同じANA LOUNGEでも、国際線のラウンジと国内線のラウンジでは全然違う。ラウンジの比較検討。
ANAのビジネスクラスでホノルルに行ってきました。
さて、今回の記事ではビジネスクラスに搭乗すると利用できる空港のラウンジの一つである「ANA LOUNGE」を紹介します。
実は、同じANA LOUNGEでも国内線のラウンジと、国際線のラウンジでは全然違います。
そもそも、国内線って、多くの場合は空港での待ち時間短いですよね。30分前に着いて15分だけラウンジでゆっくりするなんて人も多いと思います。
が、国際線の場合は2時間以上前に空港について、1時間以上待ち時間があるなんてケースもたたあります。
なので、ラウンジの滞在時間がそもそも全然違います。航空会社もそのあたりはしっかり理解しているので、中身が国際線ANA LOUNGEと国内線ANA LOUNGEでは全然異なります。空港にあるラウンジを比較してみたいと思います。
国際線ANA LOUNGEに入場できる対象はどのクラスの人?
ANA LOUNGEの対象者は下記の人です。
①ANAもしくはスターアラインスのファーストクラス搭乗者および同伴者1名
②ANAもしくはスターアラインスのビジネスクラス搭乗者
③ダイヤモンドメンバー、プラチナメンバー、スーパーフライヤーズ会員およびその同伴者
④スターアラインスゴールドメンバーおよびその同伴者
⑤ANAプレミアムエコノミークラス搭乗者
⑥スターアラインス有料ラウンジ会員およびその同伴者
になっています。
注目ポイントは、プレミアムエコノミークラスの搭乗者もラウンジには入ることができる点です。
ただし、ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスの場合は搭乗者のみしか入ることができません。同伴者は入れません。
よく勘違いしている方もいますが、ANAのゴールドカードを所有していてもANAラウンジに入ることはできません。ゴールドカードで入ることができるのはカードラウンジです。
カードラウンジは、基本的に無料のソフトドリンク・雑誌・ソファーがあるだけだと思ってください。
それに対してANA LOUNGEは、ビジネスクラス搭乗者等が入場できる「ビジネスラウンジ」と呼ばれるものになります。以下で、その全貌を公開します。
ANA LOUNGEの場所
国際線ANAラウンジが用意されているのは、羽田空港・成田空港・関西空港の3ヶ所です。
今回、紹介するのは羽田空港のANA LOUNGEです。羽田空港には、ANA LOUNGEが二ヶ所あります。二ヶ所とも、出国審査場を過ぎた後にあります。
110番ゲート近くにある「本館」
114番ゲート近くにある「サテライト」
の二ヶ所があります。
オープン時間は、本館は5:00〜25:00。サテライトは6:30〜13:30と短時間になっています。午後になると、利用できるのは本館だけになるということです。
ということで、夜便の自分は110番ゲートに向かいます。
ありました、ありました。
では、入ってみます。
よく、いろんな方のブログでも見かける場所です。このエスカレーターを上がっていくと、ANA LOUNGEがあります。
ここが、入り口なのですが向かって左がANA LOUNGE。いわゆるビジネスラウンジです。
向かって右がANA SUITE LOUNGEです。こちらは、いわゆるファーストクラスラウンジです。入場可能なのは、ANAファーストクラス搭乗者と、ダイヤモンドメンバーだけです。
どーしても入場したい人は、ヤフオフ等で5000円ほどで入場券が売られています。
自分は左のANA LOUNGEに入場します。
中に入ると、
ブラックを基調とした、非常に落ち着いた雰囲気の通路を通り、奥に入っていきます。
内部もブラックを基調とした落ち着いた雰囲気のラウンジです。入り口付近の、特に窓側の座席は人気で空席はなかなかみつかりません。
奥まで入っていくと、空席も沢山あります。ほぼ全ての座席にコンセントもついてますし、free wifiももちろん利用できます。
ちなみに、座席数ですが
本館 ANA LOUNGE 417席
本館 ANA SUITE LOUNGE 154席
サテライト ANA LOUNGE 302席
サテライト ANA SUITE LOUNGE 63席
で、トータル1000席近く用意されています。
シャワールーム完備
自分がラウンジに入って最初にやることは、シャワーを浴びてスッキリすることです。
実は、羽田空港の国際線ANA LOUNGEにはシャワールームが完備されているんです。
ただし、シャワールームは全てのラウンジ入場者が利用できるわけではありません。
対象者は、
①ANAもしくはスターアラインスのファーストクラス搭乗者および同伴者1名
②ANAもしくはスターアラインスのビジネスクラス搭乗者
③ダイヤモンドメンバー、プラチナメンバー、スーパーフライヤーズ会員およびその同伴者
となっており、スターアラインスゴールドメンバーやプレミアムエコノミークラス搭乗者は利用できません。
シャワールームは、これから夜間に長距離路線に搭乗する人に絶大な人気があります。そんな搭乗者のニーズにもバッチリ答えてくれます。
ちなみに、シャワーはかなり人気があります。全7室あるのですが、空室がない場合は受付で呼び出しボタンが渡されます。
20時くらいになると一時間待ちなんてこともよくあるようです。なお、時間指定の予約はできません。先着順で、どんどん呼ばれます。
自分の時も、数人待っていたので呼び出しボタンが渡されました。30分ほどで呼び出し音が鳴ったので、受付に行くと搭乗券と引き換えにシャワールームのキーを渡されます。
では、1番のシャワールームに入ります。
中は前の人が利用された形跡がまったくなく清潔感満点です。
もちろんタオル、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、化粧落とし、歯ブラシ、髭剃りなんかも一通り用意されています。
非常にスッキリしました。
さて、次は食事をするためにラウンジに戻ります。
ラウンジの食事
次は食事です。
その前に、雑誌を数冊確保します。新聞や週刊誌が多数置かれています。
まずは、お酒のチェックをしましょう。
なんか色々とありますが、実はアルコールをまったく飲めない自分には一切関係がありません笑。
ということで、食事をチェックします。
まず、メニューはこちら。基本的にブュッフェスタイルで、自分で取りにいきます。
月替わりのメニューも多数あります。
おにぎりと海苔巻き。
パン。
サラダとサンドウィッチ。
オリーブ、チーズ、デザート。
そして、人気なのが、麺類をオーダーできる「NOODLE BAR」。こちらで、きつねうどん・そば、山菜うどん・そば、かき揚げうどん・そば、カレーうどん・そば、とんこつラーメンがオーダーできます。
ということで、自分の夕食はこちら。
とんこつラーメンは小さめのサイズなので、これだけ食べても機内食は全然食べれます。
友人の夕食は、
こちらも人気メニューのチキンカレー。
いつも、ANA LOUNGEに来ると食べ過ぎてしまう傾向にあるのですが、それでも機内食もしっかり食べます。
さて、ラウンジにランキングをつけると
国際線ANA SUITE LOUNGE > 国際線ANA LOUNGE > 国内線ANA SUITE LOUNGE >国内線ANA LOUNGE ≧ カードラウンジ
と言ったところでしょうか。
個人的なランキングですが、やはり国内線のラウンジは利用時間の短い人が多いため、長時間滞在できるようには作られていないと思っています。長時間滞在する場合には、充実した食事とシャワーが必須だと思います。国内線ANA LOUNGEはドリンクはありますが、食事はありません。簡単なスナックがある程度です。国内線ANA LOUNGEとカードラウンジの比較ならカードラウンジの方が綺麗で使いやすい空港もあります。
また、国際線ANA LOUNGEよりも、プライオリティ・パスで利用できるビジネスラウンジの方が豪華な場合もあります。
ただ、国際線ANA LOUNGEは、初めてビジネスクラスに搭乗する際には是非とも利用して楽しんでほしい場所です。ビジネスクラスに搭乗する人の特権だと思って満喫してみてください。まだ、ビジネスクラスに搭乗したことのない陸マイラーの方が大半だと思いますので、ラウンジも楽しみにしながら、是非マイルを貯めてみてください。
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