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シンガポール航空A350ビジネスクラスで超豪華な38分間だけのフライトレビュー。シンガポール航空最短路線搭乗記。

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シンガポール航空の最短飛行ルートであるシンガポール=クアラルンプールでA350-900の長距離型ビジネスクラスに搭乗。まじで贅沢すぎる38分間のフライトだったので搭乗記を紹介。

シンガポール航空は、世界でも最高峰の航空会社として、スカイトラックをはじめとする各種航空会社ランキングで常に上位に位置しています。

特に使用している機材に関しては、保有年数が平均で5年ほどとなっており、少し古くなった機材はどんどん新しいものに切り替えをすることでも有名です。

今回、自分が搭乗したシンガポール航空の機材は、シンガポール航空の中でも現在発注している数が最も多いA350-900です。これからシンガポール航空の主力機材になることが決定している最新型の機材になります。この記事では、シンガポール航空A350-900のビジネスクラスをレビューしておきたいと思います。

やはりシンガポール航空のビジネスクラスの豪華さは半端ではありませんでした。

 

シンガポール航空A350-900は3パターンのシートマップあり

A350はエアバスのワイドボディー機で、JALも2019年より国内線に導入を開始している機材で、JALは国際線の長距離機材にも導入予定となっている機材です。

シンガポール航空のA350-900は、実は3タイプのシートマップがあり、中身が違うのが特色になっています。

 

まずは、中距離向け、主にアジア路線で利用されているタイプのA350-900のシートマップは、

このタイプのシートマップで1-2-1で前後で席がジグザグになっているスタッガードシートです。このシートマップの場合には、座席はシンガポール航空のB787-10と同じタイプのシートになります。

こちらですね。中距離のアジア路線でも、このレベルの機材を導入しているのはさすがシンガポール航空ですね。関空便のA350-900はこのシートです。

 

また長距離路線(北米・欧州)のA350-900は実はシートマップが異なります。

同じ1-2-1の横4席なのですが、シートがジグザグになっておらず、スタッガードシートではないんですよね。このA350-900のタイプのビジネスクラスのシートはシンガポール航空ビジネスクラスの中でも、最高峰のシートで、シートの横幅はシートマップの通り、スタッガードタイプのA350-900の2倍近くになるという、超豪華仕様になっています。東京路線のA350-900は、スタッガードタイプと、この最高峰のタイプのものとが便により混合しています。

また、この長距離タイプのA350-900にはプレミアムエコノミーもあります。中距離向けのA350-900にはプレミアムエコノミーはありません。

 

もう1つのタイプのA350-900は、ウルトラロングレンジタイプと呼ばれているもので、超長距離(シンガポール=ロサンゼルス路線など)に利用されており、ビジネスクラスのシートは長距離タイプのものと同じですが、なんと機内にエコノミークラスがないんです。ビジネスクラスとプレミアムエコノミーのみという仕様になっています。

以上の3タイプのA350-900がシンガポール航空にはあります。今回、自分が搭乗したのは幸運にも長距離タイプのA350-900です。

 

シンガポール航空は中~長距離担当で、短~中距離は主に子会社のシルクエアーが担当

シンガポールは小さな国なので、シンガポール航空は国際線しかありません。就航都市を見ると、

上記地図の青丸がシンガポール航空の就航都市です。黄色は何かというと、シンガポール航空の子会社であるLCC「スクート」の就航都市になります。東南アジアや、中国などの近距離には青丸は少ないですよね。青丸があるのは、香港・上海・ジャカルタ・バンコク・クアラルンプールなどの大都市のみです。

では、残りの緑丸は何なのかわかりますかね?広島にも緑丸があります。

この緑丸はシンガポール航空の子会社「シルクエアー」です。

シンガポール航空は大型の機材しか所有しておらず、近距離の中距離路線は子会社のシルクエアーにおまかせしている状況なんですね。

では、シンガポール航空の最短路線はどこなのかというとクアラルンプールです。なんとフライト時間は約40分。これで、シンガポール航空に搭乗できる上に、ビジネスクラスまで用意されており、超贅沢な時間を満喫できるんです。これが今回の自分のフライトです。

超短時間の超贅沢フライト。その中身をこの記事では紹介しておきます。

ANAマイルで取るシンガポール航空ビジネスクラス特典航空券

シンガポール航空のビジネスクラスは、シンガポール航空のマイレージ「クリスフライヤー」でしか取れないことで有名です(例外はアラスカ航空マイレージ)。ANAマイルでは、いくら東京=シンガポール、関空=シンガポールの特典航空券を検索しても、シンガポール航空はエコノミークラスしかヒットしません。ビジネスクラスはANAマイルには開放されていません。

ただし、一部このルールの適用外もあります。

  • 短距離路線(シンガポールからクアラルンプールや香港程度まで)
  • 古い機材のA330が使用されている場合
  • 期間限定の機材変更や、新規機材の導入直後

なら、ビジネスクラス特典航空券をANAマイルでも発券できます。

こんな感じですね。

なので、シンガポール航空ビジネスクラスにANAマイルで搭乗したい方は、東京からシンガポールまではANAのビジネスクラスで、その後シンガポールからクアラルンプールでシンガポール航空のビジネスクラスというように選択すれば、クアラルンプール行きでシンガポール航空のビジネスクラスに搭乗も可能です。

ANAマイルの貯め方は下記。

【徹底解説】陸マイラーのANAマイルの貯め方を大公開!陸マイラーを始めたい人はこれを読め!!

2022-03-29



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シンガポール航空A350-900ビジネスクラスでクアラルンプールからシンガポールまで38分間の超贅沢なフライトをレビュー

では、シンガポール航空のA350-900の搭乗記の紹介です。

今回は、クアラルンプールからシンガポールまで搭乗しました。この区間は、シンガポール航空としては最短路線で、フライト時間はたったの40分です。ただし、機材は、短距離でも超豪華な機材が用意されているので、ちょっとシンガポール航空のビジネスクラスがどんなものなのか乗ってみたいって人は、シンガポールかクアラルンプールに遊びにいったときに、有償航空券で購入して遊びで搭乗してみてもいいかもしれません。

こちらがシンガポール航空のA350-900。A350シリーズは、目が特徴的ですね。なんかサングラスをかけているような目をしています。そして、主翼の先端がカーブしているのがまたカッコいい機材です。

 

たったの40分フライトですが、しっかりとビジネスクラスが用意されています。

座席指定をWEBサイトで行った際に、一つ楽しみにしていることがありました。今回搭乗するシンガポール航空のA350-900ですが、クアラルンプール=シンガポールという超短距離路線にもかかわらず、B787-10と同じスタッガードシートではなく、どうも北米・欧州にメインで利用されている長距離タイプのA350-900が予定されているんです。

実際に搭乗するまでは、機材変更もありえるので、本当かわかりませんが、ドキドキです。

 

さて、機内に入りましょう。

 

来た~~~!!!長距離タイプのA350-900!!!

まじで、席の横幅が半端なく広いです。そりゃそうですよね。スタッガードシートでは、1-2-1とは言え、ジグザグになっているので、シート幅だけで言うと、機内には8席分の横幅がありますが、今回のシンガポール航空A350-900長距離タイプは、本当に4席しかないんですよ。ANAの新型ビジネスクラス「THE ROOM」と同等の幅があるビジネスクラスということになりますね。他社のファーストクラス同等になり、ビジネスクラスとしては世界最高峰の横幅になります。

いずれは東京=シンガポールあたりで搭乗したいと思っていた機材ですが、ANAマイルではビジネスクラスは特典航空券が取れず、貴重なシンガポール航空マイレージ「クリスフライヤー」や、必要マイル数は増えますがバイマイル可能なアラスカ航空のマイレージで搭乗かなと思っていたのですが、幸運にも短距離路線で搭乗できてしまいました。短距離なのでフルサービスは受けれないにしても、シートを知ることは可能ですからね。

 

家族の搭乗だったので、中央に2席ずつ席を指定しておきました。ビジネスクラスの搭乗率は50%くらいで、後方は我が家だけだったので、自由に写真を撮ったりできました。

中央の2席ですが、中央側にコンセントやライト関係が集約されており、ここがけっこうな幅なので、隣がもし知らない人だったとしてもかなり距離がありますし、顔はあまり見えません。

 

また、可動式のパーティションもあるので、かなりプライベートが守られている感じです。この機材にはファーストクラスがないので、この機材の中では最高峰のシートがビジネスクラスになるわけですが、さすがシンガポール航空の最高だけあり、プライベート感は抜群です。

 

中央側には液晶型のタッチパネル式のリモコン。周囲のベージュカラーがまたいい雰囲気です。高級感抜群。

 

ここには、小型の収納とテーブルもあります。

 

テーブルはこうような感じになりますが、このテーブルは上下に上げ下げ可能になっています。フラットのバッドにした状態だともう少し高い位置にしないとテーブルを利用しにくいので、上げ下げ可能なのが特色です。

 

中央後方にはコンセント類。USBタイプもユニバーサルタイプもあります。

 

通路側にはシートリモコン。ただ、このシートリモコンをいくら動かしても、シートはリクライニングはするがフルフラットにはなりません。あとで、フルフラットにもしてみましょう。

 

通路側のヘッドレスト横には3方向のライトがあります。

 

前方はモニターの隣に、収納と鏡があります。自分の手が鏡に写ってますね。

 

足元ですが、前のシートがあるので、寝ているときにそのまま足をまっすぐ伸ばすにするだけのスペースはありません。足元は、中央よりに伸びており、寝るときは斜めになるような感じになります。この下には鞄と靴を収納しておくスペースもあります。

 

こんな感じになりますね。けっこう斜めにはなりますが、かなりの個人スペースは確保されています。

 

では、離陸です。クアラルンプールからシンガポールまで、たったの40分間。世界一豪華な短距離フライトと言ってもいいと思います。

 

ちなみにですが、40分のフライトとは言え、ビジネスクラスのサービスとしてウェルカムドリンクはしっかり提供されます。ジンジャーエールとアップルジュースのノンアルコールカクテルをいただきました。

 

そして、離陸して安定飛行に入ると、客室乗務員さんたちは大急ぎで機内食の準備に入ります。40分フライトですが、しっかり食事もあるんです。

内容はサンドウィッチを2種類から選ぶもので、自分はチキンのクロワッサンサンドを頂きました。超短時間フライでも、ナプキンも用意されてますし、食後のコーヒーも準備。シンガポール航空が、クアラルンプール路線にために考えたできることの最善なんでしょうね。

なお、5分くらいで即片づけに来られました。。。

 

自分も短いフライトで、このA350をしっかり研究しておく必要があるので、色々とチェックしてみます。

ヘッドレストの裏には、枕と毛布が収納されているのですが、実はこのヘッドレストの裏にレバーがあり、このレバーを引くと、席が前方に倒れてフルフラットのベッドになります。やり方がわかりにくいので、初回は客室乗務員さんに聞いてみた方がいいかもしれません。

 

こちらが完成したベッド。完全なフルフラットですね。横幅はマジで広い。足元は狭くなりますが、それでもこのシートは各社のビジネスクラスの中でも最高水準のものであることは間違いないでしょう。2分ほどごろごろしていましたが、着陸準備に入るので、そろそろ元に戻す時間になりました笑。

 

これほど快適な短時間フライトは世の中に存在しないレベルだったと思います。着陸後にフライトレーダーでフライト時間をチェックしてみると、なんとたったの38分。感覚的には3分くらいで地下鉄1駅分くらいの時間感覚で、シンガポールに到着しました。この超短距離に超豪華な長距離専用ビジネスクラスが導入されているのは、羽田=伊丹にANAのTHE ROOMが導入されているようなレベルの話です。本当にとんでもない贅沢だと思うので、このシンガポール=クアラルンプールという路線は非常に面白い路線だと思います。

 

 

飛行機好きとして、いろいろな航空会社の、いろいろなシートにチャレンジしてみたいので、この短距離で、シンガポール航空のA350-900ビジネスクラス(しかも長距離型)に搭乗できたのは本当に幸運だったと思います。シンガポール航空は、これと同じシートをB777-300ERにも順次導入を進めています。いつ搭乗しても、本当にハイレベルな航空会社だと思うので、また積極的に搭乗したいと思っています。というか、2020年にはあと3回ほどシンガポール航空への搭乗予定もあるので、まずはそれを楽しみたいと思います。

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6 件のコメント

  • A350-900 新機材KUL-SIN 昨夏 搭乗

    先日、787-10にも搭乗しましたがとても似ているように思えました。
    DPSの787-10は新しかったのですがFUKのは少し古くなってきているように見えました。

    自分は330の旧機材シートのほうがビジネスはゆったりとしていて好きです。でも一番は少し前の777-300ERが最高!!
    DPSは皆さんご存知なのか?時間帯?330はガラガラ 787-10はびっちりでCAさんもバタバタしていました。トイレも後ろは行きづらいですいし

    SQ好きですが、今回の機材なら自分ならNH843の787-9のほうが
    自分は好きです。

    全く話題が違いますがSQの食事も以前よりも美味しくなくなったように感じました。今はJLが一番美味しいと感じます~~~

    • ずけずけ君さん
      B777-300ERのSQビジネスと同じシートになります!
      JLの機内食いいですよね~

  • こんにちは〜いつも楽しく拝見させて頂いております!

    私もつい最近全く同じコンフィグのA350乗りました!私の場合は香港行きでしたのですけすけさんより少し長めにビジネスを堪能させてもらいました笑笑
    直前に777のファーストクラスも乗ったのですが、A350の長距離用ビジネスはファーストに負けず劣らずの広さと快適さでしたね!

    スイートはすでにお乗りになってると思うので、ぜひファーストもレビューしてください!

    • けんさん
      コメントありがとうございます!
      8月にスイートのストップオーバーで発券している777のファーストクラスに搭乗予定があり、そちらが待ち遠しところです笑。
      香港までだと映画も1本は見れる時間なので、いいフライトですよね!

  • こんにちわ!いつも情報ありがとうございます。 3月の春休みにバリ島へ行きます。ANAマイルで 日本から上海はエアチャイナ 上海からバリはシンガポール航空です。もちろんビジネスです。上海からは3名でも余裕でシンガポール航空のビジネス取れるんですよね。上海で1泊しないといけませんが… 機材はB787-10です。 子連れだとこちらの方がありがたいですね。顔も見れますし 会話もできますし(笑) でもいろいろ乗ってみたいですね。 私もシンガポール航空のビジネス 楽しみにしています!

    • ゆうこりんさん
      SQのB787も非常にいい機材ですよね!家族だと席も隣で安心ですし。是非、楽しんできてください!!

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