SLH(スモールラグジュアリーホテル)とヒルトンの提携開始で、ヒルトンオナーズ経由でSLHのホテル予約ができ、ヒルトンポイントが貯まる使える。ヒルトンのステータス特典も利用できる。400以上のラグジュアリーホテルがヒルトングループに。
ヒルトンオナーズに加入しており、ヒルトン系列ホテルによく宿泊する人・ヒルトンアメックス&ヒルトンアメックスプレミアム保有者などなどヒルトン関連で非常にホットなニュースがあります。これは、マリオットなど他のホテルグループの愛好者も、「え?ヒルトンかなりいいかも・・・」と思ってしまうような内容ではないでしょうか。
なんと、独立系のラグジュアリーホテルであるSLH(スモールラグジュアリーホテル)がヒルトンと提携開始となりました。
では、SLHとヒルトンの提携の話です。これはヒルトンオナーズ会員には、けっこうな?かなりの?朗報です。
SLH(スモールラグジュアリーホテル)とは。
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まず、簡単にですがSLH=スモールラグジュアリーホテルというものを説明しておきます。SLHは、公式サイトによると、
90カ国以上の520軒以上の独立系ラグジュアリーホテルが加盟するスモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド、略して SLH。これは世界に比類ない小規模のラグジュアリーホテルの会員組織です。各ホテルのクオリティは欧米市場で認められ、SLHは世界でもトップクラスのホテルブランドの一つとなりました。その秘密は何でしょう。SLHは20年以上にわたって高いクオリティーを維持し続け、ゲストからの支持を得ているからです。
SLHの特徴、それは「インディペンデント(独立系)」です。SLH加盟のホテルでは、すべてのゲストが忘れがたい、他では得られない滞在をすることができます。ほとんどのホテルが客室数50室以下のラグジュアリーホテルです。ゲストはどこにいても快適で、滞在の最初から最後まで心地良く過ごすことができます。自由に非日常を楽しめ、クオリティーの高いサービスを得ることができる。それが私たちの理想とする真のラグジュアリーです。
ということで、マリオットやヒルトンというホテルグループが運営するわけではない、独立系のラグジュアリーホテルが加盟するホテル集団です。国内だとどのようなホテルがあるのかというと、こちらに国内SLHの一覧が出ておりますが、
- 東京ステーションホテル
- シギラベイサイドスイート・アラマンダ
などなど15ほどの有名ホテルが含まれます。世界で言うと、500件ほどのホテルが加盟しています。全てがラグジュアリー系のホテルであるというのが魅力です。
SLHがヒルトンと提携し、400以上のホテルでヒルトンオナーズのポイントが貯まる・使える。ステータスも活用できる。
今回、ビッグニュースなのは、実はSLHがヒルトンとポイントプログラムを提携開始したんです。SLHとヒルトンの提携は、2024/2には発表されていたのですが、2024/7になり、ついにヒルトンのサイトでSLHの400以上のホテルが予約できるようになったんです(まだ全ホテルではないが、8割以上の表示されるよう)。
これはヒルトンオナーズを利用している人には、めちゃくちゃ嬉しいことで、たしかにヒルトンにはウォルドーフアストリアやコンラッド・LXRというような高級ホテルもありますが、こじんまりした趣向を凝らした高級ホテルは少ない傾向にありました。ライバルのマリオットだとラグジュアリーコレクションやオートグラフコレクションといった、ホテル毎に特色があるようなブランドがありますからね。が、今回のSLHとヒルトンの提携により、ヒルトンでも独立系のラグジュアリーホテルが一気に400件以上も予約ができるようになりました!
SLHからの公式リリース内容は下記のようになっています。
ヒルトンは、スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH)との独占提携により、世界中の約400の魅力的な高級ブティックホテルを加え、グローバルな高級ラインナップを大幅に拡大。
ゲストの皆様は、世界中の人気のある都市、ビーチ、リゾート地のホテルで新しい宿泊スタイルをお楽しみいただけます。2024年7月9日バージニア州マクリーンおよびロンドンにて、 ヒルトンは、スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH) コレクションから約400のブティックホテルを追加し、高級ホテルのラインナップを大幅に拡大します。本日より、これらの多くのホテルがHilton.comおよびHilton Honorsアプリを含むすべてのヒルトン直接予約チャネルで利用可能です。
SLHホテルコレクションは、ヒルトンの高級ブランドラインナップであるウォルドーフ・アストリア ホテルズ&リゾーツ、コンラッド ホテルズ&リゾーツ、LXR ホテルズ&リゾーツ、シグニア バイ ヒルトンに加わることで、旅行者に新たな宿泊体験を提供します。田舎の小屋や森林のツリーハウスから、熱帯雨林のリトリートや海岸のヴィラに至るまで、親密な空間やユニークな場所でヒルトン滞在をお楽しみいただけます。
この独占提携を通じて、受賞歴のあるゲストロイヤリティプログラムであるヒルトン・オナーズ会員は、SLHに滞在した際、ポイントの獲得および利用が可能です。さらに、SLHの都市、ビーチ、リゾートホテルでの特典を享受し、夢のような旅行体験を楽しむことができるでしょう。
ヒルトンのグローバルブランドおよび商業サービス部門の社長であるクリス・シルコックは「スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH)との統合により、すべてのゲストに対し、ヒルトンの滞在体験と旅行の夢を広げる特別な機会を提供できるようになります。SLHの提携する数百のホテルは、当社の高級ラインナップに非常に適しており、ゲストのために、ローカライズされた異なる旅行体験を創造し続けるヒルトンの取り組みを支援します。」と述べています。
ヒルトン・オナーズの会員は、参加するSLHのホテルで特典を利用できます。特典には、ポイントの獲得と使用、無料WiFi、メンバー割引の保証が含まれる。ゴールドおよびダイヤモンド会員は、空室状況に応じた客室のアップグレードや最大2名分のコンチネンタルブレックファーストも楽しめます。さらに、ヒルトン・オナーズ会員は、ポイントと現金の支払いオプション、ポイント利用時のリゾート料金無料、5泊目の宿泊無料などを引き続き利用可能です。
さて、さっそくですが、色々と検索もしてみました。一例として、ギリシャのサントリーニ島を調べてみると、これまではヒルトン系列のホテルは1つしかなかったのですが、
なんと7件のSLHが追加されています。SLHはラグジュアリーホテルなので、お値段は高いですが、ニーズは相当あるでしょうし、こういったものがヒルトンと提携したのは、ヒルトンユーザーには相当嬉しいところではないでしょうか。ちなみに、スモールラグジュアリーホテルなので、高級リゾートに多い傾向があり、モルジブやベネチアといった地域で多くのSLH加盟ホテルがあったりします。逆に大都市では、それほど多くないです。
今回、SLHがヒルトンと提携したことにより、
- SLHへの宿泊でヒルトンのポイントが貯まるようになる
- SLHへの宿泊にヒルトンのポイント宿泊ができるようになる
- SLHへの宿泊にヒルトンの宿泊券が利用できるようになる
- SLHへの宿泊にヒルトンのステータスが利用できるようになる
といったことが発生してきます。
少し、ヒルトンのポイントを利用したSLHへの宿泊がお得なのか見ておきたいと思います。ベネチアのホテルを検索してみたのですが、
12万円の宿泊費のホテルに100,000ポイントで宿泊できます。1ポイント=1.2円程度での利用ですね。これは、ヒルトンポイントの利用方法としてはかなり価値があります(1ポイント=0.5円なんてこともざらにある)。SLHはラグジュアリーホテルなので、宿泊費は高いですが、ポイント宿泊の場合のポイント数はめちゃくちゃも高くないので、お得度が高いホテルが非常に多く、ここがSLHがヒルトンと提携したことにより生まれる最大のスイートスポットだと思います。ヒルトンポイントがお得に利用できるホテルがかなり増えたということなんです。また、ヒルトンアメックスの無料宿泊券も利用できるので、無料宿泊券の価値も上がることになります。
ちなみに、日本国内ですでにヒルトンで検索できるSLHは、まだ東京ステーションホテルなど数件のみですが、スタンダードルームをポイント宿泊には開放していない状況なので、とんでもないポイント数が必要になっており、お得度はありません。今後、スタンダードルームが開放されることが期待されます。
そして、2024/9/18から日本国内のSLHでヒルトンと提携が始まったホテルが一気に増えました。
ヒルトンオナーズで沖縄「テラスクラブブセナ」も選択できるようになって、一泊10万ポイントで宿泊🉑
んで、クラブラウンジのアクセス付き。https://t.co/tC66rLOBTO
⬇️SLHとヒルトン連携のおかげ⬇️https://t.co/Q2NypxGF5w pic.twitter.com/jAK6RygYPU
— すけすけ@世界一周 (@bmwtatsu) September 17, 2024
個人的に一番の注目は沖縄本島の超高級ホテル「テラスクラブアットブセナ」ですかな。全室がクラブラウンジのアクセスつきで、13歳以上でないと宿泊できないという大人のラグジュアリーホテルです。ここに10万ポイントほどで宿泊できるのは、かなり魅力的です。ヒルトンアメックスの無料宿泊券の利用先としてもかなり好条件ですね。
他にも、
- 名古屋観光ホテル エスパシオ
- ザタワーホテル名古屋
- ホテル雅叙園東京
- 志摩観光ホテル ザベイスイート
も追加になっており、あとは宮古島のシギラの追加が待たれますね!!!
また、ヒルトンのステータスの活用も可能です。
ダイヤモンド会員なら朝食2名無料や100%のボーナスポイント・客室のアップグレード(スイート含む)があります(SLHには基本ラウンジはないと思います)。ゴールド会員でも朝食2名無料や80%のボーナスポイントがあります。これらの特典をSLHでも受けることが可能です。ステータス保有者には、相当嬉しい点になってきますね。
ということで、ヒルトンのポイントを貯めている方、ステータスを保有している方は選択が大きく増えることになり、しかもこれまでヒルトンの弱点でもあった高級ラグジュアリーホテルが多数提携というはかなりの朗報だと思います。国内にはヒルトンアメックス・ヒルトンアメックスプレミアムというクレジットカードもあり、これらを保有しているだけ、ヒルトンのゴールド会員の資格があるので朝食は無料になりますし、また無料宿泊券を毎年獲得することもできますからね!SLHに興味がある方も、ヒルトンアメックス・ヒルトンアメックスプレミアムとは相性がかなりいいのではないでしょうか。
是非、ヒルトンのサイトでどんなSLHが出てくるのか検索してみてくださいね!!あなたにとっては、SLHとヒルトンの提携は朗報ですかね?
ついにヒルトンのアプリやサイトで、SLHのホテルが表示されるようになりましたよ!!