関西空港に期間限定で導入されているシンガポール航空のフラッグシップA380のビジネスクラスにANAマイル特典航空券で搭乗。世界最強とも言われる、その席の大きさとは。
一つ、個人的な夢を実行してきました。
シンガポール航空A380のビジネスクラスに搭乗してきました。
- 世界最高ランクの航空会社シンガポール航空
- エアバスの2階建て飛行機A380
- フルフラットのビジネスクラス
- ANAマイルでの特典航空券
なかなか響きがよくないですか笑??
搭乗してわかったのですが、シンガポール航空のA380ビジネスクラスはファーストクラス級の席の広さです。搭乗を検討してみる価値があるかもしれません。
まじで広くて快適すぎます。
では、紹介です。
シンガポール航空A380導入路線・都市
シンガポール航空ホームページより。
こちらがシンガポール航空のA380。A380はエアバス社製の世界最大の飛行機で2階建て、エンジン4発、座席数は全てエコノミークラスに設定すれば800人以上が搭乗する機材です。
シンガポール航空のA380にも複数のタイプが用意されており、2階が全席ビジネスクラスのタイプもあれば、2階の半分がビジネスクラスのタイプのようなものもあります。
シンガポール航空A380の就航路線ですが、2018/11現在はシンガポール発着の
- 香港(新型あり)
- 上海(新型あり)
- 北京
- デリー
- シドニー(新型あり)
- ロンドン(新型あり)
- チューリヒ
- パリ
- フランクフルト
- ニューヨーク(シンガポール発フランクフルト経由便)
となっています。残念ながら、日本には定期導入はされていないのですが、期間限定の2018/10/28~2019/3/30まで関西空港に就航しています。自分は、今回これに搭乗してきました。
今後も、成田・関空・中部には期間限定で搭乗できる機会があるとは思います。
ちなみにシンガポール航空のA380は徐々に、内部が新しいタイプに変更された新型も導入されています。香港やロンドンなどの一部の便で、新型になっているようです。
これが新旧のシンガポール航空のA380ビジネスクラスなのですが、どちらが新型かわからないくらい豪華なシートじゃないですか??ちなみに、左が旧型。右が新型です。関西空港に来ているのは、旧型にはなります。
が、よっぽどの飛行機マニアで、旧型には乗り飽きたというような人以外は、旧型でも最高のビジネスクラスだと実感すると思います。少なくとも自分はそう感じました。
シンガポール航空のA380ビジネスクラスは本来ANAマイルでは特典航空券が取れない?
それから、シンガポール航空は割とセールも行うので、ビジネスクラスの往復運賃が13万円程度~のこともあります(現在、福岡発着便はA380ではなく、B787-10という機材ですが、セール中)。なので、実際に全く手が出ないという金額ではないかもしれませんが、自分はANAマイルを貯めて特典航空券として発券して、搭乗しました。
ANAマイルは貯めると、ANA以外にもスターアライアンスや提携航空会社の特典航空券も発券が可能です。シンガポール航空は、スターアライアンスに所属しているので、ANAマイルで特典航空券を取ることが可能です。
が、基本的にはシンガポール航空は自社のビジネスクラス特典航空券を、他社からのマイルで発券することに制限をかけており、発券不可なんです。
シンガポール航空は、自社を優先する傾向が非常に強く、自社のマイレージ「クリスフライヤー」のマイルを貯めた人にしか、ビジネスクラス・ファーストクラス・スイートクラスの特典航空券は開放しない傾向にあります。特にA380、B777-300ER、A350-900といった最新の長距離機材のビジネスクラス席以上は原則開放していません(たまにANAマイルで開放を見つけたらラッキーです)。クリスフライヤーのマイルは、ANAマイルに比べると貯めにくいかもしれませんが、陸マイラーでも十分に貯めることも可能です。
が、今回のように臨時便で、数か月間のA380の就航なんかの場合には、制限がかからずに、ANAマイルからも予約ができてしまったりします。それが、今の関西空港に就航しているシンガポール航空A380のビジネスクラスです。
就航が決まったときに、上記で記事にさせていただいたので、自分以外にも特典航空券を発券された人、すでに搭乗してきた読者の方もおられると思います。
ということで、このチャンスを見逃したら、二度とシンガポール航空のA380ビジネスクラスにANAマイルで搭乗できることはないかもしれないと考えて、自分も発券しました。是非、ANAマイルを貯めてみて下さい。シンガポール航空のビジネスクラスに搭乗するくらいのマイル数を貯めることなら、全然夢でも何でもありませんので。
- ANA便エコノミークラス:レギュラ―シーズン35,000マイル(ロー30,000、ハイ38,000)
- ANA便ビジネスクラス:レギュラーシーズン60,000マイル(ロー55,000、ハイ63,000)
- シンガポール航空便エコノミークラス:35,000マイル(通年)
- シンガポール航空便ビジネスクラス:60,000マイル(通年)
2人でシンガポールの往復ビジネスクラスに搭乗しようとすると、12万マイルが必要です。これくらいなら、1年で貯めている陸マイラーも大勢いると思いますので、是非ANAマイルを貯めましょう。往路はANA、復路はシンガポール航空と別々の航空会社を楽しむのもオススメです。
- 機材変更
- 新規就航路線
は特典航空券を発券する際には、超狙い目ですので、頭の片隅にでも置いておくと、いつか役に立つ気がします。
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シンガポール航空A380ビジネスクラスの全貌を公開
では、シンガポール航空A380のビジネスクラス搭乗記の紹介です。
いつもなら、往路と復路は別の航空会社を選んだり、違うクラスを選んだり、違う機材を選んだりして色々と楽しむのですが、シンガポール航空のA380は非常に評判がいいですし、搭乗する機会は2度とないかもしれないと思い往復ともA380ビジネスクラスに搭乗してきました。
ちなみにシンガポール航空のビジネスクラスは、スカイトラックスのランキングで「ベスト・ビジネスクラス・エアライン」部門で、2018年は2位、2017年は3位、2016年は3位、2015年は1位と毎年一位を争っています。シンガポール航空が1位でないときは、カタール航空が1位です。スカイトラックスのランキングは、こちらのWiKiのページが詳しく書かれています。
まずはチェックインです。
シンガポール・チャンギ空港ですが、ビジネスクラスは専用のチェックインカウンターがあります。それが、かなり大きいので、一切並ぶことなくチェックインできました。
ちなみに往路の関西空港発は、修学旅行生と同じ便で、エコノミークラスは長蛇の列でした。。。そうでなくても、A380は500人以上が搭乗可能なので、並ぶことが非常に多いでしょう。が、ビジネスクラス搭乗だったので、並ばずにラッキーでした。
搭乗までの時間は、ラウンジの利用が可能です。
食事あり、ワインあり、ビールあり、デザートあり、シャワーあり。
往路は関西空港のJALサクララウンジ(南ウイング発なので、ANAラウンジではなくJALラウンジの利用になります)が、復路はチャンギ空港のシンガポール航空ビジネスクラスラウンジ「シルバークリスラウンジ」を利用することが可能です。
シルバークリスラウンジはかなり豪華なので、もし往路か復路の一方だけビジネスクラスにしようかなーと思う方は、基本的にはシンガポール発をビジネスクラスにするのがオススメですかね。もちろん成田発の便なら、成田のANAラウンジも豪華ですが、ANAラウンジならまた利用する機会もありそうですしね。
では、搭乗です。
もちろん、優先搭乗(飛行機に早く乗ると何がいいのか不思議ではありますが笑)があるのですが、シンガポール航空はとにかく自社の搭乗客が優先です。
ANAなんかだと、ビジネスクラス搭乗客とスターアライアンスゴールドメンバーは、同時に優先搭乗です。が、シンガポール航空は、自社のビジネスクラス搭乗客の方がスターアライアンスゴールドメンバーより先に搭乗なんですね。
特典航空券も、ラウンジも、優先搭乗も、とにかく自社客を優先させるのがシンガポール航空の特色です。
こちらがシンガポール航空A380。ちなみに関西空港です。
実物を見るとわかるのですが、A380マジでデカイです。隣にある、エアバスのA320なんかと比べると、カバとイヌくらいの差があるような印象です。
ボーディングブリッジも1階行きと、2階行きのものがあります。エンジンも4発。
いよいよ機内へ。非常にワクワクしますね。飛行機が単なる移動手段でなく、それ自体が楽しい。これは相当お得な趣味だと思います笑。
ビジネスクラスは2階席への搭乗です。
これがシンガポール航空のフラッグシップA380のビジネスクラスです。
完全に王様シートですね。。。デカスギマス・・・。
幅が約63センチ、シートピッチはフルフラットにした状態で約2メートルです。他社のファーストクラス級と言っても言い過ぎではないと思います。
全体はこんな感じです。シートのカラーは2色のレザーが使われています。
同じA380のビジネスクラスでも、ルフトハンザ航空なんかは2-2-2の横6列なので、横4列のシンガポール航空は席が相当広いです。サイドテーブルもなく、その分の広さがすべてシートのために確保されています。
座席は1-2-1の配置で、全席が通路にダイレクトアクセスです
席をもう少し、じっくり紹介しておきます。
よく見て下さい。シートベルトの位置が変じゃないですか??席の真ん中近くから出ていますよね。横幅が大きすぎるので、ここにシートベルトを持ってこないとゆるゆるなんでしょうね・・・。ファーストクラスでも、この広さはなかなかないんじゃないでしょうか。
それから、この席はフルフラットのベッドに変身します。
シートの裏にボタンがあり、それを引くと、クルっとシートが前に倒れて、ベッドになるんです。よく見てもらうとわかると思うのですが、寝た時に頭の来る部分の隣が盛り上がっていますよね?ここは、後部座席の人がフルフラットにした際に足が入るスペースです。自分の席も同様になっているので、頭は画面の右側、足は画面の左側にいくような感じで、斜めに寝るような感じになります(この表現で伝わるんやろか笑)。
そして、こちらが2席連続で妻とフルフラットにした状態です。
めちゃくちゃ広いです。奥に男の方の姿があると思うので、大きさを比べてみて下さい。この2席連続のフルフラットのスペースで6人でトランプをするくらいの広さがあると思います。赤ちゃんを隣に寝かせるスペースも余裕であります。
スマホを充電しながら、足元にはいただいたペットボトルの水を配置して、完璧です笑。
足元ですが、2種類の席があります。大半の席は、右下の写真のようにオットマンが小さい感じになっていますが、ギャレーの真裏の席だけは、前方座席がないの、足元がめちゃくちゃ広いんですよね。往路に、その席に搭乗して、ちょっとだけお得感ありました。
モニターは、15.4インチサイズで、モニターの左右には鏡、小物入れ、コンセントが完備されています。
妻と、真ん中2席に搭乗したのですが、中央には仕切りもあり、自由に引き出せます。
シートのリクライニングも可能。ヘッドホンはノイズキャンセリング。シート脇には、サイドポケットがあるのですが、写真の通りわりとボロボロ感はありますね笑。このあたりが旧型の御愛嬌でしょうか。
アメニティに関しては、特別なアメニティポーチのようなものはなく、靴下とアイマスク。
それから、機内はWIFIも完備されており、ビジネスクラス搭乗時は30MBだけですが、無料で利用できます。速度はそれほど速いものではなかったので、LINEやTwitterの利用くらいがメインになると思います。30MB以上の利用は有料です。
機内食もビジネスクラスは豪華です。
シンガポール名物のサテーから始まり、和食のコースと洋食のコースが選べますし、シンガポール発の便なら「COOK THE BOOK」というシステムが利用できて事前にロブスターやステーキのオーダーまで可能です。
下記の記事で、シンガポール航空ビジネスクラスの機内食4食分をじっくり別記事にして紹介しています。興味ある方は、是非読んでみて下さい。
以上、シンガポール航空A380ビジネスクラス搭乗記でした。自分は、これまでに十数社の航空会社のビジネスクラスに搭乗したことがありますが、シンガポール航空のA380はビジネスクラスとはいうものの、席は完全にファーストクラス級ではないでしょうかね。
搭乗予定にある方は是非楽しみにして欲しいなと思います。
また、まだ2019/3/30まで関西空港発着便の特典航空券で空席のある日程も残っています。是非、探してみて下さい。
実は、今回は子供二人は親に預かってもらって、0泊でのシンガポール強行旅行でした。ちょうど、結婚記念日だったんですよね。それで、シンガポール航空のA380ビジネスクラスに搭乗して、シンガポールにプレゼントを買いに行けば、いい思い出になるかなと思い、搭乗してきました。
妻がどう思ったのか、わかりませんが、自分は非常に楽しかったです。こんなことができるのも、ANAマイルのおかげなので、マイルには日々感謝です。
■関連記事
期間限定のA380のあとは、シンガポール航空最新機材のB787-10になります。
お子さんは連れて行かれなかったんですね。
自分はダメ元で3席取ろうとしたら取れちゃったので、先日突撃してきました☆
またこういうキャンペーンやって欲しいと思います。
競馬のプロ死ねさん
はい、今回は子供両親に預けての初海外でした!
また、次回は子供も連れて楽しみたいと思います!
いつも見てます
キャンペーン中の福岡ーシンガポール線の
ビジネスが安かったので勢いで予約しました!
ちなみに私は北海道在住なので
千歳福岡シンガポール福岡千歳という
修行みたいな行程なので
勢いのまま修行しようか考えています(笑
787の記事参考にしますね!
乾燥肌さん
787非常に楽しみですね!!!キャンペーンで、相当お得ですもんね!!
超最新の機材で、まだにおいが新品の新車のような感じだったのを思い出します。非常にいい機材だと思うので、是非とも満喫して下さい!
今頃この記事ですか?(笑) 僕は年3~5回は海外へ行くけど (当然 常にビジネスクラス)シンガポール航空が成田線にA380を導入した時に乗りましたよ♪
それより A350に導入した新ビジネスクラスには乗りましたか? 僕は既に利用しましたが (笑)
いま書いて何がわりーの?
プロね~さん
はい、自分もそう思っております笑。
人が経験済、すでに世の中にあふれている情報でも、個人メディアとしては重要な扱いをしていくものは、記事にしようと思っております。
投資競馬のプロさん
いいですね~!自分もいつか搭乗したいと思います!