JALの中型機B767-300ERのビジネスクラス「SKY SUITEⅡ」に搭乗してきた。ホノルル・バンクーバー・シンガポール・クアラルンプールなどの中長距離に利用されているフルフラットになるスタッガードのシートが超快適。
当ブログでは2年ぶり以上の国際線搭乗レビュ―です!これから海外旅行に行く方も、まだ行きにくいからバーチャルでもいいから楽しみたい方は、是非読んでみて下さい!JALビジネスクラスのレビュ―ですよ!!
夏休みということで、海外旅行に行き、今回搭乗してきたのは、JALのビジネスクラス「JAL SKY SUITE2」です!!
成田からカナダのバンクーバーまで飛行時間は9時間弱。出発が18時台ということもあり、ちょうど日本時間の夜にあたる時間のフライトです。体調をばっちり整えて現地を楽しむためにも、フルフラットのビジネスクラスは超快適に睡眠を取ることもできるため、ビジネスクラスに搭乗してきました。
JALのビジネスクラスでは、
- シートはスタッガードのフルフラット
- 機内食はコーススタイルの豪華な内容
と、かなり贅沢な空の旅を過ごすことができます。
では、この記事ではJALのB767-300ERビジネスクラス「SKY SUITEⅡ」というものの搭乗記をレビュ―です。行先はカナダのバンクーバーです。
ちなみにカナダ入国時にはワクチン証明あれば、陰性証明は不要なんですが、先週から入国時にランダムでPCR検査が行われる(メールで案内が来た人だけ街中で検査受けに行く)って制度が導入されてる。
自分も家族も選ばれることなく、簡単に入国できました!
選ばれる人ほんまにおるんやろか、、、、
— すけすけ@7月は海外へ (@bmwtatsu) July 23, 2022
JALビジネスクラスの料金・必要マイル数
今回、自分は成田=バンクーバー路線で、JAL国際線ビジネスクラスに搭乗したわけですが、通常に購入すると値段もかなり高いんですよね。
なんと往復で73万円です。自分も調べてびっくりしました。とんでもなく高い料金です。コロナ禍において、便数が限られていることもあり、需要と供給のバランスがかなり狂っていることを象徴するような値段になっています。家族4人なら300万円くらいしますよ・・・。
が、自分は今回JALのビジネスクラスに搭乗してきました。それは、JALマイルのおかげなんです。JALマイルを貯めて、特典航空券を発券する方法なら、JALのビジネスクラスに搭乗するのも決して夢ではありません。現に自分も搭乗できたわけですし。
成田=バンクーバーの特典航空券片道あたりの必要マイル数(別途サーチャージ等の諸経費が必要)は、
- エコノミークラス:25,000~
- ビジネスクラス:50,000~
となっています。往復なら、この倍のJALマイルが必要になります。ビジネスクラスは50,000マイル~となっているのは、JAL国際線特典航空券PLUSという制度を導入しており、通常だと航空会社はマイルで取れる特典航空券を1便当たり2席とか座席数を制限しているわけですが、JALはJALマイルを利用する場合には、その2席が埋まってしまった場合でもマイルさえ払えば特典航空券が取れますという制度を導入しています。
実際に特典航空券の空席状況を調べてみると、
ほぼ1年先のまだ空席があるような日程だと、基本マイルの50,000マイルで3席の特典航空券ビジネスクラスが取れる日程もありますが、上記の通り155,000マイルなんて日程もあります。この日程は基本マイル数で取れる特典航空券の枠は売り切れたということですね。
ということで、JALマイルでJAL国際線の特典航空券を取りたい人は、可能な限り基本マイル数で済むようにしたわけですが、JAL国際線の特典航空券が取りやすくなるタイミングだけはしっかりと知っておきましょう。取りやすいタイミングが3つあります。
- 予約開始直後(搭乗日の360日前の10:00に予約開始)の特典枠
- 予約開始から約2週間後に増える特典枠
- 搭乗日直前に開放される特典枠
という3つのタイミングがJAL国際線特典航空券が取りやすくなるタイミングです。予約開始直後だと取れることがあるのは知っている方も多いかもしれませんが、2つ目と3つ目はJALならではのタイミングで、公式サイトには一切公開もされていないような情報なので、是非とも知っておきましょう。これを知っているだけでも、特典航空券の取りやすさが全然違いますからね!!2つ目と3つ目を知らない人は、下記の2つの記事をじっくりじっくりと読んでから、自分で実際に特典航空券の枠を色々検索してみましょう。特典航空券がうまく発券できるかどうかは、検索しまくって、どれだけ隠れた情報を手に入れるかという側面も非常に強いですからね。
自分は今回、予約開始日にビジネスクラス2席とエコノミークラス2席を基本マイル数で確保し、2週間後の開放枠でビジネスクラス2席を追加で確保できたので、エコノミークラス2席を3,100円×2払ってキャンセルし、家族4人分のビジネスクラス特典航空券を基本マイル数で確保しました。
あと重要になってくるのが、どうやってJALマイルを貯めるかですね!
片道50,000マイルというビジネスクラス特典航空券に必要なJALマイルは、簡単に1年で陸マイラーが貯めることが可能なマイル数と言ってもいいでしょう(家族4人分の20万マイルとなると3年計画くらい必要になるかもです)。73万円の支払いは難しいが、ビジネスクラスに搭乗して海外旅行に行きたい!!!という人は、マイルを貯めてみるといいと思います。
JALマイルの貯め方は、
- クレジットカードで貯めるならJALカード・マリオットアメックスプレミアム・セゾンプラチナビジネスアメックスあたりが高還元
- クレジットカード以上に貯めるならポイントサイト必須
ですよ!!!是非貯めていきましょう!!!!
まだ、ポイントサイトの利用をしていない方はポイントサイトが必須ですよ!!!年間数万マイル~多い人は20万マイル・30万マイルと貯めています。
JALビジネスクラスのシートの種類は?
さて、JALのビジネスクラスといっても、路線によりシートには大きな違いがあります。
一般的には、
- 長距離路線(北米、欧州):JAL SKY SUITEというフルフラットになるタイプのシート
- 中距離路線(ハワイ、東南アジア):フルフラットもあれば、リクライニングシートもあり
- 短距離路線(東アジア):リクライニングシート
というような違いがあります。
上記のような数種類のシートが用意されており、隣席との間に壁があり完全に個室になるようなフルフラットタイプもあれば、フラットにはならずにリクライニングするだけのタイプもあります。
中でもフルフラットになるタイプのシートは3タイプで、
- SKY SUITE(搭乗レビュ―はこちら)
- SKY SUITEⅡ
- SKY SUITEⅢ(搭乗レビュ―はこちら)
という「SKY SUITE」という名称のついた3タイプで、JALのメイン路線となるニューヨークやロサンゼルスやロンドンの長距離にはSKY SUITEが導入されていることが大半です。他の中・長距離(ハワイ路線などなど)にはSKY SUITEⅡもしくはSKY SUITEⅢが導入されることが多いです。今回搭乗した機材は、B767-300ERという機材で、「SKY SUITEⅡ」が導入されているものになり、これでJALのビジネスクラスは全タイプ制覇になります!!!
B767-300ERのSKY SUITEⅡは、
エコノミークラスが横に2-3-2の7席のところ、1-2-1の4席で、前後でシートがジグザグになっているスタッガードと呼ばれるタイプのシートになっています。これをじっくりとレビュ―したいと思います。なお、B767-300ERという機材は国内線タイプも導入されていますし、国際線でもSKY SUITEⅡではなくフルフラットにはならないタイプのシートもあります。SKY SUITEⅡという表記があるものが上記のタイプです。
スポンサーリンク
JALビジネスクラス搭乗記「JAL SKY SUITEⅡ」成田=バンクーバーの9時間フライトレビュ―
まず、成田空港(伊丹⇒羽田⇒成田の移動。バスがマジで面倒。)ではビジネスクラス搭乗ということもありJALの「サクララウンジ」を利用することができます。
2022/7最新版の成田空港JALビジネスクラス&JGC向けラウンジ「サクララウンジ」の様子。
コロナ禍で久々にオープンしたばかりですが、食事がブュッフェからオーダースタイルになってます。
・カレー
・牛丼
・パスタ
・サラダ
・たい焼き
などなど。食事&シャワーで快適に出発🛫🛫🛫 pic.twitter.com/YG9Ry42X52
— すけすけ@7月は海外へ (@bmwtatsu) July 24, 2022
成田空港のサクララウンジレビュ―はこちらにあるので、今回は省略しますが、夕方の時間帯には出発の便がかなり重なり、サクララウンジはかなりの人数になり、「食事が済んだ方は、ダイニングエリアから下のフロアにご移動お願いします。」というような放送も流れていました。日本人もいるのですが、それ以上に東南アジア⇔北米の乗継客が多いようで、かなり多国籍なラウンジになっています。
では、18:30発のJAL18便でバンクーバーに向かいます!!!搭乗客は今回は日本人がかなり多く、語学留学?短期留学?に向かうと思われる高校生くらいの集団もいましたね。
こちらがB767-300ER。出発の成田空港では写真が撮れない乗り場だったので、到着後のバンクーバー空港での写真です。後ろにはエールフランス。こういう多国籍な飛行機があるのが楽しいですね!!
では、シートレビューからいってみましょう。
JAL B767-300ERのビジネスクラス「JAL SKY SUITEⅡ」のフルフラットシートレビュ―
こちらがJALのビジネスクラス「JAL SKY SUITEⅡ」です。窓側シートなら完全なソロシートなので、プライベート感が抜群。まずここがビジネスクラスの魅力ですね。どんな姿勢でおろうが、いつトイレに立ち上がろうが、一切隣の人を気にしなくてOK。最高です。
前後の席がジグザグなスタッガードというタイプのシートになっているのがSKY SUITEⅡです。
1-2-1の横4列の配置で真ん中の2席はこんな感じです。ソロシートではなくなるので、プライベート感は少なくなりますが、その分家族・カップル・友人とでは非常に利用しやすいです。中央の2席でも、通路へはダイレクトアクセスなのも魅力ですね。
さっそくですが、席をフルフラットにしてみましょう。完全なフラットになり、ベッド長は200センチあるので、快適に寝ることが可能です。長時間の夜間フライトにもなると、ありがたさが身に染みます。
布団をかぶせて、ベッドの完成!!!
あとは寝るだけでバンクーバーに到着!!!これがJALのビジネスクラス「SKY SUITEⅡ」です。なかなか魅力的じゃないですか?
テレビモニターは15インチ。今回は夜便だったので、映画は「嘘喰い」の1本のみですが、復路便のような日中便なら大活躍しそうですね。
モニターの下にはテーブルが収納されており、ユニバーサルコンセントあり、USBコンセントありです。寝るときに眼鏡を置いておくような収納スペースもあります。
サイドテーブルには収納があり、水や化粧品などなど機内で使いそうなものを収納しておくことが可能です。やはり、ビジネスクラスはいいですね!!!特典航空券のおかげです!
スポンサーリンク
JALビジネスクラスのアメニティー
では、次はアメニティーの紹介です。
搭乗すると、シートの上にはアメニティポーチ、スリッパ、水、ヘッドホン、布団、機内食メニューが用意されています。
アメニティポーチに中身は、
アイマスク、マスク、耳栓、歯ブラシ、ティッシュ。便利でありがたいです。アメニティは持ち帰りももちろんOKです。
また、こちらは持ち帰り不可ですが、機内ではカーディガンも用意してくれています。
アメニティポーチは、各航空会社ともビジネスクラスにはそれなりに力を入れてくれており、趣味として集めるのも楽しいと思います!
JALビジネスクラス機内食「BEDD」
さて、ビジネスクラスはシート・アメニティーだけなく機内食も楽しみの一つです。特に日系のビジネスクラスの機内食は、日本人の口に本当によく合うと思います。
JALはファーストクラス・ビジネスクラスの機内食に「BEDD」という名称をつけているのですが、寝れる空間のベッドにDを1文字追加して、“Dine(お食事をする)”、“Delicious(おいしい)”、“Dream(夢見ごこち)”という内容を意味したDのようです。
メニューは路線や月により異なり、JALのホームページで確認することも可能ですし、ビジネスクラスでは事前に和食や洋食かを予約しておくことも可能になっています。
まずはドリンクとおつまみ。ドリンクはシャンパン・ワイン・焼酎・ソフトドリンクと勢揃いで好きなものを楽しめます。
そして、こちらが自分が事前予約していた和食の機内食。まずは前菜の盛合わせ。機内でこれを食べることができるのが素晴らしいですね!!!
そして、その後は魚&肉に、ご飯とみそ汁とお漬物。一品ずつ別の容器に盛り付けをされており、ちょっと嬉しくなってきます。
そして、最後は羊羹。デザートまで和食。素晴らしい。
洋食メニューはというと、白いプレートに4種類のオードブルから始まります。
そして、メインは国産牛のサーロインステーキ。
デザートはマカロン。
和食を選ぶも、洋食を選ぶもあなたの自由です!!ぜひ、ビジネスクラスに搭乗する際には楽しんでください!!!
そして、着陸の2時間ほど前には朝食として2度目の機内食が提供されます。これは寝ている方は食べることなく降機する人も多いかもしれませんが、自分はたまたま起きたので、またまた和食をオーダーです。簡易な朝食というレベル以上のものが提供されますね!!!
他にも常時うどんやチーズプレートのオーダーも可能になっており、機内での食事を満喫することができます。
まとめ「JAL SKY SUITEⅡ」はかなり快適なビジネスクラスだった
今回はJAL B767-300ERのビジネスクラス「JAL SKY SUITEⅡ」というタイプに搭乗してきました。JALの最高峰ビジネスクラスは、ニューヨークやロンドンに導入されている個室タイプの「JAL SKY SUITE」なのですが、機体の幅が異なることもありB767-300ERへの導入には適しておらず、この機材に関して記事でレビューしたようにスタッガードタイプのシートになっています。フルフラットになるので、長距離でもしっかりと睡眠を取ることも可能で、子供たちも到着してからかなり元気で、バンクーバーに到着した日にはそのままMLS(メジャーリーグサッカー)の観戦に家族で出かけることもできました。
カナダではレアかもしれないけど、到着初日はサッカー観戦!!
バンクーバーのサッカーチームはアメリカのMLSに参加してるので、シカゴFCとの試合です⚽️⚽️⚽️初のMLS観戦。
スタジアムが超いい。まじでピッチが近い。これは迫力ありすぎる。前から5列目のシートです⚽️ pic.twitter.com/CkWdBKE2PR
— すけすけ@7月は海外へ (@bmwtatsu) July 24, 2022
やっぱりJALのビジネスクラスは快適ですね!!英語に自信がない人でも機内では安心感がめちゃくちゃあるでしょうしね。
またJALマイルを貯めて、家族でぜひ搭乗したいと思います。
また、復路は別の航空会社のビジネスクラスに搭乗するので、そちらも記事でアップします!!これから海外への搭乗記を増やしていく予定です!!!
有意義な情報有難うございます。
ビジネスクラス特典航空券の枠は基本1便2席だったと思うのですが、予約開始の2週間後や搭乗直前など日を別にして取る分には増やすことは可能なんでしょうか?
さささん
予約開始日に1席もしくは2席しかない場合でも、記事内に書いてある直前と約2週間後には追加になることが多いです。スクショに貼ってある通り、バンクーバー路線でも3席の空席が出てきたりします。自分も4席確保して旅行に来ております。是非、いろいろ検索してみてください。
いつも記事を楽しく読ませていただきます。ありがとうございます!
ビジネス席を取りやすい三つのタイミングですが、ANAも同じでしょうか?
お旅を安全かつ存分に楽しんでください!
ジェリーさん
ANAの場合には基本的に1つ目の予約開始直後(355日前)のみとお考え下さい。あとは増便などがあった場合になってきます。
ありがとうございます!