【超最新型ドア付きビジネス】大韓航空ボーイング製B787-10ビジネスクラス「プレステージスイート2.0」搭乗レビュ―。長距離路線にマジで乗ってみたいスペックになっている。
「【最新機材】大韓航空A350-900ビジネスクラス搭乗レビュ―。」でも紹介しましたが、大韓航空の最新機材であるA350-900ビジネスクラスに搭乗してソウルに行ってきました。往路のA350-900も短距離路線としてはめちゃくちゃ豪華で最高に快適な時間ですが、復路の便はA350-900以上に楽しみにしていた大韓航空B787-10のビジネスクラスに搭乗してきました。この大韓航空のB787-10搭乗をレビューすることだけを目的に、ソウル→成田便に搭乗し、その後羽田に移動して、羽田→関空と大阪に戻ることになり、北米まで行くことができるような時間の使い方をしておりますが笑。ただ、大韓航空のB787-10ビジネスクラスは相当ハイスペックに仕上がっています。
では、大韓航空B787-10クラス搭乗レビューです。
大韓航空に関するマイル・特典航空券情報まとめ。
まずは搭乗レビューの前に恒例のマイル・特典航空券の情報を整理しておきましょう。
大韓航空とは?スカイチーム所属だが、JALマイルも貯まる?
韓国には大韓航空とアシアナ航空という2つのフルキャリアの航空会社があり(韓国にはLCCは無数にあります)、
- 大韓航空(スカイチーム所属)
- アシアナ航空(スターアライアンス所属)
となっていますが、大韓航空とアシアナ航空が経営統合することが決まっており、大韓航空は規模としてはANAやJALを上回る規模になるというかなり大きな航空会社です。これまで、ANAマイルを利用してアシアナ航空でソウルに旅行に行ったことがある方も多いかもしれませんが、そんな時間も残りわずかとなっております。。。となると、今後は東京在住の方はANAマイルでANAのソウル行き、JALマイルでJALのソウル行きを特典航空券で発券することもできますが(もちろん地方空港からでも東京経由でなら利用可能)、地方在住者がソウルに直行便で行く選択肢はフルキャリアは大韓航空のみとなります。大韓航空は羽田以外にも成田・関空・新千歳・中部・福岡・那覇といった主要空港は当然ながら、新潟・岡山・長崎・熊本・鹿児島といった地方空港にも就航しており、ソウルに行きたい方には超利用価値が高い航空会社になります。
大韓航空(KOREAN AIR)は、スカイチームに所属しています。スターアライアンスのANA、ワンワールドのJALとは別のアライアンスであるスカイチームは、日系の航空会社が所属していないので、少し馴染みが少ない航空会社かもしれませんが、実は、スカイチーム所属の航空会社は独自にANAやJALと提携しており、ANAマイル/JALマイルが貯まったり、特典航空券が発券できたりします。
スカイチームの航空会社でANAやJALと提携しているのは、
- ベトナム航空:ANAと提携
- エールフランス:JALと提携
- 大韓航空:日本=韓国路線のみJALと提携
などが代表例です。
ということで、実は大韓航空の日本路線に関しては、大韓航空への搭乗でJALマイルを貯めることも可能ですし、JALマイルを貯めて大韓航空の特典航空券に利用することも可能です。なので、日本=韓国を大韓航空便で搭乗する人は、JALマイルの加算を忘れないようにしてくださいね。残念ながら、日本=韓国以外の大韓航空の路線(韓国=ホノルル、韓国=ヨーロッパリーグなど)は、JALマイルの加算対象外です。
JALマイルは、飛行機に搭乗しなくても、陸マイラーとして貯めることも可能です。年間10万マイルを貯めることも全然難しいことではないので、是非JALマイルを貯めてみてください。
実際にJALマイルで大韓航空の特典航空券を関空=ソウルで検索してみると、
上記のように特典航空券の枠がしっかりと表示されることがわかります。エコノミークラス(往復で15,000マイル、片道だと12,000マイル)で2席、ビジネスクラス(往復で30,000マイル、片道だと24,000マイル)は1席が特典航空券の枠として開放される傾向がありますね。
なお、同便を大韓航空のスカイパスマイレージで検索すると、便により2席~8席も特典航空券として開放しているんですよね。実は、大韓航空は自社のマイルを貯めた人に特典航空券の枠をかなり優遇しています。これは、大韓航空のマイルを貯めた人だけの優遇です。が、大韓航空のマイルを貯めるのはなかなか難しいです。以前はマリオットのポイントを大韓航空のマイルに移行することが可能でしたが、マリオットと大韓航空の提携が終了してしまい、マイル移行ができません。つまり、マリオットアメックスプレミアムを保有していても、大韓航空のスカイパスは貯めることが難しいんですよね。一応、大韓航空提携のクレジットカードが日本国内にもありますが、わざわざ大韓航空にマイルを集約する意味もあまりないところですしね・・・。
大韓航空はスカイチームなので、スカイチームのマイルでも特典航空券が取れる。実はデルタマイルのスイートスポット。
ソウル旅行が好きで、ソウル行きの特典航空券をマイルで取りたいと思っている方には是非注目してもらいたいマイレージがあり、それはデルタ航空のマイレージ「スカイマイル」なんです。デルタマイルを利用すると、エコノミークラスは片道7,500マイル、ビジネスクラスは片道15,000で発券可能で、しかもサーチャージ無料(ソウルは近いのでサーチャージがあっても少額ですが)となっており、大韓航空の特典航空券を取るにはかなりおすすめのマイルでもあります。
ソウルから帰国便は大韓航空でした。
お得に搭乗するためには✅デルタ航空のマイルを貯める
✅日本からソウルはエコノミークラスで片道7500マイル
✅サーチャージも無料
✅デルタマイルは有効期限も無期限ということで、デルタマイルのスイートスポットの1つです。 pic.twitter.com/m1v1ygV4zd
— すけすけ@次はHND。 (@bmwtatsu) October 16, 2022
しかも、特典航空券の枠が、
エコノミークラスで4席以上、ビジネスクラスでも2席開放されていたりするので、JALマイルで発券するよりも枠が多くなっているんです。マイル数も少ないし、サーチャージ無料だし、特典枠もかなり多いし、大韓航空のソウル行きはデルタマイルはかなり使えます。ここがデルタマイルの最大のスイートスポットといってもいいレベルですね。
しかも、デルタマイルなら、かなり簡単に手に入ります。
- マリオットアメックスプレミアム:100円=1マイル相当のデルタマイル(3,000マリオットポイント→1,000デルタマイルに可能。ただし、60,000ポイント移行時の5,000ボーナスマイルはデルタマイルは加算なし)
- デルタアメックスゴールド:100円=1マイル相当のデルタマイル(しかもデルタ航空のゴールドメダリオンステータス付与特典あり)
- アメックスゴールドプリファードやアメックスビジネスゴールド:100円=0.8マイル相当のデルタマイル(アメックスポイントを1,250ポイント=1,000マイルでデルタマイルに移行可能)
などでデルタ航空のスカイマイルは獲得可能になっており、特にアメックスゴールドプリファードやアメックスビジネスゴールドは10万ポイント以上の超大量ポイントがもらえる入会キャンペーンが開催されていたりします。すでに発行して、大量ポイントを保有している人もいると思いますが、大量ポイントの使い道として、デルタマイルに交換してソウル旅行に使うのは、マジでお得な使い道なので個人的にはオススメ度が高いですね。
大韓航空B787-10ビジネスクラス「プレステージスイート2.0」搭乗レビュ―。
では、大韓航空B787-10ビジネスクラス搭乗レビュ―です。
こちらがソウル仁川空港から搭乗した成田行きのB787-10です。少し話が変わりますが、大韓航空は機体ロゴを順次リニューアル中で、隣に大韓航空の新塗装がいるのがわかりますかね????新塗装機にもいつか搭乗したいですね!
では、大韓航空B787-10ビジネスクラスに搭乗しましょう。
こちらが大韓航空のトップビジネスクラスとなる「プレステージスイート2.0」と呼ばれるもので、2025/4時点での大韓航空最高峰のビジネスクラスになります。大韓航空では、ビジネスクラスをプレステージクラスと呼ぶのですが、B787-9やB747-8のような長距離路線に導入されているフルフラットシートのビジネスクラスのシートをプレステージスイートと呼んでいます(B747-8のプレステージスイートの搭乗レビュ―はこちら)。そして、そのバージョンアップしたものが、このプレステージスイート2.0です。
ドア付きの完全個室型ビジネスクラスで、まさに世界のトップレベルと競い合うことができるのがプレステージスイート2.0です。ゴールド系のチタンカラーが落ち着いた高級感を演出しており、個人的には超好印象です。
座席配置は1-2-1のスタッガードシートで、全席ダイレクト通路アクセス。中央2席は外の景色は楽しめないですが、パーティションを下げれば、夫婦やカップル、子連れでも楽しめる席です。
ドア付きなので、プライベートはめちゃくちゃ守られている感じがいいですね。ドアを閉めていない状況で、このプライベート感ですからね。
座席周りも非常に充実しており、小物入れあり、鏡あり、ワイヤレス充電器あり。そして、クリーム色でファブリック調のシート周りが高級感を演出しておりいいですね。サイドテーブルがカーボン調なのもよし。
ドアを閉めていなくても、この部屋感は素晴らしい。寝たいときなんかドアを閉めておけば、かなり快適な睡眠を取れそうです。大韓航空が長距離路線のフラッグシップビジネスクラスとして送り出した「プレステージスイート2.0」はかなりハイレベルです。
ヘッドホン、毛布、スリッパが用意されていましたが、同じB787-10のプレステージスイート2.0でも、欧米路線ならここにアメニティーポーチがつくでしょう。
モニターも大型で007が迫力満点で楽しめましたね。
テーブルは、かなり縦長です。食事を広げるときに、ドリンクの置き場に困ることもないです。これもまたカーボン調。
そして、席は当然のようにフルフラットのベッド状になります。ドア付き個室タイプのベッドでの長距離旅行は超快適でしょうね。
そして、大韓航空の韓国発の韓国料理の機内食がなかなか旨いんですよ。事前予約可能だったので、しっかりと韓国料理をオーダーです。
ちょっとピリ辛のプルコギにチシャ菜などの生野菜とコチュジャン、そして韓国風味のスープ。韓国料理が好きな人には、ソウル発の大韓航空ビジネスクラス機内食はかなり満足度が高いと思います。旨い。
そして、フルーツで〆。
以上、大韓航空B787-10のビジネスクラス「プレステージスイート2.0」の搭乗レビュ―です。この機材は大韓航空のビジネスクラスではフラッグシップモデルとなるシートが導入されており、本来なら欧米の長距離路線に導入される機材ですが、日本にも導入されているので、搭乗する機会があれば2時間フライトの中ではかなり贅沢な体験ができると思います。積極的に狙う価値がありますね。JALのA350-1000ビジネスクラスやカタール航空のQ Suiteとシートは非常に似たタイプになるのですが、その2社のシートは世界トップレベルの評価を得ているので、この大韓航空の「プレステージスイート2.0」も今後評価されていくことになるんじゃないかなと思います。搭乗する機会がある人は是非楽しみにしておいてくださいね!!
大韓航空の豪華ドア付きビジネスクラスB787-10に搭乗してきましたよ!