3連休で沖縄へ家族旅行に行く。どの方法が安いのか検討してみる。
家族で旅行に行くとなると、多くの場合旅費が気になりますよね。
沖縄に2泊3日で家族旅行に行くとなると航空券代金だけでいくら必要なんだろうか。
3連休に行くとか、ものすごく高そうだし無理だな。
そう思い込んで、そもそも値段を調べたことがない人も世の中には多いでしょう。
またPeachが格安航空会社なので、ANAより安いに決まっていると考えてPeachの値段だけを調べて決めてしまう人もいると思います。
今回の記事では、例として
1/7(土)午前に関西空港発
1/9(月)夕方に那覇空港発
と3連休を利用した沖縄家族旅行の航空券代金を格安航空会社LCCの代表格「Peach」と「ANA」で徹底比較してみます。ANAマイラーなんで、JALの運賃比較しません。いつもJALさんすみません笑。
Peach、ANA、新幹線の乳幼児・小児の運賃の扱い
設定は我が家。自分、妻、2歳児、0歳児で2泊3日の沖縄旅行に行くケースです。
まず2歳児というのは要注意です。
Peachの国内線は2歳以上は大人と同様に有料座席の確保が必要です。
ANA・JALは2歳児は国内線では大人の膝の上に乗せて無料で乗ることが可能です。3歳以上になると有料座席の確保が必要です。
2歳児の扱いがLCCとANA・JALで異なることは乳幼児連れの家族には非常に重要です。
2歳児はANA・JALは無料で搭乗できます。LCCは有料です。
ちなみに新幹線は未就学児が無料です。
なので、3~5歳時を連れて東京~大阪を旅行する際は新幹線の方がお得なケースが多発します。地方から東京にディズニーランドに行くような場合は、乳幼児の扱いがLCC、ANA・JAL、新幹線で違うことは知っておいたほうがお得です。
乳幼児・小児運賃のまとめ
無償 | 有償 | 子供料金(12歳未満) | |
Peach国内線 | 2歳未満 | 2歳以上 | 設定なし。大人と同額。 |
Peach国際線 | 2歳未満 | 2歳以上 | 設定なし。大人と同額。 |
ANA・JAL国内線 | 3歳未満 | 3歳以上 | 大人正規運賃の半額。ただし、大人運賃の旅割等で予約の方が安いこと多い。 |
ANA・JAL国際線 | 2歳未満(注) | 2歳以上 | 2歳未満も大人の1割相当の運賃必要。2歳以上は大人運賃の75%相当。 |
新幹線 | 未就学児 | 小学生以上 | 大人運賃の半額。 |
運賃をケースごとに比較
我が家が搭乗する際のケースを5つの場合で比較してみます。
①Peachハッピーピーチで3席確保(0歳児は大人の膝の上。ハッピーピーチは座席指定別料金、受託手荷物別料金、予約変更有料。特例としてベビーカーは無償で預けれる。)
②Peachハッピーピーチプラスで3席確保(ハッピーピーチプラスは座席指定無料、受託手荷物1個無料、予約変更無料。)
③ANAで普通座席2席確保(2歳児も0歳児も膝の上)
④ANAで普通座席3席確保(0歳児は大人の膝の上)
⑤ANAでプレミアムクラス2席確保(プレミアム株主優待運賃とします)
以上の運賃を検討します。
3連休で関空発沖縄行き。2017/1/7-1/9の日程とします。
便は時間帯をほぼ合わせて
Peach往路:MM213 関空8:00発、復路:MM220 那覇20:00発
ANA往路:ANA1731 関空8:00発、復路 ANA1740 那覇20:10発
とします。
一人当たりの運賃を調べたところ、
Peachハッピーピーチ往路:10890円、復路:18290円
Peachハッピーピーチプラス往路:14690円、復路:22090円
ANA旅割55運賃往路:17500円、復路:15800円
ANAプレミアム株主優待運賃往路:往路復路とも26200円+5000円(株主優待券をヤフオクで購入したと想定)
あれ?すでに復路がANAの方が安いですね・・・。これは予想に反した波乱の展開の幕開けです。
表にしてまとめます。(税等は含めていません)
一人当たり往復運賃 | 家族総額 | 備考 | |
Peach | 29180 | 87540 | 子供と座席が離れる可能性あり |
Peachプラス | 36780 | 110340 | |
ANA2席 | 33300 | 66600 | |
ANA3席 | 33300 | 99900 | |
ANAプレミアム2席 | 62400(株主優待券2枚で1万円含む) | 124800 | 食事つき |
おいおい、Peachハッピーピーチプラス高いやん。ANAが最安値で、66600円で家族4人で沖縄に行けてしまうではないですか・・・・。これは重大な事実です。(ただし、子供二人を膝の上にして搭乗するというのは、かなり窮屈だと思います。)
Peachは平日等でかなり格安なことも多いのですが、家族旅行をするような3連休等になると値段が跳ね上がることも多々あります。
これは非常に重要な情報です。ANAやJALが一概にLCCより値段が高いとは言えません。LCCは値段の変動が非常に大きいという特徴を持っています。
例えば
1/9(月)の那覇→関空ですが
20:00発の便は上述の通り一人18290円です。
朝一番の9:55発の便だと7290円まで値段が下がります。
1日の中でも倍以上の値段の差があります。
家族で旅行に行く人が多発する時期(3連休、GW、年末年始等)の便はLCCの値段が高騰する傾向にあるため、今回のようにANAの方が安いケースも出てきます。
ただし、ANAの今回の運賃は旅割55というもので、55日前までに予約が必要な便です。実は75日前までなら旅割75という更に安い運賃もあります。日程が近づくにつれて、価格はどんどん上昇するので早期に計画を立てることが重要になります。
ちなみに自分は、昨年も一度家族で沖縄に行ったのですが、PeachよりANAが安かったです。
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Peachは本当に安いのか??
上記は3連休に家族で旅行に行くという限定されたケースです。別のケースでPeachとANAの運賃を少し比較します。
平日の2017/2/7(火)-2/9(木)で平日に2泊3日で旅行に行くケースです。
・大阪(伊丹or関空)-長崎
・関空ー香港
の1人あたりの往復運賃は下記の通りです。ANA、Peachとも最安値で比較します。
Peach | ANA | |
大阪長崎 | 10350 | 22000 |
関空香港 | 22190 | 57490 |
明らかにPeachの方が安くなります。基本的な運賃比較はこの認識でいいと思います。
まとめ
・LCC(Peach)等は基本的には安い。
・家族旅行者が増えるようなシーズン(連休、GW、年末調整等)はANAの方安いケースもある。
・2歳児は国内線においては、ANAとPeachである料金の扱いが違う。ANAは無償で搭乗できる。
家族旅行に少しでも安く行くために参考にしてください。
・当記事の続編を追加しました。
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マイルを貯めれば、特典航空券で無料で家族で沖縄でも海外でも行けます。年間30万マイル貯めています。
マイレージの助さん
本当にその通りだと思います。
また、そのあたりも記事にしようと思っています。
peachは一度使ったけど、沖縄は待合室は倉庫だし、福岡からは時間も悪く今はANAかUAマイルで行ってます。
マイルの価値を2円で計算して、バンコクも以前はLCCで35000円くらいで行った方が安いと思って行ってましたが、今では積極的にポイントサイトの100%還元を積極的に買っ
てほとんど同じ値段で特典予約で行ってます。
kouheiさん
自分も何度かpeach利用したときに5時間ほど遅延をした経験が3回ほどあります。安いので仕方ないかなーと思って過ごして過ごしてました
Peachには何度か乗りましたが、安物買いの銭失いになりかねないと思いましたね。
JAL、ANAなら荷物の心配もないしマイルももらえるし。特に沖縄は台風で欠航したらリスク高いです。一番嫌だったのはゾロゾロと手荷物持って関空の倉庫みたいなターミナルから飛行機まで歩くことでした(笑)
id:chitose11さん
LCCが絶対に安いと思い込んでいる人も多いと思って記事にさせてもらいました。少しでもお役に立てればいいなーと思っております。
ぴーじぇいさんid:mileagelove
ぴーじぇいさんでもそう思われるなら記事にしてみてよかったです笑
自分も以前は、無条件にpeachが安いと思い込んでいました。これは割と家族連れが旅行するときには有益ですよねー。自分は修行も兼ねてANAに搭乗したかったのですごく助かります。
ANAの方が安い場合があるなんてビックリしました!条件によっては使い分けてもいいのかもしれませんね。
おはようございます。
比較した事がなかったので、けっこう衝撃的ですね。
LCCって、無条件にフルキャリアより安いのだと思っていました。