちらもさすがビジネスクラスという印象は十分にありますが。
シート比較においては、
・広さ、プライベート感重視ならANA
・家族、カップルで隣接したシート希望ならUA
というのが自分の結論です。
ANAのスタッガードシートは、確かにプライベート感抜群で、広さも文句ありません。最高水準のビジネスクラスだと思います。
ちなみに、2年前にハワイにビジネスクラスで行った時には、スタッガードシートのフルフラット便ではありせんでした。下記のようなかなり古い便で、同じビジネスクラスとは思えないものでした。下のやつです、、、。
UAはプライベート感はありませんが、その分大きなメリットがあります。近接感です。家族連れで小さい子供がいる場合は席が隣の方が安心ですよね。カップルでも、隣り合わせの方がいいという人もいると思います。
実際に搭乗者を見ても、ANAのスタッガードには子連れは少なかったですが、UAには真ん中四席を使った家族連れもいました。皆さんやはり考えて利用しているようです。
ANAとUAのモニター、アメニティー等の比較
続いて座席周りを比較して見ます。
①ANA B787-9 ビジネスクラス
サイドテーブルです。これが広い。本を二冊横に並べれるスペースがあります。
実はこのサイドテーブルの下にスライドの式のテーブルがもう一つ隠れており、食事の時やPC利用に使えます。広げてみます。
雑誌を一冊置いても十分な広さがありますね。
モニターは18インチ。もちろん映画が多数用意されています。日本の航空会社だけあって邦画が豊富です。邦画好きの自分には嬉しいですね。
自分は織田裕二主演の「ボクの妻と結婚してください」を見て号泣していました笑。
きっと、客室乗務員の方は、機内で映画見て涙を流している人を多数目撃してるんでしょうねー。
コンセントも、マルチタイプがついています。USBコンセントも完備です。
wifiも有料ですが、繋がります。ただ、着陸直前になって利用したので、2分くらいしか使えず、細かい評価ができません、、、、。LINE、Twitterを見るのは問題ありませんでした。
②UA B777-200 ビジネスクラス
テーブルは、隣の人と共通のサイドテーブルがあります。ANAに比べると狭いですね。
ただ、UAにはANAにはなかったアメニティーセットが用意されています。
センターテーブルを広げて、アメニティーをチェックしてみます。
靴下、歯ブラシセット、ペン、アイマスクなどなどが用意されています。もちろん持ち帰ってオッケーです。次回、別の飛行機に乗るときにも使えて非常に便利なんですよアメニティーセット。
モニターは何インチでしょうか?16インチかな?ANAより一回り小さい気がします。
映画は、アメリカの航空会社だけあり、ANAと比べると邦画は少ないです。ただ、10時間程度の時間を過ごすなら、全然問題ないだけの日本語対応の映画が用意されていました。
佐藤健主演の「何者」を見て帰ってきました。
写真を撮り忘れましたが、マルチタイプのコンセントも用意されています。
wifiも有料ですが、繋がります。ANAより繋がりやすかった印象でした。ANAのwifiの利用時間が短すぎて何とも言えない面はありますが、、、。
座席周りの比較においては、
・テーブルの広さはANA、日本の映画もANA
・アメニティーはUA
という印象でしょうか。もちろん、ANAでもCAさんに言えば、マスクなんかももらえますし、トイレに行けば歯ブラシは用意されています。
ANAとUAの機内食の比較
最後に機内食の比較をしておきます。ビジネスクラスに搭乗したら機内食は楽しみですよね。
①ANA B787-9 ビジネスクラス
座席は機材により大きな差がありますが、機内食は機材による差はありません。
メニューはこちら。
和食と洋食から選べます。ワインや日本酒も豊富に用意されています。
自分が選んだのは和食。
・蓬豆腐 菜の花白和え
・信州サーモン叩き キャベツと桜海老の煮浸し
・鮭塩焼き
・俵御飯
・味噌汁
ANAのビジネスクラスの食事はかなり美味です。間違いありません。
なお、ハワイ路線は洋食が人気なんです。下記の和牛ハンバーグを選ぶことができます。
自分は機内食は、ほぼ和食を選んでしまいますが、こっちも美味しそうですね、、、。
なお、軽食は常時オーダーできます。
・舞茸うどん
・茅乃舎 野菜だしスープ
・チーズプレート
・フルーツ
・ミックスナッツ
等々がいつでもオーダーできます。自分は、気持ちよく寝てしまいオーダーしていませんが。。。
②UA B777-200 ビジネスクラス
メニューはこちら。
またまた和食を選びました。
あまり、メニューをじっくり見ずに食べていました。なんか漬物の量が多い割に米がないなーと思っていたら、このあとにメインデッシュと米が出てきました。
和食とは言え、やはり米系航空会社だけあって洋食テイストです。
メインディッシュは
「メロとほうれん草クリームソース」
メロ?食べたことない魚ですね。
こんな見た目らしいです。初めて食べました。初めて見ました。クリームソースの味が割と濃いので、どんな魚でも同じ味になってしまうような気がしました笑。
それから、復路は割と起きていたので、二度目の軽食もいただきました。おそらく、往路は寝ていたのでスキップしていると思います、、。
フルーツをメインとしたスッキリした食事です。
やはり食事は、エコノミークラスとビジネスクラスの差が大きいですね。ビジネスクラスは、器もプラスチックのものではなく、ちゃんとした陶器が出てくるので食欲も増します。
機内食の比較は、
どちらも美味だか、ANAの方が日本人好みの味付けになっている
というのが個人的な印象です。
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まとめ
ANAマイラーがホノルルに行く便は4便ありますが、ビジネスクラスに搭乗するなら、ANAの羽田発B787-9かUAの成田発B777-200の2択だと思います。フルフラットですからね。他の成田発のANA便との差がかなり大きいです。
ゆっくりしたいならANA。
子連れ・カップルならUA。
というのが基本方針になるのかなという気がします。
なお、ANAマイルを65000マイル貯めることができれば特典航空券でホノルル往復のビジネスクラスを取ることができます。が、実はこの路線は人気が高すぎてなかなかビジネスクラスの特典航空券を取ることができません。
自分は今回14万ANAマイルをANA SKYコインに変えて利用するという暴挙?に出ました。こんな贅沢なマイルの使い方ができるのも、年間30万ANAマイルが貯まっているからです。
是非、ANAマイルを貯めて色んな使い方をしてみてください。
■関連記事
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