シンガポール航空が世界最強の新型A380スイートクラスに搭乗。もはやシートではなく、ホテルの部屋そのもの。極上の世界を徹底レビュー。
先日、下記のようなTwitter投稿をツイートしました。
ホテルやん、、、。#SQ pic.twitter.com/1YqbQsX1ED
— すけすけ@SQ乗ります (@bmwtatsu) November 2, 2019
一部のマニアには有名なので、見ただけで、これが何かわかる人もいると思いますが、これはホテルではなく、飛行機の機内で、実際に自分が搭乗してきた際の空を飛行中の画像なんです。
これが、現在世界で最も豪華な旅客機とも言われているシンガポール航空の新型A380に搭載されているスイートクラスというものなんです。世界中の飛行機好きの憧れのような存在なんです。
そして、幸運にも自分がこれに搭乗することができたんです。
夢のような空間でした。夢のような時間でした。空の上にも本当にホテルがありました。シンガポール航空の新型A380スイートクラスの全貌を公開です。じっくりレビュ―したいと思います。そこには異次元の世界と体験が待っていました。
シンガポール航空とは
ANAと同じスターアライアンス所属の航空会社です。
非常にハイレベルな航空会社として評価が高く、スカイトラック社の航空会社ランキングでは常に1位を争っています。2018年のランキングでは、
- 5つ星獲得(世界で10社のみ)
- ワールドエアラインアワード第2位(1位はカタール航空)
- ファーストクラスベストエアライン獲得
という航空会社です。まさに航空会社のリーディングカンパニーという存在です。
シンガポール航空A380R新型スイートクラスとは。新型就航都市・路線は?
シンガポール航空は、最高クラスにファーストクラスという名称と、スイートクラスという名称の2つの名前を利用しています。これは機材により名称設定が異なるようになっており、
- B777-300の最高クラス:ファーストクラス
- A380の最高クラス:スイートクラス
となっています。どちらもチケットの種別としては同じファーストクラスという扱いで、同じ路線にファーストクラススイートクラスのどちらの機材も飛んでいるようなケースでは、基本的にスイートクラスだから値段が高いということもなく、航空券として同じ扱いなんです。
それでも、シンガポール航空がスイートクラスという別の名称をA380にだけつけているのは、特別な空間を提供しているということをシンガポール航空がアピールしているわけです。
先ほどのツイートを見てもらえば、わかるように、スイートクラスはもうシートではなく、部屋そしてホテルなんですよね。
さて、このシンガポール航空のA380ですが、新型と旧型があります。旧型は、2008年にシンガポール航空が導入を始めた初代のスイートクラスです。シートに扉がついていたり、隣席との組み合わせでダブルベッドになるなど、業界の話題となったシートです。
これが初代スイートクラス、旧型A380のスイートクラスです。まじで豪華ですよね。
そのA380を2017年より徐々に内部を改装し、完全にリニューアルしたA380R、通称新型A380に生まれ変わっている最中なんです。つまり、旧型スイートクラスの豪華な空間が、さらに豪華になったような、とんでもない飛行機が世の中には存在しているんです。
内部の詳細はのちほどレビュ―しますが、新旧のA380のシートマップを比べると違いがわかります。
まずは旧型A380のシートマップ。
スイートクラスは1階席の前方に全12席用意されています。座席配置は1-2-1の横に4席の全席ダイレクト通路アクセスです。ベッドマークのついたセンター2席はダブルベッドにすることが可能です。ちなみに、後方にはエコノミークラスがあり、横10席です。その空間を横4席で独占していることになります(ビジネスクラスも横4席です。シンガポール航空旧型A380のビジネスクラス搭乗記はこちら)。
そして、新型のA380はどうなったのかシートマップで見てみましょう。
え??1-1の横2席??
はい、これがシンガポール航空の新型A380のスイートクラスなんです。新型ではスイートクラスは、A380の2階の前方に移動したので、旧型と機内の横幅が同じではないのですが、それでもエコノミークラスなら8席が入る横幅にたったの2席しかないんです。
これがシンガポール航空の新型A380スイートクラスです。シートマップだけで、豪華な雰囲気がしますよね。
さて、A380の就航路線・都市と新型・旧型の就航路線を整理しておくと下記ようになります(2019/11時点)。
路線・都市 | フライト時間 | 新旧区分 |
---|---|---|
香港 | 4時間 | 新型 |
上海 | 5時間 | 新型 |
ムンバイ | 5時間 | 新型 |
デリー | 5時間半 | 新型 |
北京 | 6時間 | 旧型 |
東京(成田) | 7時間 | 旧型 |
シドニー | 7時間半 | 新型と旧型あり |
チューリヒ | 13時間 | 新型 |
フランクフルト | 13時間 | 旧型 |
パリ | 13時間 | 旧型 |
ロンドン | 13時間半 | 新型と旧型あり |
ニューヨーク(フランクフルト経由便) | 23時間 | 旧型 |
シドニーとロンドンは1日に複数の便があり、新型の便と旧型の便があります。どちらか調べるにはシートマップを見るのが確実です。6席の横2席が新型スイートクラスです。
また、旧型の路線もすべて新型に置き換わる予定のようで、自分もこちらで記事にもしていますが、2020/1からは成田にも新型スイートクラス導入の予定のようです。
比較的短距離で、日本からも近い香港や上海にも新型スイートクラスが導入されているというのが大きなポイントです。可能ならロンドン路線のような長距離に搭乗したいですが、とんでもない料金になりますし、特典航空券での搭乗にしてもとんでもないマイル数が必要になります。が、香港や上海なら、近場で短距離なので、まだ利用しやすいですからね。
シンガポール航空A380Rスイートクラスの料金は?マイルでの特典航空券は?
一体、シンガポール航空のスイートクラスって、いくら料金なの?って思う方も多いと思うので検索しておきましょう。
香港→シンガポールの片道スイートクラスで見ると、
HKD17,100=236,000円(HKD=13.8円で)です。往復なら36万円ほどです。4時間のフライトなので、めちゃくちゃ高額だとは思いますが、北米や欧州へのビジネスクラスよりは金額が安いのは魅力的に見える人もいるでしょう。短距離路線にも新型A380が利用されているのが、非常に嬉しいですね。
さて、上記の値段なら、10年に1回の自分へのご褒美的な感じで片道のみ人生の思い出に搭乗してみるというのもありだと思います。
が、自分はマイルを利用した特典航空券で搭乗をしてきました。シンガポール航空は、ANAと同じスターアライアンス所属で、基本的にはANAマイルでシンガポール航空の特典航空券を取ることも可能です。が、シンガポール航空は自社以外の航空会社からのマイルではスイートクラス・ファーストクラス・ビジネスクラスの特典航空券が取れないように設定されています。なので、基本的にはシンガポール航空のマイレージプログラム「クリスフライヤー」のマイルを貯める必要があります。
実は、日本国内でも比較的貯めやすいマイレージで、クレジットカードの利用や、ポイントサイトの利用でも貯めることが可能なマイレージプログラムになっています。
ただ、それでも新型A380のスイートクラスだけは少し特典航空券を取るハードルが高いです。というのも、シンガポール航空のクリスフライヤーでの特典航空券は、
- Saver
- Advantage
という2つの枠があり、Saverは必要マイル数が少ないが枠も少ない、Advantageは必要マイル数も多いが枠も多いという特色があるのですが、
新型A380のスイートクラスに関しては、Saver枠は基本的にキャンセル待ちなんです。直前になり空席が多い場合には落ちてくるんだと思います。なので、香港→シンガポールではAdvantage枠で73,000マイルが必要になるのが基本です。取れないという意味のハードルの高さではなく、必要マイル数が増えてしまうという意味でのハードルの高さです。取ること自体は難しくないです。
シンガポール航空のクリスフライヤーでの特典航空券は、旧型のスイートクラスや新旧のビジネスクラスならSaverでも枠が比較的豊富で、特典航空券は取りやすいです。必要マイル数はこちらで確認できます。
ただし、つい先日、ちょっとした例外が出現しています。シンガポール航空が独自提携しているアラスカ航空のマイレージなら、スイートクラス・ファーストクラス・ビジネスクラスの特典航空券が取れるようになったんです。世界中のマイラーが大騒ぎになったんですよね。
しかも、必要マイル数がびっくりするくらい少ない。なんと、シンガポール→上海・北京・香港の片道スイートクラスがたったの35,000マイル。もう少し言うと、香港→シンガポール(ストップオーバー)→上海でも35,000マイル。とんでもないミスプライス笑。
ただ、世界中で話題になりすぎて、たったの数日で制度変更になっています。シンガポール→香港の片道スイートクラスは35,000マイルですが、上海と北京は、成田と同等の75,000マイルにアップしてしまっています。しかも、アジア内路線のストップオバー不可というルールまで数日後にできました。また、当初予約できていたA380の新型スイートクラスも、自分の調べる限りではアラスカマイルには開放がなくなってしまっている感じがします。ファーストクラスや、北京路線の旧型A380スイートクラスなら今でもアラスカマイルで特典航空券が発券可能です。
自分も、このバグようなアラスカ航空のマイレージを利用しています。マイレージ関連で、このような超お得な話があったら、後先考えずに飛びついてみるように自分はしています。バイマイルで購入していたマイルが、改悪で価値が下がって損をするようなケースもありますが、10万円の損を出しながら100万円の得を取るようなイメージで、即断即決を自分は大事にしています。うまくいかないこともありますが、リスクなしで大きなリターンは得られないですからね。今回のアラスカ航空マイレージでは、うまくいったという代表的な例になりました。
実は、また後日、シンガポール航空のファーストクラスに搭乗するというオマケも残っているんですよね・・・。ラッキーすぎました。35,000マイル(75,000円くらいでバイマイルしたもの)ですからね・・・・。
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シンガポール航空新型A380スイートクラス搭乗記~極上の世界とはまさにこれ~
では、シンガポール航空の生きる伝説新型A380スイートクラス搭乗記です。自分の人生で、これ以上のフライトがあるのだろうかという極上の世界が広がっていたので、徹底レビューしておきます。
今回のフライトは、上海→シンガポールの片道フライト。SQ833便の5時間フライトです。SQ833と聞くだけで、「お、新型のA380だな」とわかるマニアが世の中にはいるそうです笑。それくらいインパクトがあるということです、シンガポールの新型A380は。
今回は、自分がこのシンガポール航空新型A380のスイートクラスに搭乗できたのは、幸運です。たまたま休みの日にどこに行こうかな~と考えていたところに、突如シンガポール航空のA380スイートクラスがアラスカ航空のマイルで取れるというこちらのニュースが耳に入ってきて、自分の搭乗したい日を調べると、なんと上海→シンガポールで、新型のA380スイートクラスに空席があるではないですか。
1分後には予約しました。
こういったバグのような、特殊と思われる状況が出現したら、後先考えずに行動が大切になります。細かいことは後日考えるようにして、まずは行動をしないと大きなチャンスは逃げてしまいますからね・・・。
ではいよいよ搭乗です。上海浦東国際空港にフライトの4時間前に到着です。
この中にSQ833便16:25発の上海発シンガポール行きがあるわけです。
チェックインカウンターも500人が搭乗するA380なので、大混雑。ですが、スイートクラスにはレッドカーペットが引かれた特別な専用チェックインカウンターが用意されています。ブルーカーペットはビジネスクラス用ですね。
「SUITE」の文字がカッコいい。いよいよ、今日、シンガポール航空新型A380スイートクラスです。
こちらが搭乗券。思い出の品として保存決定ですね。
なぜ2枚あるのかって?乗継便があったからです。そちらは新型A380ではないのですが、また後日紹介します。
それから搭乗までの3時間は、ラウンジを満喫するために空港には早くしています。シンガポール・チャンギ空港発のスイートクラス・ファーストクラス搭乗客は、専用の「プライベートルーム」という豪華ダイニングつきのラウンジが利用できるので、可能ならシンガポール発の便を予約しておくのがオススメです。ただし、上海浦東国際空港のファーストクラスラウンジも、想像のはるか上の快適でした。近々こちらもレビューをアップする予定です。
いよいよ搭乗開始です。シンガポール航空の2階建てA380が来ています。ただ、まだ旧型の可能性もあるので、安心はできません。新型を楽しみにしてきたわけですしね。
実は、これ外観から新型か旧型か判断できるんです。新型は2階席の前方に3列のスイートクラスがあり、2階の窓を見ると、2つの窓が3連続になっているのがわかりますかね?これは新型確定です。
こんな日が本当に来るのは夢のようです。
シンガポール航空新型A380スイートクラスのシート、いや部屋・ベッドのレビュー
では、機内へ入りましょう。
通路が・・・巨大機材なのに単通路・・・。本当に席が左右に1席ずつしかない。そして、本当に全席が部屋になっている・・・。すでに異次元の世界がここには広がっています。
では、部屋に入りましょう。自分の席は、右前の1Fです。
これは、もうシートではないですね。完全にホテルの部屋です。超リッチマンに抜群に似合う景色が広がっています。シートもできる大人の雰囲気抜群。床のカーペットも大人の色気というか、雰囲気が出ています。
インターネットなんかで、見たことがあるから飛行機の機内とわかりますが、見たことがない人に、この写真を見せて、これが飛行機の機内だとわかる人なんているのでしょうかね?それくらいの異次元な世界です。
通路の反対側席1Aです。
この便は数日前には6席中、5席がシートマップでは埋まっていましたが、前日に確認すると3席のみ。そして、実際の搭乗は自分ともう一人の中国系の英語が堪能な女性でした。2人のみの搭乗です。
こちらは2F。自分の後ろの座席です。1Fとの違いは、1Fはシートが前方に寄っており、シートの後ろにスペースがあるのですが、2Fの席はシートの前方にスペースがあります。この違いは、のちほどわかると思います。
こちらがシート。クッションがカッコよすぎるでしょ。
そして、自分が期待していたのは2Fが空席であることです。というのも、このシンガポール航空新型A380スイートクラスは、左右の席は離れているのですが、前後の席というか部屋をつなげることが可能なんですよね。今回は、2人のみの搭乗なので、幸運にも2Fが空席でした。
ということで、空間を広く使わせていただくことができました。
前後のパーティションを客室乗務員さんがおろしてくれて、巨大区間を貸切です。このシンガポール航空の新型A380スイートクラスは、1つの席でエコノミークラス13席分だそうです。2つで、なんと26席分を今回は貸切ということになりました。超贅沢なフライトになります。
自分の部屋から、後方の部屋全体を見ても豪華としかいいようがありません。
さて、この席の間の壁が要注目です。非常に分厚い壁で、何か仕掛けでもありそうですよね。
ここ実はベッドが隠れているんです。
ファーストクラスやビジネスクラスでは、今や長距離路線ではフルフラットシートで、ベッド状になるのが標準的になっていますが、シートがフラットになってベッドですよね。
シンガポール航空新型A380スイートクラスでは、シートはフルフラットシートではないんです。シートとは別にベッドがあるんです。しかもですよ、そのベッドの向き。なんと縦向きではなく、横向きなんです。普通はファーストクラスでも、ビジネスクラスでも、シートを倒してベッドにします。が、シンガポール航空新型A380スイートクラスは、横に2席しかないシート配置なので、なんと横向きのベッドが可能なんです。聞いたこともないですね・・・。
寝室の完成図がこちら。完全な高級ホテルです。
今回はたったの5時間のフライトですが、ベッドの準備をしてくださったシンガポールガール(シンガポール航空の客室乗務員の名称です)の方には感謝です。
なお、このフライトにはパープル・レッド・グリーン・ブルーと4色すべてのシンガポールガールの方が揃っていました。全カラーの方が席まで挨拶に来ていただき、恐縮でしたが、パープルはなかなかお目にかかることがないので、貴重な体験です。自分の担当の方はグリーンでした。
そして、部屋・シートの話に戻りますが、前後の席が繋がっており、実はダブルベッドにすることが可能なんです。
2Fの席のベッドも出してみました。あとは布団を引けばダブルベッドの完成ですね。これは本当に強烈。
ダブルベッドの完成図はシンガポール航空のサイトからの引用です。2人での搭乗なら、こんなことも可能なわけです。これ、誰がみても飛行機の中ではなく、ホテルです・・・。
あとはシート周り、部屋回りのスペックを確認しておきましょう。
まず、この分厚い壁はクローゼットになっています。機内持ち込みのスーツケースもそのまま収納可能でした。上方には荷物置き場がないので、機内の空間は非常に広く感じます。
また、クローゼットの中にはブランケット、スリッパ、靴下、アイマスクも用意されています。短距離路線なので、本格的なアメニティボックスはありませんでした。
シートの前方にはモニター。なんかめちゃくちゃ小さいんです。が、これは単なるサブモニターです。
窓際には小物入れが多数。キルティング可能になっており、超オシャレです。中央の小物入れは、鏡とライトがついており、化粧直しにも利用ができるようになっています。
あとはタブレット式のリモコン。その下部にはコンセント類が集約されています。
タブレット型のリモコンですが、ポータブルタイプで、取り外しも可能です。
シートは、アームレストの中にあるリモコンで稼働します。フルフラットシートにはならず、回転するシートになっています。
ヘッドホンは、当然のノイズキャンセリング。
ライトは窓際に1か所。オシャレなやつ。
あとは通路側に。こちらは、可動式でライトの光る方法を移動させることが可能です。
蘭が飾られているのと、飛行機の機内なのにクロスがかなり洒落ている点にビックリしました。
それから足元はフットランプがあります。
しかし、このカーペット。飛行機の機内とは思えない高級感が出ていますね。
そして、通路側のサイドテーブルの中には、ダイニングテーブルが隠れています。
ウッド調の巨大テーブルが登場します。また、ポータブルのタブレットモニターは、写真の場所に置くこともできるようになっています。
テーブルの上で、この機材の説明をじっくりと読み込みました。
そして、テレビはシート後方の通路側に用意されています。
このテレビ、ちゃんと向きを調整できるようになっているんですよ。
シートを回転させて、テレビモニターも動かせば、このような感じでリビングのソファーでくつろいでいるかのように映画を満喫できます。
もちろん、食事を楽しみながら、映画も見れるように、各種のテーブルやモニター・シートの位置は最大限配慮されています。
そして、モニターはベッドのちょうど目の前に来る位置に配置されているので、ベッドでごろごろしながら映画を楽しむこともできてしまうんです。
まさにパーフェクトな部屋と言ってもいいでしょう。ここ飛行機の機内ですからね。信じられません。
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シンガポール航空新型A380スイートクラスのWifiレビュー
スイートクラス搭乗客は機内WiFiも無料で利用可能です。速度はそれほど早いとは言えませんが、まあ標準的な機内WiFiです。
シンガポール航空新型A380スイートクラスの化粧室レビュー
衝撃的なのはシートだけではなく、化粧室もなんです。
通路に出て、化粧室に行きましょう。機内後方を見ると、スイートクラスは単通路、後方は2通路になっているので、構造上の関係で、後方からはスイートクラスの様子を見ることができないようになっています。プライバシーの観点からも非常に優れていますね。色々な方が搭乗することを想定しているでしょうしね。
機内前方に行くと階段があります。ここは2階なので、下に降りる階段ですね。この左右に2か所の化粧室があります。まずは左に行きましょう。
おいおい・・・トイレが半端ない・・・。何これ・・・。ここも部屋ですよ・・・寝ることまで可能な感じがしますね・・・。
いつも飛行機のトイレとは違う。ここはやはりホテルのようです。しかも高級なホテル。
アメニティーも歯ブラシや髭剃りなどなどが化粧室にしっかりと用意されています。短距離路線で、アメニティーポーチがなくても快適です。
そして、もう1つのトイレには行かずに席に戻ったのですが、離陸前にもう一度トイレに行ったので、反対の方をチェックしてみました。
おいおい。。。。ここパウダールームになってるよ。。。
たしかに奥には便座もあるのですが・・・・見たことない世界。
内部からドアの方を向いても、やはり飛行機の機内には思えない。あとで写真を何回みても、ここは機内ではないです・・・。
シンガポール航空新型A380スイートクラスの機内食レビュー
短時間路線とは言え、スイートクラスの機内食はマジで本格的なコース料理です。ただし、ここは新型スイートクラスだから特別というものではなく、ファーストクラスでも同等の中身です。
こちらはウェルカムドリンクです。アルコールに弱いのですが、一口だけ頂きました。
ドンペリニョンです。
そして、この高級感ある革製の冊子が機内食のメニューです。期待してしまいます。
なお、シンガポール航空のスイートクラス・ファーストクラス・ビジネスクラスでは機内食の事前予約も可能です。シンガポール航空のホームページで予約を確認すると、
上記のような食事を選ぶところがあります。
- インフライトメニュー:通常の機内食を事前予約(搭乗の1か月ほど前から選べる)
- Book the Cook:シンガポール航空の売りの一つ。メニューには出ていないものでも、事前予約なら準備をしてもらえる特別機内食。30種類ほどあり。
- スペシャルミール:ベジタリアン向けメニューなど
となっています。自分は当日のフライトで、メニューをじっくり見てから選ぼうと思ったので、事前予約はしていません。また、Book the Cookのメニューはビジネスクラスと内容が被っています。ビジネスクラスとは違うものを確実に食べてみたいという欲求があり、インフライトメニューを当日選びました笑。
こちらが食事のメニューです。1ページ目は上海発の便だけあり、中華のコース料理のことがじっくり書かれています。次のページが洋食で、メインは3種類から選べます。他にも前菜やスープも2種類の中から選ぶことができるようになっています。
シャンパンは3種類。ドンペリニョンとKRUG(ANAのファーストクラスと同じ)、そして新製品としてCOMTESの用意しているとのことでした。
そして、ドリンクメニューが超豊富なんです。
ワインや各種アルコールの充実はもう当然として、お茶系の充実も異次元です。シンガポールの人気お茶ブランド「TWG」の製品が用意されており、フライト中に全品を堪能するなんて絶対に不可能なくらいの種類が用意されています。お茶好きにはかなり嬉しいです。
まずは、名物のサテー。いいアミューズです。
そして、テーブルクロスを引いていただき、食器の準備です。本格度が半端ないですね。期待は高まるばかりです。
なお、食事はフライト中の好きな時間に用意していただいことが可能です。自分は搭乗してすぐに用意していただきました。
まずは、パン。できたてのような香りが漂ってきます。もちろん全種類食べると言いたいところですが、まだコース料理が始まっていないので、お腹に余力を残しておかないと・・・。
まずは1品目の前菜。ロブスターです。機内での調理や盛り付けってどうやっているのか、なぜこのようなものを提供できるのかがいつも不思議です。
そしてスープ。コースで順に提供されると、本当に贅沢な気分になりますね。ここ機内で、空の上ですからね。
スープは中華風のものを選びました。これ、鶏がら系の味がじっくり出ておりめちゃくちゃ美味です。満足度大。
そして、サラダ。野菜はしっかり取りたいので、サラダは必須です。
メインは定番中の定番のフィレステーキを選びました。
ナイフでスパッと切れる肉で、焼き加減も抜群。最高の料理が提供されます。シンガポール航空の機内食はやはりレベルが高いです。スイートクラスの機内では一層格別です。
デザートは中華のメニューから選んでみたのですが、卵と書かれていたので勝手にエッグタルトのようなものが出てくると思っていたら、お粥の中にゆで卵が入っているような見たことも食べたこともないデザートが出てきました。珍味???
そして、最後にはコーヒーとともに、フルーツを山盛りで持ってきていただけます。上海→シンガポールという5時間の路線でも機内食はフルコースで提供されるので、長距離路線に堪能できると思います。至福そのもの。
最後に着陸後には、シートの周りをゴミがないように整理して、できる限りきれいな状態でフライトを終えました。噂には聞いていましたが、シンガポール航空の新型A380スイートクラスは最高峰というか、最高でした。
シートではなく、部屋、そしてホテルが空の上にありました。
これが現在の世界ナンバーワンの機内であるという意見には自分も大きく納得する結果です。満足感しか残っていませんし、お金の使い方としては、贅沢な使い方ですが、それでも得た経験値と非日常感は異次元なもので、金銭的な価値をはるかに超えています。有償の航空券でも香港路線なら25万円で搭乗が可能で、一度きりの人生なら、いつか自分へのご褒美として搭乗してみてもいいのでは???と搭乗したあとには実感できます。
ただ、世界は広いもので、エティハド航空のファーストクラスアパートメントや、エミレーツ航空の新型B777-300ERのファーストクラスも、このシンガポール航空新型A380スイートクラスと同等の機内のようです・・・。世界のトップ3はちょっと別世界であることを実感してきました・・・。
夢のような時間です。今回は一人での搭乗だったので、いずれ妻とも搭乗するように日々情報収集に励みたいと思っております。陸マイラーという、マイルを貯めて使う趣味は、自分には本当に楽しい趣味になっています。
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