世界一周の海外旅行中に実際に起こったトラブルまとめ。スマホの紛失、クレジットカードの停止、メールの強制停止、空港での賄賂の要求あり。
海外に長期旅行をしているとトラブルがないのかって?そりゃ、いろいろありますよ・・・。
1か月の世界一周で海外にいたのですが、1か月も海外旅行に行くと大なり小なりハプニングやトラブルも発生します。事前にありえるかも?と予想して対策をしておけるようなものもあれば、予想できずに起こったときに緊急対処をせぜるを得ないものもあるでしょう。パっと想像してみただけでも、
- パスポートの有効期限切れ
- ESTAなどの入国書類の申請忘れ
- 強制送還
- ロストバゲッジ
- 飛行機への乗り遅れや欠航
- カードの不正利用
- 窃盗などの事件
- 病気や事故
などが想像できるかもしれません。過去には「【体験談】クレジットカードの海外旅行傷害保険を実際に請求してみた。」という海外旅行中に病院に通院してクレジットカードの保険を利用したようなことも記事にしました。そして、この記事では、世界一周中に起こったトラブルをまとめて紹介したいと思います。ガチで賄賂まで要求されました。
では、4つのトラブルを紹介しましょう。スマホ紛失あり、カード停止あり、メールの強制停止あり、賄賂ありと割と盛りだくさんでお届けします。
①エジプト・カイロでのスマホの紛失からの奇跡。
まずは、海外でスマホを紛失するというめちゃくちゃありそうな話です。しかも、場所は世界のカオスであるエジプトのカイロです。エジプトのカイロでタクシーの中にスマホを忘れてしまったんで・・・・。2度と見つかるわけないですよ・・・ね・・・。
という顛末をX(TWITEER)に書かせて頂きましたので、詳細は下記を読んでもらいたいのですが、スマホの紛失で何が一番困るのかというと、自分のありとあらゆるアカウントがスマホにより2段階認証に設定されており、
- メルアド
- LINE
- UBER
- Apple ID
全て利用ができないという事態になるんですよ・・・・。マジで現代の便利さの裏には、自分ではどうすることもできないような仕組みが深く深く埋め込まれていることを心底感じました。
#世界一周
僕の失態、そして奇跡、そこからの教訓場所は世界でもカオスの代表と言われてるエジプトのカイロ。そこでタクシーに乗った際にスマホを忘れるという大失態。
やってしまった。… pic.twitter.com/jj6IWHbe7z
— すけすけ@世界一周 (@bmwtatsu) July 30, 2023
このスマホ紛失事件は、奇跡が起こりなんと数時間後にスマホが手元に戻って来るという奇跡の奇跡が起こったのですが、マジでスマホ紛失は困りますよ・・・色々と詰みます・・・。
②家族が利用したカードが不正疑いで利用停止に。
そして、クレジットカードでも問題は起こりました。チェコのプラハで妻が、自分のクレジットカードの家族カードとして保有している三井住友のカードでショッピングをしたんです。
すごいけど、かなり要注意。
家族が海外でカードを使ったら、瞬時に三井住友から不正ではないですか?とメールが来た。決済を一時不成立にしたらしい。
三井住友すごいわ。… pic.twitter.com/GkRaOkKAgd— すけすけ@世界一周 (@bmwtatsu) August 7, 2023
すると、瞬時に三井住友から自分にメールが来たんですよね。カードが不正利用された可能性があるので止めたと。これはこれでカード会社はしっかりしているな~と感心するところはあるのですが、困ったことにもなりかねません。だって、家族が海外旅行中に、保有している家族カードが停止になるんですよ??不正疑いで停止になったことがすぐにわかり、すぐに解除できるならいいですが、そうとは限らないですからね。メールが来ていることにすら気付かない可能性もありますし、そもそもメールはカードを利用した人にではなく、本カードを保有している自分のところに来てますからね。今回は、たまたま自分がすぐ近くにいる状況で、すぐにメールが来たことに気づいたからいいですが、カードが長時間使えなくて困ることになる可能性も十分にあります。
まあ、海外旅行中は複数のカード(別会社の別ブランドで)を保有し、現金もドルを必ず保有しておくくらいの準備は必須かなと思います。
③Yahoo!メールが不正疑いで強制ロック。サッカーのチケットを2度買うという悲劇。
次はなかなか悲惨だった話です。みなさんはメルアドは何を利用していますか?Gmailが一番多いですかね。次がYahoo!メールな気がします。自分は、Yahoo!メールを以前から利用しており、特に不自由を感じたこともなかったのでずっと利用しているのですが、そんなYahoo!メールでトラブルが起こりました。
サッカーのバルセロナFCの試合を見るために、バルセロナFCの公式サイト上でチケットを購入したんです。チケットは試合の24時間前を目途にメールで送られてきて、それをプリントアウトして持っていくというタイプのものです。
そして、試合の24時間前にチェコのプラハのホテルでメールが届いたので、ホテルのビジネスセンターでプリントアウトしようと思い、Yahoo!メールにログインをしたんです。
すると「不正なログインが行われる恐れがあるため、利用規約に則り一時的にIDのご利用を制限しております。時間をおいてから再度ログインしてください。」という表示が出ました。自分のYahoo!メールは2段階認証になっているのですが、認証をさせるわけでもなく、いつもと違う国で違うパソコンというネット環境というだけで、Yahoo!メールが強制ロックされたんですよ。何これ?こんなことするなら、何のための2段階認証なん?意味なくない?と思いながら、時間を空けて30分後にトライ。が、ロックされたままです。アカウントそのもののロックなので、パソコンではなく、スマホでログインしても無駄ですし、日本のネット環境でログインしようとしても無駄です。1時間経過でもロック、2時間経過してもロック、色々調べたところ解除までの時間は定められていないようで、同じことになって困った人がいないかネットで検索してみると、けっこうな人数の人が同じ事態になっているんですよね。解除までの時間は8時間~30時間くらいと幅がありそうでしたが、24時間くらいという人が多かったです。
え?24時間ロック?バルセロナFCのチケットが手に入らない・・・。
という事態に陥ったわけなんですよ。これ、悲惨すぎませんか?予防しようにも、想像の上をいくような状況を提示されており、これはなかなか防げるものではないのではないでしょうかね・・・。まあ、悲惨ですよね。
今回は幸運???にもバルセロナFCの試合のチケットはまだ販売されていたので、試合の2時間前にYahoo!メールがまだロックされていたので、無理やりですがもう1度チケットを購入し、Yahoo!メールではなく、Gmailに送り、メールが来た瞬間に写メも撮るなど万全の準備をしてから、パソコンにログインをしてプリントアウトをしてチケットを購入し、試合は見ることができました。
が、チケットは2回分支払いしています(1回約5万円)。
まあ、Yahoo!メールはクソすぎましたね。強制ロックはおかしいだろ。なんで、こんな目に合わないといけないんだ?と思いながら、長年利用してくたYahoo!メールから、順次Gmailにすべて引っ越しをしている最中です。まあ、Gmailで同じようなことにならないかどうかはわかりませんが、Yahoo!メールには個人的には失望ですね・・・。
海外旅行のメール強制ロックは、スマホ紛失ほどではないものの、それなりのトラブルですね。ちなみに26時間ほどで再度ログインは可能となりました。
④ケニアの空港でまさかのガチ賄賂要求。
そして、そして、強烈だったトラブル体験が「賄賂の要求」です。
場所はアフリカ。アフリカを代表とする発展途上国では賄賂が横行しているという話は聞いたりしますが、自分はこれまでの人生で賄賂の要求をされたこともなく、いまいち実感はありませんでしたが、本当にありました。
ケニアでマサイマラ国立公園でのサファリを存分に満喫し、ナイロビ空港(ジョモ・ケニヤッタ国際空港)に到着したあとに事件は起こりました。ナイロビ空港では、ターミナルに入る際にスーツケースを含めた全荷物のチェックがあるのですが、スーツケースを開けたところ中に入っているアクセサリーを見て、空港の職員が英語で言ってきたんです。
「これは違法のものだ。持ち出しはできないから没収。あと、今からポリスな。」
ポリス???
まじで面倒なことになったぞ・・・。海外でポリスとかマジで勘弁だけど、ここで拒否して争うのも得なのか損なのわからない。ポリスが来ることになって、その場でこれは違法なものではないと言っても通じるのかどうかもわからないし、そもそもポリスが本物であるかどうかも判断のしようがない。
まじで面倒だ。こっちは飛行機乗らないとあかんねん。隣にいた、妻も何これ?みたいな表情をしています。
が、この時、すでに思っていました。これは強請・賄賂の要求の流れじゃないか??と。少し、その空港職員と話をしていると、なんか時間を稼いでいる印象です。そして、「どうする?」と向こうから聞いてきました。自分が違法行為をしているのに(してないけど)、向こうからどうするは完全におかしい流れだ笑。そして、向こうは小声で言ってきます「ポリスにも上司にも言われたくないだろ?」と。この流れは・・・・。「何ができる??」と。この流れは・・・・。ついに・・・・「How much?」・・・・出た賄賂の要求。本当にあるんだこんな話・・・と衝撃でしたね。
ちなみに、みなさんならこんな事態に巻き込まれたらどうしますか?色々とどうするか考えてみて下さい。
自分は、まず値切りました笑。値切ると言っても、向こうが金額を提示してきたわけではないので、こちらから10ドル払うと提示をしましたが、額が低くちょっと不機嫌になったので、いくらだ?と聞いたら100ドルを要求してきました。この100ドルで本当に解決するかどうかの補償はないものの、偽の警察を呼ばれてぐちゃぐちゃになるよりはよほどマシだし、何よりも時間を無駄にしたくない自分は、100ドルをこっそり渡すことを決めました。ちなみに渡し方は古典的で、100ドルをスーツケースの中に入れて、それを向こうが取るという流れです。
空港職員が賄賂要求ですよ。日本じゃ考えられないですよね。
ちなみにですが、こんな事態に巻き込まれたら、何が本当に自分を守るために正解なのかは自分にはよくわかりません。すでに犯罪の中に巻き込まれているので、期待値大きくマイナスの中での決断が要求されますからね。自分は100ドルの損キリがスムーズだと判断していますが、即時にケニアの日本大使館に電話をしてもいいと思います。空港職員も、「大使館に電話する。」と言えば、賄賂の要求もなかったかもしれません。何がベストか自分にはわからない状況でしたね。
ちなみにですが、あとで調べてみたところ、ケニアではこのような事例がやはり多いようで、在ケニア日本大使館のサイトにも、
●ケニア国際空港の内部、若しくは空港周辺等において不当な取締りに基づく賄賂要求や偽警察官による金銭要求事案が発生しています。不当な要求や警察官等から金銭要求があった場合には、以下の番号に通報をお願いします。
(空港)
(1)空港警察:0722-738521
(2)空港入国管理局事務所:0799-869183 / 0757-373508
(市内)
(3)警察(緊急):112または9991.ケニア国際空港(Jomo Kenyatta International Airport:JKI空港)の内部、若しくは空港周辺やナイロビ市内において、ケニア官憲、若しくは、それ(警察、又は入管職員等)と思しき人物から不当な取締りに遭い、賄賂を要求される事案が散見されます。
2.多くの場合、ケニア滞在許可や労働資格(スペシャル・パス等)に関する指摘がなされる模様ですが、一般的には、警察官が出入国や滞在資格に関する処分について判断し、更には罰金を科する立場にはありません。
3.賄賂の要求がなされた場合,ケニア官憲側への照会先へ通報頂くとともに、当館までご一報願います。
(空港)
(1)空港警察:0722-738521
(2)空港入国管理局事務所:0799-869183 / 0757-373508
(市内)
(3)警察(緊急):112または999(いずれも24時間対応。)
という記載とともに、具体的な実際の事件・事例も表示されておりました。あるんですよ、ガチで賄賂の要求が。みなさんなら、どうしていましたか?
以上、世界一周中に起こった
- スマホ紛失
- カードの停止
- メールの強制ロック
- 賄賂の要求
というトラブルの紹介でした。海外旅行中には予期できそうなハプニングもあれば、予期できないことが起こり、狼狽えたり、怒りに満ちることもあるでしょう。そんな事態は可能な限り避けたいですが、完全に避けることはなかなか難しく、1か月海外にいると自分もこんなプチ??トラブルには出会っています。個人的には、これらも含めて海外旅行あるあるだと思って受け止めていますが、不要なトラブルはできる限り少ないに越したことはないですね。是非、この記事で海外旅行でどんなトラブルが起こりえるのか少しでも参考になれば幸いです。
ぜひ、マイルを貯めて海外旅行を楽しんでくださいね!!!
賄賂、、わたしも数年前にマニラ空港でやられました。
すけすけさんとほぼ同じ状況でした。
結局、一万円払いましたが、搭乗時間ギリギリだったので、
賄賂のゴタゴタで乗り遅れてしまい、マニラで一泊するはめに、、、(笑)
あとから落ち着いて、色々考えたんですが、
奴らも全員に賄賂を持ち掛けているはずもなく、狙われたんだなと。
その条件は、まず日本人であること。
次に、セキュリティーチェックが空いていた。前後に誰もいなかったです。
混雑している時にこういう事できないですよね(笑)
もう一つは、チケットを確認して搭乗時間が迫っていること。
時間がないので、スンナリお金を払う可能性が高い~(笑)
次にもし同じような状況に合いそうな場合は、スマホを胸ポケットにでも入れて証拠を残そうと思っています。
その場は支払って、あとで、大使館、警察、空港、に通報するしかないですかね??
ロバートさん
マニラも多いようですね。。。
時間がどれだけあるのか、どれだけ泣き寝入りを我慢できないのかで行動が変わってきそうですね。自分は時間の無駄がとにかく嫌いなので、大使館などに通報して事情を話すなどの時間ももったいないと感じてしますので、100ドルくらいならそのままスルーする現実になってしまっております。
Yahoo!メールは海外でロックされて毎回苦労している。二段階認証をしているSMSが受信できないと詰むので注意。Yahoo!のブラウザでメールを読むのが吉。メーラーはロックがかかりやすいので絶対に使わないことです。
くまさん
スマホの認証の問題ではなく、強制ロックなんです・・・・。そして、ブラウザでのメールです・・・・。なので、それらは対策にはならないという印象です・・・。
世界一周なんてしていたらトラブルはつきものですよね。それもゆくゆくは旅の思い出として記憶に残るのでしょう!
賄賂を請求されたら…私なら即刻「ジャパニーズエンバシーに連絡するから待ってて〜」って言います!
お金を払うと、次の被害者が生まれちゃいます。