ユナイテッド航空のマイル「マイレージプラス」の貯め方&使い方まとめ。ANA国内線特典航空券を発券するならANAマイルよりもお得度が高い!ただし、国際線も使うなら要注意。有効期限なし、片道発券可能、誰にでも発券可能、バイマイルできるのも魅力。
この記事では、最近再び注目度がアップしているユナイテッド航空のマイルに関する情報整理を行います!!
ある面においてANAマイルを貯めるよりお得であるという理由で、定期的に話題になるユナイテッド航空のマイレージプログラム「マイレージプラス(MileagePlus)」。何がお得なのかというと、ANA国内線特典航空券を発券するならANAマイルよりもお得に発券できてしまうんですよ。
コロナ禍において、海外旅行が難しく国内旅行をメインで考える人も多いでしょうし、今再度ユナイテッド航空のマイルに注目度が高まっていると言ってもいいでしょう。
この記事では、ユナイテッド航空のマイル「マイレージプラス」とはどんなマイレージプログラムなのか、まずは基本事項を整理し、その後使い方(特典航空券を発券する上でのデメリットとメリット)、そして貯め方までを整理していきます。まだ「マイレージプラス」を利用したことがない方は、一度読んでから利用することをオススメしますよ!!
ユナイテッド航空のマイル「マイレージプラス」の有効期限・片道発券の可否・サーチャージなど基本事項まとめ
所属アライアンス | スターアライアンス |
マイル有効期限 | 無期限 |
特典航空券利用者 | 誰でもOK(2親等以内でなくてもOK) |
特典航空券の片道発券 | 国際線でも国内線も可 |
特典航空券の変更手数料 | 無料(2022/11より) |
特典航空券のキャンセル料 | 無料(2022/11より) |
変更料・キャンセル料の詳細ページ | こちら |
特典航空券のコールセンターでの発券手数料 | 25ドル |
特典航空券の予約開始日 | 搭乗の約337日前 |
特典航空券のサーチャージ | なし(若干の空港使用料は必要になる) |
という特色があります。誰にでも発券可能で、有効期限がなくて、片道発券が可能で、キャンセル料も無料で、サーチャージが不要なスターアライアンスのマイレージです。これだけ聞くと、「ANAマイルよりすごい!!!」って思うかもしれませんね笑。
では、実際にユナイテッド航空のマイルの使い方からまとめておきます。ユナイテッド航空のマイルのマイルを貯めるとどんなメリット&デメリットがあるのか、まずはそこを整理ですね。
ユナイテッド航空のマイル使い方まとめ。ANA国内線特典航空券が超狙い目!
では、ユナイテッド航空のマイル「マイレージプラス」を利用するための知識を整理していきましょう!!
①ユナイテッド航空のマイルにはマイルチャートが存在しない。
まず、ユナイテッド航空のマイルの使い方(つまり特典航空券の発券)を知る上で重要になってくるのはマイレージチャートが存在していないという点です。これは、日系のマイレージとは全然違う点なので、かなりの注意が必要になります。現状だと、ユナイテッド航空のマイルが5,500マイルあれば、ANA国内線特典航空券が発券できるのですが、明日にはこそっと変更になっている可能性もあるマイレージです。ヨーロッパまでの特典航空券を発券しようと思って、必要マイル数を知りたい場合には、ユナイテッド航空のホームページで一度検索してみるしかないということですね。ちなみにアカウントがなくても、マイルがなくても空席状況と必要マイル数はわかります。
②ユナイテッド航空のマイルは長距離国際線の特典航空券には不向きすぎる。必要マイル数も多い、予約開始日も遅い。
さて、必要マイル数はチャートが存在しない以上、今後変わる可能性があると思いますが、基本的には、ユナイテッド航空のマイルは長距離国際線になると必要マイル数はめちゃくちゃ多くなります。損ということです。
- ユナイテッド航空のマイレージ:日本=北米の片道ビジネスクラスが100,000マイル~
- ANAのマイレージ:日本=北米の往復ビジネスクラスが85,000マイル
になっています。必要マイル数で考えると、ANAマイルの圧勝なんです。ユナイテッド航空のマイルはサーチャージが無料なことを考慮しても、ANAマイルの方がお得です。ANAのマイレージは、世界的に見ても必要マイル数はかなり少ない優秀なマイレージであると思います。
(注)2023/6にユナイテッド航空マイレージプラスの北米発着便の必要マイル数は30%~50%アップしました。詳細こちら。
また、必要マイル数以外に、予約開始日時の問題もあります。
- ユナイテッド航空のマイレージ:予約開始日337日前
- ANAのマイレージ(国際線):予約開始日355日前
となっており、ANAマイルの方が18日も早く予約開始となります。みなさんご存じの通り、長距離国際線(特にファーストクラスやビジネスクラス)の特典航空券は、予約開始とともに刈り取られるケースも多く、予約開始日が遅いというのは致命的な欠点になったりします。
以上の理由から、ユナイテッド航空のマイルは、けっして国際線特典航空券を発券することを目的とする限りオススメにはなりえません。まあ、ANAマイルと違い、片道発券ができたり、2親等以内ではない他人でも利用できるというメリットもありますが、それでもデメリットが大きいです。
(注)ユナイテッド航空マイレージプラスの応用編としてエクスカーシャニストパークという使い方もあります。また応用編の記事として、そのうち書きたいと思いますが、かなり応用編になるので、興味ある人はググってみてください。
③ユナイテッド航空のマイルはANA国内線特典航空券にはメリットありすぎる。必要マイル数も少ないし、経由便でも同マイル数、予約開始日も早い。
が、ユナイテッド航空のマイレージには超お得ゾーンもあるんです。ここに魅力を感じるかどうかが、ユナイテッド航空のマイルを貯めるかどうかの基準になってくると思います。魅力を感じているも多数いる人気マイレージの一つなので、是非知っておきましょう。
ユナイテッド航空のマイレージプラスが強いのは、ANA国内線特典航空券です。日本国内の特典航空券必要マイル数は検索してみると、
- 距離800マイル以内:5,500マイル(東京=札幌、東京=福岡、大阪=札幌、大阪=那覇など)
- 距離801マイル以上:8,800マイル(東京=那覇、大阪=石垣など)
となっています。
これはかなり必要マイルが少なくてお得です。東京=札幌はANAマイルだと7,500マイル、大阪=那覇もANAマイルだと7,500マイルですからね。これが5,500マイル。これはお得。たったの5,500マイルで、ANA国内線特典航空券の大半が発券できるので、ユナイテッド航空のマイレージプラスの最大の特徴と思っていいでしょう。
しかもですよ、距離800マイル以内というのは、直線距離を意味しており、直線距離が800マイル以内なら、経由便でも必要マイル数は変わらないんです。
これがめちゃくちゃ面白くて、例として、羽田→新千歳の特典航空券を検索してみると、
まず、左下の赤丸。なんと117便もヒットするんですよね。直行便以外の乗継便も表示されているということです。
そして、大きな赤の四角囲み。羽田から函館に行き、次は函館から新千歳に行く、こんなフライトも表示されるんです。乗り継ぎは最大24時間まで表示されるので、中には経由地で1泊するようなプランも含まれているので、札幌に行く途中で遊んでから、札幌に行くことも可能だったりします。これで5,500マイル。謎すぎます笑。
ANAマイルでは、検索しても直行便がないと空席なしと表示されてしまうのですが、ユナイテッド航空なら直行便がなくても乗継便の特典航空券で、目的地に行くことも可能です。たったの5,500マイルで。ANAマイルは区間ごとにマイルが必要なので、3区間乗れば、その分だけマイルが必要ですが、ユナイテッド航空のマイルは乗り継ぎなら不要というのが大きなメリットになります。
(注)以前はANAと提携しているソラシドエア、AirDo、スターフライヤーなんかもユナイテッド航空のマイルで予約ができていたのですが、一時期できなくなって、また最近できるようになったり、変更が多々あります。
もう1例。これもまた不思議で、
日程見てください。2022/7/31の特典航空券が発券可能です。
あれ???ANAマイルで、国内線の特典航空券が予約できるのは、現時点(2021/10)では冬スケジュールの2022/3/26までですよ???
はい、実はユナイテッド航空のマイレージプラスだと、まだANAマイルでは予約ができないANA国内線特典航空券も発券可能なんです。これはおそらく、ユナイテッド航空側からだと、ANAの日本国内線が国際線扱いになっているために発生しているようで、実はANAマイル以外の外資系マイルでANA国内線を検索すると同様の事象が発生したりしています。GWや年末年始の特典航空券が早く確実に取れるというのも大きな魅力ですね!!
予約開始日時は、
- ユナイテッド航空のマイレージ:予約開始日337日前
- ANAのマイレージ(国内線):8月下旬に10月~3月分の冬ダイヤ分、1月下旬に3月~10月分の夏ダイヤ分
となっており、国内線特典航空券に関しては、ユナイテッド航空のマイルの方が有利になってしまうという逆転現象が生じます。
(注)以前は、ユナイテッド航空のマイレージでANA国内線特典航空券を発券する場合には、空港使用料は無料でしたが、2021/10よりANAマイル同様に数百円が必要になったようです(いつものように事前告知は一切なし)。
ユナイテッド航空のマイル貯め方まとめ。マリオットアメックスやマイレージプラスカードでも貯まるし、バイマイルも可能。
ここまででユナイテッド航空のマイルの使い方を知って、「よし!貯めてみよう!!」と思った方もいると思うので、貯め方も整理しておきましょう!
①フライトマイルで貯める。ユナイテッド航空のマイルはANAなどスターアライアンス搭乗で貯まる。
ユナイテッド航空のマイルを貯める代表的な方法としては、フライトマイルで貯めるという方法があります。ユナイテッド航空はANAと同じスターアライアンス所属なので、スターアライアンスの便ならどの便に搭乗してもユナイテッド航空のマイルを貯めることが可能です。
これらの航空会社に搭乗する際には、ANAにマイルを付与してもOKですし、ユナイテッド航空にマイルを付与してもOKですし、シンガポール航空にマイルを付与してもOKです。1回の搭乗で付与できるマイレージは1つだけなので、ユナイテッド航空にマイルを付与したい場合には搭乗時にチェックインカウンターでユナイテッド航空のマイレージアカウント番号を伝えましょう。ANA搭乗時でも、もちろんOKです。
②クレジットカードで貯める。人気のSPGアメックスやユナイテッド航空提携のマイレージプラスカードも人気。
日常の生活の中でクレジットカードを利用してユナイテッド航空のマイルを貯めることも可能です。代表的なクレジットカードで言うと、
- マリオットアメックスプレミアム
- マイレージプラスカード
- ダイナースクラブカード
なんかがあります。特に上の2つは人気があります。
まず人気爆発中なのが、マリオットアメックスプレミアム(年会費税込49,500円)です。
- ユナイテッド航空の他、ANA・JALを含む30社以上にマイル移行可能
- マイル還元率は1.25%(ユナイテッド航空なら1.375%)
- 継続ボーナスとして年間150万円のカード利用で毎年マリオット系列1泊の無料宿泊券
- マリオットゴールドエリートのステータス付与
- 年間400万円以上のカード利用でマリオットプラチナエリートのステータス付与
などなどの特典があるカードですが、ポイントを30社以上の航空会社に移行できるというのが相当な強みで、ユナイテッド航空のマイルは制度変更が非常に多いですが、ユナイテッド航空のマイルのお得度が低くなったタイミングで別の航空会社のマイルをメインにしていくというような柔軟なスタイルでポイントを貯めることができるのが特色です。
また、ポイント移行の際にユナイテッド航空へのマイル移行でマイル30%増量といった強烈なキャンペーンが開催されることもあり、その際には還元率が1.7%超えという魅力満載なカードになっています。
次に紹介するのは、ユナイテッド航空と提携しているクレジットカード「マイレージプラスカード」です。ユナイテッド航空のマイルが直接貯めるマイレージプラスカードは複数のカード会社が発行しており、
- マイレージプラスセゾンカード
- マイレージプラスJCBカード
- マイレージプラスUCカード
- マイレージプラスMUFGカード
- マイレージプラスダイナースカード
がありますが、マイルの還元率・年会費の安さから、マイレージプラスセゾンカードが人気ナンバーワンでしょう。
こちらのマイレージプラスセゾンカードは、年会費1,650円(税込)で、還元率が0.5%というカードなのですが、5,500円(税込)払ってマイルアップメンバーズになると、還元率が1.5%に3倍にもアップするという強烈なサービスです。ただし、1.5%還元になるのは、年間カード利用額300万円までです。なので、ユナイテッド航空のマイルだけ貯まればOK!という方には、このマイレージプラスセゾンカードは、かなり人気があります。
ポイントサイトでかなりお得に発行できることもあるので、申込するタイミングでチェックしてみください。マイレージプラスセゾンカードにはゴールドカード・プラチナカードもあるので、詳しくt違いを知りたい方は下記の記事もチェックしてみてください。
③バイマイルで貯める。セール時に購入がいい。
そして、ユナイテッド航空のマイルはANAマイルやJALマイルとは異なり、バイマイルができるというのが非常に面白いところです。
ユナイテッド航空が公式にマイルの販売をしているんですよね。これまで、ANAマイル・JALマイルのみを貯めて来られた方には不思議に感じるかもしれませんが、外資系の航空会社ではマイルを販売している会社も非常に多いです。
下記は過去に行われたユナイテッド航空のバイマイルのセール情報ですが、この時は1マイル=2円ほどで購入することが可能でした。5,500マイル=11,000円でANA国内線特典航空券が乗り継ぎ便でも発券できることを考えると、セールのタイミングでユナイテッド航空のマイルを購入するというのは、1つの選択肢として完全にありですね。
④ホテルポイントを移行する。ホテル予約サイトKaligoも非常にいい。
先ほど、マリオットアメックスでユナイテッド航空のマイルが貯まると言いましたが、正確に言うとマリオットアメックスで貯まるポイントはマリオットポイントで、そのポイントをユナイテッド航空のマイルに移行できるという意味です。実は、マリオット以外のホテルプログラムからのポイントもユナイテッド航空のマイルに移行することが可能で、
- マリオット
- ヒルトン
- IHG
- アコー
- ラディソン
- ハイアット
なんかのポイントをユナイテッド航空のマイルに移行することも可能です(詳細はホテル、リゾートと交通機関のリワードプログラム | ユナイテッド航空 (united.com))。
また、楽天トラベルで予約をすると楽天ポイントが貯まりますし、じゃらんで予約するとPontaポイントもしくはdポイントが貯まります。このようにOTAと呼ばれるネット上のホテル予約サイトを利用すると、各種ポイントが貯まるのですが、ユナイテッド航空のマイルが貯まる予約サイトはご存じですかね?それが「Kaligo」というサイトです。
Kaligoはホテル予約サイトですが、予約した際にもらうポイントをANAマイルやJALマイルやユナイテッド航空マイルなどなど、自分で好きな航空会社のマイレージを選択できるというのが特色です。
もらえるマイル数は、どの航空会社を選ぶのかより変動するのですが、ANAを選んだ場合にはもらえるマイルが非常に少ないですが、外資系の航空会社だともらえるマイルが多かったりします。上記はウェスティンホテル東京に1泊する場合ですが、ユナイテッド航空のマイルが1,663マイルもらえたりします。値段は他のホテルサイトより若干高いことも多いのが、Kaligoですがそれでももらえるマイル数を考えたら、Kaligoでの予約がお得なケースもあったりします。また、出張費で会社からの経費で宿泊する場合なんかは・・・・Kaligoいいかもですね・・・。こんなサイトも知っておくと、ホテル宿泊でもユナイテッド航空のマイルが貯まりますね。
Kaligoは新規入会者向けのキャンペーンをやっています。下記より登録後に初回ホテル予約時に1,000マイルがもらえるキャンペーンをやっています。
以上、ユナイテッド航空のマイルの使い方&貯め方を基本から解説でした。自分はマイルは海外旅行、できれば長距離路線で利用したいと考えているので、やはりメインはANAマイルかJALマイルになってしまうのです
が、サブのマイレージとしてはユナイテッド航空が一番かなと感じております。海外旅行ではなく、沖縄・北海道をはじめとする国内旅行がメインの人なら、ユナイテッド航空をメインにしてしまうのもありというレベルでANA国内線にはお得です。
こそっと制度変更があるので要注意ではありますが、決して悪い変更ばかりではなく、マイルの有効期限がなくなったり、キャンセル料が完全に無料になったりといい変更も多々あります。そういった変更があることだけは、覚悟しながら利用してみてくださいね!!!こういった外資系のマイルは、貯め込まずにどんどん利用するのが基本ですよ(ANAマイルもJALマイルもそうですが、、、それ以上に、、、)!!!
何時も良い情報を配信してくださってありがとうございます、アシアナがKEに吸収されるとANA のマイレージでスターアライアンスの韓国特典チケットは取れなくなりますか、良い情報を配信してくださいね、お願いします。
Zooshinyaさん
まず間違いなくアシアナは取れなくなってしますでしょうね。。。。痛すぎますね。。。
決まり次第、記事にさせていただきます。