ユナイテッド航空マイレージプラスの必要マイル数がまた改定。ANA国内線は5,000マイル→6,000マイル~に増加。まもなくANA国内線特典航空券の先行予約メリットも消滅。
ユナイテッド航空のマイルがまた改定ですね。
2024/5に「【大改定】ユナイテッド航空マイレージプラスの必要マイル数が大幅に変更。」という記事でユナイテッド航空のマイレージを利用した特典航空券の必要マイル数が大きく改定になったことを告知しました。この時は国際線特典航空券の必要マイル数が増加(韓国路線は片道エコノミークラスが8,800マイル→12,500マイルになるなど)し改悪でしたが、ANA国内線特典航空券に関しては5,500マイル→5,000マイルになるなどの改善もありました。
そして、前回の改定から半年も待たずに再び改定、いや改悪となりました。ついにANA国内線特典航空券の必要マイル数が、5,000マイル→6,000マイル~となっています。
では、ユナイテッド航空のマイレージを利用したANA国内線特典航空券の必要マイル数改定まとめです。
ユナイテッド航空のマイレージを利用したANA国内線特典航空券の必要マイル数改定まとめ。
まず、これまで必要マイル数が5,000マイルであった短距離区間である羽田=伊丹を調べてみると、
5,000マイル→6,000マイルと1,000マイル改悪になっています。5,000マイルの前は、5,500マイルだったことも考えると、ここは大きな改悪でもない印象で、短距離に関してはまだ使えそうですね。自分は大阪=東京の国内線はけっこう利用するのでありがたいところです。
次にこれまで必要マイル数が8,000マイルであった、国内長距離に該当する羽田=宮古を調べてみると、
ここは8,000マイル→9,500マイルと1,500マイルアップしているようです。
そして、これまではユナイテッド航空マイルを利用したANA国内線特典航空券の必要マイル数は、短距離5,000マイルか長距離8,000マイルの2段階で非常にシンプルでしたが、かなり細かく設定されたようで、
- 羽田=福岡:5,000マイル→7,000マイル
- 羽田=那覇:8,000マイル→8,000マイル
- 伊丹=那覇:5,000マイル→7,000マイル
のような設定もあり、必要マイル数が2,000マイルアップしている区間や、必要マイル数が変わっていない区間もあります。必要マイル数が減って改良された区間はなく、基本的には改悪ではありますが、どの程度影響があるのかは自分が利用する区間次第となっているので、ユナイテッド航空マイルを貯めている人は自分の利用区間を調べておくことをオススメします。距離に応じて、6,000マイル・7,000マイル・8,000マイル・9,500マイルの4段階になっている印象です。
まとめとしては、ユナイテッド航空マイルを利用したANA国内線特典航空券の必要マイル数は5,000マイル~8,000マイル→6,000マイル~9,500マイルへと改悪となっています。
ユナイテッド航空のマイレージを利用したANA国内線特典航空券は先行予約可能のメリットも減る。
ユナイテッド航空のマイレージの大きなメリットとしては、
- 有効期限なし
- サーチャージなし
- キャンセル・変更無料
- 第3者への発券可能
- マリオットポイントのマイル交換レートが高い(ANAマイルやJALマイルは60,000ポイント=25,000マイルだが、ユナイテッド航空のマイレージは60,000ポイント=30,000マイルで、しかも年に1度マイル30%増量キャンペーンもある)
が代表的なところです。
サーチャージ無料は嬉しいところですが、すでに国際線特典航空券の必要マイル数はめちゃくちゃ高くて、日本=東南アジアの片道ビジネスクラスが90,000マイルになっています。ANAマイルなら、サーチャージが必要とは言え往復ビジネスクラスが60,000マイルなので、すでにユナイテッド航空のマイレージは国際線特典航空券をメインに利用する人にはお得度は低くなっています。
そして、これまで隠れメリットとしてあったのが、ANA国内線特典航空券の先行予約です。ANA国内線特典航空券は、ANAマイルを利用して発券する場合には1月に3月~10月分の予約開始、そして8月に10月~3月の予約開始という一斉予約のスタイルで、半年程度先の予約までしかできませんでした。が、ユナイテッド航空のマイレージを利用してANA国内線特典航空券の予約をする場合には、ANA国内線特典航空券は、扱いとしては(米国のマイレージから見ると)国際線ということになるので、334日ほど前から予約ができるという状況になっており、ANAマイルよりも先にユナイテッド航空マイルでANA国内線特典航空券を抑えることができるという隠れメリットがありました。が、「ANA国内線特典航空券の予約開始日が355日前の9:30に変更になる。」で紹介していますが、ANAマイルを利用したANA国内線特典航空券の予約開始日が355日前の9:30に変更となることが決まっており、ユナイテッド航空マイルを利用した先行予約もメリットも消滅します(むしろANAマイルよりだいぶ後になります)。
つまり、ユナイテッド航空マイルを利用したANA国内線特典航空券は、
- 必要マイル数増加
- 先行予約不可
となるので、メリットが大きく減少することは間違いないですね・・・。まあ、キャンセル・変更無料というのは大きいと言えば、大きいですが、、、、。
ご返信、ありがとうございます。
それから、すみません、UAのマイレージプラスのキャンセル料無料の規定がなかなか見つからないのですが、どちらに記載されておりますでしょうか。お教え頂ければ幸いです。
篠原さん
https://unitedair.jp/mpjapan/
こちらの表記でいかがでしょうか。規約のどこのページに出ているのかまではわかっておりません。
メルマガ、毎度拝見しております。いつも有益な情報、ありがとうございます。
今回のUAの「改悪」ですが、おそらくNHの10月27日からの国内線の特典マイル「改悪」に合わせた感じですね。
ただ、NHの改悪の方がひどくて、ハイシーズンの東京大阪が9千マイル必要になっていますので、UAだとシーゾナリティがないので6千マイルで済むのはかなり違うと思います。個人的には、NHマイルよりUAの方が(エコノミークラス利用なら)利便性が高いと思っています。
篠原さん
キャンセル無料がある限りはUAマイルに価値があると自分も思いますが、先行予約ができなくなり、特典がそもそもUAマイルから取りにくくなるかどうか見極めることが利便性の高さを決める上で重要になるかなと考えているところです。