ロンドン＝パリの移動は飛行機と電車どっちがおすすめ？ロンドン・セントパンクラス駅からパリ北駅まで直通2時間45分のノンストップ特急「ユーロスター」で移動してみたら非常に便利だった。チケット購入方法・料金・乗り方まとめ。
ヨーロッパに旅行に行くと、1回の旅行で複数の国に行く方も多いと思います。そんな時に移動手段を飛行機にすればいいのか、電車にすればいいのか、バスにすればいいのか、どれが一番いいのか悩むかもしれません。ヨーロッパ内でも、ヘルシンキからバルセロナに移動するなら、飛行機しかないでしょう。では、ロンドンからパリまでの移動は飛行機？電車？バス？どれがベストなのでしょうか。ロンドン・パリ間の移動はヨーロッパの2大都市の移動なので、ニーズもめちゃくちゃある区間になりますが、おすすめの移動手段はノンストップ直通特急のユーロスターです。
では、実際にロンドンからパリまでユーロスターで移動してみたので、チケットの予約方法・料金・実際の乗り方など総まとめです。
ユーロスターでロンドンからパリまで移動するメリット。
ロンドンからパリに移動する際には、飛行機と電車（ユーロスター）とバスという選択肢があります。バスは9時間ほどかかりますが、値段は30ユーロ～となっており、とにかく費用を抑えたい方にいいかもしれません。今回、自分はユーロスターでロンドンからパリに移動したのですが、飛行機での移動との比較を少し書いておくと、
- ロンドン＆パリともに都心部から空港に行くだけで1時間弱時間がかかる
- ロンドン＆パリともにユーロスターの駅は都心部にある
- 飛行機の飛行時間は1時間半ほど
- ユーロスターに乗っている時間は2時間半ほど
- ユーロスターは乗る前に出国審査・入国審査を同時に行うので、手間が省ける
- 飛行機に比べるとユーロスターの方が席が広い
- ユーロスターなら車内で自由に動けて、社内売店にも行ける
- ユーロスターならWIFIもある
という感じです。ということで、搭乗している時間そのものは1時間ほどユーロスターの方が多いのですが、空港までは都心部から遠いですし、搭乗前も搭乗後も時間がかかることもあり、トータルの時間はユーロスターの方がかなり短いです。これがユーロスターの最大の魅力といってもいいでしょう。
ロンドン＝パリ間を飛行機で移動するのは、その後に日本行きの飛行機に搭乗するなど空港に行く必要がある場合、マイルを貯めている・マイルを使いたい場合、とにかく飛行機が好きなどの事情がある場合に限られてしまうかもしれません。ちなみに、ロンドン＝パリ間はLCCもありますが、フルキャリアとしては、ブリティッシュエアウェイズ（ワンワールド）とエールフランス（スカイチーム）が飛んでいます。実は、どちらもJALマイルで特典航空券を取ることができる航空会社なので、この区間を特典航空券で利用するなら、JALマイルだと選択肢が豊富です（エールフランスはスカイチームだが、JALとマイーレ時の提携をしている）。
ユーロスターの料金は？チケット購入方法・予約方法は？
んじゃ、料金は飛行機とユーロスターの料金はどっちが安いの？って話になってきますが、これが低くがちょっと難しいです。というのは、日本の新幹線は定額料金で、日程・時間により料金が変動しませんが、ユーロスターは料金が日々変動するんです。飛行機の料金と同じようなイメージでOKです。なので単純にどちらが安いと一概には言えません。ユーロスターのロンドン＝パリ間の片道料金は50ユーロ～300ユーロと思っておきましょう。繁忙期は高いですし、直前になるほど料金は高いです。
そんな時にオススメのサイトが、自分が今回利用した「Omio（オミオ）」というサイトです。このOmioはヨーロッパの各都市間の飛行機・電車・バスの料金・時間を一括検索して、チケットの購入まで完結できるという非常に便利なサイトです。
日本語ですべて完結できるようになっているので初心者でも簡単に利用できます。
試しにロンドンからパリまで検索してみると、
この日は安い順に並べると、バスが25ユーロ～・飛行機が32ユーロ～、電車が58ユーロ～となっています。ただし、飛行機の32ユーロというのは、LCCのものだったので、預け入れ手荷物のある場合や座席指定をする場合には料金が追加になります。また、空港が都心部から離れているので、そこまでの移動代金もかかることには注意しましょう。トータルで比較すると、電車の方が安いことも非常に多いです。時間も電車の方が短いです。
ということで、ロンドン・パリ間のノンストップ特急「ユーロスター」のチケットを購入する方は「Omio」で検索して購入することのが非常に便利ですよ！！！
Omioのアプリをダウンロードしておくと、
Screenshot
アプリの中に予約情報は全て入りますし、モバイルチケットもあるので、ユーロスターに乗るときにはチケットカウンターで紙のチケットを受け取りする必要などなく、スマホ1つで簡単に乗れるので、初心者でも超安心です。
【体験談】ユーロスターでロンドンからパリまで移動してみた。
では、実際にロンドンからパリまでユーロスターで移動をしたので、体験談です。
ロンドンのセントパンクラス駅からユーロスターに乗る。
ユーロスターの出発駅となるのは、
- ロンドン側：セントパンクラス駅（St Pancras station）
- パリ側：パリ北駅（Gare du Nord）
となります。今回はロンドンのセントパンクラス駅から出発です。
セントパンクラス駅はロンドンの中心部にあります。ちなみに、キングスクロス駅・ユーストン駅という大きな駅からも徒歩数分の距離にあるので、利便性はめちゃくちゃ高い場所にセントパンクラス駅はあります。大英博物館も徒歩圏内です。今回は写真の通り、早朝の薄暗い時間の6:01発という始発に乗りました。ホテルはすぐ近くのヒルトンユーストンに宿泊して、4:30に駅に到着です。
あっ、そうそうセントパンクラス駅は少し離れたところから見ると、まさにハリーポッターの城というようなめちゃくちゃ迫力がある建物なので、是非チェックしておいてくださいね！英国らしさ全開ですよ！！！
こちらがユーロスターの国際線出発場となります。受付が4:40からとのことで、画面の左の方の壁に沿って行列が実はあります。行列の最後尾に並びます。
そして、4:40になると受付開始です。やることは、飛行機をほとんど同じで、
- 機械にチケットをかざす（モバイルチケットのバーコード）
- 手荷物検査
- パスポートコントロールを通過
とこれだけです。ただ、飛行機と違うのは、大きなスーツケースでも預けるのではなく、自分で持ち込みをする点が1つ目。あと、もう1つ面白いのは、イギリスの出国審査のためにパスポートを提示して、出国審査をするのですが、その直後のもう一度パスポートコントロールがあります。何かわかりますか？ユーロ圏（シェンゲン圏内）への入国審査も、ここセントパンクラス駅で行うんです。2回連続して、パスポートを提示すると流れになるんです。ちょっと面白いですね。そして、これがめちゃくちゃ便利で、到着後に入国審査がなく、スーツケースはすでに手元になるので、パリに到着したら、その瞬間から街中なので、時間をめちゃくちゃ短縮できるんですよね。なんか。時間のワープをしたかのようなお得感があります。
出国審査・入国審査を終えたあとの待合室です。これ全員が始発の6:01発のパリ行きに乗る人です。ロンドンからパリまでの移動手段として、ユーロスターがメジャーな選択肢なのがよくわかりますね。
待合室には、お店もあるので、サンドイッチやスナック、フルーツ、ドリンクなどを購入することも可能です。
パリ行きは1時間に1本ほど、他にもアムステルダム行きやブリュッセル行きもあります。出発の20分前になると何番のプラットフォームから出発するのか表示が出るので、表示が出たらエスカレーターで上のプラットフォームに上がります。
しかし、日本の新幹線が数分に1本出発しているのは、いい意味で異常すぎますね笑。
こちらがパリまでノンストップで行くユーロスター。全18両か16両編成だったと思います。ちなみに、普通席の他にビジネスクラスもあり、ビジネスクラスは席が広く、食事も出るようで、飛行機とかなり似たサービス内容になっていますね。
車両に乗ると、すぐにスーツケース置き場があります。
そして、自分の席に。全席指定です。座席の前後幅は飛行機のエコノミークラスより広いので、けっこう快適に過ごせます。車内WIFIもあります。
そして、ユーロスターの社内にはユーロカフェという車両もあり、ドリンクや軽食の購入も可能になっています。
そして、2時間40分後にパリ北駅に到着です。まだ午前9:45なのにパリにいるというのが素晴らしいですね（ロンドンとは時差1時間あり）。そして、ここでは入国審査ももうないので、完全にパリの市内の中です。めちゃくちゃ便利ですね、ユーロスター。
パリ北駅もパリの都心部になるので、利便性がめちゃくちゃいいですね。
以上、ロンドン＝パリ間の移動手段として、ユーロスターに乗ってみたという話です。これは明らかに飛行機よりオススメです。イギリスはシェンゲン圏内ではないので、パリとの移動では入国審査と出国審査があり、飛行機だと非常に手間ですが、ユーロスターなら入国審査と出国審査が同時にでき手間がかなり省けて、また都心部からの出発・到着となり、時間の短縮につながります。ロンドン・パリ間の移動をする人は是非ユーロスターの利用をしてくださいね！！！
ロンドン・パリ間の移動にはユーロスターがめちゃくちゃ便利ですよ！！！