ANA国内線にたったの5,000マイルで搭乗でき、しかも複数区間の乗り継ぎも5,000マイルで人気あるユナイテッド航空「マイレージプラス」に改悪あり?!特典航空券必要マイル数が10%UPで、ANA国内線特典航空券は5,500マイルに?!
ユナイテッド航空のマイレージ「マイレージプラス」は日本国内でも非常に人気が高いマイルになっています。ユナイテッド航空はスターアライアンス所属で、ANAと同じアライアンスなので、マイレージプラスからでもANA特典航空券を取ることが可能です。
が、そこに異変が発生しています。
詳細の説明です。
ユナイテッド航空「マイレージプラス」でのANA国内線特典航空券必要マイル数は5,000マイルから5,500マイルへ
まず、ユナイテッド航空「マイレージプラス」は昨年2019年に自社のユナイテッド航空の便で特典航空券を利用する際に必要なマイル数を、チャート制から変動制に移行しています。チャート制はANAやJALも導入しており、どこからどこまでどのクラスに搭乗する場合には何マイル必要ということがはっきりとしているので、目標が立てやすく、マイルを貯める上ではかなり注目する点になると思います。
が、ユナイテッド航空「マイレージプラス」は昨年2019年にチャートを廃止しています(詳細こちら)。自社便特典航空券には変動制を導入しており、繁忙期なのか閑散期なのかで必要マイル数が変動するようになりました。
その際、提携航空会社(ANA・シンガポール航空・ルフトハンザドイツ航空などなど)はチャート制そのものはなくなったはずですが、ユナイテッド航空のWEBサイトには残ったままで、必要マイル数は実際には変動がありませんでした。
そして、今回2020/4末についにWEBサイト上からチャートが完全に消えて、必要マイル数が10%UPとなったようです。いわゆる「改悪」という分類にはなってしまうのでしょうね。
例えばですが、東京=フランクフルトの片道特典航空券の必要マイル数を調べてみると、
- エコノミークラス:45,000→49,500マイル
- ビジネスクラス:75,000マイル→82,500マイル
- ファーストクラス:115,000マイル→126,500マイル
とすべて10%UPしていることがわかります。
ユナイテッド航空の「マイレージプラス」は日本国内のマイラーにもかなり人気で、それはANA国内線特典航空券がたったの5,000マイルで搭乗可能だからだったんです。
- 距離800マイル以下(東京から福岡・札幌など)の場合:1区間5,000マイル
- 距離801マイル以上(東京から那覇など)の場合:1区間8,000マイル
それが、こちらもやはり10%UPで、
- 距離800マイル以下(東京から福岡・札幌など)の場合:1区間5,500マイル
- 距離801マイル以上の場合(東京から那覇など):1区間9,000マイル
となっているんです。8,000マイルの方は、8,800マイルではなく9,000マイルとなっているので、500マイル単位での切り上げもあるのかもしれません。
東京から福岡で調べてみると、
となっており、やはり5,500マイルになっています。たった500マイルのアップなので、まだまだユナイテッド航空「マイレージプラス」も魅力はありますが、塵も積もれば山となるという感じにはなりそうですね・・・。
ただし、今までと同様に乗り継ぎ便の利用(東京から福岡まで行く際に、なぜか札幌を経由する笑い)は、
上記のようにしっかりと表示されます笑。引き続き、うろうろしながら目的地に到達したいような人(ランチだけ札幌で食べていくような贅沢旅行の企画など)には、非常に強い味方です。ANAマイルでANA国内線特典航空券を発券した場合には、このケースは2区間分のマイルが必要ですからね。
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ただし、ANA便ではなく、ANAウイングやスターフライヤー・ソラシドエア便なら5,000マイルのまま!!
ただし、例外的に5,000マイルのままの便もあるんですよね。
この便とか、5,000マイルなんですよね。何が先ほどの便と異なるのかというと、運航会社がANAなのか、ANAウイングなのかという違いなんですよね。
他にも調べてみると、
こちらもスターフライヤーとANAを乗り継ぎする便だと5,000マイルになっているんです。
どうも日本国内線に関しては、ANA運航便なのか、それとも他社便なのかで必要マイル数は5,000か5,500かの差があるようです。これを利用すれば、まだ5,000マイルで搭乗できる区間も多数あります。ANAウイング、エアドゥ、スターフライヤー、ソラシドエア、IBEXのある路線は魅力的かもしれませんね。
ただし、これらも時間の問題で5,500マイルになる可能性は十分にあるとは思いますが・・・・。
今回、ユナイテッド航空「マイレージプラス」を利用したANA国内線特典航空券必要マイル数が5,000マイルから5,500マイルになり、いわゆる「改悪」ということが決定しました。よく自分のブログでも改悪というキーワードは利用してはいるものの、本当にこの改悪はやばいなと感じているものと、そうでもないものもあります。本来、物価は地道に上昇しているので、特典航空券必要マイル数も地道に上昇するのは当然なんです。そういう意味では、今回の10%UPというのも、数字が上がったので改悪なのは別に間違いないですが、個人的には、まあいいんじゃないの??という感じで済んでいます。
5,500マイルで、日本国内の乗り継ぎができる特典航空券はやはり魅力的ですからね!
ユナイテッド航空「マイレージプラス」が貯まるクレジットカードは?
ユナイテッド航空はANAと同じスターアライアンス所属なので、ANA搭乗時のフライトマイルをANAマイレージクラブにつけずに、ユナイテッド航空「マイレージプラス」につけてマイルを貯めることももちろん可能です。
また、ユナイテッド航空「マイレージプラス」はバイマイルができることでも有名です。セールもあるので、そのタイミングで購入する人もいるでしょう(過去のセール内容はこちら)。
ユナイテッド航空「マイレージプラス」のマイルが貯まるクレジットカードとしては、
- マイレージプラスカード(セゾンカード・JCBカード・MUFGカード・UCカード・ダイナースクラブカード)
- SPGアメックス
が人気があります。
こちらの「マイレージプラスセゾンカード」は年会費1,500円(税別)で還元率は0.5%のクレジットカードと大したことないようにも思えますが、マイルアップメンバーズ(年間5,000円+税)に加入しておくと、マイル還元率が一気に3倍になり、1,000円=15マイルの還元率1.5%にUPするのが魅力です。ただし、年間200万円=30,000マイルまでの上限があり、それ以上のカード利用は0.5%還元です。
ANA国内線をメインで利用したい人なら、このカードをメインカードにするのもありとは思います。
あとは、人気なのは「SPGアメックス」でしょうね(年会費31,000円+税)。
100円=3マリオットポイントが貯まりますが、マリオットポイントは3,000ポイント=1,000マイルで40以上の航空会社(ANA・JAL・ユナイテッド航空など)に移行可能です。そして、60,000マリオットポイント=25,000マイルという、60,000マリオットポイント移行した際には5,000マイルのボーナスがつくのが特色です。つまり、200万円=60,000マリオットポイント=25,000マイルなので、マイル還元率1.25%のクレジットカードになりますね。
しかも、SPGアメックス所有者の中にも知らない人がいるかもしれませんが、
マリオットとユナイテッド航空は特別提携を行っており、マリオットポイントをユナイテッド航空に移行すると10%のボーナスマイルがさらに加算されるんですよ。つまり、200万円=60,000マリオットポイント=25,000マイル+2,500マイルになるので、マイル還元率は、1.375%です。
その上、年に一度恒例となっているのが、増量キャンペーンです。こちらが2019年のキャンペーンですが、マイル移行でさらに30%もマイルが増量されるキャンペーンも行われるので、還元率は1.7875%ですからね。こりゃ強烈。
SPGアメックスを自分もメインカードにしていますが、このカードのポイントはとにかく魅力的で、
- マイル移行で増量キャンペーンあり(JAL、ユナイテッド航空、ブリティッシュエアウェイズ、アメリカン航空などで過去にあり)
- マイル移行先が40社もあるので、大幅な改悪が1社にあっても、他社が利用可能(1社にしか移行できないクレジットカードはそこが弱い)
- マイルに移行しなくても、ホテルの宿泊にポイントを利用することも可能
というような点は見逃せません。
まだSPGアメックス所有していない人も参考にしてみてください。
今回の記事では、日本でも人気の外資系マイレージ「マイレージプラス」の必要マイル数が変更になったという情報です。気になる人も結構多いニュースかもしれません。