ANA VISA/Masterカードのポイント制度「ワールドプレゼント」。プレミアム・ボーナスポイントはそのままANAマイルに移行すると3マイルだが、裏技的に3.5マイルでANAマイルに移行する方法を総整理。
かなり気になっている方も多いと思う情報をこの記事では整理しておきたいと思います。ANAマイラーの中でも最も人気が高いであろうクレジットカードはANA VISA/Masterカードだと思いますが、このクレジットカードに付与されるプレミアム・ボーナスポイントをANAマイルに交換するにはどうすればいいのかという話です。
基本は1ポイント=3マイルなのですが、ソラチカルートを利用することで1ポイント=4.05マイルに増量している人も多いと思います。が、ソラチカルートの閉鎖に伴い、今後がどうすればいいのかいう話です。
- 1ポイント=3マイルでANAマイルに交換
- それとも他の方法が存在するのか
という情報を整理しておきます。
- ANA VISA/Master 一般カード
- ANA VISA/Master ワイドカード
- ANA VISA/Master ワイドゴールドカード
- ANA VISA プラチナ プレミアムカード
- ANA VISA Suica カード
- ANA TOKYU POINTClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA nimocaカード
少し、面倒な内容になっているかもしれませんが、最後まで読んでみて下さい。
三井住友VISAのワールドプレゼントは通常ポイントとプレミアム・ボーナスポイントがある
三井住友のVpassにログインすると、自分が何ポイント所有しているのかわかります。
上記のように表示されますが、
- 通常ポイント(獲得・調整ポイント累計残高のこと)
- プレミアム・ボーナスポイント残高
の違いはしっかり理解していますよね?
- 通常ポイント:三井住友カードのカード決済で1,000円=1ポイント付与されるもの
- プレミアム・ボーナスポイント:上記以外の年間ステージボーナスのポイント、マイ・ペイすリボのボーナスポイント、他のポイントから移行してきたものなどなど
となっています。
通常ポイントとプレミアムボーナスポイントのANAマイル移行レートは異なる
この2つの「通常ポイント」も「プレミアム・ボーナスポイント」も基本的には、下記のような交換先に、1ポイント=5円で交換が可能です。
(注)nanacoにように1ポイント=4円のものもあります。これは損です。
さて、これも基本ですが、ANAマイルに移行する際の交換レートもみなさんOKですよね??ANAマイルに移行する時は、通常ポイントとプレミアム・ボーナスポイントで交換レートが異なる点も要注意ですよね。
- ANA VISA/Masterカードの通常ポイント:1ポイント=10マイル(5マイルコースの人は5マイル、ANA VISAプラチナプレミアムカードの人は15マイル)
- ANA VISA/Masterカードのプレミアム・ボーナスポイント:1ポイント=3マイル
- ANAカード以外の三井住友カード:通常ポイントもプレミアム・ボーナスポイントも1ポイント=3マイル
が基本です。
ANAカードが、他の三井住友カードよりもANAマイルが貯まりやすい理由ははっきりしていますよね。通常ポイントが、ANA VISA/Masterカードだけ1ポイント=10マイルで、ANAマイルに交換できてしまうわけです。他の三井住友カードは、1ポイント=3マイルなので、ANAマイルを貯めるメインカードとしては非常に弱いんです。
ただ、ANAカードと言えども、プレミアム・ボーナスポイントに関しては、1ポイント=3マイルでのANAマイルへの移行となってしまいます。
ただし、ここには裏技と言ってもいいようなANAマイル交換レートを1ポイント=3マイルよりアップする技があるんですよね。
2019/12/27まではソラチカルートの利用で1ポイント=4.05マイルも可能
現在、その裏技として陸マイラーにも周知なのが、1ポイント=4.05マイルに交換レートをアップさせる「ソラチカルート」の利用です。
ちょっと手間のように思えますが、上記の方法でプレミアム・ボーナスポイントを1ポイント=4.05マイルにする裏技が陸マイラーでは非常に有名です(詳細はこちら)。
が、LINEポイントからメトロポイントへのポイント交換が2019/12/27で終了するんです。つまり、上記の方法は利用できなくなります。
当ブログの読者の皆さんからも、何人もの方から、今後はどうすべきなのか、プレミアム・ボーナスポイントは、1ポイント=3マイルにするしかないのか、非常に多くの問い合わせを頂きます。
結論としては、
- 1ポイント=3.5マイルにする方法がある
- ただし、クレジットカードを2枚必要とする面倒な方法ではある
というものが存在しているので、この方法を紹介しておきます。
2019/12/28以降は「みずほルート」での1ポイント=3.5マイルが最善
ソラチカルートが利用できなくなったあとに、どうすればワールドプレゼントのプレミアム・ボーナスポイントを効率よくANAマイルに交換できるのか紹介しておきます。これがベストな交換方法になります。
下記のような「みずほルート」というルートなら交換レートが、1ポイント=3.5マイルになります(勝手にみずほルートと命名しておきます笑)。
ワールドプレゼント200ポイント(1,000円相当)を上記図のように交換します。永久不滅ポイントも1ポイント=5円のポイントなので、ワールドプレゼント→Gポイント→JRキューポ→永久不滅ポイントまでは、ずっと1,000円の等価交換になります。
最後のところが非常に重要で、「みずほマイレージクラブカード/ANA」というクレジットカードを保有している場合のみ、
という交換が可能になります。
みずほ銀行のキャッシュカードとクレジットカードが一体になったタイプのカードです。
- 年会費:永久無料
- ポイント還元率:1,000円=1ポイントの永久不滅ポイント
- 特色:このカード所有者のみ永久不滅ポイントを交換レート70%でANAマイルに交換可能
交換レートが70%(1,000円=700マイル)でANAマイルに交換可能になるような魔法のクレジットカード「みずほマイレージクラブカード/ANA」が存在しているので、どうにかこのルートに乗せるために、ワールドプレゼント(プレミアム・ボーナスポイント)→Gポイント→JRキューポ→永久不滅ポイントという交換をする必要があるんです。
ただし、みずほマイレージクラブカード/ANAに似たカードが複数あり、
- みずほマイレージクラブカード/セゾンSuica
- みずほマイレージクラブカード/THE POINT
などなどの似ているカードを間違って発行しないで下さいね。みずほマイレージクラブカード/ANAのみがANAマイルに交換する際の交換レートが優遇されているカードです。
また、みずほルートの途中のJRキューポ→永久不滅ポイントに交換する際にもクレジットカードが1枚必要になります。それが「JQ CARD セゾン」です。このクレジットカードを保有している人に限り、JRキューポをセゾン永久不滅ポイントに交換ができるので、保有しておく必要があるんです。
- 年会費:初年度永久無料、2年目以降は1,250円+税だが年に1度のカード利用で無料
- ポイント還元率:0.5%のJRキューポ付与
- 特色:このカード所有者のみJRキューポを永久不滅ポイントに交換可能
ちょっとややこしいですが、JQ CARDには種類がこちらに出ている通りめちゃくちゃ多いです。
- JQ CARD セゾン(セゾンの永久不滅ポイントにも交換可能)
- JQ CARD エポス(エポスポイントにも交換可能)
- JQ CARD MUFG
- JQ SUGOKA ANA(ANAマイルにも交換可能だがレートは低い)
- JMB JQ SUGOKA(JALマイルにも交換可能だがレートは低い)
などなど、その他多数の種類がありますが、JRキューポを永久不滅ポイントに交換できるのは、セゾンブランドの「JQ CRAD セゾン」のみという点には注意しておきましょう。他のJQ CARDでは無理なんです。
2枚のクレジットカードが必要になるということがわかりましたかね?どちらのクレジットカードも基本的に年会費無料で所有できるのが、非常に助かりますね。有料だと、価値があるのか悩んでしまうところですし。
「まとめ」プレミアム・ボーナスポイントをANAマイルに交換する際に必要なもの
の3点が必要になります。これを利用すると、1ポイント=3マイルから1ポイント=3.5マイルに極わずかですが、上昇します。
みずほマイレージクラブカード/ANAはお得な申込方法がないのですが、JQ CARDセゾンはポイントサイトに頻出のクレジットカードなので、ポイントサイト経由での発行がお得です。
モッピー経由での発行なら、2,500Pがもらえるので、必ずポイントサイト経由で発行しておきましょう(ポイント数やポイント付与条件は、日々変わるので申込時に必ず確認を)。
モッピーはANAマイル&JALマイルを貯めるための定番中の定番のポイントサイトです。まだ、モッピーのアカウントがない方は、下記のバナーから登録すると入会キャンペーンで1,000P=1,000円相当がもらえますよ(アカウント作成の翌月末までに5,000P以上獲得すると、1,000P)!
もちろん登録料や利用料金は一切かかりませんので、ご安心ください。モッピーのポイントをANAマイルやJALマイルに交換する方法は下記参照。
ただし、手間がかかるのは事実です。年間にプレミアム・ボーナスポイントを2,000ポイント獲得している人の場合は、3マイルでの移行で6,000マイル、3.5マイルでの移行で7,000マイルとなります。1,000マイルの差があるのですが、これを手間をかけて獲得するか、手間をかけるほどの価値はないと判断して3マイルで直接移行するのか判断は皆さんにおまかせしますが、ソラチカルートなきあとにプレミアム・ボーナスポイントをANAマイルに移行するベストな方法は「みずほルート」を利用して3.5マイルにする方法だということは知っておいてもいいと思います。
実は、JQ CARD セゾンはめちゃくちゃ使えます。下記の技はまだ知らない人もいるでしょう。是非、下記もチェックしてください。JQ CARD セゾンが欲しくなる人が一気に増えると思います。
いつも楽しみにしています。
ANAカードと、ANAカードではない三井住友VISAカードの両方を所持しています。
ワールドプレゼントをGポイントに交換する時には、先にANAカード分の通常ポイントをANAマイルに交換しておいた方が良いのでしょか?
ヒロさん
ANAカードに貯まったポイントに関しては、自動的にボーナスポイントから減るようになっています。
不安でしたら、通常を先に移行するか、もしくは少額ポイントで実験がオススメです。
ANAカードボーナスポイントと、三井住友一般カード通常ポイント及びボーナスポイントを、Gポイントに交換したくて試してみましたが、先にGポイントに交換すると、ANAカード分も三井住友一般カード分もいっしょくたに交換されてしまいました。
ANAカードと一般カードを所持している場合は、必ずANAカード分の通常ポイントを先にマイル移行しないとだめなんですね。
移行手数料を節約するなら、ANAカード分も一般カード分も2年(3年)毎に一度しか交換出来ないということですね。カード別にポイントがたまり合算できないJCBが不便だと思っていましたが、こちらの方が余程不便でした。
ヒロさん
三井住友の通常カードのポイントを保有しているとややこしくなりますね。
その場合は、ANAカードの通常ポイントをいったんANAマイルに移行してしまうのが一番いいと思います。
すけすけさん
いつも情報ありがとうございます。
このみずほルート、ビックカメラやJREポイントなんかもJQに変更できればANAに変換できるということですかね。
ビックカメラスイカやりそなのポイントが使いみちに困っていて、なんとかマイルに変えられないかと探していたのですが、光明が見えそうです!
いつもありがとうございます。教えてください。現在ANASFCゴールドカード所有で、ワールドポイントが通常とボーナスと両方あるのですが、通常はそのまま10マイルコースにのせて交換してます。ボーナスポイントのみソラチカルートにのせたいのですが、通常とボーナスが両方残っている場合にボーナスのみGポイントに交換という方法がワールドポイントサイト内になくて両方のポイントを合算した形でしか交換できません。この場合は一旦通常ポイントを全部マイルに交換して残ったボーナスポイントを交換していくという方法しかないのでしょうか?
ksgwooさん
Gポイントに交換してみてください、自動的にボーナスポイントから減算されますので。
まずは、少額のポイントで実験するのがオススメです。
いつも当ブログにお世話になっております。
ところで疑問なのですが、LINEルートはいつまで使えるのでしょうか?
12月27日に閉鎖ということであれば、概ねまだ2ヶ月あります。
ただ、他のポイントからLINEルートに移行する間の期間もあると思います(その辺りが整理できていません)。例えばここで話題のワールドプレゼントのボーナスポイントは、もう今からではLINEルートへ乗せる意味は無い(もしくは乗せないほうが良い)のでしょうか?
虎次郎さん
数日でLINEまで到達するので、まだOKです。
いつも情報ありがとうございます。
「九州・函館在住 or なにかの機会に行くことがある」かつ「ANA VISA nimocaの年会費は継続ボーナス1000マイルで回収できると考える」人であれば、ワールドプレゼント→PeX→nimocaポイント→ANAマイルでも70%交換が可能ですが、みずほANAと比べてどうなのか、ちょっと気になります。
しかし、nimocaにJQ CARDと、どちらも九州のカードなのも少し不思議な感じです。
(ソラチカに間に合うかわからないECナビの付与待ちポイントを抱えていて、今回のソラチカ閉鎖の対策としてPeX→ドットマネーが開通したりしないか、淡い期待を抱いています)
すんぶさん
nimocaが利用できる方はそれでもいいと思います!
いつも、参考にさせて頂いています。
ありがとうございます。
コレらを総括すると何パーになるんでしょうか?
以前はANAダイナースプレミアムだったので、誤差の範囲に見えてしまってます。
isodent45さん
他の制度も変更になるので、還元率は最終的には1.35%になります。1.3%か1.35%の差になります。