突然の大発表!ANAがB777-300ERを大改装。ファーストクラスは「THE SUITE」、ビジネスクラスは「THE ROOM」。ロンドン路線に2019/8/2から導入。ビジネスクラスは世界最高水準か?!
まじでビックリしましたね。ANAが隠し玉を持っていました。
2019/5から、ホノルル路線にA380を導入し、話題になっていましたが、A380をANAが購入していることは以前から知られていましたし、ホノルル路線に導入される噂もあったので、正式発表のときも特別なサプライズ感はありませんでしたが、隠れてANAは機材の改修を進めていたようで、その内容が突然公開されました。
2019/8/2より羽田=ロンドンのB777-300ERは刷新された新型シートでの運航になります。
そして、新シートのビジネスクラスがマジで強烈です。豪華すぎて、世界最高のビジネスクラスという評価を得てもおかしくない水準になっていると思います。
では、ANAのB777-300ERの新シートの紹介です。
新ファーストクラス「THE SUITE」
新しいファーストクラスには「THE SUITE」という名称がつけられています。ANAは最上級ラウンジにも「ANA SUITE LOUNGE」という名称で、SUITEという単語を最高峰のものにつけていくようです。シンガポール航空も、スイートクラスというものを用意しています。
ファーストクラス「THE SUITE」は1-2-1の横4席の全席通路へのダイレクトアクセスで、2列の合計8席です。
こちらが新ファーストクラスです。席の広さそのものは、現在とは大きく変わりないのですが、大きな特徴になりそうなのが、モニターですね。23インチの現状から、43インチに大型化です。そして、航空会社としては世界初となる4K解像度のモニターになるようです。飛行機の座席に43インチって・・・・。
フルフラットになるのは、ファーストクラスなので当然ですが、ついにB777-300ERのファーストクラスには扉がつきます。やはり、ファーストクラスはプライバシーが重要になることも多々あると思います。自分の友人が先日ANAのファーストクラスに特典航空券で搭乗した際には、皇族の方が同機内におられたようですし、ファーストクラスに扉をつけるというのは、必要なことなのかもしれません。
ただ、こちらの新ファーストクラスは、すでにA380に導入されたものと似ており、特別大きな驚きではないというのが個人的な感想ですが、大きく変わったのがビジネスクラスです。
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新ビジネスクラス「THE ROOM」
新ビジネスクラスの名称は「THE ROOM」という名称になっていますが、決して名前負けしていないと思いますし、センスがあるネーミングでANAのことが更に好きになりそうです笑。
この新ビジネスクラスがすごいんですよね。まず、ANAが公表した新ビジネスクラスの写真の紹介です。
こちらが新ビジネスクラス「THE ROOM」です。パッと見た目は、ファーストクラスとの違いがわからないというか、むしろこれがファーストクラスと言っても問題ないレベルの座席に仕上がっていると思います。まったく名前負けしていないですよね?
まず座席配置は1-2-1の全席が通路へのダイレクトアクセスで、横幅はなんとファーストクラスとほぼ同じです。
そして、シートは前向きと、後ろ向きが交互になっており、
この画像を見るとわかりやすいのですが、シートをフルフラットにした場合には、足は右の方向に寄る形になります。左側にスペースには、後ろ向きの席の人の足が入っている構造になっており、
こんな構造になっているわけです。寝る時には、身長の高い人は、座席に対してやや斜め体を向けることになると思います。この構造により、ファーストクラスと同等の座席幅を確保することができているわけです。足元は少し狭くなる構造ですが、それでも写真の通り、マジで豪華です。
真ん中の2席は、センターのパーティションを下げると、2席の間の壁がなくなるので、家族連れやカップルにも利用しやすいシートになっています。
モニターも現行のファーストクラスの23インチより大きい、24インチの4Kが採用されていますし、ビジネスクラスにも全席扉がつきます。
これは、本当に世界最高峰のビジネスクラスと言っても過言ではないと思います。スカイトラックス社が発表する毎年の航空会社ランキングは、近年のビジネスクラス部門ではカタール航空とシンガポール航空が1位を争っています。
こちらがカタール航空のビジネスクラス「Q SUITE」です。
こちらがシンガポール航空のビジネスクラスです。
ANAはちょうどカタール航空とシンガポール航空のいいところをミックスしたビジネスクラス「THE ROOM」を導入する感じですね。スカイトラックスのビジネスクラス部門で世界1位を取る可能性も高いかもしれませんね。
しかし、同じ航空会社で、同じビジネスクラスでも、かなりの差が出てきましたね・・・。
これが同じ航空会社のビジネスクラスのシートとは思えんwww
最後のやつは関空では主力のANAのビジネスクラスや!!!! pic.twitter.com/ZOg0gEjuTj
— すけすけ@JALの旅 (@bmwtatsu) July 12, 2019
新プレミアエコノミー&新エコノミー
プレミアムエコノミーとエコノミークラスも新シートが導入されます。
こちらのプレミアムエコノミーは、A380やB787-10にも導入されているタイプです。B777-300ERもこの新型プレミアムエコノミーに変更になります。
エコノミークラスにもB787-10に導入されている新タイプのシートが用意され、大型モニターが付いています。
が、現行のB777-300ERのエコノミークラスは、2-4-3の変則横9席なのですが、新シートは3-4-3の横10席になります・・・。ここは残念な点です・・。
なお、B777-300ERの新シートは、下記のANA公式You Tubeのページで全シートの動画を公開しており、めちゃくちゃ興味をそそられる中身になっているので、是非見て下さい。
新シートの導入は2019/8/2の羽田=ロンドン路線から順次
ANAが突如公表した新シートですが、3週間後には運航が開始となっています。ANAは、直前まで隠し持っていたということですね。
新シートでのB777-300ERの運航スケジュールですが、
2019/8/2の羽田=ロンドン路線から運航開始で、当面は上記のように隔日での運航予定です。9月の途中からは、全日が新シートになる可能性もあると言われています。
また、現在、ANAはB777-300ERを24機保有していますが、このうちの12機を新シートに変更する予定のようで、ロンドン路線以外にも拡大すると思われます。ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコあたりが候補なのかなと思います。
自分としては、この新型ビジネスクラス「THE ROOM」に0泊2日のロンドン行きでもいいので、めちゃくちゃ乗りたいです。
ということで特典航空券の空席を自分が行けそうな日程で徹底的に調べてみました。が、空席はまったくなし。。。
仕方ないので、空席待ちを5ついれておきました。1つでも落ちてくることを祈りますが、往復確保する必要があるので、ハードルは高そうです。。。。
初めまして。
9月後半に特典航空券でたまたまロンドン―羽田を押さえていて、この情報を知って歓喜したのですが、当初運航日ではなく落胆していました。
昨日ANAからメールがあり、新機材投入が決定し乗れることになりました。
lasingさん
それは非常に楽しみですね!!!
自分も空席待ちを入れている便が一斉に機材変更の案内が来ておりましたが、自分はまだ空席待ちで搭乗できるのかわからず・・・
是非、満喫してきてください!!!
偶然にも、11月にロサンゼルスを入れています。
当たればラッキー
isodentさん
それは期待してしまいますね!
ANAさんに確認しましたら、まず一機そして2番機が投入されてロンドン便がデイリーになるそうです。
それ以降は来年から。
簡単に椅子は取り替え出来ませんとの事でした^_^
isodentさん
2020年以降が楽しみになりますね!