JAL国内線の最高峰であるファーストクラスを体験。また乗りたいと思える贅沢な空間が広がっていた。
みなさん、JAL国内線ファーストクラスに搭乗したことありますかね?
自分は、つい先日、人生初のJAL国内線ファーストクラスに搭乗してきました。その、搭乗の様子をこの記事でお伝えしたいのですが、想像のだいぶ上をいく満足度が待っていました。
国内線なんて、搭乗時間も短いし、普通席でも問題ないやろって思っていました。もちろん、問題ないんです。
が、JAL国内線ファーストクラスはまじ快適です。まだ、未体験の方には是非人生で一度は搭乗するのもオススメできるようなものだと思いますので、まずは記事で疑似体験を是非してみて下さい。
JAL国内線のシートタイプは3種類
まず、JAL国内線にはシートが3タイプあります。
最上級の「ファーストクラス」。これは、チェックインから特別な場所で行い、搭乗まではラウンジで過ごし、最優先で機内に搭乗し、最高のシートに座り、美味しい食事とアルコールを楽しみ、最初に機内から降りていくことができる、まさにJALが用意する最高峰のクラスです。
そして、ANAには導入されていない、たった+1,000円で広い席に座ることができるJALの人気シート「クラスJ」。
最後に「普通席」。と、JALには3タイプのシートが国内線に導入されています。
JAL国内線ファーストクラスは羽田発着の4路線のみ
JALの国内線ファーストクラスに搭乗したい方は、実は4路線にしか国内線ファーストクラスは導入されていないことを知っておきましょう。
- 羽田=大阪(伊丹)
- 羽田=札幌(新千歳)
- 羽田=福岡
- 羽田=沖縄(那覇)
という羽田発着の4路線にしか導入されていないんです。日本の中心は、東京であると実感する瞬間ですね・・。しかも、伊丹・新千歳・福岡行きの便のほぼすべてが、JAL国内線ファーストクラス導入の機材になっていますが、那覇便は1日10往復以上の便がありますが、そのうち2~3往復のみがJAL国内線ファーストクラス導入機材になっています。
JAL国内線ファーストクラスは、なかなかのレア度なんです。
ちなみにですが、JAL国内線ファーストクラスに対する、ANA国内線プレミアムクラスは羽田路線以外の地方路線も導入がかなり広がっています。
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JAL国内線ファーストクラスの料金・運賃
さて、JAL国内線ファーストクラスの料金・運賃は普通席と比べていくらくらい高いのか見ておきましょう。
まず、航空券には、予約変更やキャンセルの条件が非常に厳しいが、料金の安い運賃もあります。逆に、変更・キャンセルが自由にでき搭乗の1時間まで購入できるような高い運賃の航空券もあります。
「先得」という赤枠の運賃がありますよね?これがJALの販売している一番安い運賃の航空券になります。が、この運賃の表を見てください。
- クラスJ:14,960円
- 普通席:13,960円
となっており、2種類しか販売がないんですよね。実は、JAL国内線ファーストクラスは最安値運賃の先得運賃での販売はないんです。
「特便」という青枠の運賃を見て下さい。この運賃は、先得の次に安い運賃です(株主優待運賃というものもあるのですが、株主優待券が必要で、チケットショップなどで購入すると7,000円程度します)。この特便の運賃は、販売日が搭乗日の2か月前と決まっている運賃になります。先得は75日以上前から購入できるタイプなので、それよりも販売が遅い分だけ運賃が高くなるタイプです。
JAL国内線ファーストクラスは、特便なら販売があるんです。
- ファーストクラス:29,960円
- クラスJ:22,960円
- 普通席:21,960円
となっていますよね。
同じ運賃の航空券で比較をすると、クラスJは普通席+1,000円、国内線ファーストクラスは普通席+8,000円なんです。
が、最安値の先得には国内線ファーストクラスの設定がないので、実際にはそれ以上の価格になってしまっているということになります。上記の運賃表で言うと、普通席の最安値が13,960円で、国内線ファーストクラスの最安値が29,960円なので、差額は16,000円になっており、倍以上の値段になっていたりします。
JAL国内線ファーストクラスの最長区間である羽田=那覇路線のファーストクラスの人気っぷりは半端ないです。
本日から、2か月間の羽田=那覇のファーストクラス特便運賃に空席があるのか調べてみましたが、往復とも2ヶ月間に1便も空席を見つけることはできませんでした。
特便の販売日は、搭乗日の2か月前と言いましたが、実は販売日でも購入できないことが非常に多いんですよね・・・販売数が少なく、かなりの人気で一瞬でなくなります・・・。羽田=那覇でJAL国内線ファーストクラスの特便運賃を購入するのは、簡単ではないと思います。特に週末は、ハードルが高いです。普通運賃は往復で10万円超えますしね・・・。
JAL国内線ファーストクラスはJALマイルを利用した特典航空券で搭乗できるのか
さて、JALマイルを貯めている人は、JALマイルで国内線ファーストクラスの特典航空券を取ることができるのか気になるかもしれませんが、JAL国内線ファーストクラスは特典航空券として取ることはできないんです(クラスJは、+2,000マイルで取ることが可能です)。
なので、どうしてもJALマイルで国内線ファーストクラスを利用したい場合は、方法は2つで、
という方法になります。
eJALクーポンは、JALマイルの使い方の1つとして有効で、10,000マイル=15,000eJALクーポンの交換して、航空券の購入をすることができます。この方法なら、マイルを利用してJAL国内線ファーストクラスを購入が可能です。
また、JALはクラスJ・ファーストクラスに当日に空席があれば、当日アップグレードが可能です。クラスJは+1,000円、ファーストクラスは+8,000円でアップグレードが可能になっています。なかなか空席がないことが多いかもしれませんが、空港のチェックインカウンターで空席があるか聞いてみるといいと思います。
こちらは、自分の保有しているJALマイルです。
普段、あまり飛行機に搭乗することはないのですが、陸マイラーとしてマイルを貯めています。ファーストクラスで世界一周も可能なJALマイルが貯まっているので、マイルの貯め方に興味のある方は、下記記事も是非読んでみて下さい。
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JAL国内線ファーストクラス搭乗記:羽田=那覇を3レグ
前置きが非常に長かったですが、ではJAL国内線ファーストクラスの搭乗記です。
先ほど、JAL国内線ファーストクラスの羽田=那覇路線は、上級会員に取られるので、なかなか特便運賃では購入ができないと言いましたが、自分はかなり幸運で、土曜・日曜の2往復4便のうち、なんと3便でJAL国内線ファーストクラスの特便を確保することができました(残り1便はクラスJ)。毎日、暇さえあれば空席状況をみていたところ、キャンセルされた航空券を手に入れることができたんですよね。挑戦したことのある人ならわかると思いますが、一般会員で週末の特便運賃でJAL国内線ファーストクラスの羽田=那覇を確保はハードル高いですよね。
自分が土曜日と日曜日の2日連続で、那覇を往復しているのはJALの永久上級会員「JGC」を取得するための「JGC修行」です。沖縄に着いても空港から出ていません笑。
では、JAL国内線ファーストクラスを搭乗前のチェックインカウンターから、ラウンジ、シート、機内食まで徹底紹介していきます。国内線なのに、豪華な食事まで出てくるんですよ!!
まず、羽田空港でチェックインをするのですが、通常とは違う場所でのチェックインが待っています。
ひっそりと羽田空港にある、この高級感あるウッド調の入口。
ここ、実は、
- JAL国内線ファーストクラス
- ダイヤモンドメンバー・JGCプレミアメンバー
用の専用チェックインカウンターなんです。大混雑している羽田空港でも超スムーズに、無駄な時間なくチェックインが可能です。
そして、チェックインカウンターも超オシャレです。オレンジに輝く「JAL FIRST CLASS」。
チェックインが終わると、専用の手荷物検査場があり、並ぶことなくスムーズに制限区域内に入ることができるのですが、このあと搭乗までの時間に待っているのが「ラウンジ」です。
JAL国内線ファーストクラス搭乗客と、JALのダイヤモンドメンバー・JGCプレミアメンバーを対象とした「ダイヤモンド・プレミア ラウンジ」というものが用意されており軽食を取りながら、ビールを飲んで、シャワーを浴びて待ち時間を過ごすことができるのが、JAL国内線ファーストクラスの魅力の一つです。
実際に訪問したラウンジの様子は下記にまとめているので、是非読んでみて下さい。
では、搭乗20分ほど前に、ゲートに行き搭乗します。搭乗も、優先搭乗が可能で、体の不自由な方、乳幼児連れの方の搭乗が終了後には、JAL国内線ファーストクラス搭乗客が案内されます。最初に搭乗する意味があるのか、ないのかいつも疑問ですが(航空会社によっては国際線ファーストクラスでは最後のギリギリに搭乗してもらうようにしているところもあります)、初のJAL国内線ファーストクラスなので、早く搭乗して機内を楽しみたかったので、優先搭乗します。
では、機内のシートから紹介です。
席に着席すると、まずオシボリが登場します。そして、「〇〇様、本日はご搭乗ありがとうございます。客席を担当いたします、〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします。新聞などご用意いたしましょうか。」と、自分が偉くなったかのような錯覚を与えていただけます笑。
こちらがJAL国内線ファーストクラスのシートです。
白い革のレザーシートに、幅広で前後のシートピッチも十分な広さがあります。国内線とは思えない豪華なシートです。
この便には14席のJAL国内線ファーストクラスが用意されています。前後のシートピッチがかなり広いのがわかりますよね。足は全然前の席に届きません。みなさんが下りたあとの写真なので、少し散らかっていますが・・・。
こちらはシートを最大限リクライニングした状態です。フットレスト・レッグレストのついた豪華なシートです。
そして、密にカーペットがレッドなのが、カッコいいんですよね。真紅という文字がぴったりな印象の空間です。
隣席との間には、パーテンションがあり、プライベート感も十分に演出してくれます。
こちらが用意されているアメニティー。
- 左端はスリッパ
- 真ん中はモバイルバッテリー
- 右端はヘッドホン
です。モバイルバッテリーが用意されているのがすごいですね。
JAL FIRST CLASSの文字の入ったブランケットが気分をあげてくれますね。
そして、こちらは枕。テンピュール製の枕まで各席に用意されているんですよ。まさに豪華で、ファーストクラスの名をつけるのも納得です。
ちなみにこちらが、+1,000円で搭乗できる幅広シートのクラスJです。これひそかに、コストパフォーマンスが高いので、是非1,000円プラスして搭乗してみてください。
こちらが普通席。JALの普通席にも黒皮レザーを採用しているので、間隔は狭い感じがするかもしれませんが、高級感はあるのが特徴です。
次は、機内食の紹介です。
飛行機に搭乗すると、自分の席には機内食メニューが用意されています。JAL国内線ファーストクラスなら、国内線なのに機内食が出るんですよ。
機内食は、
- 羽田発は和食
- 羽田着は洋食
- ~10:29までは朝食
- 10:30~16:59までは昼食
- 17:00~は夕食
となっており、全6パターンが用意されており、なかなか飽きが来ないようになっています。また、月の中でも上旬・中旬・下旬でメニューを入れ替える拘りっぷりです。
今回は3回とも違う内容の食事に巡り合うことができました。
まず、こちらは那覇発羽田着の洋食スタイルの朝食です。
白い容器にキレイに並べられた朝食。なかなか普段の日常の中では味わう機会の少ないような豪華さがあります。
羽田着便
- ツナとトマトのパヌッツオサンド
- レーズンデニッシュ
- ポテトのモルネソース ポークソーセージ、ブロッコリー
- ハムサラダ
- カリフラワークリームスープ
- フレッシュフルーツ
カロリー:721kcal
味の方も、レベルはけっこう高いです。国際線のビジネスクラスなんかと同等??もしくはそれ以上の味の食事を提供してくれていると思います。
写真のジュースですが、山形県の「SUN&LIV」という会社の「山形代表」というシリーズのジュースなんです。
これが濃厚でめちゃくちゃおいしいんですよね。自分は、たまたまですがふるさと納税の返礼品としてもらったことがある商品で、その高級ジュースを飛行機の中で飲めるのが最高でした。もちろん。ファーストクラスでしか提供されていないドリンクです(提供されるドリンクは変更されていきます)。
こちらは羽田発の和食スタイルの朝食です。
小鉢:
- 黒豆飛龍頭梅干し餡かけ
- ピリ辛くらげ 胡瓜、クコの実
台の物:
- 築地魚がし 北田の銀ひらす煮付け
- 小松菜 蓮根煮 生姜
香の物:
- 沢庵麦味噌漬
- 俵御飯 ふっくりんこ
- 焼きばら海苔の味噌汁(除く、伊丹線)
- フレッシュフルーツ
カロリー:574kcal(伊丹線551kcal)
しっかり小鉢まで用意された文句のないコースです。
そして、こちらは那覇発羽田着の洋食スタイルの昼食です。
アペタイザー:
- ベーコンと紅芯大根のグリル
- パンプキンサラダ パストラミチキン ワカサギケイジャン
- ホタテとモッツァレラチーズとトマトのバジル風味
メイン:
- スライスビーフ ホースラディッシュソース
- ポテトピューレ 菜の花 キャロット イエローピーマン
- プチパン
- バター
- 茶菓 伊藤久右衛門 宇治抹茶バターサンド みどりあはせ
カロリー:584kcal(茶菓除く)
どっかの高級レストランで、ランチライムを満喫しているのでは???という錯覚に陥るような見栄えと味の食事を満喫できるのが、JAL国内線ファーストクラスの魅力の一つです。
自分はアルコールが飲めないのが、残念ですが、周りの皆さんがお酒を存分に満喫しておりました。
- 日本酒
- シャンパン
- ビール
- ワイン
- ハイボール
と揃っており空の上で、満喫することができます。
機内食で、足りない!!!!って方は、追加オーダーで「らーめんですかい」「うどんですかい」のJALオリジナル麺の追加も可能になっています。
そして、最後に降りる際にも、「○○様、ご搭乗ありがとうございました。サービスにご不便はありませんでしたでしょうか??」と丁寧に声をかけてもらい飛行機から降りていきます。
以上、JAL国内線ファーストクラス搭乗記でした。
料金は、それなりにします。最安値の先得運賃にはファーストクラスの設定がないので、必然的に値段は高くなります。自分は羽田=那覇で3便のJAL国内線ファーストクラスに搭乗しましたが、料金は21,980円~33,080円で搭乗しています。
これを安いと考えるのか、高いと考えるのか、人それぞれだと思いますが、羽田=那覇という国内線の長距離案だと十分に価値があると個人的には思っています。
- ファーストクラス搭乗前のラウンジ
- 豪華なシート
- 贅沢な機内食
本来なら単なる移動手段に過ぎない飛行機かもしれませんが、LCCとの差別化を図る目的なんかもあり、JALの国内線ファーストクラスなんかは、それに搭乗すること自体を一つの目的にしてもいいのかもしれません。
現に自分は、JGC修行の一環として、せっかくなら楽しもうと思い、羽田那覇の単純2往復を決行しました。そして、それは非常に楽しいものでした。ちなみに沖縄に着いたときには、「○○様、お帰りの便も同じメンバーでお待ちしております。」と声をかけられました笑。
JAL国内線ファーストクラス。みなさんも一度搭乗してみませんか?
はじめまして。私も2019JGC修行します。まだまだなので11月目標です。
トートBさん
是非楽しんでくださいね!自分も楽しもうと思います!
すけすけさま
修行お疲れ様です。
羽田-那覇 ファーストクラス往復でどれくらいFLY ONポイント貯まりますか?
特便なので運賃4で2860×2でしょうか?
来年修行の予定です(ANAかJALか迷っていますが)
ふなべるさん
はい、1回の搭乗で2860FOPです。
特便は先得より400FOP多いので、修行的には使える運賃ですよね。
ANAかJALかは非常に悩むところですよね・・・・
現在JGCプレミアです。
国内線の優先予約ですが、+2週間前予約はファーストクラスは対象外で普通席とクラスJしか予約できません。
誤解があるようなので、訂正下さい。
リナリアさん
ご指摘ありがとうございます。また、間違い等ありましたら、教えていただけますと幸いです。