2019/4/1よりJAL国際線の有償航空券およびJALマイルを利用した特典航空券の予約開始日が330日前から、360日前に変更になる。これは朗報！！
個人的には、非常に嬉しいニュースが入ってきました。
JALの国際線の予約開始日が、現在の330日前から360日前に変更になることが決定したようです（公式リリースはこちら）。
これにより、JALマイラーが特典航空券を発券する際には有利な点も出現することになりますので、状況を整理しておきたいと思います。
国際線の航空券は、有償航空券も、JALマイルを利用した国際線特典航空券も、どちらも予約開始日が360日前になるのですが、この記事では特典航空券に焦点を当てて、何が朗報なのか整理しておきます。
JAL国内線特典航空券の予約開始日は、2か月前の同日
まず、今回は変更にはなりませんが、JAL国内線特典航空券の予約開始日を整理しておきます。
- JAL国内線特典航空券予約開始日時：搭乗日の2ヵ月前の同日9:30
となっています。
2/12には、2か月後の4/12搭乗分までのJAL国内線特典航空券の予約ができるということになります。
ただし、2か月前の日付が存在しないような4/30（2/30が存在しない）搭乗分のJAL国内線特典航空券の予約開始日は、2か月前の月末になります。2/28に予約開始になるということですね。
（注）ただし、JALの上級会員ステータス「JMBダイヤモンド」「JGCプレミア」に関しては、なんと2ヶ月+2週間前から予約開始になります。なので、予約開始日にすでに上級会員に取られており売り切れているケースもあります・・・。
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JAL国際線特典航空券の予約開始日は、2019/4/1より360日前になる
今回変更になるのは、JAL国内線特典航空券の予約開始日です。
- 2019/3/31まで：搭乗日の330日前の10:00
- 2019/4/1から：搭乗日の360日前の10:00
に変更になります。JAL国際線の予約開始日は360日前になると覚えておきましょう。
なので、上記のように2019/4/1には2020/3/26搭乗分のJALマイルを利用した特典航空券の予約ができるようになります。
なお、今回2019/4/1から予約開始が変更になるのは、
- 国際線の有償航空券・特典航空券どちらも
- JAL国際線便・ワンワールド国際線便（キャセイパシフィック航空やブリティッシュエアウェイズなど）・JAL提携航空会社国際線便（ハワイアン航空・大韓航空・エールフランスなど）など全て
となっており、国際線関連は全てが一斉に変更になります。
キャセイパシフィック航空などの特典航空券が間違いなく取りやすくなる
実は、今までのJALマイルを利用した国際線特典航空券の予約開始日330日前というのは非常に不利な面があったんです。
みなさんは、
- キャセイパシフィック航空の特典航空券を予約しようとした330日前にすでに空席がなかった
- カタール航空の特典航空券を予約しようとした330日前にすでに空席がなかった
こんな経験ないですか？
ためしに330日後のキャセイの関空＝香港（1日5～6往復あり）の特典航空券ビジネスクラスの空席を検索してみました。
ほら、午前中の2便しか空席がヒットしないんです。他の午後便なんかはすでにだれかに取られています。
実は、非常に大きな落とし穴があったんです。
JALの国際線予約開始330日前というのは、JALのシステムがそうなっているだけであって、キャセイパシフィック航空では、330日より前にキャセイパシフィック航空の航空券は販売がされてしまっているんですよね。
ワンワールドの代表的な航空会社の予約開始日は、
| 航空会社 | 予約開始日 |
|---|---|
| キャセイパシフィック航空 | 360日前 |
| マレーシア航空 | 355日前 |
| ブリティッシュエアウェイズ | 355日前 |
| アメリカン航空 | 331日前 |
| カタール航空 | 360日前 |
上記のようになっており、例えば、キャセイパシフィック航空のアジアマイルを貯めている人なら、キャセイのシステムでは予約が360日前から始まっているんですよね。
なので、この間にアジアマイルを貯めている人々に先に特典航空券を取られてしまうことで、JALマイルで330日前に空席を確認しても空席が0だったりするわけです。
各航空会社の予約開始日が異なるという隠れ盲点が特典航空券にはあるわけです。有償航空券なら、販売が終了してしまうことはなかなかないので、大きな問題にはなりませんが、特典航空券は各便に数席しか枠がないので大きな問題になるわけです。
330日前というのは、航空会社の中でもかなり遅い方だったんですよね・・・JALマイル。それが、最速の360日前に予約開始になると、他社の特典航空券の取りやすさが相当向上することが間違いありません。
JALマイルを貯めることの優位性がさらに高くなるわけです。
（注）JALのシステム上の予約開始は360日前になりますが、例えばブリティッシュエアウェイズの特典航空券を予約する場合には355日前にならないと発券ができないということになります。
自分は、陸マイラーとして飛行機に搭乗したフライトマイルではなく、陸の生活でJALマイルを貯めて特典航空券を発券しています。
貯め方は下記の記事でまとめているので、興味ある方是非読んでみて下さい。
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他社マイルからの特典航空券の争いも避けて取ることができる
更に、逆の視点で言うと、今まではキャセイパシフィック航空のアジアマイルを貯めていた人は、JALマイラーに邪魔されることなく、360日前からキャセイパシフィック航空の特典航空券を取ることが可能だったわけです。
そして、JALが予約開始の330日前には、JALマイラーだけではなく、世界中のキャセイのマイル、ブリティッシュエアウェイズのマイル、アメリカン航空のマイル、アラスカ航空のマイルなどなどを所有している人がだれでも参加可能だったわけです。
これが、JALマイルでの予約開始日が360日前になると、
- ブリティッシュエアウェイズ：355日前
- アメリカン航空：331日前
- アラスカ航空：330日前
のようなマイラーの人々は、360日前のJAL国際線特典航空券の初日の争奪戦には参加できないっことになります。
JALマイラーには、こんなメリットも出てくるわけです。競争率が下がるんです。
ANAマイルの国際線特典航空券355日前より先に確保できる
ちょっとレアなケースかもしれませんが、ANAマイルをJALマイルを両方貯めているように人にも、少し便利になるかもしれません。
- ANAマイルでの国際線特典航空券予約開始日：355日前
- JALマイルでの国際線特典航空券予約開始日：330日前から360日前に変更
となるので、JAL国際線特典航空券の方が予約が先に取れることになります。
となると、大阪に在住の自分のようなケースだと有利な点も出てくるんです。
ホノルルに行きたいような場合は、関西空港からの直行便はANAマイルを利用できるスターアライアンス系は1便もありません。が、JALマイルを利用できるのはJALが2便・ハワイアン航空が1便を関西空港から飛ばしています。
今までだと、直行便の特典航空券で行きたくても、JALマイルで取れるかわからないので、先に予約が開始になるANAでも抑えて、330日前になったら、JALも予約する。JALが確保できたら、ANAはキャンセル料払う。なんてケースもありました。キャンセルの3,000マイル×4人＝12,000マイルを捨てること覚悟で予約をして。実際に何度か捨てたこともあります涙。
が、このケースだと今後はJALの方が予約開始日が早いので、先にJALで抑えておくと、ANA特典航空券を確保せずに済むので、キャンセル料が無駄にならないんですよね。非常に嬉しいことです。
ただし、これは逆のケースもあるわけで、今後はANAで行きたいような場合でも、JALの予約が先に始まるので、まずJALで抑えざるを得ない人というのも出現するでしょう。なので、五分五分なのが現状ですが、関西空港だとJAL便の国際線がホノルルやロサンゼルス・バンコクに飛んでいるので、関西空港ではJALマイルが有利な点も出てきます。
以上、JALの国際線の予約開始日が、330日前から、360日前に変更になるという最新情報でした。変更は、2019/4/1から開始です。
- 2019/3/31：330日後の2020/2/24の便まで予約可能
- 2019/4/1：360日後の2020/3/26の便まで予約可能
となり、2019/4/1には、2020/2/25から2020/3/26までの約一ヶ月分の特典航空券が一気に開放されるので、特典航空券が取りやすくなるスイートスポットが一瞬だけですが、出現すると思います。自分も少し、このスイートスポットを狙ってみる予定です。
JALマイルを貯めているJALマイラーには非常に嬉しいニュースではないでしょうかね。
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