【全貌公開】JALマイルで発券するエールフランス特典航空券が実はかなりお得なスイートスポットになっている。サーチャージも日本発は無料。ソウル発ならマイルも節約可能。
どうも、陸マイラーを始めて約20年、このブログを2016年から運営している「すけすけ」です。マイル・ポイント・クレジットの情報を日々提供しているのが当サイト「すけすけのマイル乞食」です。
この記事では、JALマイルでエールフランスの特典航空券を発券するコツを総まとめです!家族分の特典航空券も取れたりするのが非常に狙い目です!
特典航空券を取る時に重要になってくる要素としては、
- 必要マイル数
- 特典航空券の枠数
- サーチャージの有無
この3つが3大要素になってくるでしょう。サーチャージはたしかに安い方がいいですが、ここは自分で支払いをすればいいので、どうにかなります。が、マイル数はマイルが足らないとどうにもならないですし、特典航空券の枠も自分で増やすことなんかは絶対にできません。しかも、特典航空券の枠数がどうなっているのかは完全にブラックボックスなので、とにかく検索しまくって状況をなんとなく把握していくしかないんですよね。こういった非常に複雑な状況があるので、特典航空券の世界は非常に非常に深い世界になっています。
さて、この記事ではそんな世界を少しでも詳しく知るために、JALマイルでエールフランスの特典航空券を発券するために知っておきたい、知っておくべき知識を紹介したいと思います。
まずはエールフランスとはどんな航空会社なのか、その後にJALマイルでエールフランスの特典航空券を取る方法を総まとめです。
エールフランスとは。スカイチーム所属の航空会社。
エールフランスはスカイチームに所属する航空会社です。ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドなので、それとは別のアライアンスに所属しています。
スカイチームは、ANAもJALも所属していないので、日本人には少し縁が少ないかもしれませんが、下記の航空会社が所属しています。
デルタ航空 | ベトナム航空 | エア・ヨーロッパ | ケニア航空 |
大韓航空 | ガルーダインドネシア航空 | ITAエアウェイズ航空 | アルゼンチン航空 |
中国東方航空 | エールフランス | タムロ航空 | サウジアラビア航空 |
厦門航空 | KLMオランダ航空 | ヴァージンアトランティック航空 | ミドルイースト航空 |
チャイナエアライン | チェコ航空 | アエロメキシコ | スカンジナビア航空(2024年中に加盟) |
これらの航空会社の多くが日本発着の便を持っているので、これらの航空会社に搭乗する場合には、すべてマイルをエールフランスに集約することも可能です。エールフランスに搭乗してエールフランスの「フライングブルー」にマイルを、デルタ航空に搭乗してフライングブルーにマイルを、大韓航空に搭乗してフライングブルーにマイルを、ガルーダインドネシア航空に搭乗してフライングブルーにマイルを、という感じで貯めることも可能です。また、スカイチームのどのマイレージを貯めていても、スカイチームの各航空会社の特典航空券を取ることも可能です。デルタマイルを貯めてエールフランスの特典航空券を発券したり、大韓航空のマイルを貯めてエールフランスの特典航空券を発券することも可能です。これがアライアンスというものですね。
ただし、マイレージで取ることができる特典航空券の枠数に関しては、自社マイルが優遇される傾向が強いです。エールフランスの特典航空券はデルタマイルを利用するよりも、フライングブルーのマイルを貯めておく方が圧倒的に枠数は多いです。最近の傾向としては、こういったマイレージが非常に多くなっています。ただし、エールフランスのフライングブルーは必要マイル数がそれなりに多いんです。
日本からパリまでの往復必要マイル数は、フライングブルーを利用したエールフランス便は、
- エコノミークラス特典航空券:50,000マイル~
- ビジネスクラス特典航空券:200,000マイル~
となっています(片道なら半分)。
「~」と書いたのは、フライングブルーはマイルの変動制を導入しており、繁忙期には必要マイル数がアップします。ちょっと使いにくいので、日本在住であまりオススメできるマイレージとは言い難いです。
エールフランスの特典航空券をJALマイルで発券するために知っておくべき知識を総まとめ。
では、ここからはJALマイルの話です。
エールフランスの特典航空券はJALマイルでも発券可能。
実は、エールフランスの特典航空券を発券するオススメの方法はJALマイルの利用です。
え?JALってワンワールドで、エールフランスのスカイチームの特典航空券は取れないなんじゃないの?と思うかもしれませんが、実はエールフランスとJALは独自提携をしており、
- エールフランスに搭乗してJALマイルに加算する
- JALマイルでエールフランスの特典航空券を発券する
ということが可能になっています。JALはエールフランス以外にもハワイアン航空やエミレーツ航空などとも独自提携しており、これらの独自提携の航空会社でJALマイルを利用するのは非常にお得なんです。
さらに必要マイル数が、エールフランスのフライングブルーのマイルを利用するよりもかなり少ないという大きなメリットがあります。JALマイルを利用した日本=パリの往復特典航空券の必要マイル数は、
- エコノミークラス:55,000マイル(片道なら45,000マイル)
- ビジネスクラス:110,000マイル(片道なら80,000マイル)
となっています(往復発券の方がお得になります)。フライングブルーを利用するよりも、JALマイルを利用した方が圧倒的にお得だったりします。
JALマイルを利用した特典航空券はJALを含むワンワールドの便以外でも、
- エールフランス
- エミレーツ航空
- ハワイアン航空
などで発券が可能で、これらはすべて各航空会社のマイレージプログラムにマイルを貯めるよりも、JALマイルを貯めて発券する方がお得であるということが非常に有名です。エミレーツ航空やハワイアン航空の情報でJALマイルを利用した記事も参考にしてみて下さい。
JALマイルで発券するエールフランスの特典航空券は実は特典枠が多いのが最大の魅力で、最大のスイートスポット。
さらに、エールフランスのビジネスクラス特典航空券は、枠も非常に多いんです。
1便目は9席以上、2便目は4席のビジネスクラス特典枠があるんですよ。これ強烈じゃないですか?家族4名でも簡単に発券可能なんですよ。エールフランスのビジネスクラス特典航空券が。なかなか家族全員分の特典航空券が発券できる航空会社は少ないので、貴重価値が非常に高いと思います。そして、こうやって家族全員分のエールフランスの特典航空券を発券するコツの1つとなるのが、エールフランスは予約開始時点では特典枠を基本的に開放せずに、数カ月後に突如開放を始めたりします(有償航空券の販売状況などにより特典枠が広がっているのだと推測されます)。なので、JALマイルの予約開始となる360日前の0時で見つからないのは当然で、数ヶ月後にポロっと出てきます。いつ開放になるのかわからないのでやきもきするかもしれませんが、定期的に空席状況を調べておくとめちゃくちゃいいことがあるのがエールフランスの特典航空券です。
家族4人分ともなると、必要マイル数も多いですが、1人分や2人分のエールフランスのビジネスクラス特典航空券ならJALマイルで発券を狙うことも十分にできるので、是非JALマイルを貯めてみて下さい。
JALマイルの10万マイルくらいなら、陸マイラーなら簡単に貯まりますよ!
エールフランスの特典航空券はソウル発着にすると、JALマイルの距離制をうまく活用もできる。
あとは、細かいことになりますが、必要マイル数を抑えたい人は、ソウル発着もオススメで、
なんと、ビジネスクラス特典航空券が片道60,000マイル(往復だと100,000マイル)、エコノミークラス特典航空券が片道37,000マイル(往復だと50,000マイル)でOKなんですよね。なんでこんなことになるのかというと、JALマイルで提携航空会社の特典航空券を発券する場合には、必要マイル数は距離制(詳細こちら)になっており、ビジネスクラスの場合だと、
上記のようになります。片道で何マイル、往復で何マイルと決まっているものではなく、移動した総距離で必要マイル数が決まります。
さて、各都市からパリまでの距離は、
- ソウル=パリ:5,639マイル
- 東京=パリ:6,207マイル
- 関空=パリ:6,088マイル
ソウル仁川=パリだと片道の距離がギリギリ6,000マイルに収まるけど、日本(羽田・成田・関空)=パリは6,000マイルをわずかに超えてしますという状況なので、ソウル発着だと一気に必要マイル数が下がるんですよね。マイルがちょっと足らない!マイルを節約したい!なんて人はソウル発着の検索もオススメです。ソウルまでの航空券は別途用意する必要がありますが、片道60,000マイルでパリまでエールフランスのビジネスクラスめちゃくちゃ魅力的ですよ!片道発券だと、日本発よりも2万マイルも少ないですからね!!
エールフランスの特典航空券は日本発着なら、パリ経由でヨーロッパ各都市でも同マイル。JALマイルの距離制をうまく活用もできる。
さて、日本発着にすると、片道6,000マイルをわずかに超えてしまうので、あと少し便を追加して8,000マイルになるまでは必要マイル数は同じです。ということは、日本→パリ→ローマというような特典航空券を発券する場合でも、
必要マイル数は同じです。ヨーロッパの大半の都市なら同マイル数で行くことができるので、目的地がパリではない方、もしくは同マイルで行くことができるならパリ以外も行きたい!という方なんかに非常におススメできます。ただし、乗継便は小型機になるので特典枠が思うようにないようなケースは大いに考えられます。
エールフランスの特典航空券はパリ着の便はなんとサーチャージが無料。
また、先ほどのスクショを見て気づいた人もいると思うのですが、諸経費2,710円になっていますよね?なんと、日本発でもソウル発でも、エールフランスのパリ行きならサーチャージが無料になんですよ。
ただし、
逆のパリ発だと、2万円ほどのサーチャージ等が必要にはなるのですが、それでも往復で諸経費が30,000円くらいなので相当お得だと思います。JAL便だと往復で10万円近く必要だったりしますからね。
エールフランスの特典航空券はJALマイルだと、他のスカイチームのマイレージより特典枠が多い?
さて、最後に他のスカイチームのマイレージとも少し比較だけしておこうと思います。
エールフランスの特典航空券を発券するには、
- エールフランスの「フライングブルー」のマイルを利用する
- JALマイルを利用する
- デルタマイルなどのスカイチームのマイルを利用する
という選択肢があります。
この中でエールフランスの特典航空券の枠数だけで言うと、フライングブルーはめちゃくちゃ強いです。ほぼ全日程で特典枠があります。ただし、必要マイル数がめちゃくちゃ高いという日が大半で、ビジネスクラス片道30万マイル以上というような日程が大半です。
こんな感じです。まあ、それでもエールフランスのマイルがとんでもなく貯めやすいなら、全然いいのですが、決してそんなことはないですからね・・。
なので、陸マイラーとしても貯めやすいJALマイルに焦点を当てて、この記事では紹介してきました。では、デルタマイルだとどうなのかということを少しですが、紹介しておきます。
では、同じ日程の特典枠をデルタマイルで検索してみるとどうなっているのかというと、
なんと、JALマイルだと2便が表示されるのですが、デルタマイルでは2便のうち1つ目の方しか表示されないんですよ。こういうことがエールフランスの特典枠をJALマイルとデルタマイルで比較した場合には非常に多くて、実はJALマイルが有利な点になっているというのも非常に重要なスイートスポットになってきます。こういったことは、複数のマイレージを縦断して検索する必要もあるので、本当に知られていないですし、マニアックな情報になりますが、JALマイルはエールフランスの特典航空券と非常に相性がいいと思っておいていいでしょう。JALマイラーには実は嬉しい話です。デルタマイラーには少し残念な話ではありますが、デルタマイルでも家族分の特典航空券枠が見つかるのがエールフランスの枠の多さを実感しますね。
ただし、デルタマイルは貯めやすい点は大きなメリットなんです。どうやって貯めるのかという、アメックスの入会キャンペーンがあるんですよ。
これらの入会キャンペーンを活用すると一撃で10万ポイント以上が獲得できたりします。そして、このアメックスのポイントはデルタマイルに交換できるので、デルタマイルは一瞬で大量に手に入れることも可能なんです。ちなみにですが、アメックスのポイントはデルタマイルにもJALマイルにも交換ができるのですが、交換レートはメンバーシップリワードプラス加入時で、
- デルタマイルへの移行は1ポイント=0.8マイル
- JALマイルへの移行は1ポイント=0.4マイル
と2倍も異なるので、JALマイルへの交換はオススメできるものではなく、デルタマイルの方がはるかに条件がいいです。このアメックスの入会キャンペーンを活用して貯めたポイントの利用方法という点において、デルタマイルもありだと個人的には思っています。デルタマイルは有効期限もないので、夫婦で順にアメックスのカードを発行してキャンペーンをクリアしていけば、数年で数十万マイルとか貯まりますからね!!
以上、エールフランスの特典航空券に関してJALマイルで取る際に知っておくべき豆知識を総整理しておきました。特典航空券がビジネスクラスでも4席以上取れるような機会も非常に多いという特色があるので、JALマイラーに人は是非詳しく知ってきたい内容ではないでしょうか。
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