タイ航空のファーストクラスに搭乗しました。フルフラットシート、RIMOWAのアメニティ、タイ料理のフルコース。まさにファーストクラスの空間を満喫。その全貌を公開。
今年は、けっこうがんばって旅行に行っています。
今回は、関空→シンガポール→バンコク→成田→伊丹の旅に行ってきました。実は、目的地は東京(横浜)でB’zのライブ「B’z LIVE-GYM PLEASURE 2018 HINOTORI」を観戦することが目的だったのですが、たまたま嫁と子供が不在の週末だったので、陸マイラー色を全開で出しながら、東南アジア経由で成田空港に行きました笑。
関空ーシンガポールが、シンガポール航空の最新機材B787-10ビジネスクラス(搭乗記はこちら)。
バンコクー成田が、タイ航空のA380ファーストクラス。
に搭乗です。
もちろん、ANAマイルを利用した特典航空券なのですが、タイ航空のファーストクラスは日本発着の便の中で、ANAマイルで搭乗できる最短経路のファーストクラスなので、必要マイルも少なく、そして空席もけっこう見つけやすい路線なので、人生で一度はファーストクラスに搭乗したいという人にもオススメの路線です。
「え??東南アジア系の航空会社のファーストクラスっていいの???」
そんな方は是非読んで見てください。タイ航空A380ファーストクラス搭乗記です。
タイ航空のファーストクラス「機材はA380かB747、就航路線は羽田・成田・関空」
まず、タイ航空のファーストクラスの路線と機材に関して整理しておきます。
2018/8現在、タイ航空のファーストクラスは日本国内では、
- バンコクー羽田:B747
- バンコクー成田:A380
- バンコクー関空:A380
の3路線に就航しています。この路線には別機材のA350やB777での運用もありますが、これらの機材にはファーストクラスの設定はありません。また、関西空港に就航しているスターアライアンスの中で唯一のファーストクラスがこのタイ航空です。
A380は現在世界最大の旅客機として有名です。
タイ航空ホームページより。
総2階建てで、全500人以上が搭乗可能です。全てエコノミークラスで設定すれば800人以上が搭乗できるマンモス機材です。
このA380の1階はすべてエコノミークラスで、3-4-3の横11列。
ファーストクラスは2階に、1-2-1の横4列の配置です。単純にエコノミークラスの倍近い横幅があるわけです。
このファーストクラスに今回搭乗したので、のちほど内部を座席から機内食まで公開します。
ANAマイルを利用した特典航空券なら片道あたり52,500マイルでファーストクラスに搭乗可能
今回はタイ航空のファーストクラスにANAマイルを利用して特典航空券で搭乗したわけですが、必要マイル数は、片道あたりで
- エコノミークラス:17,500ANAマイル
- ビジネスクラス:30,000ANAマイル
- ファーストクラス:52,500ANAマイル
になります。これらを組み合わせて往復で発券します(片道発券はできません)。
往復ともファーストクラスなら、
52,500×2ANAマイルと、諸税が必要になります。
片道はエコノミーで我慢するなら、52,500+17,500=70,000ANAマイルでOKです。
陸マイラーの人なら、1年あれば余裕でしょうし、半年で貯まる人もいるマイル数だと思うので、非常に狙い目の路線だと思います。アメックスの入会キャンペーンでも、これくらいのマイルは貯まるので、ファーストクラスに搭乗することを目的にクレジットカードのキャンペーンを利用するのも面白いです、自分はそんなことをしてマイルを貯めています。
さて、タイ航空のファーストクラスですが、有償で購入すると値段はいくらくらいなのかというと、
40万円ちょっとです。
これを高いと思うか、安いと思うかは人それぞれだと思いますが、ANAやJALのファーストクラスに搭乗するには往復で200万円ほどの費用が必要であることを考えると、まだ格安なのかなと思います。
ANAマイルで特典航空券として発券した場合は、105,000ANAマイルで40万円なので、1マイルあたり4円くらいの価値での利用になります。まずまずの価値ではないでしょうか。
ぜひ、ANAマイルを貯めて陸マイラーとして搭乗してみて下さい。
ANAマイルは経由地を含んだ路線でも、マイル数が大きく変わらないのも特徴です。
1例として、
大阪発ではなく、那覇発にしておけば、上記のように大阪ー那覇の沖縄旅行の片道を組み込むことも可能です。また、シンガポールとバンコクの両方に滞在もOKです。1度で2度おいしいかもしれません。
通常の有償航空券以上に、出発地、路線、航空会社、経由地などを自由に組み合わせることができるのもANAマイルの非常に大きな魅力です。基本的には、時間の節約できる直行便の人気が根強いですが、自分は経由して楽しむのも好きで、自分の今回の搭乗券のルートも、人には言えないくらいの変なルートで発券したものの一部です笑。
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タイ航空A380ファーストクラスの全貌公開
いつも記事の前置きが長いですが、タイ航空のファーストクラスの搭乗をしてきたので紹介します。
バンコクのスワンナプーム国際空港に到着したら、まずはファーストクラス専用チェックインカウンターを目指します。タクシーで到着したら、空港に向かって一番左端にあります。
「ROYAL FIRST」の文字が目印です。
こちらがファーストクラス搭乗客専用のチェックインカウンターです。
見るからに、超豪華。
そして、豪華ソファーに座ったままチェックインができます。これは快適だ・・・。
そして、手荷物検査を出国審査もファーストクラス専用なので一切混みません。
搭乗まではカートでファーストクラス専用ラウンジへ行き、マッサージサービス
チェックインが終わると、カートに乗せてもらいます。人生初の空港内カートです。いつも、なぞのVIPが搭乗していると思っていた、あのカートに自分が搭乗する日が来たんです。
そして、行き先はファーストクラス専用のラウンジ。ここで搭乗まで待ちます。
このラウンジの最大の売りは、1時間の全身マッサージを受けることができる点です。もし、往復のどちらかをタイ航空のファーストクラスにするなら、個人的にはバンコク発をファーストクラスにするのがオススメです。このラウンジを利用できるので。ラウンジの詳細は下記を参照して下さい。
座席・シートはフルフラットシートで、アメニティーはRIMOWA
搭乗時刻になると、ラウンジ内で呼びに着てくれて、再び搭乗ゲートまでカートで送ってくれます。時間はまったく気にしなくてOKです。しかも、優先搭乗ではなく、ギリギリまでラウンジで時間を過ごしての最終搭乗。逆優先搭乗ですね。
搭乗ゲートに到着した際には、すでに全員が搭乗済です。
自分はタイ航空のスタッフに連れられての最終搭乗になります。VIP感が半端ない!!!
こちらのバンコク発、成田行きのTG676に搭乗します。
出発が35分遅延です。実は、この影響でB’zのライブには15分遅れてしまいました。。。。
うまく撮影できなかったのですが、ここはA380の専用??のような場所で、A380が何機も止まっていました。
では、A380の2階席最前列のA1に搭乗しましょう。
広い!
完全に、僕の中のイメージの社長席です笑。
四方から眺めておきましょう。
足は前のオットマンまで、まったく届きません。とにかく広いです。
フルフラットの状態にして、布団も引いてみました。
完全にベッドですね。疲れることなく、フライトを満喫できます。
シートピッチが208センチなので、普通の人なら足下が狭いということはありえません。
全体をチェックしておきましょう。
真ん中の2席は稼動式の壁になっており、家族や知人とは壁を下ろした状態で着席できますし、知らない人なら壁を上げた状態でプライベートも守れます。
また、通路を挟んだ席とも、微妙に前後に座席がズレれいるので、隣の人と顔を合わせることはまずありません。こういったところにファーストクラスを感じます。
この便は12席のファーストクラスですが、9席が埋まっていました。
座席周りは収納も十分にありますし、水も用意されています。
そして、タイ航空のアメニティと言えば、RIMOWA(リモワ)です。
日によって、ケースの色は違うようですが、この日はド派手な黄色。かっこいいですね。RIMOWAのアメニティを採用しているのは、エバー航空やルフトハンザも有名です。ANAも昔は利用していたようです(ひそかにオークションで購入して持っています笑)。
アメニティの中身をテーブルに出してチェックしました。
- ブラシ
- クシ
- 綿棒
- 歯ブラシ
- アイマスク
- 靴下
- マウススプレー
- ボディーローション
- リップ
- フェイシャルスプレー???
なんかがセットになっています。
モニターは23インチの大型モニター。
その下にも収納があったので、スーツケースを入れていたら、離陸に際には上の戸棚に入れるように言われました・・・。
新聞、雑誌も日本語のものが豊富です。
そして、無料WiFiのカードももらえます。が、20MBだけです・・・。
ヘッドホンはもちろんノイズキャンキャンセリング。
ちなみにテーブルは可動式で、手元まで寄せることができます。この状態にすると、対面にも席ができて、家族でフライト中は1席で会話も可能です。
トイレも超綺麗です。
これだけ見ると、飛行機の中とは思えない場所です。
そして、2階建ての飛行機なので機内の最前列には階段があります。
自分はボーディンブリッジで直接2階に来たので、飛行機が2階建てであることに実感がありませんが、階段を見ると実感しますね。
階段の隣には、なぞのソファースペースが。。。。
これぞファーストクラスというような空間です。別にここに搭乗させてもらえれば十分な気さえします。
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タイ航空ファーストクラス機内食は、事前オーダーでタイ料理のフルコースもオーダー可能
続いては、楽しみの一つ機内食の紹介です。
タイ航空のファーストクラス機内食はどんな内容なんでしょうかね。
まずは、オシボリとお茶です。
ここはシャンパンを頼む人が多いようで、ドンペリがオーダー可能です。が、自分は酒に弱く、酔ってしまうと、気分が悪くなり、食が楽しめないので、ここはお茶。
こちらが豪華メニュー冊子。
中はドリンクページと食事ページになっています。
アルコールもソフトドリンクも豊富にあります。
食事は朝食メニューになっており、
- タイ料理(あわび雑炊)
- 洋食(オムレス、イタリアンポークソーセージ、キャビアタルトなど)
- 和食
から選ぶことができますが、事前にホームページからオーダーしておけばタイ料理のコースを楽しむことも可能です。自分はこちらを数ヶ月前にオーダー済みです。
タイ航空ファーストクラスに搭乗予定の人は、こちらのページに予約番号を氏名を入力するとオーダーできるので是非オーダーしてください(ちなみにビジネスクラス機内食もオーダー可能です)。種類が多すぎて悩みますよ笑。20種類以上あります。
各種ガパオ、カレー。シーフード系も充実です。
まずは、フルーツの盛り合わせが朝食として出されました。
いっしょにパンも出ます。揚げパンのような感じで非常に美味でした。
そして、このあと時間をおいて、事前オーダーのタイ料理のコースが登場です。
こちらが豪華タイ航空のファーストクラス機内食。
- チキンガパオ
- トムヤンクン
- フィッシュフライ
- 鶏の葱ソースかけ
- オムレツ
- ライス
のタイ料理のコースです。
ガパオはしっかり唐辛子の辛味がきいているが、トムヤンクンはややマイルドでめちゃくちゃうまいです。アジア系の料理は、もともと好きなので、機内でまでタイ料理が食べれるのは相当嬉しいですね。
タイ航空のファーストクラス機内食の満足度高し!!!!!
タイ航空のファーストクラスってどうなの??って聞かれたら、必要マイルも少ないし、有償でも値段が安いことを考えると、一生に一度は搭乗する価値が十分になると個人的には思っています。
- 機内食は個人的にはルフトハンザのファーストクラスより上
- ラウンジは個人的にはANAのファーストクラスより上
- アメニティのリモワが実は嬉しい
など、非常に楽しんだ6時間のフライトでした。
ANAマイルで東南アジアに行く際には、是非タイ航空でバンコク経由で発券することも検討してみてください。また、ヨーロッパに行く際にも、日本ーバンコクーロンドンなんて経路での発券も可能ですし、経由地をいろいろ選ぶと特典航空券も見つかりやすいです。
■関連記事「ファーストクラス搭乗記」
すけすけさん
このたびタイ航空のFIRST CLASSを特典航空券で取得することができました。
この記事内容にある「機内食の事前リクエスト」は 何種類か同時にオーダーすることができましたか。
(現在55周年特別メニューで、うなぎの蒲焼きがあって気になっております。)
slothさん
オーダーできたのは1種類だけでしたね。。。
タイのFクラス満喫して来てください!!!
すけすけさん
おっしゃる通りマイレージ番号でした。
ありがとうございました。
すけすけさん
ありがとうございます。
Your Detailsのページの
誕生日の下にあるのですが。
すけすけさん
教えて下さい。
ローヤルオーキッドプラスナンバーって
どの事なのでしょうか?
ヒロくんさん
どこでそれが必要になりますかね??
タイ航空のマイレージクラブの番号のことのような気がするのですが、、、
すけすけさん
アドバイスありがとうございます!
なるほど、後方の座席も魅力的ですね♬
ANAビジネスクラスの特典航空券の予約は難しいですが、総合的評価が絶対的に高いシンガポールのビジネスクラスの発券が、割と簡単に取れてしまうことに驚きです^_^
次回は往復路はシンガポール&タイ航空なと、違う航空会社で楽しめればと期待してます。
シンガポールのクラスフライヤーラウンジも楽しみです!
ちゃっぴーさん
そうなんですよね、ANAは満席でもスタアラの便が取れることは多いんですよね。今後も是非海外系も探してみてください!
すけすけさん
いつもいつも大変楽しく拝見さてせ頂いてます!
昨年末からポイ活を始め、ついにANAマイルでシンガポール航空のビジネスクラス特典航空券の発券が出来ました!
これもひとえにすけすけさんのブログがあってからこそで、本当に様々な情報共有をして頂いて感謝の気持ちで一杯です。
すけすけさんのブログで得た情報をもとに、同じマイル数でも最大限にフライトが楽しめるように関空ーシンガポールーホーチミンの往復フライトに、羽田の片道を付けて発券しました!
アジアマイルが10,000マイルあるので、これで羽田→大阪のJAL特典航空券を発券出来るのかな?と思っております!
関空ーシンガポール間の往復は深夜便の利用なので、機内食は簡素されたものになるのでちょっと残念ですが、ドリームライナーとエアバスA380を満喫しようと思います!
すけすけさんのブログがなかったらここまで到達出来なかったと思います!本当に感謝の気持ちで一杯です!私も次はヨーロッパにファーストクラス!を目標ポイ活頑張って継続したいなと思います!
ところで、ドリームライナーのビジネスクラスでお勧めの座席ありますか?もしあれば、教えて頂けると嬉しいです♬
これからも楽しみに拝読させて頂きます!
ちゃっぴーさん
SQのビジネス非常に楽しみですね!!是非、全開で満喫してください!シンガポール空港のシルバークリスラウンジも是非楽しんでください。
往復の前後に国内線も非常にお得ですよね。
自分も一度した搭乗したことはなく、その時は11Aに座りました。前にバシネットをつける場所があり、その分だけ空間が広かった印象はありますが、席は通路側になるので、通路を通る人が気になる場合は後ろの12Aの方が窓際座席でいいかもしれませんね。
今回は前の方に座りましたが、急いで降りたい場合以外は、自分は全体が見渡せる最後尾の方が実は好きです笑。